フィリピンの治安って大丈夫?犯罪事例や安全対策をご紹介!

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フィリピンの治安って悪そうですよね。

なんとなく怖くて、どうすればいいのか分からない。

むやみやたらに怖がるのではなくて、どんな犯罪があって、どんな風に防げばいいのか。

正しくフィリピンの治安について理解することで、被害に遭う確率を下げられます。

楽しく旅行、またはフィリピン生活を送りましょう。

フィリピンの治安

外務省が発表している危険情報によると、フィリピン全体では危険レベル1の「十分注意」で、ミンダナオ島では3の「渡航中止勧告」となっています。

危険度を見ても、どんなに危ないのかイメージがわきませんよね。

具体的な犯罪を詳しく説明していきます。

犯罪被害の例4つ

スキミング

まず1つ目はクレジットカードの不正利用、スキミングです。

日本ではスマホのQRコードで支払いができるようになり、キャッシュレス化が進んでいますよね。

フィリピンは、まだ現金社会なのでクレジットカードを使える場所は少ないです。

あまり高額のお金を持ち歩きたくないので、大きな買い 物の場合はクレジットカードで払うようにしています。

フィリピンに限らず、日本や他の国でもスキミングの被害に遭う可能性があります。

対策としてフィリピン人の友人からもらったアドバイスによると、
・クレジットカードを使うときは絶対に目を離さない。
・カード裏面にあるセキュリティコードをシールで隠す。

少額の不正利用は気づきにくいので、まめにカードの利用履歴を確認することもおすすめです。

スリ


2つ目はスリです。

ポケットにスマホや財布などの貴重品を入れる、リュックに鍵をかけずに背負う、というのは絶対にやめましょう。

レストランやカフェでスマホをテーブルに置くと、目を離したすきにスマホを盗られる場合があるそうです。

貴重品は机に置きっぱなしにせず、すぐにカバンに入れましょう。

私は先日、SMシティからアヤラモールまで(約25分)歩いているときに20ペソ(約50円)を盗られました。

リュックに鍵をかけていたんですが、外ポケットに鍵をかけずに20ペソ紙幣を入れていました。

カバンが誰かに触られている気がして後ろを振り向くと、親子が立っていました。

彼らが絶対に犯人だという確信はあったんですが、抵抗せずにその場を去りました。

SMシティからアヤラモールまで歩く人はフィリピン人でもなかなかいないので、私のような被害はまれかと思います。

でも日本ではありえないような犯罪の被害に遭うので、くれぐれも注意しましょう。

ひったくり

日本でもひったくりって、たまに聞きますよね。

フィリピンでは手持ちカバンを道路側に持って歩くと、バイクにひったくられる可能性があります。

また肩掛けカバンでも同様に、道路側に掛けるとひったくられます。

夜歩いていると、拳銃やナイフを突きつけられて脅される場合もあるそうです。

夜は涼しくて気持ちいいですが、短い距離でもタクシーを使うことをおすすめします。

フィリピンではたまに拳銃に関する事件が発生します。

私がセブ島に移住して4か月ほど経ちますが、2件発生しています。

1. 信号待ちしていたドライバーが何者かに撃たれて死亡。
2. ショッピングモール内で武装した複数犯による強盗事件。

警備員が負傷。

フィリピンの拳銃に関する事件は検索するとたくさん出てきます。

主に顔見知りによる犯行が多いそうです。

2のショッピングモール内の強盗事件は、フィリピン人の友人の間でも衝撃が走りました。

貴金属店と両替所が狙われました。

フィリピンのショッピングモールの入り口には警備員が立っています。

それでも防げなかったようです。


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ジプニーで遭う可能性のある犯罪被害

現地人の足であるジプニー。

セブでは8ペソから乗れて、安いので私が移動するときは必ずジプニーを使います。

ジプニーは好きなところから乗ったり降りたりできて便利なんですが、危険なことがたくさんあります。

語学学校によってはジプニーを禁止にしているところもあるそうです。

フィリピン人の友達がいない、観光でやってきただけの人はジプニーをおすすめできません。

・スリ

まずはスリ。

ジプニーの車内はもう座れるところがないという状態から、あと2~3人は乗り込みます。

隣の人と密着しているので、気づかないうちにカバンやポケットから貴重品を抜き取られるかもしれません。

ジプニー車内では、絶対にスマホを見ている人がいますが、絶対にスマホは出さないようにしましょう。

ジプニーは窓がなくて、信号待ちをしているときに外からスマホを盗られる可能性があります。

また同様に財布も出さないようにしましょう。

先日、学校の先生がジプニーで財布をとられたそうです。

先生はジプニーの後部座席、出入り口付近に座っていたそう。

財布を出したときに、誰かに外から盗られたそうです。

・ナイフ

知り合いに聞いた話ですが、ナイフで脅されてスマホと財布を盗られたそうです。

これは観光客ではなくて、フィリピン人の知り合いに起こった話です。

・物乞い

ジプニーが信号待ちしているときに、楽器のようなものを叩きながら幼稚園くらいと高校生くらいの子供がジプニーに乗りこんできてお金を要求します。

小さい子供が乗客の膝に封筒を置いて、乗客がお金を入れる仕組みです。

お金を入れなくても何も被害はありませんが、初めて体験したときは怖かったしびっくりしました。

・ストリートチルドレン

フィリピンには、たくさんストリートチルドレンがいます。

夜7時ごろにフィリピン人の友人とジプニーに乗っていたときに、3人くらいのストリートチルドレンが乗り込んできました。

彼らは私の友人に対して、ものを投げるふりをしました。

すごく怖かったんですが、誰も助けてくれないんですよね。

他に男性の乗客がいたんですが、ドライバーも見て見ぬふりでした。

幸運にも今回は投げるフリだけで終わりました。

ひどい場合は、お金を要求されたり危害を加えられるたりすることもあります。

被害に遭わないための安全対策7選

フィリピンは日本より治安が悪いので、被害に遭いやすいです。

では、どのように被害を防ぐのか。

飲み物


飲み物を出された場合、何か他の物を入れられていないか確認しましょう。

ファストフード店やレストランは大丈夫でしょう。

ナイトクラブで目を離したすきに薬を盛られる、飲み物に睡眠薬を入れられて金品を盗まれるという事件があります。

ちなみにレストランで出されるサービスウォーター(無料の水)はお腹を壊す可能性があるので、飲まないことをおすすめします。

カバン

フィリピンで使うカバンはショルダーバッグ、リュック(鍵付き)にしましょう。

ショルダーバッグを使うときも、カバンは体の前に持ってきましょう。

たとえショッピングモールの中でも、鍵をかけずにリュックを背中で背負うと盗まれます。

鍵がない場合は、体の前で持ちましょう。

スマホ


スマホは基本的に外で出さないようにしましょう。

日本ではiPhoneが人気ですよね。

iPhoneは高価なので、狙われやすいです。

タクシーの中に置き忘れたら、ほぼ戻ってきません。

友人はタクシーの中に置き忘れて、降りた瞬間に気づいたそうですが運転手はすぐに出発してしまったそうです。

キョロキョロしない


日本人は肌が白く、服装がオシャレなので目立ちます。

ガイドブックを広げているような人は見たことがありませんが、キョロキョロしていると観光客だと一瞬でわかります。

道に迷ってしまったり、また外国の街並みが新鮮で周りをよく見たりしてしまうのはわかります。

恰好のターゲットになりやすいので、できるだけキョロキョロせずにまっすぐ前を向いて歩きましょう。

予備財布を首の上からかける


絶対に盗まれないようにしていても、盗まれてしまう場合はあります。

一番盗まれたくないのが財布です。

被害を最小限にするために、お金を分けて持ちましょう。

ある友人は靴の中に高額紙幣を入れているそうです。

私は首からかけられる財布またはポーチにクレジットカードと高額紙幣を入れています。

首からかけて服の中に入れているので隠れます。

フィリピン人の友人からは、財布に200ペソ(約450円)以上入れないように言われました。

旅行のときはたくさんお金を使うので200ペソでは足りないと思います。

フィリピン人の平均月収は約4万円です。

それを考慮に入れて、財布に入れる金額を調整しましょう。

長距離を歩かない

初めて来た場所は、どこが危ないのかわかりませんよね?

フィリピンのタクシーはとても安いので、安全のためにタクシーを使いましょう。

ただタクシーでもぼったくられる可能性があるので、Grabという配車アプリを使うことをお勧めします。

おしゃれしない

せっかくの旅行や留学中だから、おしゃれしたいですよね。

ショッピングモールでオシャレな日本人を見かけると、キラキラしていて憧れます。

裏を返せば、おしゃれするほど外国人だとわかりやすくなります。

大体のフィリピン人はTシャツにジーンズです。

汚れても大丈夫な服装がちょうどいいと思います。

高価なアクセサリーも控えましょう。

ネックレスは引きちぎられる可能性があります。

テロリスト集団:NPA

フィリピンにテロリストの集団がいるってご存知でしたか?

集団はNPA(New People's Army:新人民軍)と呼ばれていて、主にミンダナオ島の山間部で暮らしています。

一般市民からお金を巻き上げる、企業に金銭を要求して払わなかった場合は襲撃するという事件が発生しています。

日本人には直接関係ないかもしれませんが、テロリスト集団がいて殺人事件などを起こしているという事実を知っておきましょう。

安全対策をして、フィリピンを楽しもう

今回はフィリピンの治安、遭う可能性のある犯罪と防ぎ方を紹介しました。

今回紹介した犯罪例は、1人の人に起こったわけでなく私が友人に聞いたりした内容です。

必ず被害に遭うというわけではありません。

フィリピンに限らず海外は日本と違うことがたくさんあります。

なので、常に自分が狙われているという意識を持ちましょう。

危機感を持って、安全な旅行や留学生活を送りましょう。