親戚は日本語でもややこしい表現のオンパレードです。
甥っこや姪っこなど、自分に関わりがない限りは使うこともありません。
ついうっかりと表現する言葉を忘れてしまうこともありますよね。
そんな親戚を英語で表現するとなると...、
頭を悩ませてしまう方が多いのではないでしょうか?
親戚付き合いは滞りなく進めたいところですよね。それが国際的なものになるのであればなおさらです。
「僕(私)が結婚するのは日本人だから...」
「親戚は日本人だけ、覚える必要はない...」
と安心してしまうのは危険です。
もしかしたら、今後あなたにもグローバルな出会いがあるかもしれません...!
もしかしたらあなたにも、知らない海外の親戚がいるかもしれません...!
せっかく英語を勉強するなら、親戚付き合いに関する表現や単語も覚えておきましょう。きっと将来、あなたのお役に立つはずです。
この記事では、親戚に関する英語の表現をまとめてみました。また、記事の後半では海外の親戚事情についても紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただき、英語で親戚にまつわる表現を使いこなせるようになってみてください。
親戚は英語で『Relative』
早速ですが、“親戚”は英語でなんというかご存知ですか?
正解は“Relative”です。
複数形なら“Relatives”ですね。
おじさんやおばさん、甥っこや姪っこもまとめてこの英語で表現できます。
お盆や年末年始には、ひとつの家に親戚の全員が集まって飲み食いをする行事も、日本では定番です。
そんな集まりは、英語でどのように表現するのでしょうか?
Family Reunion
(親戚の集まり)
ココでは親戚を表現する“Relative”ではなく、家族を表す“Family”を使う点に注意しましょう。
親戚とは血縁のある、すなわち“家族”ですから、この表現はしっくりときますね。
また、“Reunion”は“再会”や“同窓会”を意味する言葉です。
家族の再会というと、途端にドラマチックな響きに感じますね...!
1年に数回の親戚同士の集まり、次回の開催時にはぜひ“Family Reunion”という横断幕を掲げて、開催してみてはいかがでしょうか?
親戚を紹介する時に使う英文
親戚と街を歩いているときに友達に遭遇したり、兄弟が結婚したときの親族紹介をしたり、さまざまなシーンで親戚の紹介をすることはあります。
そんなときに使用する文章を、英語ではどのように表現するのでしょうか?
海外での滞在中や国際結婚に立ち会ったときにもこのような表現は実際に使用できます。この機会にバッチリと予習しておきましょう!
親戚を表現する単語
まずは親戚を紹介するうえで欠かせない単語をみていきましょう。
・Uncle
(おじさん)
・Aunt
(おばさん)
おじさんとおばさんは、ご両親どちらかの兄弟姉妹になります。
・She is my aunt.
(彼女は私の父親の妹=おばさんです)
上記のように使います。
また、おじさんやおばさんの子供は下記のように表現します。
・Cousin
(いとこ)
日本語では従兄弟や従姉妹ともいいます。いとこと親密な関係で育ったという方も多いのではないでしょうか。
・Nephew
(甥っこ)
・Niece
(姪っこ)
甥っ子や姪っこは自身の兄弟の子供を表します。お正月にお年玉をわたす機会は、まだまだ先の話でしょうか...?
・My nephew stares at me with shining eyes.
(甥っこは輝くような目で私を見つめている。)
お正月にこのようなシチュエーションに遭遇したら、なにもいわずにそっと“お年玉”を甥っこに渡してあげてください。
ではここからは、親戚に関する英文を紹介していきます。
・Are you related to him?
(あなたは彼の親戚ですか?)
道端でふと友達に出会ったときに使いそうなフレーズです。初めてその親戚をみた友達が、こうして質問してくる可能性はありますよね...!
・He is my nephew.
(彼は私の甥っこです)
質問された親戚の代わりに、あなたが答えるときに使えるフレーズです。“Nephew”をほかの単語に入れ替えれば、応用が効きます。
He is one year younger than me.
(彼は私の1つ年下です)
親戚のことをより詳しく紹介するときに使えるフレーズです。年齢の話になることはよくあるので、ぜひ覚えておいてください。
・He is living in 〇〇
(彼は〇〇に住んでいます)
遠く離れた場所に住んでいる親戚の住所を説明するときに使えるフレーズです。
・We get together a few times a year.
(私たちが集まるのは1年に数回です)
普段から集まることのない親戚を紹介するときは、上記のような英文が便利です。お盆や年末年始などの特定に時期にのみ会う親戚の場合は、上のように紹介しましょう。
・We are really close actually, I always go out with him.
(実際私たちはとても仲がよく、いつも一緒に出かけています)
親戚であっても友達のように仲がよく、いつも一緒に行動している場合は、上のような表現を使ってみてください。とてもフレンドリーな距離感が伝わるフレーズです。
“義理の”は英語で...
義理の兄弟や姉妹、結婚をすることで義理の両親ができることもありますよね。
そんなときは下記の単語を活用しましょう。
・In-Law
(義理の)
“in-law”は“義理の”を意味する言葉です。
”Law”は“法律”を意味する言葉です。単語にくっつけることで、法律上の血縁関係を表現することができるんですね。
実際に使う場合は、下記のように使用します。
・They are my parents-in-law.
(彼らは私の義理の両親です)
単語の後ろに“In-law”をくっつけるだけなので、難しくはないですね。文章にする場合は、下記のように使用します。
・He is my brother-in-law who has been married to my sister since last year. He’s now living in the United States with his family, and working as an engineer at Google.
(彼は私の義理の兄です。私の姉と昨年結婚しました。今は家族と一緒にアメリカに暮らしをしていて、グーグルでエンジニアとして働いています)
結婚したお姉さんがアメリカに移住した、国際的なカップルの話ですね。このような状況も最近では珍しくありません。ぜひ覚えておいてくださいね...!
近い親戚、遠い親戚
日本語で『近い親戚』や『遠い親戚』ということがありますよね。
これらの言葉は、下記のように表現します。
・Close relative
(近い親戚)
・Distant relative
(遠い親戚)
使う機会はあまりないかもしれませんが、表現の幅が広がりますので合わせて覚えておきましょう。
ちなみに、明確な基準はありませんが、“近い親戚”とは4親等までを意味することが多く、“遠い親戚”は5親等からを意味することが多いようです。
雑学的な知識として、合わせて覚えておいてくださいね。
海外の親戚付き合いの習慣とは?
海外の親戚付き合いというと、とても親密な関係を持っているように感じられませんか?
誕生日やクリスマスには家族や親戚が集まり、盛大なパーティーをおこなう、ランチやディナーも頻繁に食べにいく、そんなイメージを持っている方も多いと思います。
実際にアメリカに暮らしている方の意見を聞くと、たしかに日本に比べて親戚との関係は濃いものが多いといいます。
記念日はもちろん、なにげないときにも “グリーティングカード” などを贈る習慣が根付いているようです。
もちろん個人差はあると思いますが、親戚付き合いも多いといってよいでしょう。
また、日本ではお盆や年末年始などの“親戚の集まり”では、女性が準備をしたり、食事の手配をしたりすることが多いと思います。
これは時代の流れによって変化してきているとは思いますが、まだまだその風潮は大きいといわざるを得ないでしょう。
ですが、海外ではそんなときでも夫婦はもちろん、両親の役割分担は平等であるといいます。女性がゆっくりとくつろいで、男性が準備を担当することもあるのだとか...。
このような習慣が根付いていることも、海外の親戚付き合いにおける風習の違いといえるでしょう。昔から海外では男女平等の精神が根付いていたのですね...!
また、国によっては結婚相手の家族や親戚と仲良くすることに違和感を持つところもあるといいます。
個人差はあっても、親戚に関する意識は国によって異なるということがいえそうですね。
英語で親戚と仲良くなるには『英語力』と『行動力』
親戚に関する英語について、ご紹介してきました。単語や英文など、お役に立てるものがあれば嬉しいです。
また、海外の親戚事情について、驚きの新事実もあったのではないでしょうか?
もし、自分に海外の親戚ができたら...、その関係性を深めていくには、やはり 『語学力=英語力』 が欠かせません。
コミュニケーションがとれないことには、相手のことを知りようがありませんし、また、自分のことを知ってもらうことも難しいですよね。
そんなときは、いつでもどこでも英語が勉強できるオンライン英会話『ネイティブキャンプ』で、英語力を磨いてみてはいかがでしょうか?
パソコンはもちろん、タブレットやスマホから、カンタンにレッスンを受講することができます。カフェやオフィスが英会話教室に早変わりしますよ。
また、受講も24時間365日可能です。レッスン回数も無制限ですので、納得いくまで英語を学ぶことができます。
英語力を磨いたら、あとは行動あるのみです。ぜひ学んだ英語を、親戚同士のお付き合いに活かしてみてください。
生まれも育ちも愛知県。フィジーで英語留学、オーストラリアでワーホリを経験、滞在中に自身のブログを立ち上げ、情報発信を始めました。趣味はコーヒーで、シドニーのカフェでバリスタとしての勤務経験もあります。文章の得意分野は旅や芸術、コーヒー、夢は世界一周で、今一番いきたい国は芸術と職人の国“ドイツ”です。人生の目標として松崎しげるさんを目指しています...!