友達と週末に出かける予定があって天気をチェックしたとき、「週末の天気は良いはずだよ。」
買い物から帰ったら買い忘れたものがあって、「あれ、卵を買ってくるはずだったんじゃない?」
いかにも日常にありえる会話ではないでしょうか。
どちらにも共通しているのは「~のはず」という表現が使われているところです。
では、英語にするとどんなフレーズになるのでしょう。
それが今回の記事で紹介するsupposed to」。
1) 約束や予定を決める、2) ルールや規則を伝える、3) 一般的な認識を意味する、こんなときsupposed toは日常生活でネイティブスピーカーによく使われます。
これらの3つの使い方をマスターして、さらに自然な英会話ができるようにしていきましょう。
- 日常で使える便利な英語「supposed to」
- supposed toの使い方1:約束や予定を決めるとき
- supposed toの使い方2:ルールや規則・決まりについて
- supposed toの使い方3:一般認識によるもの
- shouldとsupposed toの違い
- going toとsupposed toの違い
- 「supposed to」の意味まとめ
日常で使える便利な英語「supposed to」
supposed to(サポーズ トゥ)の意味は基本「〜することになっている」であり、使えるようになると便利な表現です。
3つの使い方があり、後ほど例文とともにひとつずつ詳しく解説します。
1. 約束や予定を決めるとき
「明日、クライアントとのミーティングがある」「土曜に彼とのデートがある」、こんな風に相手があって会う約束をしたり、予定を決める、こんなときにsupposed toを使います。
さらに、予定どおりに会うことができなかったときに「土曜に彼とのデートするはずだったんだけどね」というときに、期待したけれどしなかった/するはずだったけれどしなかった、というときは「be動詞の過去形+supposed to」で表現できます。
2. ルールや規則・決まりについて
家庭内から学校や企業、そして法律まで世間には様々なルールや決まりがあります。小さなルールで言えば、靴を脱いで家に上がるということも海外ならではだったりします。
それらを説明する際にはsupposed toを使って「こういうもんなんだよ」と伝えることができます。
3. 一般認識によるもの
一般認識とは、一般的または常識的に多くの人が知っている情報を指し、supposed toを使うと「本来、○○するものである」といったニュアンスを表現することができます。
すでにbe動詞と一緒に使うことを述べましたが、まずは、基本となる「be動詞 supposed to」の形を抑えておきましょう。
例えば、
I’m supposed to ○○.
She is supposed to ○○.
It is supposed to ○○.
They are supposed to ○○.
過去形になっても同じです。
I was supposed to ○○.
She was supposed to ○○.
It was supposed to ○○.
They were supposed to ○○.
toの後にくる○○ですが、動詞原形またはsupposed to beの形で使います。これらの形によって「~するはず」というニュアンスを表わすことになります。「supposed to」、なかなか使えそうなフレーズですね。
さっそく、3つの使い方を詳しくみていきましょう。
supposed toの使い方1:約束や予定を決めるとき
「supposed to」は「~するはずだ」というように、約束や予定を決めるときに使います。
この使い方の定義をみてみると、
「to be expected to do something」で「何かをすることが期待される」になります。
引用元:Merriam-Webster
https://www.merriam-webster.com/dictionary/be%20supposed%20to
「週末は友達の彼に会う予定なんだ」
「来週月曜にクライアントとの約束があります」
こんな感じで、約束や予定と言えばプライベートでもビジネスでも頻繁に話題になります。
この2つの日本語文をI’m supposed to XXを使った例文にして確認してみましょう。
I’m supposed to see my friend’s boyfriend this weekend.
I’m supposed to meet my client on Monday next week.
supposed toを使った英文は、どちらも自分と相手で話がついていて会うことが決まっているケースです。会いたいという気持ちを表わすのではなく、会うことが予定されているというイメージです。supposed toの定番の使い方であり、supposed to doの形をぜひ覚えましょう。
さて、これらの予定が何かの理由でキャンセルになる場合があります。
この場合にも過去形+supposed toを使って、計画していたことが起こらなかったことを言うことができます。何かが起こらなかったというニュアンスが強く、ネイティブスピーカーがよく使う表現ですのでみてみましょう。be動詞を過去形にすれば英文を作ることができます。
I was supposed to see my friend’s boyfriend this weekend.
- 週末は友達の彼に会う予定だったんだ(でも会わなかった)。
I didn’t see my friend’s boyfriend this weekend.
であれば、週末、友達の彼に会わなかったという意味になりますが、supposed toの使われた英文では約束していたがそれがなくなったという捉え方をします。
会わなくなった理由はいろいろですが、友達の彼のほうが都合悪くなった場合の例もみてみます。
I was supposed to see my friend’s boyfriend this weekend but he had to go and see his mother who needed his help.
- 週末は友達の彼に会う予定だったんだけど、彼の助けを必要としているお母さんに会いに行かないといけなかったの。
I was supposed to meet my client on Monday next week.
- 来週月曜にクライアントと会うことになっていました(でもキャンセルされ会わなかった)。
I was supposed to meet my client on Monday next week but the client had to cancel due to a business trip.
- 来週月曜にクライアントと会うことになっていましたが、先方が出張のためにキャンセルになりました。
もっと例文をみてみようと思いますが、今度は日常会話のシーンです。
ニックとマークがカフェでおしゃべりをしています。
Nick: My americano is very strong.
Mark: Americano is supposed to be strong.
Nick: That’s true. By the way, what are you going to do this Saturday?
Mark: I’m supposed to see my parents for dinner.
Nick: That sounds good.
Mark: That’s not a bad thing to do over the weekend.
Nick: Oops, I was supposed to have done the grocery shopping for a friend who is not well. I have to go.
Mark: No problem. I’ll just stay here and enjoy my tea
Nick: See you soon!
ニック:このアメリカーノ、めっちゃ濃い。
マーク:アメリカーノってそもそも濃いはずじゃない。
ニック:そりゃそうだ。ところで、この土曜は何するの?
マーク:両親に会って晩ご飯を一緒に食べる予定だよ。
ニック:それはいいじゃない。
マーク:週末に会うのって悪くない。
ニック:おっと、体調が悪い友達に食料品の買い物するはずだった。もう行かないと。
マーク:オッケー。僕はもうちょっと残ってお茶を飲んでいくよ。
ニック:じゃ、また!
「予定がある」「予定があったんだ」という場合にsupposed toを使うイメージが湧いたでしょうか?主語は自分・相手・物事といろいろ変化させ、I am supposed to, You are supposed to, It is supposed toというようにして使えば日常生活のいろいろなシーンや意味を伝えるのにとても便利です。
supposed toの使い方2:ルールや規則・決まりについて
supposed toの2つめの使い方は、ルール・規則・決まりについて述べるときに使うパターンです。
ちなみに、映画や海外ドラマでちょっとキレた感じの主人公が「What am I supposed to do?!」と言うセリフがありますが、これは「私に何して欲しいのよ/どうすればいいのよ!」と相手に迫るニュアンスになります。
2つめの使い方の定義をみてみると、
「used to say what someone should do」で「何をすべきが言われていること」、または、「used to refer to what someone is allowed to do」で「何をするのが許されるか言及されること」などになります。
定義をみるとちょっと硬い感じがありますが、例えば、日本では車は左側通行です。筆者の住むイギリスも同じです。しかし、これがアメリカやヨーロッパ各国では右側通行になります。ちなみに、世界では右側通行が主流ですが、それぞれの国のルールに従う必要があります。
このように「~することになっている」「日本ではこうなってるんだよ」などと言いたいときに使えるのが、supposed toの2つめの使い方なのです。
You are supposed to drive a car on the left-hand side of the road in Japan.
- 日本では左側通行で車の運転をすることになっています。
もっと日頃の生活に関連するルールにもsupposed toを使ってみましょう。
The last person who had a bath is supposed to clean the bathtub.
- 最後にお風呂に入った人がバスタブを掃除することになっています。
※家族間のルールを話している。
What am I supposed to do if I have any coronavirus symptoms?
- コロナウイルスの何かの症状がでたら、どうすればいいですか?
※コロナウイルスの決まりを聞いている。
You were supposed to come back home by 11:00pm.
- 夜11時までには帰宅することになってたでしょう。
※ルールを守らなかったことを言われている。
supposed toの使い方3:一般認識によるもの
このsupposed toの定義は、「used to indicate what people say about someone or something」で「人が誰かや何かについてどんなことを述べてきたか」ということになります。
さて、使い方のひとつ目の会話文例で、ニックとマークの会話の初めに”アメリカーノが濃い”という話がありました。
アメリカーノは日本でいう「アメリカン=薄いコーヒー」とまったく違います。エスプレッソを抽出してお湯で割ったものを指すことから結構濃いコーヒーなのです。
このアメリカーノ=濃い(アメリカーノって濃いコーヒーらしいよ)というのが使い方3つめの「一般認識」によるものに当たります。
Americano is supposed to be strong.は「アメリカーノって濃いものだよ/濃いはずだよ。」と一般的に考えられていることを表現しています。
さらに例文をみていきます。
Any pizza in Naples is supposed to be great.
- ナポリで食べるどんなピザも美味しいはずだ。
※ピザ発祥のナポリで食べるピザが美味しくないはずがない。
SNS is supposed to be safe for all users.
- SNSはすべてのユーザーにとって安全なものであるはずです。
※個人情報の漏れや誹謗中傷などあってはいけない。
December in Australia is supposed to be summer.
- オーストラリアの12月は夏です。
※北半球と南半球で季節が違う一般認識。
shouldとsupposed toの違い
さて、いきなりですが、以下の2つの英文の違いは何でしょう?
You should not wear your hat inside the restaurant.
You’re not supposed to wear your hat inside the restaurant.
shouldの文章→ レストラン内では帽子を被らない方がいいですよ。
supposed toの文章→ レストラン内では帽子を被らないことになってますよ。
この違いで見えてくることは、shouldは相手に提案をするときに、supposed toはルールを説明するときに使うというポイントです。
going toとsupposed toの違い
それでは、今度はgoing toとsupposed toの違いに注目してみましょう。
I’m going to study English so I will be able to communicate with foreign people.
- 英語を勉強して外国人とコミュニケーションを取れるようになりたい。
I’m supposed to study English because I have to get a TOEIC 900 score for my job.
- 業務でTOEIC900スコアを取らなければならなく、英語の勉強をすることになった。
ニュアンスの違いがお分かりですか?
going toは英語で外国人と喋りたいという「自分の意思」が表され、一方supposed toは会社との「約束・義務があるため」に勉強をするという意味合いになります。
going toも予定を言うときに使われますが、supposed toのほうがテンションは低めで、場合によっては、自分がしたくなくても予定が決まっていることを言うという状況もあります。
2つの違いは意味合いがかなり違うので使い分けしやすいのではないでしょうか?
「supposed to」の意味まとめ
「~するはずだ」「~するはずだった」「~することになっている」、こんなときに使えるsupposed to、意味や3つの使い方はクリアになったでしょうか?
supposed toを使えば、感情的なニュアンスでなく、こうだった、こうなるはずだった、ルールはこうなってると冷静な感じを表現できます。
「今週は週末でも仕事するはずなんだ」「ここに車を止めてはいけないことになっている」など、supposed toは覚えておきたいフレーズです。ぜひ、日常の生活で意識して使ってみてくださいね。

イギリス人夫とミックスの息子とともに2006年からロンドン在住。日本が大好きな夫と運営する剣道道場のおかみ兼ライター。イギリスに住んでアンティークやヴィンテージに目覚め、散歩がてらのマーケットやチャリティショップ巡りで幸せを感じる。英語学習は主に道場で外国人メンバーとコミュニケーションおよびBBCニュースを毎日読むこと。夢は日本・イギリス完璧2拠点生活です!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.