「楽しみ!」を表現する英語フレーズとは?
何かを楽しみにしている場合、それを人に伝えて日常会話を楽しむシチュエーションはよくあります。特にスモールトークと言って、英会話レッスンの本題に入る前などにする雑談では、楽しみにしていることから話が盛り上がっていくことも珍しくありません。
では、そんな楽しみを表す英語表現にはどんなものがあるのでしょうか。今、この記事を読む前あと後とで、どれだけの表現を思いつけるようになったかを比べてみてくださいね!よく使うからこそしっかりとバリエーションをそろえておきたいところです。
「楽しみ!」の英語フレーズ7選!ネイティブスピーカーが使う表現とは
では早速、ネイティブスピーカーが使う「楽しみ!」というフレーズを7つご紹介しましょう!今はフレーズが思いつかない、1つだけしかわからないという場合でも、この7つを押さえればかなり表現豊かになれますよ!
can't wait
can’t waitは、「待てないくらい楽しみ」という意味を持っています。直訳すると単に「待てない」という意味ですが、文脈によっては楽しみだから待てないのだと理由までつけて捉えられます。主語はIだけでなく、他人についても使えるため結構万能なフレーズになります。待ちきれないくらい楽しみなこと、ワクワクしていることがある場合はぜひ使ってみてくださいね。
例文
・I can't wait his concert!「彼のコンサートが待ちきれない!」
・Look at Moco's tail. He can't wait for the treat anymore.「モコのしっぽを見て。もうこれ以上おやつを待てないみたい」
be awaiting
be awaitingは、「待ち望んでいる」という意味です。日本語の「待つ」に相当する英単語にはwaitがありますが、ここで使われているawaitも同じ意味です。ただし、waitの方はwait forと、前置詞とセットで使われますが、awaitの方は前置詞を使いません。ここが大きな違いですね。意味は同じなのでwaitで言い換えても楽しみにして待ち望んでいることを伝えるのに支障はありません。
例文
・Ken is awaiting his gramma to be home.「ケンはおばあちゃんが帰ってくることを待ち望んでいる」
※この例文の場合、「Ken is waiting for his gramma to be home.」と言い換えが可能です。
be excited
be excitedは「ワクワクしている」という意味です。学生時代には、excitedを「興奮している」と習った記憶がある人も多いのでは?これも、未来に起こることを楽しみにしていると伝える表現の1つです。形はbe動詞に過去分詞形と受動態になっていますが、日本語訳にすると能動態になるのが特徴です。英語圏では、自分が何かによってワクワクさせられているというようなニュアンスになるため、受け身の形になっているのです。
例文
・She is so excited about her new house.「彼女は新しい家を楽しみにしている」
・I'm excited to watch the new movie. 「新しい映画を見るの楽しみ!」
I’m looking forward to 〜.
I’m looking forward to 〜.は、「~を楽しみにしている」という直球表現です。これは、中学でも高校でも注意すべき熟語として嫌になるほど目にしたのではないでしょうか。よって、楽しみにしていると言えばこのフレーズが真っ先に思い浮かんだという方も多いと思います。
注意すべきは、このtoの後の動詞にingがつくことでしたね。よく、不定詞と思って動詞の原形を入れるミスがあるのですが、注意すべき熟語としての立ち位置を確立したようにあまりに頻繁に出て来るので今でも馴染みがあるのではないでしょうか。ただし、残念ながらやはり私たちが習ったのは受験英語。この表現は日常会話ではあまり出てきません。どちらかというとフォーマルな言い方だからです。会社のメールでも使えるような表現ですね。
例文
・I’m looking forward to working with you「あなたと一緒に働けること楽しみにしています」
・I look forward to hearing from you.「お返事お待ちしております」※現在進行形でなくても使えます。
I'm thrilled about…
I'm thrilled about…は、「ゾクゾクするほど楽しみにしている」といった意味合いです。スリルを感じるという表現は日本語にもなっていますが、このフレーズではそんなスリルを感じてしまうほど楽しみなことがあるというニュアンスです。別表現で言い換えるなら、心が躍ると言っても良いでしょう。日本人からするとこのような英語圏の表現はちょっと大げさに感じてしまうかもしれませんね。
例文
・I'm thrilled about the event! I can't wait!「イベントがとても楽しみで待ちきれない!」
I'm quite keen to…
I'm quite keen to…は、「熱望している」という意味です。熱望しているということは楽しみにしているという意味となり、このkeenという単語はイギリスでよく使われます。イギリス英語好きにはたまりませんね!そしてquiteもイギリス的な表現です。アメリカではどちらかというとveryを使うことが多いです。
例文
・I'm quite keen to go with you this weekend.「私は今週あなたとぜひ一緒に出掛けたいです」
I'm hanging out for…
I'm hanging out for…は、「待ち遠しい」という意味です。先ほどはイギリス英語を紹介しましたが、こちらはオーストラリアでよく使われる表現になります。特に若者が使うフレーズです。同じ英語でも国によって使われる表現が少し違ってくるのは面白いですね!もし英会話スクールなどに入会しているのであれば、先生の出身地に合わせて表現を変えてみると「おっ!」と思われるかもしれません。
例文
・I'm hanging out for the concert on the weekend!「週末のコンサートが楽しみ!」
「楽しみ!」の英語表現!スラングやSNSで使える表現
続いて、同じ「楽しみ!」という表現でも、スラング的な言い回しやSNSでも使える表現をご紹介しましょう。もう少しくだけた言い方を覚えたいという場合や、楽しみというのは感情ですから、より感情的に感じられる表現を使いたい場合におすすめです。ただ、英語学習者が使うとびっくりされることもあるので、ネイティブスピーカーレベルになるまではもっぱら人が言うのを聞いて理解することに使うことになるでしょう。
I’m amped up!
I’m amped up!は、「楽しみで興奮している」という意味です。スラング的なのは、これが麻薬でハイになっているという意味を含むからですね。それを知っているとなんだかかなりぶっ飛んだ表現だと思ってしまいます。興奮しているという意味を持つampedはあまり聞き慣れない単語かもしれませんが、短くて言いやすいのでこのフレーズごと暗記してしまいましょう。同じ楽しみという表現の中でも、楽しみなことによって落ち着かないニュアンスを含みます。
I’m so pumped!
I’m so pumped!は、「楽しみが膨張する」というようなイメージです。膨張するという意味を持つpumpで楽しみを表現するというのはなかなか斬新ですね。しかし、日本語でも「期待に胸が膨らむ」というように言ったりするので、案外近いところはあるのかもしれません。この表現はフォーマルな場では使えません。気持ちが高揚している時に親しい友達の間で使われたりします。
I’m stoked!
I’m stoked!は、「楽しみで興奮している」という意味です。こちらもやはりハイになっているという意味を含むのでスラング的です。知らずにフォーマルな場で使うとびっくりされるので注意しましょう。特にネイティブスピーカーではない英語学習者が使うには気を付けるべき表現です。文章を続けるのであれば、aboutを使ってI’m so stoked about the party tonight.「今夜のパーティーがメチャクチャ楽しみだ」などと言えます。
さて、英語圏で使われる「楽しみ」を表す表現についてたくさん見て来ましたが、今なら表現の幅が広がったのではないでしょうか。私たちが受験で習った表現はフォーマルなものが多いので、ネイティブスピーカーがよく使うスラングも含め、よりカジュアルな表現も一緒に覚えていきましょう。
感情的に短い文章でパッと言うのもアリ、何を楽しみにしているかを相手に伝えるために文章にするのもアリです。ネイティブスピーカーの前で使えば、「その表現よく知っているね!」と褒められるかも!表現をいくつか覚えたら、その時の気持ちをより正確に表すものを選んで定着するよう積極的に使っていきましょう!
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.