「もうすぐ〜」を英語で表現すると?例文で学び気持ちを伝えよう!

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「もうすぐ〜」や「まもなく〜」という言葉は日常会話や友人とのメッセージアプリでのやり取りでもよく出てくる表現なのではないかと思います。

待ち合わせや、お出かけ、季節のイベントでの会話を想像してみて下さい。

「目的地までもうすぐだよ」
「もうすぐ着くよ」
「もうすぐクリスマスだね」
「もうすぐ誕生日だね」

日本語でこのような会話シーンはよくあることですよね。

では、ネイティブスピーカーはどんな言い方をしているのでしょう。

ここでは、いくつかの例文を用いて表現のパターンを紹介していきますので、これからの英会話レッスンでぜひ活かしてみてください。

物事がやってくる感じで、気持ちのワクワク感を英語でも伝えることができます。

もうすぐ、クリスマスシーズンも間近ですので、さっそく使えると思いますよ。

初級編 “soon” “almost”

まずは初級編です。

すぐに思い浮かぶのが 、おなじみの“soon”ではないでしょうか。

“soon”はまさに「もうすぐ、すぐに」という意味で定番表現と言えます。

まずは、この使い方をマスターしましょう。

もう一つの、“almost”は「ほどんど〜、だいたい〜」という単語の意味として覚えているかもしれませんが、実は「もうすぐ」という意味でも使うことができます。

これらは、非常にカジュアルな表現です。距離、時点、季節のどれにでも使えますので、この2つのフレーズをマスターしておけば「もうすぐ〜」という表現ができます。

もちろん、英語の勉強をする時間がもうすぐだ、なんていうときも使えます。

英会話初心者の方はぜひ覚えて下さいね。

例文

It’s soon.
(もうじきだよ/もうすぐだよ)

I’ll be there soon.
(もうすぐ着くよ)

I'll go home soon.
(もうすぐ家に帰るよ)

Christmas is coming soon.
(クリスマスはもうすぐだよ)

この“soon”というフレーズはカジュアルで便利である反面、意味は少し曖昧なところがあります。

つまり、どれくらい「もうすぐ」なのかは話し手の主観であったり、文脈から判断されるということです。

週末に予定されているパーティー、夏休みに予約をした海外旅行など、その状態が起こるまでに時間的な差があっても使われることがあります。

例えば、“soon”の後に、「About ten days/hours/minutes later.」と話し手から補足されれば、10日後なのか、10時間後なのか、10分後なのかが明確に分かります。

これくらい“soon”というフレーズは程度に幅があるのです。

したがって、緊急性の意味は含まれていないと考えた方が良いです。

よって、仕事に関連する情報などには曖昧になる可能性があるので注意します。

その場合は“right now/away”というフレーズが該当します。

もしも、どのくらい「もうすぐ」なのか、良く分からないので相手に確認したい場合は、
How soon?
(もうすぐって、どれぐらいなの?)
と聞いてみましょう。

例文

It’s almost Christmas.
(クリスマスはもうすぐだよ)

I’m almost there.
(もうすぐ着くよ)

It's almost five.
(もうすぐ5時だよ)

”almost”も“soon” と同様にカジュアルなシーンで使うフレーズです。

意味も“soon”とほぼ同じ意味ですが、“almost”の方が実況中継のような雰囲気があります。

使い方のワンポイント

”I’ll be there soon.”や”I’m almost there.”について、使い方のワンポイントです。

例えば映画や買い物など友人との待ち合わせの際にメッセージアプリで「もうすぐ着くよ」と伝えたい場合では、日本人の感覚としては”arrive(到着する)”という動詞を使いたくなってしまいます。

I will arrive there soon.

こんな風に表現できるのではと思うのですが、ネイティブの習慣として”arrive”という動詞は使わないそうです。

”I’ll be there soon.”だけで、「もうすぐ着くよ」と相手に伝わります。

あと5分で着くから待ってて!とはっきり言いたいときは”I’ll be there in 5 minutes!”と数字を入れた形で応用します。こういう一言で、お互い安心できますね。

その他のカンタンな例文

“soon”や ”almost”以外のカンタンなフレーズも紹介しておきます。

Winter is coming.
(もうすぐ冬だね)

秋にこれから来る冬を思ってする会話ですが、”soon”がなくても、”coming”だけで「もうすぐ〜」を伝えることができます。対象物を主語に置く、比喩的な表現です。

I'm nearly twenty.
(もうすぐ二十歳です)

We're nearly there.
(もうすぐ着くよ)

”nearly”も“soon”や ”almost”と同じように使うことができます。

I'll be there shortly.
(もうすぐ着くよ)

”shortly”というと「短く、簡単に」という意味がすぐに出てきますが、「もうすぐ」という意味もあります。

中級編 ”not long before” ”not far from”

続いて中級編です。

“soon” や”almost”ほどではないですが、良く使われるのが”not long before”や”not far from”です。

翻訳すると「〜まで長くない」「〜まで遠くない」という意味になりますが、ニュアンスとしては「もうすぐ〜」ということになります。

例文

It won't be long before we get our first snow.
(そろそろ初雪が見られそうだね)

It won't be long before he gets well.
(もうすぐ彼は良くなるだろう)

“long”は時点や季節について表現します。

「〜までそんなに時間がかからないね、もうすぐだね」といったように季節のイベントなどが待ち遠しいというニュアンスを伝えるのにピッタリな表現です。

旅館やホテルなどでされる”おもてなし”の言葉でもこんな季節や天候に関するやりとりがされますが、心が暖かくなって嬉しいですね。

損得のない会話にお互いの関係が少しだけ近くなったりします。

例文

We’re not far from the hotel.
(ホテルはもうすぐそこだよ)

The station is not far from here.
(駅はもうすぐそこだよ)

”far”という言葉は距離を表しますので、「目的地までそんなに遠くないよ、もうすぐ着くよ」ということになります。

街中で海外からの観光客に道を尋ねられるという会話シーンで、目的地がすぐそこである場合は、この表現を使って安心させてあげて下さいね。

上級編 ”just around the corner”

最後に上級編です。

もうすぐやってくる対象物が間近に迫っていて、気持ちのワクワク感を伝えることができます。

”just around the corner”というフレーズです。

翻訳すると「ちょうど、その角のあたり」となるので、距離の設定かと思いますが、それだけではなく季節の設定として表現することができます。

例文(距離)

The station is just around the corner.
(駅は角を曲がったすぐそこにあるよ)

The library is just around the corner from the restaurant.
(図書館はレストランの角を曲がってすぐだよ)

このフレーズは目的地が目と鼻の先にあるようなニュアンスを伝えることができます。こちらも観光客への道案内という会話シーンで使えますね。

例文(季節)

The winter vacation is just around the corner.
(もうすぐ冬休みだよ)

Our Hawaii trip is just around the corner.
(ハワイ旅行はもうすぐだよ)

”just around the corner”は距離の設定以外にも季節について比喩的に表現できます。

留学や結婚式など、それまで準備をしてきたそのイベントがやって来るのが、もう目の前というワクワク感が伝わるフレーズです。

例文のとおり、近づいてきているイベントを主語にします。

ネイティブの日常会話で良く使われる表現ですが、知ってるか知らないかで表現の幅は大きく変わります。

嬉しい気分とその英語表現を一緒に覚えると記憶の定着がよくなるでしょう。

ぜひ、ここまでマスターしてみて下さいね。

その他の例文

より幅広い表現をを身に付けたい方に向けて、もう一つ例文を紹介します。

Christmas is right in front of us.
(もうすぐクリスマスだね)

”just around the corner”と同じく比喩表現です。

"In front of"は「目の前」にという意味で、”right”は「ちょうど、まさしく」といった強調していることになります。

もうクリスマスが目前で楽しみが伝わってくる表現になります。


赤鼻のトナカイって英語で?クリスマスにちなんだ記事を合わせてチェックしてみましょう!

nativecamp.net


まとめ

いかがでしたか?日常会話で良く使う表現ですが、非常に奥が深いですね。

”soon”という最も分かりやすいフレーズから、少し凝った比喩的なフレーズまで紹介しました。

意味は似ていても、自分の気持ちを臨場感をもって相手に伝えるのにピッタリな表現があります。

また、それぞれの表現には「距離」、「時点」、「季節」の3つの設定がありますので、いろいろな会話シーンで使うことがあると思います。

以下は「もうすぐ」で使える表現のまとめです。

・”soon” “almost” は「もうすぐ」の基礎的な表現で、さまざまな設定で使える

・基礎の表現には、その他にも”○○ is coming” “nearly” “shortly”がある

・”not long before ○○ ”は「○○まで長くない、もうすぐ」という時点や季節の設定で使える

・“not far from ○○”は「○○まで遠くない、もうすぐ」という距離の設定で使える

・”○○ is just around the corner”はさまざま設定で使える比喩的な表現、対象物がすぐ目の前にやって来ているという、気持ちのワクワク感が伝わる

これからは、クリスマスや年末年始の季節イベントがあり、「もうすぐ」という言葉を使う機会も増えてくるのではないでしょうか。

英会話の効果的な学習法は日常や英会話レッスンですぐにアウトプットすることです。

ぜひ、これらのフレーズを上手に使ってご自身のワクワク感や楽しみを相手に伝えてみて下さいね。