花に囲まれた仕事、花屋について英語で話そう!

花屋、ひまわり、薔薇、コスモス

花に囲まれた仕事、花屋について英語で話そう!

花好きが高じて花屋で働いている人はたくさんいるはずですね。

花屋と提携している“M.O.C Yakuin”というシェアハウスも登場しています。

花屋という職種で仕事をしながら、英語を学習している人もいるでしょう。

また、花屋は国を問わずどこにでもあります。

花は世界各国で愛されているものの一つですので、花屋についても英語で言えるようになるとコミュニケーションを取りやすくなります。

そこで今回の記事では「花に囲まれた仕事、花屋について英語で話そう!」をテーマに、
・花屋でお仕事している人
・お花業界で仕事したいなと考えている人
・花が大好きで関連する花屋をどうやって説明するか興味のある人

など、花好きのすべての皆さんに英語を使った“花屋”をいろいろご紹介します。

花屋で働く自分を紹介したい

花束をもって街を颯爽と歩く人、絵になりますね!
どんな花屋さんで花を買ったのでしょう。

その花束をもらうラッキーな人は奥さま?恋人?それとも何かのお祝い?

花のある生活はとても素敵です。

自宅の部屋に飾ればその空間がガラリと変わったり、華やかな気分になったりします。

誰かにプレゼントするために花を買えば、その人の笑顔が想像できます。

そんな花を扱うという職業の人たち。
英語では以下のように表現することができます。

I’m working at a flower shop.
私は花屋で働いています。

花屋は「a flower shop」です。“お花の店”ということで覚えやすいでしょう。

しかし、「florist」がつく店名を見たことありませんか?

小田急フローリスト、六本木ゴトウフローリストといった具合にです。

ここで、floristをつかった例文を紹介します。

I’m a local florist in London.
私は地元ロンドンの花屋の経営者/スタッフです。

ここで、英英辞書でも定義を確認してみましょう。

a flower shop
→A shop where cut flowers are sold.

florist
→A person who sells and arranges cut flowers.

“a flower shop”と“florist”の違いはもうお分りですね!

a flower shopは「店舗」、floristは「人」のことを指しています。

関係代名詞がそれぞれ“where”、“who”ということにも注目しましょう。

両方の英単語を使って、以下のような英文を作ることができます。

I’m a florist for a London flower shop called “Flower Station”.
私はロンドンのフラワーステーションという花屋のスタッフです。

花屋で働くには?仕事の内容は?

さて、実際にどのようにフローリストになるか、ご存知ですか?

どんなスキルが必要で、どんな仕事内容があるのか、英語での説明とともに詳しくみていきましょう。

花屋のなり方4選

⒈ アルバイトとして始める

花屋になるために特別な資格や免許はないため、実践で経験を積む方法があります。

それがアルバイトとして働き始めるというパターンです。

デリバリーがあるので普通免許はあったほうがよいでしょう。

月刊フローリストによる花業界に限定したオンライン求人情報「フローリスト」というサイトがあります。

短期アルバイトから店長候補まで、日本国内の花屋の求人が載っています。

また、「花job」も花業界専門の求人サイトです。

職人とも呼べるフローリストですので、経験歓迎というお店が多いのはたしかです。

アルバイトとして始めて経験を積んでいけば、将来の方向性を決めていくことができますね。

There is no qualification or license required, but one of the ways to work for a flower shop is to start as an apprentice and gain enough experience to become a florist.
(資格や免許が不要なため、フローリストになるため見習いとして始め、経験を積んでいくということが花屋で働くための一つの方法です。)

※apprentice=見習い
※gain=(努力して)得る・獲得する

⒉ 学校で学んでから就職する

農業系大学の園芸科で植物全般の知識を学んだり、専門学校で技術・ノウハウを学ぶ方法があります。

知識を得た後は、採用試験を受け花屋や専門学校に就職することが一般的です。

After generally learning about plants, or gaining knowledge at universities or vocational schools, you will sit an exam in order to get a position at a flower shop or as a teacher at a vocational school.
(大学や専門学校で植物全般やノウハウについて学んだ後、花屋や専門学校での講師のポジションを得るために採用試験を受けます。)

⒊ 海外留学で学んでから就職する

現在は、花業界で働くために「花留学」と呼ばれる海外留学をする人がいます。

フラワーアレンジメント発祥の国・イギリスは人気であり、専門学校や花屋に併設されたフラワースクールという選択肢があります。

もちろん、講義は英語ですが、日本人講師がいるスクールもあります。想像力・デザイン性を重視しながらも基礎技術を学ぶことができます。

帰国後は花屋で勤めたり、また独立する人もいます。

People like to learn flower arranging abroad. England, as the motherland of flower arranging, is popular amongst Japanese. After coming back to Japan, people start working at a flower shop, or start their own business.
(海外でフラワーアレンジメントを学びたいという人たちがいます。フラワーアレンジメント発祥の地イギリスは日本人に人気です。日本帰国後は花屋で働き始めたり、独立する人もいます。)

※the motherland=発祥地・母国

⒋ 独立する

「自分の花屋を持ってみたい」こんな夢を持っている人は男性も女性も多いのではないでしょうか?

必要なのはまず資金、そして知識と経験、接客業としてのスキルです。

配達のための車もいるでしょう。

There are many people who want to have their own flower shops. They must have plenty of money, knowledge, and experience, and must also be skilled in hospitality.
(自分の花屋を持ちたいという人が多くいます。十分な資金、知識と経験、そしてサービス業としてのスキルも必要とされます。)

さて、ここからは英語初心者・中級者・上級者に分けて、花屋を説明する英文フレーズを紹介しましょう。

外国人と花屋についておしゃべりをするときのために参考にしてください。

英語レベル別に花屋を説明してみよう

花屋を説明する初心者向けフレーズ

A flower shop is where flowers and potted plants are sold.
(花屋は花や鉢植えの植物が売られるところです。)

A florist is someone whose job involves arranging and selling cut flowers.
(フローリストとは、切り花をアレンジしたり売ったりする仕事に関わる人です。)

花屋を説明する中級者向けフレーズ

A florist who works for a flower shop works with flowers, plants, and flower arrangements, selling them to the general public or attending functions to create flower displays.
(花屋のフローリストは花・植物・フラワーアレンジメントなどを扱い、一般にそれらを売ったり、式典などで花のディプレイを担当します。)

※function=式典・催し物

One of the florist’s several jobs is not only selling and arranging flowers, but also going to a flower market early in the morning to choose and buy fresh flowers.
(フローリストは花を売ったりアレンジするだけでなく、市場に朝早く行き花を選んで買うことも仕事のうちです。)

花屋を説明する上級者向けフレーズ

Florists listen to and understand their customers needs, and get an idea of what their favorite flowers and arrangement designs are, so they can be referred to as flower designers for wedding ceremonies, which is a once-in-a-lifetime event, for example – where the customer’s expectations are very high regarding flowers at the venue.
(フローリストは客の話を聞き理解し好みの花が何なのかアレンジメントのアイデアを得るため、フラワーデザイナーとも呼べるでしょう。特に、結婚式など人生に一度きりの大切なイベントでは式場での花への客の期待はとても高くなります。)

※referred to=~とみなされる・~と称される

The job in a flower shop is actually quite physical. It’s usually chilly in the shop because of the flowers – picking and putting them into buckets of water – it is heavy work, which starts early in the morning and also involves long hours, and usually keeps a florist standing for 13 to 14 hours a day. You must have a passion, but also have a lot of physical energy.
(花屋での仕事は実はかなりの肉体労働です。花のことを考え店内は寒く、水の入ったバケツの上げ下げは重い、そして早朝スタートで通常1日13時間~14時間もの長時間立ち続けです。情熱はもちろん、体力が必要なのです。)

※physical work=肉体労働
※physical energy=体力

ここで、花屋で働く皆さんに外国人への接客に使えるフレーズをご紹介しましょう。

外国人が花屋に!接客に使える英文フレーズ

花を買うことが日常的な外国人。あなたが働く花屋に外国人が来ることだってありますね。

そんなときに使える英文フレーズを紹介します。

May I help you?
(何かお手伝いいたしましょうか?)

What type of flowers do you like?
(どんなお花が好きですか?)

What is your favorite flower?
(お気に入りの花は何ですか?)

Do you have a particular color that you like?
(特にお好きな色はありますか?)

※particular=特定の・個別の

Is it a gift for someone?
(こちらはどなたかへの贈り物ですか?)

Do you have a budget?
(ご予算はございますか?)

※budget=予算

花屋に日本と海外の違いはある?

花屋に日本と海外の違いはあるのでしょうか?

まずは花を買う習慣についてですが、こちらは日本と海外にそれほどの差はありません。

仕事帰りに最寄り駅や街中の花屋に立ち寄って部屋に飾る花・母の日、バレンタインや誕生日などのギフトを買ったり、オンラインでオーダーすることもあります。

子どもから大人までさまざまな人たちが花を買うのは、その手軽さに比べ送る相手に喜んでもらえることがはっきり分かるからでしょう。

しかし、デリバリーとなると文化の違いがでるようです。

日本では花に限らずデリバリーは確実に信頼できるサービスです。

しかし、どこの国もそうだとは言えません。

日本ではそのニーズに応え、送った花の画像のお知らせメールが来ることが一般的になっています。

しかし、海外ではこのようなサービスは期待できません。

こういうところにも日本のサービスが世界一という面がみてとれますね。

花に囲まれた仕事、花屋について英語で話そう!まとめ

花屋は体力勝負の職業ですが、花を買いにくる人と好みの花や色合いについてコミュニケーションを取ったり、喜んでもらえるアレンジメントをデザインし創ったりと、とってもクリエイティブな仕事です。

イギリスではラウンジを居心地のよいものにするために切り花を飾るとともに、ガーデニングがとても盛んなのは有名ですね。

日曜は多くの人が家でガーデニングに勤しみます。

週末のおでかけ先はガーデニングセンター(園芸店)といった人も多く、バラひとつ取っても、本当に多くの種類が売られていて見てまわるだけでも楽しいです。

併設のカフェはリラックスする人たちでいつも混んでいます。日本もお花屋さんカフェが増えているようです。

イギリスのガーデンセンターより洗練されているような気がします。

フローリストは今後、どんどん増えていくのかもしれませんね。

花は年齢関係なく楽しむもの、世界中にいる花好きの人と交流しましょう!