今日本人で留学を経験している方は年々増加しています。
また、今後世界は急速にグローバル化に向けて動くと予測されています。
そんな動きの中、英語の必要性に気づき始めている人も多いかと思います。
私も英語の必要性を感じ、アメリカへ留学をした一人です。
そこで今日は
「留学をするのにベストな年齢はあるのか?」
「留学に年齢制限はあるのか?」
という点にフォーカスし私の体験談等を交えながら紹介させていただければと思います。
何歳から留学ができるのか?
実は留学は0歳からでもできます。
それは「親子留学」と呼ばれるもので、ニュージーランドが受け入れを許可してくれています。
子供がまだ産まれたばかりで手が掛かる時期ではあるけれど、自分磨きのために英語を勉強したいという方には嬉しい制度ですよね。
具体的にはお父さん、お母さんが日中勉強をされている間は現地のベビーシッターさんにお子さんを預け、そこでお父さん、お母さんの代わりにお子さんの面倒を見てもらえます。
0歳からではないですが、アメリカ、オーストラリア、カナダなどでもお子さんが低年齢であっても受け入れを許可しています。
単身で留学をされる際はイギリス8歳、アメリカ10歳、カナダ7歳、オーストラリア10歳、ニュージーランド11歳から受け入れを許可しています。
だいたい小学校高学年からといったところでしょうか。
ただしこちらは「短期留学」と呼ばれるもので、夏休みや冬休みの2週間~1ヶ月を利用した留学となります。
色々なことに興味を示し始めるこの時期に留学を経験することで今後の進路や、考え方に大きな影響を与えると思いますので、この時期に留学を経験させることは非常に意味のあることだと思います。
どの年齢層が多く留学を経験しているか?
日本では大学生の留学生が一番多くの割合を占めています。
ただ、それでも約2~3%の学生しか留学を経験していないというのが現実です。ちなみにこの日本人学生の留学率はOECD諸国の最低レベルです。
( OECD(経済協力開発機構)はヨーロッパ諸国を中心に日・米を含め35ヶ国の先進国が加盟する国際機関です。)
つまり簡単に要約すると日本は先進国の中で留学生の割合が一番低いということになります。
私はこの事実を一概に悪いことだとは思っていません。
なぜなら、留学をする必要がない=自国の言語だけで経済が回る国である。という証明になると考えているからです。
しかし私は次のようにも考えております。英語を使えるようになる=今以上に日本の世界における地位を向上させることができる。
確かに日本には日本語だけで経済を回していける力があり、英語は絶対条件ではありません。
しかし、今後このグローバル化していく社会を生きていく中で英語を使えるということは必要条件であると私は考えております。
なので今後多くの日本人が留学を経験し英語を学ぶきっかけをつかんでもらえればいいなと思います。
留学をするのに年齢制限はあるのか?
結論から言いますと留学をするのに年齢制限はありません。
他文化を学びたい、海外の暮らしを経験してみたい、英語を学びたいという気持ちさえあれば何歳であっても留学を受け入れてくれます。
ただ、先ほども申し上げた通り、留学をしている日本人の多くは20代の学生が中心です。
中には「自分の年齢で留学なんかしたら現地で浮いてしまうのではないか?」と不安に思われる方もおられると思います。
しかし、単刀直入に言わせていただくと、年齢のことを気にしているのは日本人だけです。(と自分は実際に留学を経験して感じました。)
例えば私が実際に留学をして出会った40代のメキシコ人女性。この方は英語が全くできない状態で留学をされていました。
私が留学をした理由を聞くと
「娘がアメリカ人と結婚したが、私自身が英語を話せないばっかりに旦那さんとうまくコミュニケーションが取れないので留学をして英語を勉強するの。」
と話してくれました。
その方は自分の年齢など全く気にせずに積極的に他の留学生とコンタクトを取っていました。
自分の達成したい目標のためには周りの目なんて気にしないという強い気持ちを持つことが大切であるということを感じさせられました。
上記のように海外の方は強い意志を持って留学をされている方が多い印象です。
逆に日本人はせっかく留学をしているにも関わらず、他人の目を気にして消極的になっている人が多いなという印象を受けました。
これはこれから留学される方へのアドバイスなのですが、
「旅の恥は掻き捨て」
という言葉があります。
旅先には知人もいないし、長くとどまるわけでもないので、普段ならしないような恥ずかしい言動も平気でやってしまうものだという意味です。
少し意味は変わりますが
「どれだけ英語でミスをしようが、間違った言動をしようが、そんなものは英語初心者なのだから当たり前だ。」
といういい意味で開き直って留学生活を送ることが成功への近道だと思います。
メジャーリーグで活躍し、日本人なら知らない人はいないイチロー選手も
「成功するためにする遠回りは結局のところ一番の近道」
と言っていました。本当にその通りだと思います。
なので失敗を恐れずにどんどん挑戦していくことが大切だと思います。
海外の大学に編入を検討している方はこちらのブログも合わせてチェックしてみてください!
年齢別おすすめ留学先
20代
人によると思いますが、この年齢層が抱える問題の一つとしてお金の問題があると思います。
留学をして英語を学びたいけれど、そこまで貯金があるわけではない、でも大学が休みの期間などを利用して中期〜長期的に留学をしたい。
そう考えている方が多いと思います。
そんな方におすすめなのはフィリピン、マルタ、アイルランドです。
それぞれに特徴があるので紹介をしていこうと思います。
フィリピン
・1ヶ月の費用
約20万〜24万円
・特徴
三食付き、講師とのマンツーマンコース、日本から近い、休日はビーチに行ける
・著者の一言
フィリピンはとてもお手軽に英語学習をすることができると思います。
値段ももちんそうなのですが、何と言っても日本から約4時間でフィリピンまで行くことができます。
私も初海外旅行はフィリピンのセブ島でした。
とても明るい国民性なのでみなさんが英語をたとえスラスラと話せなくても、急かしたりせず最後までしっかりと話を聞いてくれます。
マルタ
・1ヶ月の費用
約20万〜24万円
・特徴
留学生にヨーロッパ圏の学生が多い、治安がいい、格安でヨーロッパ旅行ができる。
・著者の一言
最近人気が上昇している留学先の一つマルタ。マルタはイタリアの少し南にある小さな国です。
人気の要因として留学生にヨーロッパ圏の方が多いということが挙げらてます。
どうしても人気の留学先というのは日本人の割合も多くなるのですが、マルタはそこまで日本人の割合が多くありません。
また、他のヨーロッパの国々に気軽に旅行に行くことができる点が魅力的ですよね。
アイルランド
・1ヶ月の費用
約18万〜21万円
・特徴
低価格、アルバイト可能、日本人が少ない。
・著者の一言
今まで紹介したなかで一番価格が安いのがアイルランドとなります。
また、アイルランドでは条件さえ満たせば留学をしながらでもアルバイトをすることができます。
もともと費用が安い上にアルバイトでおこづかいを稼げるなんて素晴らしいですね。
30代
20代と比べると十分な貯蓄がある30代。学生時代に留学をしたかったけど、一歩踏み出せなかった方。
学生時代に留学をしたがお金がなく、十分に楽しめなかったという方にオススメなのが、アメリカ(ニューヨーク、サンフランシスコ)、イギリスです。
アメリカ(ニューヨーク)
・1ヶ月の費用
約35万〜40万円
・特徴
費用が高い、日本人留学生が多い、最先端を見ることができる。
・著者の一言
自由の国アメリカ。
その中でもニューヨークは世界の最先端を常に走り続けている刺激のある都市です。
一歩外に出るとそこには多くのビジネスマンが歩いています。
その姿を生で見て、何か感じるものがあるかもしれません。
自分はミーハーなのでその雰囲気に一瞬でのまれました。笑
アメリカ(サンフランシスコ)
・1ヶ月の費用
約35万〜45万円
・特徴
費用が高い、物価が高い、日本人留学生が多い、ITの最先端シリコンバレーがある、
・著者の一言
アメリカの中でも物価が高いサンフランシスコ、しかしとても人気な留学先の一つです。その理由の一つとしてシリコンバレーが関係していると思います。
シリコンバレーとはFacebook、Google、Appleの本社などがある、世界で最もハイテクで革新的な企業の集合地帯の事を指します。
ITに興味がある人は一度は訪れる事をお勧めします。
また、サンフランシスコの方々が醸し出す自由と仕事の両立を肌で感じることができるのも一つの魅力かと思います。
イギリス
・1ヶ月の費用
約35万〜40万円
・特徴
費用が高い、ヨーロッパ各国に旅行することができる、教育水準が高い。
・著者の一言
英語といえば英国。そうイギリスです。
あのイギリス人の話す独特な発音、アクセントを誰もが一度は話してみたいと思うことでしょう。
比較的に一年を通して過ごしやすい気候ですので、日本と変わらない感じで現地ですごすことができるでしょう。
また、オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの有名大学があり、自身の勉強欲を駆り立ててくれること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
結論から言いますと留学をするのに年齢制限はありません。
英語を勉強したいという志があれば、いつであっても留学をすることができます。
また、留学先によってはアルバイトをしながら英語の勉強をすることができますし、もしお子さんがいるのなら、語学学校に通っている間に施設に預けることもできます。
なので自分が英語を学びたいと思い立った時はいつでもどこでも飛び出せるということを覚えていただければと思います。
留学をするのに年齢なんて関係なく、大事なのは、自分が本当はどうなりたいか、だと思います。
今後ますます英語の需要は高まってきます。そんなこれからをより快適に過ごしていくために、英語を学ぶこと、留学をすること、というのはとても大事だと思います。
今回ご紹介させていただいた留学先以外にも皆様に合った留学先はあると思いますので、このブログをきっかけとしていろいろ探して自分にあった場所を探していただければ幸いです。

滋賀県出身で現在フィリピンのセブ島で働いているPenです。以前はスポーツブランドのアパレル店員をしておりましたが、そこで海外の人と出会うことが多く、海外に行きたいという気持ちになり、9ヶ月間アメリカのサンフランシスコとボストンで留学を経験しました。アメリカでは主に野球観戦とホットドックを食べていたという記憶しか残っておりませんが、それがなければ今こうしてセブで働くこともなかったと思うので、いい経験にはなりました。性格はとても温厚で他人に対して苛立つということがほとんどありません。そういう性格もあって1年ほど心理カウンセラーの仕事に携わったこともあります。将来的にはそっちの道にも進んでみたいなという気持ちがあります。