皆さんは、英語を勉強するときに『電子辞書』を使うことはありますか?
近年では昔よりもインターネットが普及し、翻訳や英語辞典のような機能を自由に利用できるようになりました。
私自身も何年か前まで電子辞書を持っていましたが、さまざまな情報をスマホで手軽に調べられるようになった今は使っていません。
しかし現在では、電子辞書は以前よりも英語学習向けのコンテンツや機能が発達し、資格や受験勉強には欠かせないアイテムとして再度注目を集めています。
今回はそんな電子辞書の選び方やメリット&デメリットなど詳しくご紹介していこうと思います。
購入しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
電子辞書を買うメリット&デメリットは?
電子辞書の選び方の前に、“電子辞書を買うメリット&デメリット”についてお話します。
しっかりと英語を学習されたい方には電子辞書は必須のアイテムですが、海外旅行のためにということであればインターネット上の情報でも十分だったりします。
機種にもよりますが、電子辞書は最低でも2万円ほどします。
購入して「必要なかった!」なんてことにならないよう、メリット&デメリットをここで知っておきましょう。
電子辞書を買う5つのメリット
メリット①
細かくて正確な情報を得ることができる
年々情報が充実しているインターネットですが、今の段階ではやはり分厚い辞典をデータ化した電子辞書の方が細かく、そして何より正確な情報を得ることができます。
ネット辞書以外の情報はスラングが入っていたり、不特定多数の投稿により正確な情報を得るために時間がかかることもあります。
海外旅行に使う程度の英語学習ならいいですが、資格や受験となれば曖昧な情報ではいけませんよね?そういった点で電子辞書は間違いがありません。
メリット②
授業中に使える
授業中のスマホ利用を禁止している学校は結構ありますが、電子辞書はそういった校則の中でも使うことができます。
しかも軽量でコンパクトサイズなので、ノートや参考書と一緒に机に広げても邪魔になりません。
メリット③
ネット環境がなくても利用できる
スマホはとても便利ですが、電波が届きにくいところや海外留学では不便を感じることがあります。
その点電子辞書は、インターネット上の情報と違って、ネット環境がなくても充電さえあればどこでも使うことができます。
メリット④
1台で複数の辞典を利用できる
電子辞書はたった1台で和英辞典や英和辞典、そして英語以外の国語辞典も利用できます。
切り替えもボタン1つと簡単で、時間も場所もコンパクトにまとめることができます。
メリット⑤
多彩な機能で効率よく学習ができる
近年の電子辞書には、自分の発音を確認できる機能やスピーキング力を高めるための機能、そして自分の進歩状況がわかる機能など、1人でも英語学習が進められるよう様々な機能が収録されています。
インターネットのように果てしない情報ではなく学習に必要な機能が集まっているので、検索時間を大幅に削減し勉強に集中できます。
電子辞書を買う4つのデメリット
デメリット①
初期費用が高い
電子辞書は最低でも2万円ほど。
機能が充実したものであれば、3万4万ともちろん高くなっていきます。
それに比べてインターネット上の情報は、検索に時間と手間はかかりますが無料であることがほとんどです。(課金さえしなければ)
デメリット②
記憶付けが難しい
キーボードに打ち込むだけの電子辞書は、手間暇かけて調べる紙媒体の辞書と比べると記憶に残りにくいデメリットがあります。
辞書にマーカーで印をつけることもできず、視覚的にも印象が少なめです。
デメリット④
いつか寿命がくる
紙媒体の辞書は、破れたりすることがなければ永遠に使うことができます。
しかし電子辞書の場合は、電子機器なので使い始めて数年後には必ず寿命を迎えます。
また衝撃や水没など管理に気をつけなければならない点が多く、扱いに面倒さを感じる部分があります。
基本の電子辞書の選び方
電子辞書のメリット・デメリットをお話したところで、次は『選び方』についてです。
一言で“電子辞書”と言っても、年代別に備わっている機能は異なります。今回は“小学生”・“中学生”・“高校生”・“大学生”別にご紹介していきましょう。
まずは、どの世代にも言える電子辞書の選び方のポイントです。
年齢や使用目的に合ったもの
紙媒体もそうですが、辞書は年齢や使用目的によって必要な機能やコンテンツ、収録語数が変わってきます。
例えば小学生のような小さなお子さんには、説明がひらがなで出るもの、英語発音がカタカナ表記されるタイプの方が理解しやすいでしょう。
ビジネスで使いたいと思っている方は、仕事に役立つ語彙や例文が充実しているものがオススメです。
使いやすさ
近年ではキーボードだけではなく、タッチパネルタイプの電子辞書も発売されています。
タッチパネルの場合、画面スクロールや文字拡大・縮小などがスマホと同じなので、キーボードよりも感覚的に操作ができます。
どちらが良いかは使い手との相性によります。
ですので、購入の際は一度店頭で本体を触ってみるといいでしょう。
大きすぎないサイズ
画面の大きなタイプは見やすいと言う利点がありますが、持ち歩きたい人やノート・参考書と一緒に机に置くことを考えると、ポケットに入るくらいのサイズがベストです。
最近は軽量化されているので、手帳やスマホのようにサッと取り出して使うことができるタイプが多いです。
デザイン性
スマホのように毎日携帯して使う電子辞書は、長く使えるようなデザイン、モチベーションが上がるデザイン、ビジネスシーンでも使えるデザインと用途に合わせて選ぶといいでしょう。
とくに小さなお子さん向けには、カラフルで子供心をくすぐるようなデザインを選んであげると積極的に使ってくれるはずです。
キーボードも大きめで、タイピングしやすい電子辞書だとストレスを感じず使うことができますよ。
小学生向け
小学生向けの電子辞書を買う場合は、キーボードに着目です。
現在販売されているものには、「五十音タイプ」「ローマ字タイプ」、そして「タッチパネルタイプ」の3つがあります。
ですので、ローマ字読みが難しい低学年のお子さんには「五十音タイプ」、
英語教育が入ってくる高学年には「ローマ字タイプ」、
キーボードが苦手なお子さんには「タッチパネルタイプ」を選ぶといいでしょう。
学習に飽きないよう、動画や音楽を使った“遊び感覚で学べる機能”がついている電子辞書も小学生にはオススメです。
中学生向き
中学生向きの電子辞書を買う場合は、高校受験のための参考書が収録されているものを選ぶといいでしょう。
高校生向きの電子辞書を使っても大きな問題はありませんが、中学生向きの方が語句の解説や参考書の説明などがより詳しく、理解しやすい内容になっています。
高校生向け
高校生向きの電子辞書を買う場合は、収録語彙が多いもの、そしてセンター試験など大学試験対策のコンテンツが充実しているものがオススメです。
機種によっては電子辞書をテキストとして使えるよう、問題集がそのまま収録されているものもありますよ。
大学生向け
大学生向けの電子辞書を買う場合は、自分の専攻している専門分野に対応しているコンテンツが収録されている機種や、ダウンロードをする事でコンテンツを増やすことが可能な機種を選ぶことがポイントです。
英語専攻の学生さんや英語上級者の方は、複数の英和・英英の辞典が収録されているものを選んだ方がいいでしょう。
TOEICなど、資格対策のコンテンツが入っているものはとくにオススメです。
リカレント教育向け
2018年頃から、“社会で活躍し続け、よりよく働くために再び学び直す”という『リカレント教育』が目立ってきています。
その『リカレント教育』向けの電子辞書もここでご説明しましょう。
『リカレント教育』向けの電子辞書を買う場合は、大学生向けのように自分に必要な専門性の高いコンテンツが充実しているものを選ぶようにしましょう。
また、仕事に役立つようビジネスシーンで使える例文が豊富なコンテンツも重要なポイントです。
オススメの電子辞書
国産の電子辞書メーカーといったら、やはり『カシオ』と『シャープ』は外せません。それぞれの特徴とオススメポイントをここでご紹介しましょう。
カシオ
カシオの電子辞書は、学生から非常に支持されています。
とくに“EX-word”は、総合的に英語力を高めるために「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」の4つの技能をアップさせるためのコンテンツが豊富。
「トレジムプラン」といって、自分だけのプランを立て学習を進めることもできます。
TOEIC対策も充実していて、資格取得を考えている方にもオススメのメーカーです。
シャープ
シャープは学生というよりも社会人に支持を受けている電子辞書メーカーです。
液晶画面の部分がカシオよりも大きく、非常にカラフル。
まるでミニパソコンを使っているような感覚です。
英検1~5級までの問題集が収録されていて、可愛らしいキャラクターと一緒に飽きずに学習を進めることができます。
自分に合った電子辞書を選びましょう!
電子辞書と一言でいっても、今回ご紹介したように世代別、また使用目的別にさまざまな機種が存在します。
安いものではないので、口コミや通販サイトの内容だけ読んで購入することは後悔のもとになるのでオススメしません。
少し手間はかかりますが、店頭に行って実際に触ってみる、そして自分に合ったものかどうか専門スタッフに聞いて購入するといいでしょう。
ネイティブキャンプのレッスンでは、PCやアプリを使うため、レッスン中に手軽に調べられます。
一方で、レッスン中に1つの単語にこだわり調べたり考えたりしていると、レッスンで置いてかれてしまうことも・・・。
そんな時は知りたい単語をチャットボックスに記入してもらったり、単語帳やメモ機能を活用して復習できるようにしましょう。
新潟出身のNaokoです。オーストラリアのワーホリからスタートし、約10カ国以上で様々な文化を体験してきました。帰国してからは京都に拠点を移し、ライターとしてライフスタイルからビジネスまで幅広く執筆しています。趣味は1人旅。好きな国はニュージーランドです。ブログでは、語学以外の海外情報もお届けできたらと思います。