英語のスピーキング能力を高める勉強法とは?効果的な勉強法6選

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英語学習者の多くが一番苦労するのが、スピーキングスキルをアップさせること。

ある程度リーティング・ライティング・リスニングができるようになったけど、思うように英語を話せないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、英語のスピーキング能力を高めるための勉強法を6つ厳選してご紹介します。

「口からスムーズに英語が出てこない」「もっと流暢に英語を話せるようになりたい」という方はぜひ参考にしてください!

スピーキング能力は独学でも向上できる?

英語を日常的に話す環境がないという方にとって、スピーキング能力を独学でも向上できるのでしょうか?

答えは「Yes」です。スピーキングを上達させる方法は様々あり、しっかり継続すればむやみやたらに外国人と英語を話すよりも大きな効果を得られます。

ここからは、スピーキングスキルを上達させるためのおすすめの方法を6つお伝えしていきます。

スピーキング勉強法1:音読

スピーキング能力を高める上で、音読はとても効果的なトレーニングです。

口を動かさない黙読とは異なり、インプットとアウトプットを同時にできるのがポイントです。ただし、文章をただ口から出して読んでいくだけではあまり身につきません。

音読をより効果的なものにする上で大切なのは以下の2点です。

・わからない単語や表現は調べておき、文章の内容を理解しておく
・内容をイメージし、感情を込めながらイントネーションをつけて読む

また、なるべく正しい発音・イントネーションで読めるよう、使用する教材は音声つきのものを選びましょう。

何度か同じ文章を音読して慣れてきたら、オーバーラッピングを行うのもおすすめです。オーバーラッピングは、お手本の音声にぴったり合わせて音読するトレーニング。

繰り返し練習することで、ネイティブスピーカーのようなリズムやイントネーションで英語を読めるようになりますよ。

スピーキング勉強法2:リピーティング

リピーティングも英語のスピーキング力を鍛えるのに効果的です。

リピーティングは、

英語の音声を聞く

音声を止める

聞こえた音声をそっくりに真似て発話する

を何度も繰り返すトレーニングです。

英語レベルにもよりますが、音声を止めるタイミングは1文章を目安としておくとよいでしょう。複数のセンテンスを聞いてからだと覚えることに意識がいってしまいますが、暗記する練習ではないので注意が必要です。

また音読と同様、あらかじめ文章の内容をしっかり理解し、発音・イントネーションを音声とそっくり真似ることでより効果的な練習となります。

このトレーニングでは、日本語に訳さずに英語の文章を覚えることで英語脳が鍛えられます。ただし、一度やっただけではあまり身につかないので、スムーズにできるまで同じものを繰り返し行うことが大切です。

スピーキング勉強法3:シャドーイング

スピーキング能力向上のためにおすすめしたい3つめの勉強法は、シャドーイングと呼ばれるトレーニングです。

シャドーイングは、英語の音声に0.5秒ほど遅れて発話していく練習です。通訳者のトレーニングと知られていますが、英語学習にも効果的であると推奨する指導者も多い練習法です。音声の後に影のようについていくことからシャドーイングと呼ばれています。

発話しながら内容を理解することで、英語を英語のまま理解できる、つまり英語脳を鍛えることができます。音声のスピードについていくことで、スピーキングの流暢さを向上させる効果も得られます。

また音読やリピーティング同様、シャドーイングでも聞こえてきた音声・イントネーションをそっくりそのまま発話するため、発音改善にも繋がります。音声に集中するクセがつき、英語に傾く耳をつくることもできるので、結果的にリスニング力の向上も期待できます。

ただし、シャドーイングはやや難易度の高いトレーニングです。特に初めての方には難しく感じると思うので、まずは今の英語力よりも2レベルほど低い内容の教材を選ぶのがおすすめです。文章の内容が難しすぎたり、音声スピードが速すぎて挫折してしまわないよう注意しましょう。

スピーキング勉強法4:独り言

英語で独り言を言うことも、スピーキング力を鍛える上でとても効果的です。

独り言のメリットは以下の3点が挙げられます。

・好きなことを話せる
・間違えても恥ずかしくない
・文字という視覚情報に頼らず英文をつくる力を鍛えられる

好きなことを話せる

英会話は相手がいることが前提なので、いつでも好きな話ができるわけではありません。時には自分にとってあまり興味のない話題が続くこともあるでしょう。

一方で独り言であれば、自分の話したいことを思う存分話すことができます。せっかく学習するなら、好きな内容について話したほうが楽しいですよね。

また、会話において人それぞれ得意・不得意な分野があるでしょう。「エンタメの話は得意なんだけど、政治や経済の話になると会話についていけない」など、苦手に感じているトピックが何かしらあると思います。

独り言で敢えて苦手な内容を自分で選んで練習していき、不得意な分野を1つずつ潰していく。そうすることで、結果的にあらゆる会話にもついていけるようになるでしょう。

間違えても恥ずかしくない

誰かと英語を話していると、「文法ミスをしたらどうしよう」「変な言い回しをしていないか不安」など、間違えることに恥ずかしさを覚えてしまうもの。

独り言であれば誰も聞いていないので、堂々と間違えることができます。

もし言い方がわからなくて言葉に詰まってしまっても、その場で調べられるので、継続しているうちに英語で言えないものがどんどんなくなっていきます。自分の苦手を発見する機会としても、独り言はとても有効であると言えます。

文字という視覚情報に頼らず英文をつくる力を鍛えられる

テキストブックを使って学習していると、どうしても文字という視覚情報に頼りがちで、頭の中だけで英文をつくるという習慣がつきにくくなります。

独り言は基本的に何も見ないで話す練習です。脳内で英文をつくり、それをそのまま口から出すことで、英語脳を効果的に鍛えることができます。

独り言のやり方

独り言とレーニングでは何を話してもよいのですが、慣れないうちは、

・一日の始まりに今日やることを未来形で
・一日の終わりに今日の振り返りを過去形で

話すのがおすすめです。

また、ただランダムに話していくよりも、5W1H(Who・What・Where・When・Why・How)を意識しながら話したほうが、わかりやすく話を展開できます。

<独り言の例>
一日の始まり

I’m going to my client’s office with my boss at 1 pm today, because they are angry at our service. My boss said that we should discuss what we can do for the problem before visiting them. I need to prepare some stuff for it by 10 am, so it’s going to be a very busy day today.

セルフディスカッションも効果的

独り言のトレーニングは、自分と話し相手の一人二役で話すセルフディスカッションも効果的です。

話し相手も演じることで、一人では難しい疑問文を言う練習ができるのがメリットです。

<セルフディスカッションの例>
自分A:I’m so tired.
自分B:Were you busy today?
自分A:Yes, I was. I had a lot of online meetings today.
自分B:Oh, so you worked from home?
自分A:No, I worked at a co-working space because I can’t focus on work at home.

スピーキング勉強法5:外国人との会話(SNSや実際に会って)

外国人と英語で会話をするのも、ある種の独学スピーキングトレーニングです。

リアルな場で話せば話すほど英語で考えながら話せるようになり、テンポのよい会話ができるようになるでしょう。

しかし、日本に暮らしていると、なかなか日常生活の中で外国人と英語で話す機会がないですよね。そんな方は、外国人が集まるのが前提となっている場所に足を運ぶのがおすすめです。

例えば、meetupというオンラインプラットフォームにはあらゆる国際交流イベントが掲載されており、気軽に参加予約ができます。英語で話すことにフォーカスしているものから、同じ趣味を持つ人同士が集まるものまで様々あるのがポイントです。

また、英会話カフェと呼ばれるような、外国人スタッフを囲んで英語を話す場所もおすすめです。他の日本人のお客さんも英語を学んでいる人たちなので、英語学習へのモチベーションアップにも繋がるでしょう。

このように、積極的に英語を話せる場所に行くことで、スクールに通わなくても自然とスピーキング力をアップさせるトレーニングができるのです。

スピーキング勉強法6:外国人からフィードバックをもらう

スピーキング能力を高める方法として最後にお伝えしたいのが、外国人からフィードバックをもらうことです。

外国人の友人がいる方は時々お願いして、ご自身の文法ミスや不自然な言い回しを直してもらうとよいでしょう。

ただし、より効率がよいのはやはり英会話レッスンを受講することでしょう。英語を教えるプロが苦手なポイントを発見し、改善するためのサポートをしっかり行ってくれるのが、他にはない英会話レッスンの一番のメリットです。

実店舗型の英会話スクールも多くありますが、普段仕事でなかなか通えないという方にはオンライン英会話がおすすめです。

場所を選ばず、好きなときに気軽に英語を話す練習ができるのは大きな魅力。料金も一般的な英会話スクールに比べてリーズナブルなものが多いので、ぜひ1つの選択肢として考えてみましょう。

英語スピーキングは独学でも勉強次第で向上できる!

いかがでしたでしょうか?今回お伝えしたように、独学でも英語のスピーキング能力を高めることは大いに可能です。

まずは今回ご紹介した方法を試して、効果を体感してもらえたら幸いです。

また、やはり独学では難しいという方であれば、ネイティブキャンプのオンラインレッスンもおすすめです。24時間いつでも予約なし、回数無制限で受講できるので、まずは7日間のトライアルから試してみてくださいね!