最終更新日:2019-07-14
みなさん、こんにちは!
いきなりですが、「みなさんの利き手は右手ですか?左手ですか?」
わたしは家族の中で1人だけ左利きなんです。
右利きだとカンタンにできることも、左利きだと不便なことって結構たくさんあるんですよね。
海外では右利きか左利きはどちらが多いのでしょうか。
左利きは全人口のおよそ11%と言われています。
10人のうち1人が左利きなんです。左利きの人たちってやはり少ないんですね。
今回は、
・左利きは英語でなんというのか?
・左利きだと書きやすい言語はあるのか?
・海外の左利き事情
などについて紹介します!
この記事を見れば、海外の左利き事情も丸分かりなので、ぜひ参考にしてみてください〜!
- 左利きや右利きは英語でなんというのか
- 左利きの多い国はどこ?
- 利き手を無理に変えると障害がでる?
- アルフェベットや筆記体は左利きだと書きづらい?
- 左利きの人が書きやすい言語はあるの?
- 【世界共通】左利きあるある
- 海外にある左利きのグッズ
- まとめ
左利きや右利きは英語でなんというのか
ご飯を食べたり文字を書くときに、いつも使う手が利き手ですよね。
まれに「両方使える!」という人もいます。
日本語では右利き、左利き、両利きといいますが、英語ではなんというのでしょうか?
右利きは英語で◯◯
右利きは英語でright-handedやrighty、right handerといいます。
handedは〜の手の、hendednessで利き手や利き腕などの意味があります。
(英訳例文)
I’m right-handed.
(わたしは右利きです。)
Are you right-handed?
(あなたは右利きですか?)
I’m a right-handed batter.
(わたしは右利きのバッターです。)
左利きは英語で◯◯
左利きは英語でleft-handedやlefty、left handerといいます。
野球で左投げをする選手をサウスポーともいいますよね。
southpawは英語でsouthは南、pawは動物の前足を意味しているそうです。
アメリカの南部出身のピッチャーに左腕投手が多くサウスポーと呼ばれた説もあるんだとか。
ネイティブスピーカーからすると、サウスポーはちょっと古いらしくleft-handed(左利きの)やleft-hander(左利きの人)と使う人が多いです。
(英訳例文)
She is left-handed.
(彼女は左利きです。)
He is a left-handed pitcher.
(彼は左利きのピッチャーです。)
I’m trying to eat left-handed.
(左手を使って食べてみています。)
He is a left-handed guitarist.
(彼は左利きのギターリストです。)
両利きは英語で◯◯
右手で書くけど、ボールを投げるのは左手などなかには両利きな人もいますよね!
特に日本人は、書道の授業で左利きの人も右手で書くよう学校の先生から指導されたり、はさみなどの道具が左手用のものが少なく、日常生活で苦労する部分もあるだろうと幼少期に矯正する人も珍しくありません。
そんな両利きは英語でboth-handedやambidextrousといいます。
(英訳例文)
I’m ambidextrous. I’m left-handed when I write and right-handed when I eat.
(わたしは両利きです。左手で文字を書きますが、食事をするときは右利きです。)
いかがでしたか?
左利きや両利きの皆さんはぜひ覚えて使ってみてください!
続いては海外の左利き事情についてご紹介します。
左利きの多い国はどこ?
【過去48カ国の調査で左利きが多い国ランキング】
1位 オランダ 15.7%
2位 ニュージーランド 15.5%
3位 ノルウェー 15.0%
気になる日本はと言うと、およそ11%の人が左利きです。
これに対し、アメリカでは左利きが2%しかいないというデータがでています。
右利きが多いのかと思いきや、両利きの割合が高く28%が両利きなんです。すごいですよね。
両利きが多い理由としては、アメリカでは早いうちから専門家の間で左利きの矯正が脳に悪い影響を及ぼすと言う研究がされ、社会的に利き手を矯正する習慣がないので自然にどちらも使えるようになったと言われています。
利き手を無理に変えると障害がでる?
統計によると48カ国中、日本は1番右利きが多い国だそうです。
これは先ほども少し触れましたが、親が教育する中で、少数派の左利きだと何かと不便だろうと、右利きに矯正させたからだと言われています。
しかし、無理に利き手を変えると、脳に障害が出ると言うわけではないですが、ストレスで精神的な障害を発症するリスクが生じる場合があります。
例えば、無理に右利きに変えることで学力が低下したり、左右が混乱し方向音痴になったりする原因になるそうです。
以前は「お茶碗は左手、箸は右手で持ちましょう。」と厳しく作法を指導する文化が根付いていましたが、時代とともにその考え方は薄れていっています。
アルフェベットや筆記体は左利きだと書きづらい?
さて、続いては文字についてです。
日本語も英語も文字を書く時は左から右に書きますよね。
日本語は1つ1つ文字が分かれていますが、英語の筆記体は左から右へと流れるように書きます。
左から右に書く英語を左利きの人が筆記体で書くと、インクが手についてしまって汚れてしまうことも。
また、ペンと紙の角度が反対なのでペン先が紙に刺さってしまうことがあり、慣れるまでは左利きだときれいに書くのは難しいようです。
ちなみに私の友達は、蛍光ペンなどでマーカーを引くときなど、引きたい場所が隠れることなくスムーズに引けるため左利きの方がいいと言っていました。
不便なことも多いようですが、場面によっては左利きの方が便利な動作もあるようですね。
左利きの人が書きやすい言語はあるの?
多くの文字が右手で書くことを前提としてつくられています。
前述したように右利きの人が日本語や英語を書いても手は汚れませんが、左利きだと手が汚れやすく文字も反対で右利きの人に比べると書きづらいんですよね。
ほとんどが左から右に書く言語ですが、その逆で右から左に書く言語や左利きの人が書きやすい言語はあるのでしょうか。
アラビア語とヘブライ語
アラビア文字とヘブライ文字は、右から左に書くので珍しい言語です。
なぜ右から左なのか…左利きが特に多いからというわけでもないのが不思議!
しかもこのアラビア文字、数字は左から書いて、文字は右から書くのでややこしいんです。
数字も普段私たちが使っている123の数字と、もうひとつ「アラビア数字」といって、アラブ経由でヨーロッパに入ってきたインド数字を使っています。
この「アラビア数字」はかなり難しいです。
結論としては、アラビア文字やヘブライ文字は右から左に書くので左利きの人には、少し書きやすいかもしれません。
何より書いている時に手が汚れずにすむので左利きには嬉しい言語です。
さて、いかがでしたか?
ここまでは、左利きの多い国や左利きが書きやすい言語について紹介してきました。
しかし、正直なところ左利きだからってアラビア語やヘブライ語をマスターしようとは思えないですよね・・・。
それなら左利き同士、「こんなことが困ってます!」と語り合って笑い話にするのが一番です。
そこで、ここからは「左利きあるある」や「海外の左利きグッズ」をご紹介します!
【世界共通】左利きあるある
アメリカ人は28%が両利きとは言え、やはり多いのは圧倒的に右利き。
そのため左利きにはいろいろと不便なことがあります!
そこで世界中の左利きの人が思っている、「左利きあるある」を紹介みていきましょう。
左利きの外国人と語り合えるよう、簡単な英文もご紹介しますので、左利きの皆さんは要チェックです!
文字を書いたら手が汚れる
ペンやシャーペンで、左手で書くと手が真っ黒に汚れちゃいますよね。
右利きにはあまりわからない辛さではあります。
そんな左利きの皆さんが使える英語表現を紹介します。
My hands get real messy when I draw, a curse of being a lefty.
(書いている時に手がすごく汚れる。だって左利きだから。)
ハサミが使えない
ハサミって右利き用に出来ていて、左利きだと使いにくいですよね。
「I'm left-handed and I hate your scissors!」
(わたしは左利きです。あなたたちのハサミが嫌い!)
というマグカップがあるくらい。ハサミって左利きの人にはやっかいなものなんです。
マウスのメインボタン
右利きの方はあまり意識をしたことがないと思いますが、左利きの人がマウスを使うとき、メインでクリックするボタンが左側になりますよね。
右手だと人差し指で押しやすいのですが、左手だと中指か薬指を使わなければいけないため押しづらいんです。
I rarely use a computer mouse, because it’s not conveniently designed for left-handed people.
(わたしはマウスをほとんど使いません。左利きにとって使い勝手が悪いからです。)
ギター
ギターは、右手でピッキングして左手で押弦するようにつくられています。
右利き用のものを、左利きの人が構えると弦の上下が入れ替わり、コードや音階が全て逆になってしまいます。
左利き用をちゃんと購入したほうがいいですが、本数が右利きに比べると少なかったり、少し値段が高い可能性もあります。
他の楽器もほとんどが右手使用に作られています。
I want to play a guitar, but it’s hard to find a guitar which is for left-handed people.
(ギターを弾きたいけど左利き用のギターを見つけるのは大変だ。)
左利き用品が高い
多くの商品が基本的には右手専用に作られているため、左利き用だと値段が少し高いことがあります。
わたしが驚いたのは、カッターを買う時に左利き用は右利き用よりも200円ほど高かったんですよね。ちょっと損した気分になりショックでした。
A:Why are these scissors more expensive than the others?
(どうしてこのハサミは他のものより高いの?)
B:Because it’s for left-handed use.
(左利き用だからだよ。)
隣で食べている時に手がぶつかる
右利き同士ならぶつかりませんが、右利きの人と左利きの人が隣同士だと手がぶつかってしまいます。
わたしはぶつからないようによく、食事の際は壁側や通路側に座るように気を付けています。
I prefer to sit at an aisle seat.
(通路側に座るのが好きです。)
左利きの人はすぐに左利きに気づく
左利きの人は食事中や文字を書いている人を見て、「あの人も左利きだ!」と気づくのが早いです。
きっと同じ人を見つけて嬉しくなるからでしょう。
When you are left-handed you notice lefties every time.
(あなたが左利きだったら、いつも左利きの人に気づきます。)
海外にある左利きのグッズ
「世の中には右利きのために作られたもので溢れている」と言うことがわかったところで、左利き用のグッズについて見ていきましょう。
日本には左利き用のハサミなどありますが、海外でも左利き用のものはあるのか調べてみたので紹介します。
左利き用のハサミ
日本より左利きの方が多い海外ではもちろん、左利き用のハサミはあります。
海外では利き手を矯正する文化があまりないため、幼稚園でも左利きの子どもには左用のハサミが用意されているなど、左利きに優しいです。
リングが右側にあるノート
リングがあるあのノートっていつも左側にリングがありますよね?
左利きの人が使うとリングが当たってしまい手が痛くなってしまうんです。
しかし、左利き用のリングノートだと、右側にリングがくるのでぶつからずに使うことが出来る優れもの。
マグカップ
マグカップも実は右利きようにデザインされていて左利きの人が持つと持ちづらかったり、せっかくのデザインが見えなくなってしまいます。
そこで人気なのが左利き用にデザインされたマグカップ。
この他にもギターやグローブの左利き用など日本と変わらずいろんな物が売っています。
「The store for left-handed people.」などネットでも販売しています。
まとめ
どの国でも基本的に右利きに用につくられているので、左利きの人には不便に感じることが多いかもしれません。
また、日本の左利きの人が困っていることや思っていることは、他の国でも同じようで世界共通でわかり合えるのが面白いですね。
左利きにももっと優しい世界になればいいと思います。
左利きの海外の人に出会ったら、「What are the lefty’s problems?」と聞くといろいろ教えてもらえるかも知れません。
また自分も左利きなら、話がより盛り上がると思いますよ!
ネイティブキャンプでは80カ国の講師と話をすることができ、今回紹介できなかった国の左利き事情を直接聞くことができます。
「フリートークをしたいけど、トピックがないな・・・。」とお悩みの方は、ぜひ左利きあるあるを聞いてみてください!

・出身:大阪
・海外、留学経験:フィジー留学2ヶ月・ワーホリ(オーストラリア2年)、東南アジア一周、アメリカ、カナダ旅行など
・現在の仕事:旅するフリーライター
・趣味:1人でぶらりと旅する
・性格:人見知りせず誰とでも話すおしゃべりな性格
・夢:大きなバン(車)で家族で世界を旅すること

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.