英語の野菜には、日本名に近いために覚えやすい単語と、あまり耳慣れない単語とがあります。また、日本名とまったく同じであっても、正しい発音やアクセントに注意しなければならない場合もあるのです。
英単語を1つ1つ覚えるのは誰しも苦労するものですが、具体的な状況を頭の中でイメージすることで、記憶に定着しやすくなります。
そこで、この記事では、スーパーマーケット、ファストフード店やレストランなどで頻出する野菜の英語表現や、野菜の英単語を一覧で紹介していきます。
英会話で頻出する野菜の英単語とは?
野菜は英語で「vegetables」というのはみなさん知っていますよね?
外国人にはベジタリアンやビーガンの人がとても多く、カフェやレストランでも”Vメニュー”があります。これはベジタリアンが食べられる食材を使ったメニューという意味です。
しかし、色々な種類の野菜を全て英語で言える人はいるでしょうか。
海外のスーパーマーケットは、(特に先進国であれば)日本のスーパーとそれほど大きな違いはありません。
日本でも一般的な野菜を基本として、その土地や地域の特産物、料理でよく使われる食材などが加わっているくらいでしょう。
そのため、まずは日本のスーパーで見かけるような野菜の英単語を覚えておくのをおすすめします。
頻出する野菜の英単語をチェック
家庭で食べる食事を作るための材料になる野菜のリストです。煮込み料理や鍋など人気の和食に使える野菜もたくさんあります。
キャベツ→cabbage
なす→eggplant
かぶ→turnip
かぼちゃ→pumpkin
長ねぎ→green onion
もやし→bean sprouts
タケノコ→bamboo shoots
きゅうり→cucumber人参→carrot
しょうが→ginger
にんにく→garlic
じゃがいも→potato
さつまいも→sweet potato
山芋→yam
大豆→soybean
ごぼう→bordock
レンコン→lotus root
大根→Japanese radish
白菜→Chinese cabbage
キャベツは”キャベィジ”といった感じで、日本語の発音では通じないため注意が必要です。
「eggplant(なす)」は、学生の頃に習ったことを思い出した人もいるのではないでしょうか。
これはアメリカで言われますが、イギリスで茄子はaubergineです。
「pumpkin(かぼちゃ)」は、日本でもパンプキン・パイなどの名前で使われていましたが、ハロウィーンの仮装や飾り付けなどでさらに一般的となりました。
長ねぎは「green onion」ですが、「green pepper(ピーマン)」と間違えないようにしましょう。
「ginger(しょうが)」や「garlic(にんにく)」は、日本語でもジンジャー、ガーリックとして使っていますね。
ニンニクと唐辛子を香り良く炒めて作るシンプルなペペロンチーノ、美味しいですね。
「soybean(大豆)」から作られたソースは、「soy sauce(しょうゆ)」となります。
大根が「Japanese radish」、白菜が「Chinese cabbage」と合わせて覚えておくと、あとで思い出しやすくなるでしょう。
ごぼうや人参などの根菜は「root vegetables」です。
また、国によっては私たちに馴染みのある「bitter melon」が売られていますが皆さん何か想像できますか?答えはゴーヤです。
日本語の野菜名と同じか、似ている英単語
英語の野菜名には、日本語の野菜名がそのまま使用されているものもあります。それは日本で昔からよく利用されている野菜に多くみられます。お寿司や天ぷらなどがそのまま英単語になっているのと同じですね。
小松菜→komatsuna, Japanese spinach
オクラ→okra
らっきょう→rakkyo
長いも→nagaimo
枝豆→edamame
わさび→wasabi, horseradish
小松菜はそのまま「komatsuna」とも呼ばれますが、ホウレンソウを意味する「spinach」に、「Japanese」を付けて、「Japanese spinach」と呼ばれることもあります。
オクラやらっきょう、長いも、枝豆は、そのまま英語名となっています。
わさびは「wasabi」とそのまま呼ばれることがほとんどですが、「horseradish(西洋わさび)」とも呼ばれるため覚えておくとよいでしょう。
上で紹介したカボチャも海外でそのまま”kabocha”で売られる場合もあります。
日本で一般的なキノコ類なども、日本名がそのまま英単語になっています。
まつたけ→matsutake
しいたけ→shiitake, shiitake mushroom
しめじ→shimeji, shimeji mushroom
また、キャベツやレタスのように、英語の野菜名をそのままカタカナ英語として、私たちが使っている場合もあります。
ブロッコリー→brocoli
マッシュルーム→mushroom
アスパラガス→asparagus
パセリ→parsley
これらの英単語は、日本語から連想できるために覚えやすいというメリットがある反面、日本語の発音では海外で伝わりにくいというデメリットもあります。
野菜の英単語を覚える際には、正確な発音やアクセントを身につけるようにしましょう。
レストランやファストフード店でよく使われる英語表現を紹介!
海外旅行や留学生活においてファストフード店を初めて利用した場合、こちらの注文内容を店員にうまく伝えられないことはめずらしくありません。
お店の利用に慣れてしまえば当たり前にこなせる会話ですが、お店の外ではあまり使われない独特な表現などもあるため困ってしまうのです。
とくに追加注文をする場合などは、以下の野菜の単語が必須になります。
レタス→lettuce
トマト→tomato
ファストフード店のメニューで一般的な「BLT」ですが、これは「Bacon」、「Lettuce」、「Tomato」の頭文字をとって名付けられたサンドイッチとなります。
これらの単語はいずれもカタカナ英語として浸透していますが、私たちが普段話しているような発音では伝わらないことが多いです。
正確な発音はもちろん、強弱にも気をつけて練習してみましょう。
苦手なピクルスを抜いてもらう場合
具材ごとに細かく注文するよりも、セットメニューを頼んでしまった方が簡単です。
ただし、ハンバーガーやサンドイッチの中に苦手な野菜などがある場合には、そのための例文も覚えておくとよいでしょう。
店員から尋ねられることも多いのは、ピクルスとチーズを入れるかどうかです。ピクルスは野菜などの酢漬けですね。
「pickles」という英単語になります。
ちなみに日本料理に欠かせない漬け物はJapanese picklesです。
ファストフード店などで使用されているのは、キュウリのピクルスが多いです。
ちなみに、キュウリは英語で「cucumber」といいます。
I’d like to have a combo No.1 without pickles, please.
(コンボ(セットメニュー)の1番をピクルス抜きでください。)
Can I get this hamburger? No pickles, please.
(ハンバーガーをください。ピクルスは抜いてください。)
I’ll have a hamburger. Hold the pickles, please.
(ハンバーガーをください。ピクルスは抜いてください。)
このように、「without(~なしで)」や「no」、「hold」といった英単語を使うことでスムーズに注文を行うことができます。
この例文は、「cheese(チーズ)」や「onion(たまねぎ)」などを抜いてほしい場合にも応用が利くので便利です。
もっと細かい注文を英語でできるように
セットメニューを選んだあとで、自分の苦手とする野菜だけを抜いてもらうのは慣れてしまえばすぐにできるようになります。
その後、もう1ステップ上の英語表現を学ぶには、もっと細かい注文にも挑戦する必要があるでしょう。
決まったフレーズを覚えて、自分の好みになるようにしましょう。
日本でいえば、「サブウェイ」のような注文方法です。
こういったお店では、野菜の種類も豊富に取り揃えており、野菜の名前を英語で言えないと困ってしまう場合があります。
しかし、これは野菜の英単語を覚えて、実践で活用するチャンスと捉えることもできるでしょう。
これまで見てきた野菜の英単語の他に、以下の単語もよく使われます。
ピーマン→green pepper
玉ねぎ→onion
オリーブ→olive
具体的な注文方法としては、以下の通りになります。
I’ll get/have olives, tomatoes and onions.
(オリーブとトマト、たまねぎを入れてください。)
Everything, please.
(全部(の野菜)をお願いします。)
I want everything except green peppers.
(ピーマン以外の全部をお願いします。)
好みの食材を組み合わせることで、自分なりのこだわりのハンバーガーやサンドイッチを楽しむことができます。
また、健康的な食生活を心がけている人にとっては、細かく注文することで栄養バランスを整えるのに役立つでしょう。
ぜひ挑戦してみてください。
レストランで使える英語表現
続いてレストランで野菜料理を注文するときに困らないように、野菜料理の英語表現をチェックしておきましょう。
fresh vegetables→新鮮野菜
organic vegetables→有機野菜
seasonal vegetables→季節の野菜
健康志向の人は「organic vegetables(有機野菜)」という英単語を覚えておくのがおすすめです。
有機野菜とは、より安全で安心な野菜を収穫するために、農薬の使用法や肥料の作り方などにこだわったものをいいます。
日本食がヘルシーということで海外でも人気となっているように、安全で栄養価が高い有機野菜はこれからますます注目されていくことでしょう。
季節の野菜は「seasonal vegetables」と呼ばれ、重宝される傾向があります。日本でいえば夏野菜にあたります。
夏の間に収穫されるトマトやなす、キュウリ、かぼちゃなどが夏野菜です。
夏バテ予防の効果があるカロテンやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれており、摂取することが奨励されています。
夏野菜は海外でも「summer vegetables」、あるいは「seasonal vegetables」と呼ばれています。
また、レストランにはさまざまな野菜料理があります。もっとも代表的なものはサラダでしょうか。
前菜やスープ、主菜、デザートといったコース料理において、サラダは重要な位置を占めます。
サラダは英語で「salad」です。
green saladならレタスなど葉っぱのものがメインの冷たいサラダになります。
日本人には「サラダ」という発音が染みついていることもあって、「salad」という正しい英語の発音には苦労する人もいます。繰り返し発音練習を行いましょう。
さまざまな野菜料理がありますが、「mashed potatoes(マッシュポテト)」や「French fries(フライドポテト)」は一般的でしょう。
その他、野菜を煮た場合やローストした場合には、野菜名の前に「simmered」、「roast」を付けることで料理名となります。
ローストというのは、火が通るまでオーブンで焼くことです。
付け合わせの野菜から、肉類も使ったメイン料理まで幅広い調理方法となります。
simmered vegetables→野菜の煮物
roast vegetables→ローストした野菜
英単語の暗記はその状況を思い浮かべることがコツ!
これまで野菜の英語表現を見てきましたが、いかがでしたか?
食べ物の話題はコトかきませんね。野菜だけ取り上げても多くの単語やフレーズを学ぶことができます。
「なすを英語でeggplantというのは忘れていたな」
「大根はJapanese radishっていうのか」
といった具合に、この記事を楽しんで読んで頂けたならば幸いです。
忘れていた単語を新たに覚え直すことで、記憶はより定着していきます。
「hello」や「book」などの簡単な英単語はなかなか忘れませんよね。野菜の英単語についても繰り返し触れることが大切です。
野菜の英単語を実際に使うシーンを頭に思い浮かべながら声に出して発音してみましょう。
ネイティブキャンプの「旅行英会話」教材では、レストランやファストフード店での会話やスーパーマーケットでの会話を練習することができます。
野菜の単語を知った後は、実際に使えるように英文を覚えなきゃですよね!
ぜひネイティブキャンプの教材を利用して、マスターしてみてください!
大学の卒業旅行で初めて海外に行ってから海外、特にアジアにハマりました。大学卒業後は、出版社に勤務しながら年に数回海外旅行をするという生活を送っていました。 しかし海外への憧れが捨てられず会社を辞めワーキングホリデーに挑戦するも英語力は上達しないまま帰国・・・。 その後独学で猛勉強し英会話をマスター。 現在は海外の魅力を伝えるべくブログ作成、また前職の経験を活かし語学関連のコラム作成、編集等を行っています。 趣味は筋トレ、ランニング。海外のマラソン大会に出場経験もあります。