”not at all”の使い方や意味を解説!

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not at all,英単語,使い方

学校の授業で、“not at all”は「全く~でない」と習った方も多いかもしれません。
もちろん、それも正しい使い方の内の一つですが、”not at all”には他の用法もあります。
この記事ではそれぞれの意味や使い方について解説しています。

文中で使う場合と単体で使う場合で意味が違う!

冒頭で述べたように”not at all”には、複数の意味や使い方があります。
”not at all”の基本的な意味は「全く~でない」、あるいは「少しも~でない」です。
その他の用法も、基本的にはこのイメージから派生した使い方となっています。

“not at all”の意味や使い方は主に、
·文中で使う場合の「全く~でない」
·単体で使う場合の「はい、どうぞ」
·単体で使う場合の「とんでもないです」
に分けられます。

以下、詳しく例文を交えて詳しく見ていきましょう。

文中のnot at all=「全く~でない」

“not at all”は参考書によっては「完全否定」として紹介されています。
“No”が単に否定を表すのに対し、”not at all”は100%の”No”であることを表しています。
これは”at all”が「全部」、つまり「100%」を表しているので「100%そうではない」となり、日本語訳では、
·「全く~でない」
·「少しも~でない」
となります。

いくつか例文を参考に、使い方を見ていきましょう。

- I haven’t had any food at all today.
(今日は全く食事を口にしていない。)

- I’m not interested in it at all.
(私はそれについては少しも興味がない。)

また、この場合の”not at all”と同じ意味·用法で”not in the least”を使うことができます。
- I have no doubt about his innocence in the least.
(私は彼の潔白をこれっぽっちも疑っていない。)

単体で使われる場合の”not at all”

次に、単体で使われる場合の”not at all”について見ていきましょう。
単体で使われる、というのは”Thank you”のように、1フレーズの挨拶として使われているということです。

このような使い方をされるのは、
·「~してもいいですか?」という質問に対して、「はい、どうぞ」と返答する場合
·「ありがとう」に対して、「とんでもないです」と返す場合
の2つがあります。
以下、例文を見ながら解説していきます。

「はい、どうぞ」のnot at all

早速ですが、「はい、どうぞ」の意味を表す”not at all”の使い方を見ていきましょう。

- Do you mind if I turn on the heating?
(暖房をつけてもいいですか?)
- Not at all.
(はい、どうぞ。)

“Do you mind if ~?”は直訳すると、「私が~したら、あなたは気にしますか?」となります。
このように、”Do you mind if ~?”で「~してもいいですか?」という質問に対して、”Not at all.”を使って「はい、どうぞ。」と答えることができます。

これは”Not at all.”が、
- I do NOT mind if you turn on the heating AT ALL.
(私はあなたが暖房をつけても、ちっとも気にしません。)
の”not at all”だけを抜き出して答えたものと考えられます。

したがって注意が必要なのは、同じ内容でも違う形式の質問に対しては”Not at all.”を「はい、どうぞ。」の意味で使えないということです。
例を見てみましょう。

- May I turn on the heating?
(暖房をつけてもよろしいでしょうか?)

最初に見たように、”not at all”は100%の”No”なので、この場合に”Not at all.”と言ってしまうと、

- You don’t turn on the heating at all.
(絶対に暖房をつけないでください。)
のような意味合いになってしまいます。

このような質問に”Yes”、つまり許可を与える場合は、単に”Sure.”や”Of course.”と言えばよいです。
このような質問の仕方は他には、

·Would you mind if ~?
·Would it bother you if ~?
などがあります。

bother: 煩わせる

また、返事の仕方には“Not at all”の他に、“Of course not.””Certainly not.”などがあります。
ただし、”certainly not.”はかなりかしこまった言い方になります。

- Would you mind if I close the window?
(窓を閉めてもいいですか?)
- Of course not.
(はい、どうぞ。)
- Would it bother you if I smoke?
(タバコをすってもよいでしょうか?)
- Certainly not.
(どうぞ、お気になさらないでください。)

「とんでもないです」のnot at all

“Not at all.”と単体で使う場合、「はい、どうぞ」の他に、「ありがとう」に対して「とんでもないです」の意味で使うことができます。
例文を見てみましょう。

- Thanks for helping.
(手伝ってくれて、ありがとう。)
- Not at all.
(とんでもないです。)
ここでの”Not at all.”は、
- It wasn’t a problem at all.
(全く問題じゃないよ。)
の省略で、「とんでもないです。」という意味を表していると考えられます。


ここで少し余談!

下記記事では、知っておくとかなり便利な”just because”の使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみてください♪♪

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「とんでもないです」のnot at allの類義語

“Thank you”への返事としての「とんでもないです」の意味の”not at all”をご紹介しましたが、日本語でも
·どういたしまして
·とんでもないです
·滅相もございません
と、同じような意味を表す言葉がいくつかあるように、英語でも複数の異なる表現があります。
「ありがとう」と言われた時の返事としては、”You’re welcome”が最も有名ですが、その他にも以下のフレーズを使うことができます。

·OK. (It’s OK.)
·No problem. (No problem at all.)
·Anytime
·My pleasure. (It’s my pleasure.)
·Don’t mention it.

“OK”は「大丈夫だよ」「大したことないよ」「気にしないで」のようなニュアンスを表します。
“No problem”はそのまま「問題ないよ」です。
”No problem at all.”で「全く問題ないよ。」のように言うことができます。
“Anytime”は直訳すると「いつでも」で、「助けが必要な時はいつでも声をかけてよ」という意味です。
“My pleasure (It’s my pleasure.)”は日本語訳するのが難しいですが、「自分がしたかったからしただけです」のようになるでしょうか。
直訳は(それは)私の喜びです」です。
最後の”Don’t mention it”は”mention”が「述べる」という意味で、「礼には及びませんよ」となります。

これは少しかしこまった言い方なので、友達などに使うことは普通ありません。
さらに、”You’re welcome”も以下のようなバリエーションがあります。

·You’re very welcome.
·You’re most welcome.
意味自体は”You’re welcome”と同じですが、”very”や”most”で気持ちを強調することができます。

”at all”の使い方や注意点

ここまで”not at all”の意味や使い方について解説してきました。
最後に”not”を伴わない”at all”だけでの用法についていくつかご紹介します。

先に結論から言うと、”at all”は疑問文でのみ使えます。
肯定文で使うことは通常ありません。
疑問文での”at all”には、
·強調する
·丁寧な表現にする
の2つの使い方があります。

“not at all”が「少しも~ない」であるのに対し、”at all”は「少しでも」のようなニュアンスになります。
ただし実際に和訳する際には、「少しでも」がない方が自然です。
まずは強調する場合の例文を見てみましょう。

- Do you want to read this book at all?
(この本を[少しでも]読みたいですか?)

この場合、その本を読みたいと思っていなければ返事は、“Not at all.”となり、「そんなことこれっぽっちも思ってない」となります。
一方で、多少興味がある場合でも、すごく読みたい場合でも、とにかく読みたい気持ちが「少しでも」ある場合は”Yes.”となります。

“ (not) at all”が否定文では「100%ない」となるのに対して、疑問文では「0%ではないですか?」のようなニュアンスです。
「少しもない、のではない(NOT not at all)」=「ある」という考え方です。
次に丁寧な言い方にする用法を見てみましょう。

- Would you like any desserts at all?(引用:Cambridge Dictionary)
(デザートはいかがですか?)

あえて直訳するとしたら、「[少しでも]デザートを食べたい気持ちはありますか?」のようになりますが、「決して押し付ける気持ちはありませんが」のようなニュアンスになるため、丁寧な表現として「デザートはいかがですか?」になります。

まとめ

今回は”not at all”の意味や使い方について、
·文中の「全く~ない」「少しも~ない」
·単体の「はい、どうぞ」
·単体の「とんでもないです」
の3つをご紹介しました。

また、「とんでもないです」のような”Thank you”に対する返事や疑問文での”at all”の使い方についても解説しました。
今回の”not at all”に限らず、英単語や表現のコアのイメージを掴むと、派生した表現なども理解しやすくなるのではないでしょうか。