母の日について英会話で使えるフレーズとは?

母の日を英語で、母の日に使える英会話フレーズ、ネイティブキャンプ

毎年5月の第2日曜日は母の日です。

4月末頃から、街やインターネットでは母の日プレゼントなどが販売されていますよね。

そんな母の日は、世界共通の記念日なのでしょうか?それとも日本だけの記念日でしょうか。

今回は、母の日についての歴史や海外と日本の違いなども含め英会話で使えるフレーズもご紹介していきます!

母の日にメッセージカードに英語メッセージを書いてみたり、感謝の英語フレーズを使ってみたりしてみましょう!

海外に母の日はあるの?

日本では、当たり前にやってくる母の日ですが海外には母の日という記念日はあるのでしょうか?

その答えは、母の日の由来を知ることで見えてきます。

まずは母の日はいつからこうした記念日になったのかをご紹介します。

母の日の由来

1905年5月9日、アメリカのフィラデルフィアに住む少女「アンナ・ジャービス」が母の死をきっかけに、「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたのが始まりとされています。

この働きかけがアメリカ全土に広まり、1914年には当時の大統領「ウィルソン」が、5月の第二日曜日を「母の日」と制定し、国民の祝日となりました。

また、アンナの母親が好きだった白いカーネーションを追悼式の祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを飾るようになり、現在のように「母の日にはカーネーションを贈る」習慣が生まれたと言われています。

※引用元:
株式会社長崎カステラセンター心泉堂より抜粋

このように、一人の少女の行動から国を動かし国民の祝日にまでなったというエピソードがあるのですね。

きっかけは1人の少女の母親への想い

ここで登場する、アンナの母親は牧師である夫を早くに亡くしたそう。

戦争や病気で8人もの子供を亡くしたという運命を背負った女性でした。

しかし、幸運にも生き残った2人の子供とともに激動の時代を生き抜いた強い女性だったといいます。

そんな経験から、アンナの母親は慈善活動や募金活動を行うなど積極的に社会のために活動を行っていました。

そんな母親の背中を見てきたアンナは、母親の死をきっかけに 「生きているうちに、母親に感謝をする機会をつくるべきではないのか?」 と思ったそうです。

母の日に贈ることが通例となったカーネーションは、アンナの母親が大好きだった花という。

カーネーションの花言葉は「母の愛」「純粋な愛」

この花言葉の意味も兼ねて世界に広がっていったのだと言われています。

1人の少女の母親への強い愛と想いが、アメリカという大きな国をも動かしさらには全世界の心を動かしました。

母の日のキッカケは、1人の少女の強い想いからなのです。

この由来から分かるように、母の日は世界共通ということになりますが由来に関しては、各国に諸説あるそうです。

母の日の日付も、実は各国様々な日程で制定されており日本のように5月ではない国もあります。

日本では3月だった母の日

一方の日本では、昭和頃に当時の皇后様の誕生日である3月6日を母の日としていましたがあまり広まることはなかったそうです。

しかし、1970年ごろにお菓子メーカーである森永製菓が「森永母の日大会」と称したキャンペーンを開催したことによって一気に広まったとされています。

また、5月の第2日曜日というのも1940年代後半にアメリカに倣って決まったのだと言われています。

海外の母の日

世界共通の祝日として、母の日は認知されていますので海外にも母の日というのは存在します。

しかし、先ほども記述した通り日程は各国さまざま。参考程度ですが、各国の日付をご紹介しますね!

今回は、日本とは全く違う日程の国をピックアップしてみました!

ノルウェー
 2月の第2日曜日

モロッコ、カタール、シリア
 3月21日

スペイン、南アフリカ、ハンガリー
 5月の第1日曜日

タイ
 8月12日

アルゼンチン
 10月の第3日曜日

ロシア
 11月の最終日曜日

インドネシア
 12月22日

これだけ見ても、各国で違う事が分かりますね。

母の日を英語でなんていうの?

では、ここからが本題!

母の日を英語でなんて言うのでしょうか?

この英語は日本でも街中、インターネットやCMでもよく見たり聞いたりすることが多いので知っている方も多いと思います。

Mother's' Day

Motherは『母』、’sで『母の』、Day『日』の組み合わせで成り立っています。

海外では、Happy Mother's Day!!とお祝いの際に母親に声を掛けます。

日本語で言えば、「母の日おめでとう!お母さん!」という感じでしょうか。

母の日に英語で感謝を伝えよう

母の日に英語で感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?

英語が分からないお母さん世代の方も多いと思いますが、簡単な英語のフレーズを使えば理解してくれるかもしれません。

さらには、留学や旅行でお世話になった方がいるのであればその方にメッセージカードを送ってみるのもいいですね!

今は、インターネットが主流になりネットでメッセージを気軽に送ることができますが手書きで書いてみるのもおすすめですよ。

感謝を伝える英語にフレーズをご紹介しますので、使ってみてくださいね!

まず、メッセージの冒頭はHappy Mother's Dayと書いてみましょう。

その後に続けられるフレーズを箇条書きにしてみました。

Thank you always.
いつもありがとう。

With All love.
全ての愛をこめて。

Send all my love and thanks to you.
愛と感謝を、あなたに送ります。

To the best Mom in the whole world!
世界一大好きなお母さんへ

All I have to give you is my love on Mother's Day.
母の日にたくさんの愛をこめて。

You’re the best! Thanks for all you do.
あなた最高のお母さんよ!全てに感謝しています。

締めや最初にこうして英語と日本語を書くことで、ちょっとだけオシャレなメッセージカードになりますね!

英語で母の日を説明してみよう!

次は、外国人の方と文化の違いなどを話す機会があるかと思います。

お互いの文化を話すことで、英会話力や英語力もグンとアップしますので積極的に会話してみましょう!

そんな時に参考にしてみてほしい英会話フレーズをご紹介します。

Mother's Day in Japan is celebrated on the second Sunday of May.
日本は母の日を、5月の第2日曜日に祝うんだよ。

Mother's Day in Japan is a special day to say thank you to your mother, just like in other countries.
日本の母の日は、他の国と同じようにお母さんに感謝の気持ちを伝える特別な日です。

Even in Japan, people give carnations on Mother's Day.
日本でも、母の日にはカーネーションを贈ります。

In Japan, Mother's Day is now celebrated on the second Sunday in May, following the American model.
日本の母の日を5月の第2日曜日に祝うのはアメリカに倣って決まったそうだよ。

Mother's Day in Japan used to be in March.
日本の母の日は、昔は3月だったんだよ。

The reason it was in March was because the Empress's birthday was in March.
なぜ3月だったかというと、皇后の誕生日が3月だったからなんだって。

The reason Mother's Day became known in Japan was because of a campaign by Morinaga Seika, a confectionery manufacturer.
日本で母の日が知られるきっかけになったのは、お菓子メーカーの森永製菓がキャンペーンを行ったからなんだって。

We celebrate Mother's Day in different ways, but we send flowers to say thank you, and sometimes we have a nice meal with our family.
母の日のお祝いの仕方は様々ですが、感謝の気持ちを伝えるために花を贈ったり、家族で美味しい食事をすることもあるよ。

On Mother's Day in Japan, we don't just give carnations, we also give different flowers such as roses. Even overseas, I wonder if it's not just carnations?
日本の母の日は、カーネーションだけではなくバラなどの花も贈るよ。海外でも、カーネーションだけではないのかな?

母の日には日ごろの感謝を伝える日

今回は、母の日について由来や英会話フレーズをご紹介してきました。

特に母の日の由来については、筆者も驚くエピソードでした。

たった1人の少女が、母親への想いであのアメリカを動かしたという事実は驚きでした。

ましてやあの時代の世界は緊張状態にあったはずです。

その激動の時代を生き抜いた強い女性を想う少女がキッカケとは、とても感慨深いものがありました。

何気なく母の日と思っているのと、こうして由来やエピソードを知って思う母の日はどことなく、とても大切な日だと感じます

なかには、筆者と同じように親元を離れて暮らしている方も多いのではないでしょうか。

日頃、恥ずかしくて改めてはなかなか言えなかった感謝の気持ち。

こうした祝日として日本でも制定されていますので、この機会に年に1回だけでも「ありがとう」の気持ちを込めて、贈り物や一緒に時間を過ごすなどをしてみませんか?

みなさんが素敵な母の日を過ごせますように!