週末の出来事を尋ねられたときに答え方はすぐに思い浮かびますか?英語を学習する時、フリートークなどで非常によく使われるのが週末の出来事について訪ねる方法です。
オンライン英会話スクールなどに通っている場合、いきなり授業に入るのではなく、先生から「週末どうだった?」と聞かれることも多いでしょう。そんな時、スラスラと英語で答えられますか?
今回は、そんな週末の出来事について尋ねる時、そして尋ねられた時に使える英語のおすすめフレーズについてご紹介していきます!
- 週末の出来事を尋ねる英語フレーズ
- 「週末はどうだった?」に対する基本的な返答フレーズ
- 話の膨らませ方1:「誰と、どこで、何をしたのか」「印象に残ったこと」
- 話の膨らませ方2:「特に何もしていなかった場合」にも使えるフレーズ
- 話の膨らませ方3:「あなたはどうだった?」と聞いてみる
- 週末の出来事についての会話が弾むようにフレーズを覚えて活用しよう!
週末の出来事を尋ねる英語フレーズ
自分が相手に週末の出来事を尋ねる場合には当然フレーズを知らなければいけませんが、相手から聞かれた時にもそれを理解できるだけのリスニング能力がなければいけませんよね。週末の出来事を尋ねる英語フレーズには以下のようなものがあります。
・What were you doing last weekend?
これらはどちらも「週末は何をしていましたか?」という意味です。
この2つの違いは、前者では「What are you up to~」が使われているのに対し、後者では「What are you doing~」が使われていることです。
おそらく、「What are you doing?」というフレーズは、中学生の時に習ったはずです。現在進行形で初めて習い、その後過去進行形が出てきたら「What were you doing?」とbe動詞の形が変わっていきました。ですからこちらは使いやすいでしょう。
問題は「What are you up to~」の方です。こちらは英語上級者の方でも見たことがない場合もあるのでは?これは「What are you doing?」のもう少しカジュアルな言い方です。ですから、友達同士で話す場合にはよく使います。
紹介した例文は過去形にしたので、直近の週末の出来事を聞くフレーズになりますが、現在形にすれば今週末に何をするのかを聞くことができます。
「週末はどうだった?」に対する基本的な返答フレーズ
では、週末の出来事について聞かれた場合にどう返答すれば良いのかも知っていきましょう。相手の言っていることがわかっても、答えが言えなかったら嫌な沈黙が流れてしまいますからね。
基本的には、以下のように過去形や過去進行形を使って返答します。特別難しい文法はなく、英語の基礎に従って「主語+動詞」で文を作っていけば良いので思うままやったことを言ってみましょう。
両親の家に行っていたよ
週末は溜まった家事をやってた
家で映画を見てたね
週末に起きたことをそのまま話せば良いだけなので、決まったフレーズというものは特にありません。ですが、週末に多くの人がよくやりそうだけれど、英語でなかなか言えない単語はここでぜひ覚えておいてもらいたいですね!
その単語とは「chores」です。この単語は例文の2つ目に書きましたが、「家事」という意味です。一応略になっているので、きちんと言えば「household chores」となります。
週末には、平日仕事で疲れて帰ってきた時にはできない家事を一気に片付けてしまう人も多いのでは?掃除や洗濯をしてさっぱりし、余裕があれば平日分の料理を作って冷凍庫に保存しておくなど、やるべきことは週末にも意外とありますよね。
週末は特別何もしていなかったなと思うと英語が出てこなくなってしまうので、「溜まった家事をしていました」と一言、「chores」を使って言えるようにしましょう。
ちなみに、「catch up on~」は何か追い付いていないことをする様を表すので、溜まっている宿題をやったりする時にも使える表現です。
話の膨らませ方1:「誰と、どこで、何をしたのか」「印象に残ったこと」
週末に何をしていたのかを聞かれて、たった1文で返答が終わってしまったらちょっとそっけなくありませんか?たとえ慣れない英語だとしても、もう少し話を膨らませた方が相手の心象も良くなるものです。
そんな時に大切なのは、「誰と、どこで、何をしたのか」、そして「印象に残ったこと」を追加すること!例文を以下に載せるので、こういう言い方があるのかと参考にしてみてください。
ABCストアに彼氏と買い物に行きました。そこで可愛いスカートを買ったんですけど、そのデザインがすごく良くて!
あえて難しい文法を使わず、過去形だけで週末の出来事を表現してみました。それでも、ちゃんと「誰と、どこで、何をしたのか」と、「印象に残ったこと」は含んでいます。
彼氏と、ABCストアで、買い物をした、あるいはスカートを買ったこと、そして購入したスカートのデザインが印象に残ったという情報が入っています。
もし、あなたがこれを聞いた側だったとしたら、その人に関する情報がたくさん詰まっていてもっとたくさんの質問を作って会話を膨らませることができませんか?
彼氏がいたと知らなかったのであれば出会いのエピソードを聞いて恋バナに発展させることもできますし、ABCストアがどこにあるのか、おすすめなのか聞いてみることもできます。買ったスカートのデザインが気に入っているのだったら、どんな柄だったのかも聞けますよね。
このように、週末に何をしたか聞かれたら、できるだけ「誰と、どこで、何をしたのか」と、「印象に残ったこと」を英語で言えるように準備しておきましょう。こうすることで変な沈黙もなくなり、コミュニケーションが上手になります。
話の膨らませ方2:「特に何もしていなかった場合」にも使えるフレーズ
週末に何をしていたか聞かれたはいいものの、何もしていなかったら話は膨らまないのでしょうか。しかし、そういう時は誰にでもあるものなので、まずは素直に何もしていなかったことを英語で言う表現を使ってみましょう。
・I was just sleeping.
最近若者言葉で「チル」という単語が出てきましたが、これは「リラックスする」や「のんびりする」という意味です。こちらもフォーマルな表現を習いがちな日本ではあまりテキストなどに出てこない表現なので、今覚えてみてはいかがでしょうか。
また、2文目の例文では「寝ていた」と言い、何もしなかったことを表現しました。とても単純な言い方ですよね。ただ、これだけでは話は膨らみません。この週末に限って何もしなかったなと思うなら、その前の週末にしていたことを話すのもアリです。
また、週末はいつも疲れて大抵何もせずに終わってしまうなら、そのことを話して相手の共感を誘うこともできますよ?何も趣味がないならおすすめの趣味を相手に聞いて、話を振る方法もあります。
先週は何もしなかったけど、大抵はゲームをしてるんですよ
週末には何もすることがなくて。何かいいアイデアあります?
いつもはゲームをしてるよと言いたいのであれば、どんなゲームをプレイしているか、具体的にゲーム名を出すと話が弾むかもしれませんね。日本のゲームは世界的にも有名ですから。このように、週末にしていたことはより具体的に話すと相手との距離も縮まり、会話もスムーズになります。これは日本語でのコミュニケーションでも言えることですね。
話の膨らませ方3:「あなたはどうだった?」と聞いてみる
自分からは週末の出来事を上手く伝えられないと判断したり、内容がないなと思った時の話の膨らませ方として賢いのは、「あなたはどうだった?」と答える側を交代することです。この時に使えるフレーズはこちら。
この一言だけで、今まで話していた内容が相手へと移ります。動詞がないフレーズなので時制に気を付ける必要もなく、丸暗記したものをそのまま言えてしまうのは大きなメリットでしょう。ここからは聞き手に周り、相手の話した内容に沿って質問を投げると話が盛り上がります。
丁寧に「What did you do?」、「あなたは何をしましたか?」と質問してみるのも良いですし、文法的にも間違いではありませんが、今まで話していたことが週末の話題なら当然相手も内容をわかっているのですから、少しかしこまった表現に聞こえてしまう場合もあります。
それに比べると「How about you?」はよりカジュアルで、流れを断ち切らない表現になります。簡単ですが、使い勝手が良い表現なので積極的に使っていきましょう!
週末の出来事についての会話が弾むようにフレーズを覚えて活用しよう!
スモールトークは、英語でのコミュニケーション能力を上げるために欠かせない時間です。週末に何をしたか聞かれることは多いので、ここで会話が弾むように意識してみましょう。
すると、そのすぐ後に控える授業もそのノリで行けるので自信が付きます。具体的なテーマがなくても英語でスラスラ話せるようになったらかなり英語力が上がっている証拠なので、まずはよく使われる週末の出来事についてのフレーズを覚えるところから始めてみてくださいね。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.