海外で病気になった時も安心!「病院での英語表現」

血圧を測る男性

血圧を測る男性

海外に行くとき、まず心配になるのは体調ですよね。

特にワーキングホリデーや留学などで長期滞在をする方にとって、体調不良を訴える英語表現や病院の行き方を尋ねる英語表現は欠かせませんね。

今回は病気になった時に使える英語表現を会話形式でご紹介いたします。

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病院は英語で〇〇

病院は英語でhospital」です。
しかし、日本でも病院は大きい病院から小さなクリニックまでたくさんありますよね。

そこでまずは症状に合わせた「病院」を使い分けられるように、それぞれの英語表現を勉強していきましょう。

症状に合わせて「病院」の英単語を使い分けよう。

まず、「hospital」とは、少し症状の重い患者さんが行くところになります。

Tom went to the hospital  because he broke his leg.
(トムは足を骨折して病院に行きました。)

Jon was admitted into the hospital.
(ジョンは病院に入院しました。)

例文のように骨折したり、入院が必要になったりするような場合、hospitalを使います。

では、軽い症状の時は何というのでしょうか?

Tom went to the clinic because he got sick.
(トムは気分が悪くなり、病院に行きました。)

Jon went to the doctors to get some medicine.
(ジョンは薬をもらうために病院へ行きました。)

小さいクリニックや診療所のような場所に行くときは、「clinic」「doctors」という表現を使います。

ただ擦りむいただけなのに、「怪我をしてhospitalに行ったんだー」と言ってしまうと、大げさに聞こえてしまうかもしれませんので、使い分けられるといいですね!

〇〇科を英語で言うには?

続いては、病院の内科・外科・小児科などの表現についてです。
日本の病院は様々な科が存在し、症状に合わせて細かく分かれていますよね。

これは海外でも同じです。

そんな複雑に細かく分かれている「科」を正確に伝える為に、覚えておきたい主要な科をまとめましたので、確認していきましょう!

(総合診療科など)
・総合診療科:General Practice
・救急・集中治療部:Emergency room (ER) / Intensive care unit (ICU)

(内科)
・内科:Internal Medicine
・消化器内科(胃腸):Gastroenterology
・免疫・アレルギー科:Immunology / Allergy
・小児科:Pediatrics

(外科)
・一般外科:General Surgery
・整形外科:Orthopedic Surgery
・産科:Obstetrics
・婦人科:Gynecology
・皮膚科:Dermatology
・眼科:Ophthalmology
・耳鼻咽喉科:Otorhinolaryngology

上記の表現を使った会話例を見ていきましょう。

(会話例1)
Nurse:Hello. Is this your first visit to the ABC hospital?
   (こんにちは。ABC病院は初めてですか?)
   Do you have your health insurance card with you?
        (健康保険証は持っていますか?)

Patient:Yes. Here you are.
    (はい。持っています。)

Nurse:Thank you. What section would you like to go to?
   (ありがとうございます。何科をご希望ですか?)

Patient:I have a stomachache. So I’d like to go to Gastroenterology.
    (おなかが痛いので、消化器内科にかかりたいです。)

Nurse:OK, please fill out this medical history form and wait here
     till you are called.
     (わかりました。では問診票に必要事項を書いて、名前が呼ばれるまで
   待っていてください。)

Patient:Thank you.
   (ありがとうございます。)

(会話例2)
Patient:Hello. I have a fever and a sore throat.
    I’d like to go to
Internal Medicine.
   (こんにちは。喉の痛みと熱があるので、内科にかかりたいのですが。)

Nurse:Hello. Do you have your health insurance card with you?
   (こんにちは。健康保険証はお持ちですか?)

Patient:Yes. Here you are.
   (はい。持っています。)

Nurse:Thank you. Please fill out this medical history form
    and put this thermometer under your armpit,
    so we can measure your temperature.
   (ありがとうございます。問診票に記入して、熱を測りますので
    体温計を脇に挟んでください。)

Patient:I see. (after a few minutes) Here you are.
   (分かりました。(2分後)お願いします。)

Nurse:Your fever is 38.4 degrees. However, many patients are
    waiting now. 
Will you be able to wait a little longer?
   (あなたの熱は38.4度です。しかし現在込み合っています。
    我慢できますか?)

Patient:Yes. I will.
   (分かりました。)

Nurse:Please tell us if you feel sick while you are waiting.
   (気分が悪くなったら言ってくださいね。)

いかがですか?

「 I’d like to go to ~.」と後半の単語を入れ替えるだけで「〇〇科にかかりたいんですが・・・。」と表現することが出来ます。

便利な表現ですので覚えておきましょう。

 

診察室での会話

病院に着いて受付が済んだら、次に心配なのは診察室での会話ですよね。

せっかく病院に来たのに、先生が何を指示しているのかわからない!となってしまっては、意味がありません。

今回は、日常の中でよく起こる体調不良として、「おなかが痛い」という症状を例に診察室での会話をご紹介します。

まず「おなかが痛い」と言っても、色々な痛みがあると思いますが、それぞれに表現方法もあるので、覚えておきましょう!

・急な腹痛 an acute stomachache
・慢性的な腹痛 a chronic stomachache
・不規則な痛み(刺すような痛み) a stabbing pain
・規則的な痛み(ズキズキする痛み) a throbbing pain

(会話例1)
Patient:I have a stabbing pain. It hurts around here.
   (キリキリするような痛みがあります。ここらへんです。)

Doctor:Please lie on your back, face up.
   (では、あおむけで寝てください。)

Patient:lie on the bed)

Doctor:Please loosen your belt and show your abdomen.
   (ベルトを緩めておなかを見せてください。)

Patient:(show the abdomen)

Doctor:Please breathe slowly.
   (ゆっくり呼吸してくださいね。)

Doctor:That is all. Please take the medicine and please avoid
    doing extreme exercises. Rest and relax.
   (以上です。薬を飲んでください。また、激しい運動はせず、
    ゆっくり休んでください。)
     Could you come back for a check-up a week from now?
   (一週間後にまた診察に来れますか?)

Patient:OK. Thank you.
   (分かりました。)

(会話例2)
Patient:I have a chronic stomachache.
   (ずっとおなかが痛いです。)

Doctor:How long have you been having a stomachache?
   (どのくらい痛いですか?)

Patient:For about 2 weeks now.
   (だいたい2週間くらいです。)

Doctor:Hmm. We need to take an X-ray. Please go to Window 3.
   (そうですか。では、レントゲンを撮りますので、 
    3番窓口に行ってください。)

(After that)

Doctor:You don't have a serious disease.
    So,
please eat balanced meals, stay in bed, and rest at home.
   (深刻な病気はありません。バランスのいい食事をとり、
    家でゆっくり休んでください。)

Patient:I see.
   (分かりました。)

Doctor:Please go to the pharmacy and get your medicine
    before you go home.
   (帰る前に薬局に行って薬をもらってください。)
            There are 3 kinds of capsules and tablets to take.  
   ( 3種類のカプセルと錠剤があります。)
             I will give you the medicines for 10 days.
   (10日分出しますね。)
            Please take 1 tablet and 1 capsule after breakfast and
     after dinner.
   (錠剤を1錠とカプセルを1錠、朝食と夕食後に飲んでください。)
             If you feel pain, please take this tablet.
   (もし痛みがあったら、この錠剤を飲んでください。)

☆ポイント☆
日本では一般的に腹痛と言われたら腸の不調を疑い、胃が痛い場合は「胃が痛い」「胃痛がする」なんて言いますが、英語では胃も腸も一括りに「stomachache」と言います。

痛い場所をピンポイントで教えたい場合は、it hurts around here」と言いながら痛い場所を指さしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回紹介したフレーズは、単語を入れ替えるだけで色々な症状を伝えることが出来ます。

また、診療科の単語は少し難しいですが、覚えておくことで病院探しも楽になります。
もしもの時のためにも是非、マスターしておきましょう!

また、病院への行き方をちゃんと質問し、聞き取れるように、ネイティブキャンプの「旅行英会話」教材にある「7:通り(道を尋ねる/案内する)」をマスターするのもおすすめです。

体調が悪くなってから調べても遅いので、教材やメモなどが無くてもパッと質問できるのが理想的ですね!
もちろん、自分の住んでいる所から一番近い病院をチェックするのもお忘れなく!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。