「素直」は英語で何て言う?

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人の性格を表す単語の1つに、「素直」という言葉があります。

私達日本人が日本語で日常会話をしている時、この単語はそのまま使えばポジティブな意味ですし、否定文であればネガティブな意味として頻繁に使いますよね。

例えば、
「あの人は本当に素直な人だ」
「素直に嬉しい」
「素直じゃないなぁ」

今回はこの「素直」という言葉は英語ではどのように使われているかを紹介していきたいと思います。

ですがその前に、そもそも日本語で「素直」とはどういう意味なのでしょうか?

辞書で調べてみると、以下のように出てきます。

“ありのままで、飾り気のないさま”
“素朴”
“性質、態度などが、穏やかでひねくれてないさま”
(goo辞書引用)

状況によっては「誠実」や「正直」にも言い換えられそうですね。

では、上記を踏まえた上で早速英語での「素直」の表現の仕方を学んでいきましょう。

品詞別の「素直」

まずは「素直」という単語を品詞別に学びましょう。辞書を引いて一般的に出てくるのは以下の単語です。

名詞:honesty 素直さ、誠実さ
形容詞:honest 素直な、正直な、誠実な
副詞:honestly 素直に、正直に(言うと)

なお、注意する点としては発音です。

それぞれ全て「h」から始まっていますが、hは発音しません。カタカナで書くと「オ」から始まります。

なお、発音記号は以下のようになります。

honesty → άnəsti
honest → άnəst
honestly → άnəstli

ちなみに、名詞の「honesty」という単語、どこかで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

以下は、一度は聞いたことがあるであろう有名なフレーズです。

「Honesty 〜♫ is such a lonely word 〜♫」

そうです、かの有名な Billy Joel の名曲、「Honesty」ですね。

ちなみにこの曲がリリースされたのは1979年、何と40年前だそうです。

この曲の歌詞の和訳では、honesty の部分は「誠実」となっています。

「素直」を表現するための品詞別例文

前項で「素直」という言葉の、英語でのそれぞれの品詞の形を学びました。

次はそれらを文章の中で使えるように、例文で学んでいきましょう。

名詞編

I like her honesty.
(私は彼女の素直さが好きです。)

I’m questioning his honesty.
(私は彼の素直さ/誠実さを疑っている。)

Honesty is the best policy.
(正直は最上の策。)

My husband praised our daughter for her honesty.
(私の夫は私たちの娘の正直さを褒めた。)

Honesty doesn’t pay.
(正直者が馬鹿を見る。)

I’m proud of your honesty.
(あなたの正直さを誇りに思います。)

Honestly is the key to success.
(誠実さ/正直さが成功への鍵です。)

形容詞編

She is an honest person.
(彼女は素直な人です。)
※前述した通り、「h」を発音しないため、不定冠詞を付ける場合は「an」となります。

He seems to be honest.
(彼は素直に思える。)

To be honest, I don’t like that.
(正直言うと、それは好きじゃないんです。)

What is the importance of being honest?
(素直でいることの重要性は何ですか?)

Honest people tend to become more successful.
(誠実な人たちはより成功する傾向にある。)

He is a dishonest man.
(彼は不誠実な人です。)

That business is dishonest.
(そのビジネスはまっとうではない。)

He should be punished for his dishonest action.
(彼の不正行為は罰せられるべきです。)

※「dishonest」は「不誠実な」「正直ではない」という、honestの反義に当たります。よく聞くので一緒に覚えておきましょう!

副詞編

Honestly, I don’t understand what you mean.
(正直に言うと、あなたの意味していることを理解していません。)

You should show your gratitude honestly.
(素直に感謝を示したほうが良いですよ。)

I want you to speak honestly.
(正直に話して欲しいです。)

Honestly, I didn’t get surprised at that news.
(正直に言うと、そのニュースには驚きませんでした。)

※To be honest、Honestly の意味

上に書いた例文でも使われていますが、「ぶっちゃけ」「正直言って」という表現で、
To be honest
Honestly

を使うことがあります。

これらの表現を使うときは基本的に「否定文」なことが多かったり、ネガティブな内容がくることが多いです。

なぜなら、これらを使うときというのは、「(言いづらいんだけど)正直言って」というニュアンスを含むからです。

要するに、相手が聞きたくないであろう内容を話す時に、出だしとして使うことが多いです。

なので、例えば何の唐突もなくいきなり
To be honest, your hat looks good on you.
言いづらいんだけどさ、ハット似合ってるよ。」
とは言わないですね。

相手も「To be honest」が聞こえてきた時点で「え、何だろう...」と、少し構えてしまいます。

なお、これらの類義表現として「To tell you the truth」というものがあります。使い方も To be honest や Honestly と同じように、文の出だしで使えます。

また、参考までに、後に続く文章がポジティブ、ネガティブ関係なく使える「ぶっちゃけ」という表現に、
I’m not going to lie.
というものがあります。

文字通りに直訳すると「嘘はつかないよ」になりますが、これを文章の出だしで使うことで、日本語で言う「ぶっちゃけ」と近いニュアンスで使うことが出来ます。

「素直」の類義語

honest、honestly の類義語として、「sincere」「sincerely」という単語があります。しかし、これらの単語は少し違う意味合いを持っています。

sincere という単語を辞書で引いてみると以下のように出ます。

sincere の意味
うそ偽りのない、言行一致の、正直な、誠実な、(…に)うそをつかないで、言行一致で、心からの、偽らぬ、本当の(Weblio英和和英辞典より)

一見、意味は同じように見えますが、honest と sincere の違いは一体何でしょうか。

インターネット検索で「What's the difference between honest and sincere?」というタイトルのページを、Quoraという、言語に関する質問が出来るウェブサイトで見つけました。

そのページ上で一人の回答者は以下のように述べています。(和訳)

“「honest」という言葉は真実を話すことであり、「sincere」はあなた自身がそれを真実だと思うかどうか、ということを意味します。

人は「honestly」であっても「sincerely」ではなく物事を言う可能性があります。弁護士さん達が例です。彼らは事実に基づき解決していきますが、彼らの「honest」な言葉は内なる信念とは合致しないこともあります。

「sincere」な人は、思っていることを自分に偽りなく話しますが、それ自体が真実でないこともあります。例えば、「全てはうまく行っている」と言ったとして、その感情は自分自身に対して真実であっても、実際の状況はそうではないこともありえる、ということです。”

つまり、
honest:真実に基づくが、必ずしも心で思っていることと同じわけではないこともある
sincere:自身の心に偽りなく話すが、必ずしも事実と合致するわけではないこともある
という、ちょっとした違いがあるようです。

なお、フォーマルなメールを書く際の敬具として、自分の名前の上に「Sincerely yours,」とか「Yours sincerely」という形で使うこともよくあります。

また、お詫びの意を伝えるフォーマルな言い方として、
Please accept our sincere apologies.
(心からお詫び申し上げます。)

We sincerely apologize for the inconvenience we have caused.
(ご不便をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます。)

I sincerely apologize for the delay.
(その遅延について心よりお詫び申し上げます。)
のように sincere や sincerely を使うことも出来ます。

まとめ

では今回の記事のまとめです!

・英語で「素直」は、「名詞: honesty」「形容詞: honest」「副詞: honestly」

・綴りの「h」は発音しない

・「honest」は真実に基づき、「sincere」は自身の心への正直に基づく

ちなみに、私たち日本人には「本音と建前」という考えがありますが、これは日本にだけに限ったものではなく、日本以外の国でも存在しているようです。

そもそも人間で有る限り、みんな本音と建前を使い分けているとのことです。よくよく考えてみれば、みんながみんな本音だけで話していたら、例えば会社のような組織、チームとしてまとまるのは困難ですよね。

なので、どの世界にも本音と建前は存在しているものの、特に日本人はそれを上手に使い分けていると言われています。

また、人によっては「日本人は本音を全然言ってくれないので、何を考えているのかが全くわからない」と思ってしまう外国人も少なくはないようです。

そのような違いの壁を乗り越えてお互いの文化を理解、尊重し合えたら美しいですよね!

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