今回は、英単語「procedure」の意味を深掘りしていきます!この単語をパッと見て、どんな意味かわかりますか?また、どんなシチュエーションで使われるかご存じでしょうか。
この記事では、「procedure」が持つ意味と英語表現、使い分けや類似表現について紹介していきます。
Procedure の意味
「procedure」は「手順」「手続き」という意味です。
日常会話でも登場しますが、どちらかというとビジネスシーンなど少し堅いシチュエーションで使われがちです。以下に、様々な分野で使われる「procedure」を、例文付きで解説していきます。
ビジネスシーンでの使い方
ビジネスの分野では、手順や手続きが非常に重要です。例えば、新しい製品の開発や導入、顧客サポート、会議の進行など、様々なプロセスがあります。
私たちの会社では、商品開発において厳しい手続きを採用しています。
ビジネスの現場では商品開発をすることも多いですよね。「product development」で「商品開発」という意味になります。「development」は「開発」の他に「発達」という意味でも使われます。文脈によってどちらの意味が合うか判断しましょう。
お客様が問い合わせをされた場合、私たちのチームは特定の手順に従い、お客様のお悩みを解決します。
「specific procedure」で、詳細な手続きや具体的な手順を表します。「address」は「住所」という名詞で知られていますが、動詞では「対処する」という意味があります。「address」には矢印が相手に向いているイメージがあり、「演説」や、手を挙げている生徒などを当てる動作などにも使われます。
医療シーンでの使い方
医療の分野では、診断、治療、手術などさまざまなプロセスがあります。これらのプロセスは英語で「procedure」と表現することがあります。
医師は、身体検査を含む病気の診断には、システマチックなプロセスを使います。
医療分野では難しい単語も出てきますが、TOEICでも押さえておきたい用語である「diagnose(診断する)」「conduct(実施する)」「examination(検査)」は覚えておきましょう。
理科の実験での使い方
科学の分野では、実験や調査、研究など、さまざまな手順や手続きが存在します。科学者だけでなく、理系学生も「procedure」は使う機会が多いのではないでしょうか。
研究を行う前に、研究者は倫理学会からの承諾を得て、標準化された手順に従わなければならない。
こちらの例文に、先ほど習った「conduct(実施する)」が入っていることに気づけたでしょうか。「a standardized procedure」で「標準化された手順」です。「standardized」はイギリス英語で、アメリカ英語では「standardized」となります。
Procedureを含む英語表現
それでは、「procedure」を含む英語表現を見ていきましょう!やはり、少し難しい単語として使われることが多い傾向にあります。できるだけ身近に感じられる出来事の中から「procedure」が使えるシチュエーションを思い出し、例文を作って使い方を練習してみましょう。
・Standard Operating Procedure (SOP)
Standard Operating Procedureは、「標準作業手順書」という意味です。長いので省略語も使われます。
全従業員は、標準作業手順書に従うことが求められています。
・Procedure Manual
こちらは「手順マニュアル」という意味です。「procedure」の意味を知っていたらわかりますね。
新入社員は、業務を開始する前に手順マニュアルを理解する必要があります。
・Procedural Compliance
「手続きの遵守」という意味です。「procedure」が少し形を変えて形容詞化している点に注目しましょう。
会社は品質基準を維持するために、厳格な手続きの遵守を確保しています。
・Procedural Error
「手続き上のエラー」という意味です。こちらも、「procedure」は「procedural」になっています。
計画段階での手続き上のエラーにより、プロジェクトが遅れました。
・Medical Procedure
こちらは医療分野でよく使われる「医療処置」という意味です。日本語では「処置」と訳す方が自然ですが、「医療手順」と置き換えても意味は通りますね。
どんな医療処置であっても、インフォームド・コンセントは非常に大切です。
・Legal Procedure
法律の分野でよく出てくるのは、「法的手続き」という意味のLegal Procedureです。「legal」は「法律の」という形容詞です。
訴訟を提起するための法的手続きには、法廷の出席が含まれます。
・Experimental Procedure
実験をする中で使われる言葉で、和訳は「実験手順」です。実験を行うための仮説の立案、実験計画、データ収集、解析、解釈を含みます。
科学者たちは、自らの研究結果の妥当性を確保するために厳格な実験手順に従いました。
Procedureとの使い分け 類似表現
「procedure」は「手順」や「手続き」といった意味を持っています。しかし、似た意味を持つ英単語は他にもあるため、類似表現も覚えておく必要があります。類語はセットで覚えることでその違いも意識するようになるため、ニュアンスの違いに着目してみてください。
・Process (プロセス、過程)
「process」は、ある目的や目標を達成するための一連の行動や手順の流れを指します。より広範な意味で使われ、手順だけでなく、その背後にある活動や過程を含みます。例えば、製品開発プロセス、ビジネスプロセス、思考プロセスなどがあります。
製造プロセスには5つの段階があります。
・Protocol (規定、手続き)
「protocol」は、特定の行動やコミュニケーションのルールや手続きを指します。通常、特定の状況において必要とされる正式な手順や規定を意味します。例えば、コンピューターネットワークの通信プロトコル、外交プロトコル、医療的なプロトコルなどがあります。
研究者は安全規定に従わなければなりません。
・Method (方法、手法)
「method」は、特定の目的を達成するための手段やアプローチを指します。手段や手順と同様、行動の流れを示す場合もありますが、より具体的な方法や手法に焦点を当てます。例えば、研究方法、教育方法、問題解決方法などが含まれます。
私たちはこれらの化学的方法を理解しなければならない。
まとめ
「procedure」は、少し難しい単語でしたね。手続きや処理、処置、治療、特定の序列や規則にまつわる用語としても出てきます。日常生活に関連付けて覚える場合は、発音を聞き、間違っていてもいいのでとにかくたくさんの例文を作ってみましょう。会話でもサッと「procedure」が出てくるまで、繰り返すことが重要です。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.