葬式は英語で?お悔やみ申し上げるなどの関連表現もご紹介!

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皆さんは「葬式」を英語で言えますか?

日常会話では普段使わない表現かもしれませんが、必ずと言っていいほど誰かの「死」について話す場面はありますよね。

「私のおじいちゃんは去年亡くなりました。」
「葬式では親戚や友達がたくさん来てくれました。」

など。

そのほか、日本と海外の葬式の違いなどを話すときにも「葬式」という表現を知らないと、会話が成立しませんね。

人は、必ず死にます。

それは自分だけではなく、周りの人とて同様。いつの日か大切な人とお別れをすることは避けては通れない道です。

そんな時、些末なことに心煩わされず、故人との別れを偲ぶことができるようになるためにも、ここでは人の死、葬式などに関する英語表現を学んでおきましょう。

「死」に関する表現

みなさんは「死」と聞いて、まずどんな単語を思い浮かべますか?

death 、die、deadなどでしょうか。

しかし、もし周りの近しい方などに不幸があった場合など、これらの表現を使うことは避けましょう。

日本でも「他界、逝去、鬼籍に入る」などという表現があるように、古今東西「死」というものは、直接的な表現は避け、間接的に言及する傾向にあります。

英語における死の間接的表現は・・・

・pass away
・late
・perish

などになります。一つずつみていきましょう。

pass away

丁寧で一番、一般的な言い回しになります。

会話中の話し言葉でも新聞などの書き言葉でも、よく使われる表現です。

例文を見てみましょう。

・My grandmother passed away from old age three years ago.
(私の祖母は、老衰で3年前に他界した。)

late

lateは「今は亡き、既に亡き」などと訳され、もう亡くなってしまった人のことを指します。

・The late great singer left a vast fortune to his son.
(今は亡き、そのすばらしい歌手は、自分の息子に莫大な遺産を残しました。)

perish

「亡くなる、滅びる」という意味の動詞。

今までの単語との違いは、perishは主に、地震や台風などの自然災害や、非業の死で亡くなったことを示します。

また口語というよりは、書き言葉、文学的な表現に近いので、新聞などでよく使われるものになります。

・My grandfather perished during the Second World War.
(私の祖父は第二次世界大戦中に亡くなった。)

また死を表す表現の延長で、腐りやすい生鮮食品などもPerishable foodといいます。

「故人」を表す表現

では「故人」を表現したい場合はどうでしょう?

おわかりのようにdead personではありませんね。

こちらも故人、遺族の方などに配慮したきちんした言い方をしましょう。

故人を表す表現

the deceased(person)
the departed(person)
loved one(beloved)

などになります。

なじみのない単語もあると思いますが、丁寧な言葉で哀しんでいる家族をいたわれるよう、一つでもいいから覚えてしまいましょう。

the deceased(person)

一番よく使われるフォーマルな表現になります。

personはつけなくても基本的に大丈夫です。

元のなった動詞deceaseも一緒に確認してみましょう。

decease【動】死ぬ

主に、deceaseは人が亡くなることの法律上の表現となるそうです。

de(接頭語:離れる)+cease(止まる、停止する)と分解して理解すると覚えやすいでしょう。

字面的にdescend(降りる)decrease(下がる)とパッと見似ていますので、混同しないように注意してください。

the departed(person)

depart(出発する)の受け身、形容詞的用法です。

loved one(beloved)

この言葉だけでは必ずしも故人を表しません。

むしろ生死問わず、心を配っている家族や配偶者など「愛する人」のことを指します。

しかしよく墓の墓碑などにOur beloved mother(私たちの愛すべき母親)などと彫られているように、亡くなった方の人柄や家族への献身などを偲んで「愛すべき(loved/beloved)」などと表現することから、文脈によっては「故人」を表すことがあります。

故人を表す時には、最近亡くなった人、またはその家族のことを主に指します。

・I lost my loved one recently to cancer.
(私は最愛の人をガンで亡くしました。)

※事故などが原因の場合は、lost 人in a (事故など)にしましょう。

遺族の表現

家族の一人が亡くなると、その家族の哀しみは計り知れないものがあります。

ここでは遺族という表現を学んでみましょう。

the bereaved family

動詞bereaveの形容詞的用法。

ちょっと固く難しい表現なので、動詞を確認してみましょう。

bereave

(病気・事故などが)(人を)(肉親、家族から)奪う

・The major typhoon bereaved her of her husband.
(その大型台風で、彼女は夫を亡くした。)

この動詞の受け身・形容詞用法なので「(人を)奪われた家族」という意味でthe bereaved familyとなります。

またthe bereavedだけでも遺族を表すことができます。
※単数の時は一人、複数の時は二人以上

葬式を英語で

日本では宗派によっても違いはあると思いますが、誰かが亡くなると通夜、告別式、葬儀という流れで葬祭が行われます。

中には、これらの儀式を混同して覚えている人もいるかもしれないので軽く確認してみましょう。

・通夜
→葬儀1日目。家族や親族が夜通し、故人と過ごす。近所の方や仕事関係の人が主な弔問客。

・告別式・葬儀式
→もともと違う儀式でしたが、今では合わせて行うのが普通。告別式は知人や近所、仕事関係の人が、故人との最後の別れを惜しむ場。

葬儀式は家族や親族など故人と近しかった間柄の人が、故人の冥福を祈る場になっています。

では、さっそく欧米では葬式がどんな流れになっているのかみてみましょう。

Viewing/Wake

日本の通夜に相当する場です。

故人が亡くなってから、葬儀までの間、知人や友人、故人と生前にゆかりのあった人たちが集まり、故人(の遺体)との別れを惜しみます。

お主に故人の自宅などで行われ、料理や飲み物が振舞われます。
(※Viewingでは基本的に、料理や飲み物は無し)

また、日本の通夜と同じように寝ずに故人の遺体を見守ることをall-night vigil over a bodyと言います。

Funeral
/funeral ceremony

日本での告別式、葬儀に相当します。

葬儀場や教会で行われるのが普通で、神父(牧師)や親族、知人からのeurogy/funeral adress(弔辞)や聖歌の斉唱が行われます。

・The bereaved was/were sobbing at the funeral ceremony.
(遺族は、葬式でむせび泣いていた。)

Funeral procession

葬儀のあとに遺体を墓地や火葬場に見送ります。

ちなみに欧米でも遺体の入った棺桶は霊柩車で運ばれるのが一般的です。

ここで関連した単語をみてみましょう。

※霊柩車
hearse/funeral car/funeral coach
※棺桶、棺
coffin/casket

Burial(埋葬)

欧米の大半はキリスト教式の葬式が行われ、遺体をそのまま土に埋める土葬が多く見られます。

なぜかというと、キリスト教の大きなテーマが「復活」で、遺体がないと故人がこの世に復活できなくなってしまうからですね。

しかし近年、キリスト教徒でも自分の意志で火葬などを選ぶケースも増えてきているそうです。

関連した単語をみてみましょう。

※火葬
cremation
※土葬
burial/interment
※水葬
water cremation/burial at sea
※墓地
grave/cemetery
※お墓
tomb

memorial service
(追善式)

日本では初七日、四九日、新盆など、遺体を送り出してからも、追悼祭が様々に行われます。

一方、欧米では不可欠なものではなく、有名人や大きな事件・事故でなくなった方の追善式が行われるのが多いそうです。

これらの追悼式を、合わせてmemorial serviceと呼びます。

「お悔やみ申し上げます」ってどう言うの?

身近な人を亡くされた人に、なんと声をかけてあげればいいのでしょう。

日本語でも何て言っていいのか躊躇ってしまいますが「お悔やみ申し上げます」のように、よく言われる常套句というものが英語でももちろんあります。

特別新しい言葉ではなくとも、気持ちを込めて相手により添ってあげれば、あなたの気持ちは十分に伝わるはずです。

さっそくですが、何パターンかみてみましょう。

・I’m sorry for your loss.
(お気持ちお察しします。)

I’m sorryには、大きく分けて2つの意味があります。

1つは「ごめんなさい」、もう一つは「気の毒に」です。

もちろんここでは後者になり、親しい人を亡くした方に「残念です」と寄り添っている感じになります。

(例)
I’m sorry to hear about your mother’s passing.
(あなたの母様の死を残念に思います。)

・My condolences

condolencesは「お悔やみ、哀悼」という意味になります。

欧米では誰かが亡くなった場合、その家族に向けてカードや手紙を送るのが一般的です。

その文末などによく付け加えられるのが、次のような文句になります。

My deepest condolences
(深い追悼とともに)

・miss

遺族というよりも、故人に向けたフレーズです。

I’m sure I will miss him/her.
(きっと彼/彼女を懐かしく思うことでしょう。)

その他にも誰か有名な人が亡くなった際、ツイッターなどでR.I.Pなどという言葉が散見できます。

これは、Rest in peace(安らかに眠ってください)というフレーズになります。


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nativecamp.net


最後に

いかがでしたでしょうか。ここでは死・葬式に関する英語表現を学びました。

誰も死を避けて通ることはできません。

逆を言ってしまえば、私たちは死に対して準備することができるということです。

自分が死んでしまった時、家族、親しい人が亡くなってしまった時、どうするべきなのかを考え、心の準備をしておくことは大切です。

この記事が、あなたの準備の一助となれるようでしたら幸いです。