英語で意見交換をしてみよう!便利なフレーズをご紹介

opinion


英語のレッスンを取っている人はすでにお気づきかもしれませんが、英語を話すときには日本語で話すときよりも一層自分の意見を言うことを求められます。

英語のレベルが中上級くらいになってくると、自分の意見を英文にすることはできるでしょう。しかし単に自分の考えを英語にするだけでは、意見交換の場では十分ではありません。なぜなら単純に自分の考えていることを英訳するだけでは、直接的な言い方をしすぎて、相手に失礼になったり不快な気持ちにさせてしまったりするからです。

そこで今回は英語で意見交換をするときに便利なフレーズの中でも、比較的シンプルなものを集めてみました。意見交換ができるようなレベルになってきた人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

英語で自分の意見を言うのは簡単?

まず知っておいてほしいことは、英語で自分の意見を言うことは難しくないということです。冒頭で触れたとおり、単に自分の考えをそのまま英訳してしまうと、直接的すぎる言い方になることもあるのですが、ワンクッション置くだけで表現が柔らかくなるのです。
ですからその表現さえ覚えてしまえば、何も難しいことはないんですね。

ただし自分の意見を言うこと自体が難しいという人もいるでしょう。日本ではそう積極的に自分の意見を言うことを求められたりはしません。そのため、日本人は自分の意見・考えを口にするのが苦手な傾向にあります。

しかし英語でコミュニケーションを取る場合は、意見を言うことは必須。会議などでも黙っていることはできません。ですから日頃から、自分の意見をしっかりと言えるように訓練しておくことをおすすめします。

自分の意見を言うときの切り出しフレーズ

ではまずは、自分の意見を言うときにどう切り出せば良いのか、そのフレーズを例文から見ていきましょう。意味や使い方についても説明していくので、しっかり参考にしてみてくださいね。

1)In my opinion….「私の意見ですが」

自分の意見を切り出すときや、見解を述べるときにまず口にすると良い言葉です。「自分の考えが正しいというわけではなく、こういう考えもあるよ」というニュアンスが出やすく、押し付けているような感じがしません。英語のスピーチなどでもよく使われます。

ビジネスの場面から日常会話まで広く使える表現の1つ。例文をいくつか見てみましょう。

・In my opinion, Dario is far more attractive than Pablo.
(私の意見だけど、パブロよりダリオの方がずっと魅力的だと思う。)

・In my opinion, Kyoto is the most beautiful city in Japan.
(私の意見だけど、京都は日本で一番美しい街です。)

・In my opinion, the project isn’t really going well.
(私の意見ですが、そのプロジェクトはあまりうまくいっていないと思います。)

といった感じですね。”opinion”というのは「意見」という名詞です。また”my opinion”(私の意見)という言葉を使って、もう少し「ただの私の意見なのですが・・・」とへりくだるような表現もできます。

例えばこのような感じです。
・It’s just my opinion but you shouldn’t talk like that to people all the time.
(これはただの私の意見だけど、いつもそんな風に他人と話すべきではないんじゃないかな。)

・In my humble opinion, it’s not really worth it.
(私のつたない意見としては、それはあまり価値がないと思います。)

2)From my point of view/perspective…「私の見解ですが」

こちらは少しかしこまった表現ですから、ビジネスの場面向きです。しかし日常生活でも使われることはあります。「私の見解ですが」「私の考えは」というようなニュアンスで話したい時に使えます。”point of view”の部分はそのまま”perspective”と言う単語に変えても、ほぼ同じように使えます。

早速例文を見てみましょう。

・From my point of view (perspective), the cost for that project is a bit too much.
(私の見解ですが、そのプロジェクトにかかる費用は少し多すぎると思います。)

・From my point of view (perspective), we should wait for a bit longer.
(私の見解ですが、もう少し待った方が良いと思います。)

3)As far as I’m concerned…「私が思うに」「私に言わせれば」

最後にご紹介するのは、よく使われる表現の1つである”as far as I’m concerned”です。かしこまった感じがするので、ビジネス向きではありますが、イギリスでは日常会話でもよく使われていました。イギリス英語は慇懃無礼なところがあるので、そのためかもしれません。

こちらも「あくまでこれは自分の意見だけど」というニュアンスを出したい時に使います。”concern”という動詞はなかなか捉えるのが難しいのですが、ここはそういう表現として丸覚えをしましょう。

・As far as I’m concerned, they don’t seem to know how to cook pasta.
(私が思うに、彼らはパスタの作り方を知らないようだ。)

・The plan is great, as far as I’m concerned.
(その計画は良いと思うよ。私に言わせればね。)

相手に同意するときの基本フレーズ

意見を言うときには、相手に同意することもあるでしょう。そんなときに使えるフレーズもご紹介します。

・I agree with you.(あなたの考えに同意します。)
・You are totally right.(あなたはとっても正しいです。)
・You have a point.(一理ありますね。)
・Sounds great/perfect!(それはいいね!)

こうしたフレーズのあとに、自分がその意見についてどのような点で同意しているのかまで言えるといいですね。ちなみに一番最後のフレーズは、主にカジュアルな場面で使います。

 

相手を傷つけない反論フレーズ

同意をすることもあれば、反論することもあるでしょう。相手の意見に同意ができないときには、下記のようなフレーズを使ってワンクッションを置いて自分の意見を言います。

特に反論をするときは、相手を傷つけてしまいやすいので慎重になるようにしてください。”I don’t agree with you.” “I disagree with you.”という風に言うと、「あなたには同意できません」とワンクッション置かずに伝えることになり、相手の立場や場の雰囲気によっては、あまり良く思われないこともあります。

・I’m afraid I cannot agree with you.
(申し訳ありませんが、あなたに同意できません。)

・I got what you mean, but I have another point of view.
(あなたの意見はわかりましたが、私には別の見解があります。)

・I understand what you mean, but it might be a little unrealistic.
(あなたの言っていることはわかりますが、もしかするとそれはちょっとリアリティーがないかもしれません。)

・If you would like my honest opinion, I have to say, I disagree with you.
(もし私の率直な意見をお望みでしたら、あなたには反対だと言わなければなりません。)

なかなか面倒かもしれませんが、このくらい丁寧になっておくと、それほど不快な思いを相手にさせずに済むでしょう。

 

まとめ

今回は英語で意見を言うときのフレーズなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ネイティブキャンプのレッスンでも、自分の意見を言わなければならない場面が多々あるはず。そんなときに、スラスラとこうしたフレーズが使えるとかっこいいですよね。

レッスン中や実際の日常会話の中でも積極的にこれらのフレーズを使って、あなたの意見をしっかりと言ってみましょう。