「これから」「今から」の英語表現!ネイティブスピーカーが使う表現を紹介

「これから」「今から」の英語表現!ネイティブスピーカーが使う表現とは

日常会話のなかで、「これから」や「今から」といった表現は日本語でもよく使いますし、英会話の中でもよく使う英語表現として出てきます。

しかし、「今日から」と「今のうちから」は似ているようで意味はちょっと違いますよね。

こうした微妙なニュアンスの違いを相手に伝えるにはどうすればいいのか、悩んでしまうこともあると思います。

英会話になれている人や、上級者の方はニュアンスの違いを上手く表現することはたやすいかもしれません。しかし、初心者の方からすればボキャブラリーが無ければニュアンスの違いを伝えられません。

本記事では英語「これから」や「今から」を取り上げます。日本語にある微妙な違いを、英語表現を交えてご紹介します。ネイティブスピーカーが使う表現はどういったものなのかを知ることで、あなたの英語力はグッとアップするはずです!

日本語でも使う「これから」や「今から」……英語では何という?

冒頭で触れた通り、「今日から」と「今のうちから」という表現を言葉にする機会は多いですよね。

まずは、日本語の意味をおさらいしておきましょう。「これから」と「今から」は、言葉の表現によってニュアンスが違ってきます。例えば…

「これから駅に向かうね」は、「今から」と同じ意味を含みます。今すぐに~するというニュアンスが読み取れると思います。

一方で、「これから大学生になるんだ」は、「今から」とは別の意味で「継続する」意味合いが含まれています。

このように、同じような表現でも言葉でニュアンスが違ってくるので英語で表現するときに混乱したりどう表現していいか分からなくなったりしがちです。

英会話で大切なのは、いかに近いニュアンスに英語フレーズを使って英文にするかがポイントになってきます。使い分けも意識しながらレッスンしていきましょう。

「これから」「今から」の英語表現1:今現在から何をするか

これから英語の最初は、「今から○○する」ときの「これから」を表現する英語フレーズや英単語をご紹介します。

この場合は、「今から何かをする」と伝えたいのでnowが使えます。この英単語は有名なので、説明しなくても大丈夫ですよね。

例えば‥

I'm going to have dinner now.

今から夕飯を食べます。

I'm going to give my child a bath now.

これから子どもをお風呂に入れます。

I'm going to head to the meeting place now.

これから待ち合わせ場所に行きます。

I'm going to clean up now.

今から掃除をします。

などなど。日常英会話に使える例文に「今から」英語がいかに使われているか分かります。

nowを使うことで、「今から○○する」という表現がたくさんできますね!

さらに、ニュアンスを伝えるという意味合いで使える英語表現としてはafter thisという英語表現が使えます。

afterは「~の後」、thisは「これ」という意味なので「これの後」という言い方を使って「これから」を表現します。この表現は、日本語に一番近い表現かもしれませんね。

例えば‥

What do you do after this?

これからどうするの?

I will be coming after this.

これからそっちにいくね。

さらには、thisの代わりにthat「それ」を使ってafter thatとすれば「それから」という表現になります。

例えば‥

And what do you do after that?

それで。これからどうするの?

If time allows, I will be coming after that.

「もし時間が許すなら、それからそちらに行きますね」

どちらかというと、after thatの方が使われている頻度が多いと思います。筆者もよく使う英語表現の1つです。

さらには、be going toという英語表現も使うことができます。このbe going toは「~するつもりだ」という表現で頻繁に使われており、英語学習時に基礎学習として習う基本の英語表現です。

今までの例文にも登場している通りですね!とても使いやすく、ネイティブスピーカーではgonnaなんて略されて話されていたり、英語の歌詞なんかにも出てきたりしているほどポピュラーです。

例えば‥

We're going to have a BBQ party.

これからみんなで、BBQするよ。

I'm going to pick up my kids now.

これから、子どもたちを迎えに行くの。

以上4つの表現をご紹介しました!どれを使ってもOKです!

使いやすさで言うと、be going toですが慣れてきたらafter that や after thisといったちょっと遠回しな表現で「これから」を伝える英語フレーズを使ってみてくださいね。

「これから」「今から」の英語表現2:今後について

続いては、英語の「これからは」といった継続や今後を表す表現に使う英語フレーズをご紹介します!

今後や継続を表現する場合は、onを使うことで表現できます。使い分けできるように、しっかりと意味合いとフレーズを理解しておきましょう。

まずは、from now onというフレーズです。

このニュアンスにおいては、非常によく使われる表現なので覚えておいて損はありません。が、この表現が使えるのは「継続」のニュアンスが含まれている場合のみなので、覚えておきましょう。

ニュアンス的には、「これからは~」「今後は」という意味で覚えておくとよいです!

例えば‥

Please use this manual from now on.

これからは、このマニュアルを使ってくださいね。

From now on, I'll take this route so I won't get lost.

これからはこの路線を使えば迷わないね。

Please contact me in advance from now on.

これからは、私に事前に連絡してくださいね。

このように、一番前に持ってくることもできますし最後に付け足すこともできるのでフレーズとしてしっかり覚えておくと使えて便利です!

次にご紹介するのは、from~onというフレーズです。先ほどのfrom now onのnowの部分だけ入れ替えれば「○○以降」という表現を表すことができます。

予定を入れる時などに、「○○以降」という表現はよく使いますよね。これは是非覚えておいて欲しいフレーズです。

例えば‥

from today on

今日以降

from tomorrow on

明日以降

from next month on

来月以降

文章の最後に付け足せばOKです。

次は、「from ~ forwardという英語フレーズです。このフレーズでは「onの代わりに、forwardを使うことで少しフォーマルな言い方にできます。「今後〜」という固めの表現は、英語のビジネスまたはビジネスメーにも使えます。

仕事先や取引先などビジネスの際に使うことで印象アップですね!

例えば‥

from this day forward

その日以降

from this time forward

今回以降

最後にご紹介するのは、こちらもよく使われる英語フレーズin future / in the futureです。

この意味は「これからの」の英語を示し、「未来、将来、今後」を意味します。

なにやら、in futureはイギリス英語でin the futureはアメリカ英語で使うようです。どちらも意味は一緒なので使い方は同じです。

例えば‥

I am sure that what you will learn in this company will be useful in the future.

あなたがこの会社で学ぶことは、きっとこれからの役に立つことばかりですよ。

We can overcome this in the future.

これから先、きっと乗り越えられるはずです。

このように、未来に向かって続けていくことを表現したい場合はin futureとin the futureを付け加えれば、相手にはしっかり伝わります!

言葉の微妙なニュアンスを伝えることは難しいかもしれませんが、文章に付け加えられる英語フレーズを覚えておけば大丈夫です。

「これから」「今から」の細かいニュアンスを使い分けよう!

いくつか紹介してきた「これから」と「今から」の英語フレーズと例文ですが、どれも難しい単語ではなく、聞いたことあるような英単語が多かったのではないでしょうか。

どうしても英語が苦手という苦手意識を持っている方からすると困惑したりするかもしれないですが、知っている単語が出てくるだけで意外とスッと頭に入ってくるものです。

「今から行きます」「今から英語の勉強をするんだ」など、様々なシーンを表現できるようにしていきましょう。

日本語の良さでも悪いところでもある曖昧さを、明確にYesかNoしかない英語で伝えるのは難しいところもありますが、近しい英語フレーズを使えばきちんと伝わります!

諦めずに、少しずつ覚えて繰り返し口に出して練習してみましょう!

そのためには英語の基礎学習をおろそかにしないよう、気を付けてくださいね!