皆さんは1日の中で、ちょっとした空き時間、待ち時間、何もすることがない時間などがどのような時に発生するか把握されていますか?
今はノマドワーカーのため生活スタイルはだいぶ違いますが、毎日会社に通っていた時は以下の様なタイミングでちょっとした暇な時間がありました。
〇プラットホームでの電車待ち時間
〇通勤電車の中
〇昼食を取り終えた後の昼休憩時間が終わるまでの時間
〇飲食店での食事が出てくるまでの待ち時間
ちなみに当時は通勤に往復3時間かかっていたため、電車の中で過ごす待ち時間はとても長かったです。
その当時、待ち時間は常にSNSを見ていたのですが、ある時電車の中で勉強をしている社会人の方や、学生を見て「自分も隙間時間を有効に使うべきだな」と思い始めました。
これがきっかけで英語へ触れる時間がもちろん長くなりましたし、英語の学習へのモチベーションにも繋がりました。
ということで今回の記事では、「暇」に関する英語表現から、暇をつぶしながら英語を学ぶ方法までご紹介していきたいと思います!
「暇をつぶす」は英語でなんて言う?
ではまず始めに、「暇をつぶす」の英語での言い方ですが、以下のように言うのが一般的です。
kill time
暇をつぶす、時間をつぶす
「殺す」という動詞の「kill」と、「時間」という意味の「time」を組み合わせた形になり、直訳すると「時間を殺す」になります。
「殺す」と聞くと何だか残虐なイメージを連想させがちですが、日本語でも、「相殺する」や「殺伐とした」、「誉め殺し」など、日常会話でも使うような軽いものもありますよね。
英語も同様で、「kill」という言葉が必ずしも残虐な物事だけに使われるわけではありません。
試しにインターネットで kill の意味を調べてみると、以下のように出ます。
~kill の意味~
(…を)殺す、死なせる、自殺する、無理をする、枯らす、勢いをそぐ、(…を)静める、(…の)効果を弱める、中和する、消す
(Weblio 英和和英辞典引用)
暇をつぶすの「kill time」は、上記の中では「消す」が一番近いでしょうか。
せっかくなので、参考までに、他の kill を使った英語表現も紹介しますね!
〇pain killer
痛み止め
↑
※「killer」を動詞の「kill」に変えて、以下のようにも言えます。
↓
〇kill the pain
痛みを止める
〇kill the engine
エンジンを切る
〇My stomach ache is killing me!
腹痛で死にそうだ!
※進行形「be動詞 + killing + me」の形で、「主語が死にそうなくらい私に苦痛を与えている」というニュアンスを出すことが出来ます。
〇The Lions killed the Giants.
ライオンズはジャイアンツに圧勝した。
〇You killed it!
君、最高だったよ!
※例えば人前で何かのパフォーマンスを披露し、それを見てた友達が言ってくれるようなニュアンスです。スラングなので使う相手に気をつけましょう。
「暇」に関する英語表現を学ぼう
ここでは、「暇」に関する様々な英語表現を紹介しますね!
まず、「暇」という言葉は、同じ言葉でも以下のパターンのようにいくつか違った意味があります。
〇パターン1:忙しくない
〇パターン2:何もやることがない
〇パターン3:予定が空いている
〇パターン4:退屈している
上に挙げたパターンを英語で言おうと思った時に、日本語のように「暇」という1単語だけでは言えません。
そこで、それぞれパターン別に言い方を例文で学んでいきましょう。
パターン1 忙しくない
よく「今日の店は暇だなぁ」というセリフを聞きますが、これは言い換えれば「店に来るお客さんが少ないから忙しくない」という意味の「暇」です。
「忙しい」は英語で「busy」なので、忙しくないは「not busy」でOKです。
〇We are not busy at all today.
今日、我々(の店)は全然忙しくないです。
(We を 「我々の店」の代名詞にしています。)
上記はつまり、「今日は店が忙しくない = 今日は店暇だなぁ」と言い換えることが出来ますよね!
パターン2 何もやることがない
「何もやることがない」という意味での「暇」もありますよね。
〇I have nothing to do today.
今日はやることがない。
ちなみに、逆の意味だと
〇I have a lot of things to do today.
〇I have a lot of stuff to do today.
〇I have a lot to do today.
今日はやることが沢山ある
といったように表現可能です。
パターン3 予定が空いている
「予定が空いている」とはつまり、「フリー」だということですね。
その場合、以下のように英語でもそのまま「free」という言葉が使えます。
〇Are you free this weekend?
今週末予定空いてる?=今週末暇してる?
〇I’m free on Thursday.
木曜日は空いてます。
※未来の事を話していても現在形で大丈夫です。
パターン4 退屈している
最後に、「退屈」の意味での「暇」です。
「退屈している」という状態を以下のように表します。
〇I'm bored.
退屈してます。
「bore」は「退屈させる」という動詞です。
これを主語自身が退屈している状態にするには、「be動詞+過去分詞」の形を取ります。
参考までに、同じような使い方の単語がいくつかあるので、紹介しておきますね。
〇I'm surprised.
驚いています。
〇I'm tired.
疲れています。
〇I’m excited.
ワクワクしています。
〇I'm interested in your project.
あなたのプロジェクトに興味があります。
暇つぶしをしながら英語を学ぶには
記事冒頭でも少し述べましたが、私は過去に、プラットフォームでの電車待ち時間、通勤電車の中、昼食を取り終えた後の昼休憩時間が終わるまでの時間、飲食店での食事が出てくるまでの待ち時間など、ちょっとした時間を英語学習に割くことで暇をつぶしていました。
私がとにかく暇つぶし英語学習に活用していた(今も活用している)ものと言えば「スマートフォン」です。
スマホ1台あればいつでもどこでも英語学習が出来るので、暇つぶしにはもってこいのツールなのです。
・英単語アプリ
キクタンなど。スマホアプリ内でゲーム感覚に英単語を覚えていくようなものや、なかなか覚えられない単語だけを分類して集中的に暗記できるような仕様になっているものを使用しました。
・キクタンのチャンツのような、聞いてるだけで単語が覚えられるもの
キクタンのアプリ内に収録されている音声をそのまま使いましたが、英会話フレーズブックなどに付属のオーディオをスマホに入れて聞いたりもしていました。
・英語のニュース記事リーディング
基本的にはNHK World NewsとThe Japan Timesをスマホで読んでいました。ちょっとした隙間時間を利用するので、短く、サクッと読めそうな記事をいつもピックアップしていました。
・英語系Podcast
英語学習者のためにスマホ用に配信されているPodcastが山ほどあるので、色々と聞いてみて、最終的に4、5チャンネルに絞り込みました。
・NetflixやYoutube
今はスマホでも海外ドラマや映画が簡単に見れるので、電車通勤が長めの方にはPodcastと並んでおすすめです。
・オンライ英会話レッスン
スマホがあればSkypeやオンライン英会話サービス独自のアプリを介してオンライン英会話レッスンを受けることまで可能になりました。
あくまでも例ですが、待ち合わせの時間に友人が30分遅刻してくるという連絡があった場合、その30分をスマホを使って英会話レッスンに充てることもできますよね。
・SNSに英語で投稿したり、インプットした内容をシェア
Twitterを見ていると、英語でツイートをしていたり、覚えた内容をシェアしている人たちがとても多いです。
などなど、どれもちょっとした時間にスマホで出来る英語学習と言えます。
私は上記に挙げた中でも特に「英語系Podcast」をかなり活用しました。
記事冒頭でも言いましたが、通勤時間が往復約3時間の時代がありましたので、BBC news、NHK World News、バイリンガルニュース、といった有名なPodcastは毎日電車の中で聞いていました。
なお、最近よくTwitterなどで見かけて個人的にいいなぁと思うのが、「インプット→SNSでアウトプット」という流れです。
なぜなら、インプットした内容をSNSで発信し、それが誰かの役に立ったり喜んでもらえたという経験を重ねていくうちに、さらに英語学習へのモチベーションが高まっていくからです。
こんなに多くの英語学習が、ちょっとした時間にスマホ1台で出来てしまう素晴らしい時代ですよね。
人によって合う合わないがあると思いますので、ご自身に合うスタイルで、ぜひスマホを活用してちょっとした暇をつぶしながら英語学習を楽しんでみてくださいね!
まとめ
では今回の記事のまとめです!
・「暇をつぶす」は英語で「kill time」
・暇には「not busy」「nothing to do」「free」「bored」の4つの異なる意味がある
・暇つぶし英語学習の鍵は「スマホ」にあり

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!