「英語が止まらない」なんともキャッチーなフレーズですが、これはAmazonなどで購入することができる英語学習者向けの本です。
シンプルかつリアルな物語を追求しているので、「こういう場面あるある!」と共感しながら英語を学習できるでしょう。
初心者から楽しめる日常会話満載のトレーニング本なので、一度お試しで英語力を鍛えるのも良いですね。
全70話で展開されるリアルな会話
「英語が止まらない」は全70話あります。しかもそれぞれがリアルなので現地で即使えるようなものばかり。中学校や高校の教科書とは一線を画しています。
ネイティブスピーカーだったら「ちょっとかしこまりすぎていて普通は使わないよ」というようなものは一切載っておらず、英語圏でネイティブスピーカーが使う表現が満載です。
日本で日本の教育を受けてきた私たちにとって、何がかしこまった言い方で何が自然な言い方なのかは判断のつかないところ。
例えば、Pardon?がかしこまった言い方だと知っている人はどれくらいいるでしょうか。これは日常生活で使うにしては少し違和感がある言い回しなのだとネイティブスピーカーは言います。
聞き返したい時には、Sorry?や、Huh?などを使う方がより自然なのだとか。あとは言い方が大切で、Huh?も失礼がないようなイントネーションで使えばまったく大丈夫だそうです。
このようなことを知らない私たちにとって、リアルな英語を学び直す機会は大人になってからとなります。
その時に役立つのがリアルを追求し、ネイティブスピーカーが使う表現にこだわった参考書や問題集です。
著者はどんな人?
著者プロフィールを覗いてみると、東京女子大学を卒業していることがわかります。その後は学習塾、中学校、高校と勤務しているので、教育業界のプロですね。
現在はカルチャーセンター(北戸田、仙川、八王子、西八王子、入間、武蔵村山、新所沢、ひばりヶ丘、川口、府中など)で英会話の講座を展開しているそうで、もちろん英語に精通しています。
物語を想像しやすい
この70話の物語はリアルゆえに容易に想像できる点も「英語が止まらない」の特徴です。まるで自分も旅をしているような気分にさせてくれるので、今はなかなか行けない海外旅行に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
イラストや写真もたくさんあるため、文字だけの本には抵抗があるという方にもおすすめです。
手書きのワンポイントがあるというのもなかなか味わいがあり、アナログ感が好きな人にはぴったりです。言葉の意味を追記したい時などにアナログ派有利ですよね。
その場面を想像できるということは、それだけ定着率が上がるというものです。
なかなかそのシチュエーションが理解しにくいのなら、そこで使えるフレーズを学んでも実際には使えないでしょうからね。学習においてわかりやすいということは第一です。
「英語が止まらない」の使い方
では、「英語が止まらない」の特徴を掴んだところでその使い方を見ていきましょう!正しい使い方というものはありませんが、だからこそ自分にあった使い方ができます。初心者と上級者向け、それぞれに最適な使い方をご紹介するので参考にしてみてください。
初心者はインプットからアウトプットへ
「英語が止まらない」は、最初にインプットのページが表れ、会話の中からフレーズを学びます。日本語とそれに対する英語が書かれており、どのような英語を使うのかを覚えるのです。
多少文法が理解できているならば、どうしてそんな訳になるかがわからないということにもならないでしょう。意訳されていることがわかるなら、そのまま進んでOKです。
わけもわからず暗記するのもアリと言えばアリですが、理解してからインプットした方が定着しやすいので、わからないならその文章の文法はネットなどで調べておくことをおすすめします。
暗記はそれだけでもつまらないものですが、丸々わからないものを飲み込むのは余計苦痛です。せめて理解をした上で覚えるようにしてみましょう。その方が、後にするアウトプットがしやすいです。
アウトプットは、インプットした文章やフレーズを口に出す、もしくは書き込む段階です。なかなか一朝一夕で覚えられはしないでしょうから、インプットには時間をかけてください。
まずは短期記憶に残りますが、これはすぐに頭から抜けていってしまうものです。大事なのは長期記憶に残し、いつ何時でもそのフレーズが思い出せるようにすること。
よって、その日に学習し終わったら、また別の日にアウトプットを行ってみましょう。
ここで忘れたものをインプットし直すことが非常に大切です。簡単英語フレーズも多いですから、そこまで構える必要はありません。
上級者はアウトプットからインプットへ
上級者も初心者と同じようにインプットから始めてアウトプットをして良いのですが、わかっているものならちょっとつまらないかも。それなら、日本語訳だけが載っているアウトプット用のページから始めて、英語を口に出して言ってみたり書いてみたりしてみましょう。
模範解答はインプット側に載っているものだけですが、言語なのですから色々な言い回しがあります。自分が書いたものも間違いではない場合もあることを忘れないでおきましょう。
大切なのは、アウトプット後にインプット側のページを見て、「英語圏ではこんな表現パターンもあるんだ」と新しく学ぶことです。
そして、それがよりネイティブスピーカーらしい表現であることを理解し、そちらの言い回しも覚えるようにしましょう。
英語に慣れているのであればすぐに覚えられるでしょうけれど、自分が最初に解答した言い回しの方がしっくりくる場合、英会話などのとっさの時にはネイティブスピーカーらしい表現が出ないかもしれません。
サッとそのフレーズが出て来るように、何度も練習して頭や口、耳に染み込むまで繰り返してみましょう。
隙間時間を利用しよう
学生時代は学校で習う英語で手一杯で、このようなリアルな英語も学ぼうと思うに至らなかったり、学校で学んでいることが本物の英語だと思ってしまっても仕方ありません。よって、「英語が止まらない」のような書籍を手に取るのは社会人が多いです。英語を学び直したいという欲求がある人達ですね。
となると、学業は本業ではないので結構忙しい中勉強をすることになります。フルタイムで働いているなら仕事終わりは疲れますし、かといって仕事前はバタバタしていませんか?
主婦だとしても、まとまった時間が取れる人と取れない人がいます。
ということで、「英語が止まらない」で勉強するのにおすすめしたいのは隙間時間学習です。
少しの時間でも集中すれば1フレーズは覚えられますし、むしろ短時間だからこそ集中できるというメリットがあります。
受験勉強のように本腰を入れる必要はありません。もっと気軽に取り組んでみましょう。
お風呂で覚えたフレーズを言ってみたりすれば、人に聞かれませんから思う存分ネイティブスピーカーになりきれます。その日に覚えたことを反復すればするほど脳に定着しやすくなるので、長期記憶に残ってくれますよ!
会社員なら通勤時間に、主婦なら家事の合間に、余裕があるなら暗記のゴールデンタイムと呼ばれる寝る前に少し時間を取りましょう。
スマホを見てブルーライトを浴びるよりは、勉強をした方が質の良い眠りを手に入れられるので一石二鳥です。
もしこれが資格に関する本だったら隙間時間だけでは対応できないでしょうけれど、ネイティブスピーカーががっつり使う表現はあまり試験や検定など、お堅いところには出てきません。
ですから、あくまで英会話を学びたい人向けであり、英会話のみの検定や試験はそうないので隙間時間学習だけでも効果はあるのです。
オンライン英会話に入会している方は、「英語が止まらない」で学んだ知識をそこで披露してみてくださいね。
Amazonでの「英語が止まらない」のレビュー
「英語が止まらない」はAmazonでも販売しており、1つだけですがレビューとコメントがありました。こちら、どのようなことが書いてあったかと言うと…、2019年2月22日に日本でレビュー済み
形式英会話、教科書英会話ではなく、今この瞬間にも使用されている会話が満載。即現地で通じる会話が
掲載されています。早く海外に行きたいです。」
どうでしょう。教科書に載っている英語ではなく、即現地で使える会話と書かれていることからより興味をそそられた方は多いのではないでしょうか。
この方はきっと英語に関して詳しいのかもしれませんね。今は海外に行くことが難しくなっていますが、その先の楽しいことを想像して今から学習しておけば、晴れて旅行に行ける時にはバッチリ英語ができるようになっているでしょう!
言語は残念ながらすぐに習得できるものではなく、たくさんの練習を積んで初めて喋れるようになるものです。
ですから、たくさんの時間をかけて本物の英語を学び、本番で存分に発揮できるように準備期間が必要です。その時に必要なのは現地ですぐに使える効率的な「英語が止まらない」のような本ですね。
まとめ
今回ご紹介した「英語が止まらない」というリアルな英語表現を学べる本、英会話を隙間時間でも学習したいという方におすすめです。学校の英語ではないので文法的なことや受験に出て来る単語が満載というわけではありませんが、その代わりにネイティブスピーカーが使う英語がしっかり学べます。
いわゆる教科書の変な英語表現から抜け出すなら、「英語が止まらない」から始めてみましょう!
隙間時間でも学習できるので忙しい人でも諦める必要はありません。1つ1つのフレーズをコツコツ覚えて、あらゆるシチュエーションで必要な英語を話し、そして聞きとれるようにしておきましょう。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.