friendとmateの違いって?大切にしたい友達の英語表現!

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「友達を英語で言うと何?」と聞かれると、“friend”と答える方が多いのではないでしょうか?しかし、友達を表現する英語には“friend”以外にも“mate”という単語が存在します。そこで、今回はfriendとmateの違いをはじめとして、それぞれの単語の意味や使い方についてご紹介していきます。また、友達と英語でお話する時に使えるおしゃれなフレーズや単語についても解説していきます。みなさんも、これから紹介する単語を早速お友達に使ってみてくださいね。

friendとmateの違い

“Friend”と“mate”の違いを見ていく前に、それぞれの発音を確認していきましょう。“Friend”は多くの人が目にしたことがある単語で、カナ:フレンド、発音:fréndと読みますね。多くの日本人はRとLの発音が苦手だと言われています。FriendのRの発音にも注意が必要ですね。そして、“mate”は、カナ:メイト、発音:méitと読みます。ちなみに、オーストラリア英語では“mate”は「マイト」と発音します。

“Mate”という単語をあまり見かけたことがないという方は、classmate(クラスメート)はどうでしょうか?こちらは多くの方が目にしたことがある単語ではないでしょうか?よく見てみると、classmate(クラスメート)の中にmateが潜んでいるのにお気づきでしょうか?このほかにも、roommate(ルームメート)の中にもmateが隠れています。こうしてみると、日本では“mate”という言葉を単独で聞く機会は少ないかもしれませんが、意外にもあなたの身近にある単語であることに気づいていただけたと思います。

“Friend”と“mate”は、両方とも「友達」という意味を表します。“Mate”“friend”よりカジュアルな言い方で、一般的にイギリスやオーストラリアでよく使われ、アメリカでは使われません。また、“mate”は通常、男性によって使われ、男性が男友達についていう時に使われることが多いようです。若い女性もmateを使うことがあるようですが、あまり使われないようです。“Mate”はカジュアルな言い方のため、スピーチや原稿には使われません。くだけた言い方のため、ビジネスの場面で使うのは避けた方が良いかもしれませんね。

friendの意味と使い方

Friendは名詞であり、「友人・仲間」という意味があります。このほかに、味方・支持者という意味もあります。Friendはカジュアルな場面でもフォーマルな場面でもいつでも使うことができます。

例えば、友人を紹介する時には

This is my friend.(こちらは私の友達です)

という使い方をしますね。

さらに、

He is a friend of a friend.(彼は友達の友達です)

というように、「友達の友達」をあらわすときに、friend of a friendという使い方もします。

この他に、SNSで人をリストに追加する際や承認する際の動詞としても利用されます。

例えば、SNSで「承認してくれてありがとう」と言いたいときには、

Thank you for friending me. (友達承認して頂いてありがとうございます)

といった英語表現が使われます。

ちなみに、インスタで大好きな友達を英語で表現する場合には”Best Friend Forever”の略を使用し、「#bff」と表します。これは、日本語でいうと「ズッ友(ずっと友達)」といった意味を表します。あなたがSNSで友達承認をされたり、ハッシュタグをつけたりする場合には、これらの表現をぜひ使ってみてくださいね。

mateの意味と使い方

“Mate”が名詞として使用される場合には、友人・友達・連れ合い・仕事仲間という意味になり、(対をなすものの)片方や米海軍の兵曹を表す時にも使われます。また、動詞として使われる場合には、「仲間になる」や「結婚する」といった意味になります。

“Mate”を名詞で使う場合、主に「呼びかけるとき」と「友達を表す時」があります。

「呼びかけるとき」

Hey, mate! How’s it going? (やあ!調子はどう?)

「友達を表す時」

He is my mate. He always cares about me. (彼は友人で、いつも僕のことを気にかけてくれるんだ)

「友達を表す時」に使われる“mate“は少し親しい関係性、例えば仲間や気の置けない友人などの場合に使われます。しかし、“mate“は特に親しい相手ではない場合にも使われることがあります。あなたも全く知らない相手から“mate“と呼びかけられることがあるかもしれませんね。

関連表現

ここで、friendやmate以外に「友人」や「仲間」を表すスラング表現についても見ていきましょう。

buddy

イギリスやオーストラリアで使われるスラング表現“mate”に対し、“buddy”はアメリカ英語のスラングとしてよく使われ、バデーやバディーと発音します。

“Buddy”は“friend”のカジュアルな言い方であり、男同士の間でよく使われ、「仲間・友人」や、サポート相手・ボランテイア支援者を意味します。

「仲間・友人」という意味でつかわれる場合には、「打ち明け話ができる相手」という意味が含まれます。“Buddy“は特に親しい友人やパートナーを指す場合が多く、一緒に活動や仕事を行う相手を指す場合にも“buddy“は使われます。例えば、ジムで一緒にトレーニングを行う相手のことを“workout buddy”、飲み仲間のことを“drinking buddy“と言います。このほかに、海外の学校では上級生が“buddy“として下級生のサポートを行う場合があります。こうした場合には、単なるサポート役として使われることもあります。仕事上の相手にも使うことはできますが、あくまでもスラングの口語的表現であるため、ミーティングや商談など堅い場面での使用は避けた方が良いでしょう。

“Buddy“は「仲間・友人」という意味で使う場合の他、相手を呼びかける際にも「おい、おまえ、きみ」という意味で使われます。“Buddy“を呼びかけの際に使う場合は、「皮肉っぽく呼ぶ時・イラついている時に呼ぶ時」と「親しみを込めて呼ぶ時」の2パターンがあるので注意が必要です。「親しみを込めて呼ぶ時」には、大人の男性が少年に対して使う時があります。

「皮肉っぽく呼ぶ時・イラついている時に呼ぶ時」

Hey, buddy!Just go home now!(おい、おまえ!すぐに帰りやがれ!)

「親しみを込めて呼ぶ時」

Are you alright, buddy? (坊や、大丈夫かい?)

「Buddy」は男性同士以外にも、少しファンキーな女性が女性同士で使う場合もあります。女性が男性に対して、“buddy“を使うと、「友人以上恋人未満」というニュアンスを含むので、相手に「もしかして、俺のこと好きなのか?」と誤解を与えてしまう可能性があります。そのため、女性が男性に使う場合には注意が必要です。

Pal

“Pal”は「パル」と発音し、発音記号ではpǽlと表します。発音記号でpとlの間にある“ǽ“は日本語の「ア」と「エ」の間の音を表します。そのため、「ア」と「エ」を同時に発音するような音になります。“Pal”という単語の歴史は長く、1780年あたりから日常会話で使われるようになったと言われています。この単語は、スコットランド地方でよく使われ、「仲間」「友達」「親友」という意味を表し、“buddy”と同様に人を呼ぶ際にも使われます。“Pal”も“buddy”と同じように、主に男性によって使われ、年配の方に使われる傾向にあります。また、嫌味を言う場面でよく使われます。

“Pal”は名詞のみならず、「仲良くなる」「(友達と)つるむ」というような動詞としても使われる場合があります。「仲良くなる」という動詞として使う場合には、“pal up”(仲良しになる)、“pal up with(人)”(人と仲良しになる)という使い方をします。

I palled up with Tom when I was a student. (僕は学生の時にトムと仲良くなった)

ちなみに、“pal”の過去形は“palled”と表し、形容詞では“pally”「仲が良い」と表します。1つの単語を覚えた際に、派生語も同時に覚えると効率的に英語学習ができますね。

Comrade

“Comrade”はアメリカではカムラド、イギリスではコムレイドと発音します。これは、あまり聞きなじみのない単語かもしれません。“Comrade”は「僚友」「同志」「仲間」という意味を表し、主に社会主義や共産主義の国、運動で使われます。こうした国や運動の際に“Comrade”を使う時は、平等を重視するため、階級や性別に関係なく全ての人に使われます。政治的文脈でない場合に「苦労を共にした仲間」を指す時に使われる場合もありますが、一般的にはあまり使用されません。しかし、皮肉やユーモラスとして使われる場合もあります。

「苦労を共にした仲間として使う時」

He was my comrade in arms.(彼は私の戦友でした)

homie

“Homie”は「ホーミー」と発音し、若者の間で「仲間」や「よく遊ぶ友達」という意味で使われます。“Homie”はアフリカ系アメリカ人が使っていたことが由来であり、“home boy”(地元の友達)という単語から来ています。この単語は、基本的に男性が使うスラングで、同じバックグラウンドを持った友達という意味で使われています。SNSでも“homie”という単語は使われるため、あなたも是非使ってみてください。しかし、かなり砕けた表現なので、ビジネスの場面で使うのは避けましょう。

brother

Brother単独でも「仲間」という意味がありますが、親しみを込めて相手を呼ぶ際にも“brother”を使います。また、略して“bro”(発音:ブロ)と使うことが良くあります。Brotherというスラングは主に男性同士で使われ、女性同士の場合には、“sister”が使われます。

「親しみを込めて呼びかける時」

Hey, bro! (やあ!)

その他「仲間」を表すスラング “crew”・“squad”・“posse”

これまでに見てきた、“buddy”や“pal”、“comrade”以外に「仲間」や「友達」を表すスラングを見ていきましょう。「仲間」「友達」を表すスラングは数多く、他にも“crew”“posse”などがあります。

“Crew”はクルーと発音し、通常、乗組員や飛行機のクルーなどの意味で使われます。しかし、スラングでは、口語で「いつも一緒にいるメンバー」(いつメン)を表します。“Crew”をスラングとして使う時は、“the crew”「いつもの仲間、やつら」や“my crew”「私の仲間」として使われることがあります。

この他に、いつメンを表す言葉として、“squad”(スクワッド)があります。“Squad”はもともと軍事用語として「分隊」を表す単語として使用されていました。しかし、最近ではスラングとして「いつメン」を表す言葉として使われています。

この他に「仲間」を表すスラングとして、“posse”(ポッセ)があります。“Posse”は基本的に仲間や友達などのまとまりに対して使われ、友達1人に対しては使われません。“Posse”の起源はアメリカで奴隷制度があった1800年代までさかのぼります。当時、逃亡する奴隷を捕まえるために招集された武装民兵団に対して、“posse“と使われていました。こうした背景から、“posse”には「ギャング」というようなマイナスのイメージも含まれるため、使う時には十分に気を付けてくださいね。

まとめ

今回は、“friend”と“mate”の使い方や意味の違いについてみてきました。さらに、さまざまな友達の表現について紹介しました。あなたは、「友達」を英語で表現する時に、どの単語やフレーズをよく使いますか?これまでに使ったことがないけれど、今後使ってみようという単語は見つかりましたか?状況や使う相手によって「仲間・友達」という単語の使い分けにチャレンジしてみてください。また、同じ意味でも複数の単語やフレーズを使うことで、あなたの英語の幅が広がってきます。そのため、新しく覚えた単語やフレーズはどんどん使ってみてくださいね。

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