「久しぶり」は英語で何て言うの?シチュエーション別にご紹介!

久しぶり、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「久しぶり!」は英語で知られているところだとLong time no see!ではないでしょうか。しかし、英語で久々であることを表す表現はこれだけではありません。場合によっては Long time no see!がそぐわないこともあります。

ということで、今回はそんな「久しぶり」を英語でどう言うのか、シチュエーション別でご紹介していきたいと思います!ビジネスで使える「久しぶり」の表現もあるので、ぜひ見ていってください。

カジュアルな挨拶の「久しぶり」

ではまずは、カジュアルな「久しぶり」という表現を英語でどう言うのか見ていきましょう。

挨拶としての「久しぶり」という意味ですから、長く会わなかった人と会った時などに使える表現となります。

Long time no see!

こちらは先ほどもご紹介した定番表現ですね。

一応、私たちは中学生の時にもっとも定番的で、汎用性の高い表現を習います。ですからLong time no see!は挨拶表現としてひとつ知っておけばそこまで困ることはないというわけです。

使う相手は親しい相手ですから、海外に行って使うとしたら日本で知り合った外国人と再会するようなシチュエーションになるでしょう。

たとえば自分は英語学習のために、相手は日本語学習のためにランゲージエクスチェンジをしていた場合、ネット上ではなくリアルで初めて会っても、ネット上でしばらく話していないならLong time no see!が使えます。

文法的には、英語の基礎となる「主語+述語」から始まっていないので丸暗記するものだと覚えさせられるものですね。

A: Excuse me. Are you Jane?
B: Oh my gosh, you must be Kenji! Long time no see! How have you been?

A: すみません、ジェーンですか?
B: びっくりした、ケンジじゃない!久しぶり!どうしてたの?

It’s great to see you.

「久しぶり」は長い時間会っていないことを意味しますが、直訳でなく意訳にするとIt’s great to see you.も使えますよ。直訳は「あなたに会えてとても嬉しい」です。

It’s great to see you.には、相手の存在は知っていたけれど会うことはなく、やっと会えたというニュアンスが含まれています。

ですから、例えば子どもがいつも楽しそうに語る塾の先生の話を聞いている親が、その先生に初めて会った時などに言うことができます。「初めまして」でも良いのですが、話に聞いていますよと同時に伝えればシチュエーションに沿う挨拶となります。

A: Oh Ms White. It’s great to see you. I’ve heard about you from my son.
B: Nice to meet you, too, Mrs Smith. I always enjoy the lesson with him.

A: ああ、ホワイト先生ですね。お会いしたかったです。息子から先生の話を聞いていたんですよ
B: 初めまして、スミスさん。いつも息子さんとの授業を楽しませてもらっています

Nice to see you.

こちらも初対面の人に対して使うことができる表現ですが、日本語的なニュアンスでいうと「久しぶり」にも相当します。また会えたことを喜んでいる挨拶ですね。

見ての通り、近い表現に「初めまして」という意味であると習ったNice to meet you.がありますが、英語的にはそのニュアンスとかぶるところもあります。ただ、覚えるなら、似ているけれど意味が少し異なることを意識しておくべきでしょう。

A: Hi, Henry! Nice to see you. How was your trip?
B: Hi, Bob. I have a lot of things to tell you. Why don’t we go to the cafe?

A: よっ、ヘンリー。久しぶりだね。旅行どうだった?
B: ボブ、おはよう。話したいことがたくさんあるんだ。カフェでも行かない?

フォーマルな挨拶の「久しぶり」

今度は、よりフォーマルに、ビジネスでも使える「久しぶり」という英語表現を覚えていきましょう。

意味は伝わっても、あまりにカジュアルだとネイティブスピーカーにとって違和感のある言い回しになってしまうので注意してくださいね。

Good to see you again.

一見カジュアルな表現に見えるかもしれませんが、こちらはフォーマルな場でも使えるので職場で英語を使う機会があるならぜひ覚えておきましょう。

長い文章ではないので覚えやすい点が魅力的です。単語も簡単ですし、Nice to meet you.と似ているところも暗記のしやすい理由ですね。

以前会っていて、久々に会うことを表すために「もう一度」という意味のagainを語尾に持ってきています。

A: Hello. Good to see you again, Mr Brown.
B: Good morning Ms Abbott. Everything OK?

A: こんにちは。お久しぶりですね、ブランさん
B: おはよう、アボットさん。すべて順調ですか?

It is a pleasure to see you after such a long time.

少し長い表現で、かしこまった丁寧な「久しぶり」ならこちら。

pleasureは「喜び」を表しsuch a~は「そのような、このような」という意味です。これらを組み合わせてIt is a pleasure to see you after such a long time.となります。

英語の文法的にはわかりやすく、きちんと「主語+動詞」から始まっていますよね。直訳すると、「あのような長い間の後、お会いできて嬉しいです」になります。つまり、「お久しぶりです」という意味になります。

A: You also attended the meeting? It is a pleasure to see you after such a long time!
B: Oh, Mr Potter! Yeah, Good to see you again.

A: あなたも会議にいたのですか?お久しぶりです!
B: おお、ポッターさん!そうですね、お久しぶりです

It has been a long time since we last contacted each other.

ビジネスのメールで「久しぶり」といった挨拶を使いたいなら、書き言葉としてよく使われる表現がこちら。

has beenが現在完了形の継続用法になっており、「ずっと~」という意味を表しています。そしてsinceで「~から」と表し、ここでは「私たちがお互いに連絡を最後に取り合ってから」と訳せます。

つまり、全訳すると「私たちがお互いに連絡を最後に取り合ってから長い時間が経ちました」という意味になりますね。

ちなみに現在完了形は中学3年生で習う文法なので、不安な方は今復習しておきましょう。継続用法の知識があればこの文の文法は楽々理解できるはずです。

How are you? It has been a long time since we last contacted each other. I am writing to you to ask about our new project.
お元気ですか?最後に連絡を取ってからかなり経ちましたね。私は今、私たちのプロジェクトについてあなたに聞くためにメールを書いています

言動についての「久しぶり」

挨拶として「久しぶり」と言うこともあれば、言動が久しぶりになることもありませんか?

例えば、ビールを飲むのは久しぶりだとか、ゲームをするのは久しぶりだとか…。こういう時にはもちろん挨拶としての「久しぶり」という英語表現は使えません。文章の中で、それが久しぶりの言動であることを示す必要があります。例文と共に、どのように使うのか見ていきましょう!

It is ~years since I’ve 過去分詞.

例えば、サッカーを最後にしたのが5年前なら「サッカーをするのは5年ぶりだ」と言えば、サッカーをするという行為が久しぶりであることが相手に伝わりますよね。

英文を作るなら、まずは何年かを先に言うようにしましょう。ここがIt is ~yearsの部分です。そして、先ほどもご紹介したsince「~から」を使い、何をしてから長い間が流れたのかを具体的に述べていきます。

It is 5 years since I’ve played football.
サッカーをするのは5年ぶりだよ

The last time I 過去形 was ~years ago.

こちらは「最後に私が○○したのは~年前だ」という意味の文章です。

過去形の要素のみを使用しているため、現在完了形が苦手な方はこちらを覚えておくと良いでしょう。先ほどご紹介したフレーズと同じように、最後にそのことをしたのが何年前かを具体的に述べたい時に使えます。

The last time I played football was 5 years ago.
最後のサッカーをしたのは5年前のことだよ

I haven’t 過去分詞 in a while.

現在完了形を使って久しぶりであることを伝える表現は基本です。

継続用法を使えばどんなことでも久しぶりであると言えるので、覚えておいて損はありませんよ。今回の分では、in a whileを使って「しばらくの間」という言葉を付け足してみました。これによって久々感がより出るのではないでしょうか。

I haven’t played football in a while.
サッカーなんてしばらくやってないよ

挨拶の「久しぶり」と言動の「久しぶり」を分けて使おう!

さて、今回は、挨拶としての「久しぶり」と言動の「久しぶり」を英語でどう言うのかご紹介しました。

挨拶の場合はカジュアルに言えるフレーズとフォーマルに言う時に使うフレーズとで分かれているので、シチュエーションに注意して使い分けてみてくださいね。