英会話で使いたい副詞7選!表現が広がる便利フレーズ

英会話で使いたい副詞7選!表現が広がる便利フレーズ

日本語の文章中でたくさん使われている副詞。日本語と同様に、英語でも表現の幅が広がる便利な副詞があります。

しかし、英語の副詞の使い方に迷う方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、英会話で使いたい副詞7選をご紹介します。

副詞は英会話を楽にする便利フレーズ!

副詞は英会話を楽にする便利フレーズ。なぜなら、副詞を使って細かいニュアンスを伝えられることで、英会話の表現の幅が広がり、より深い内容を話せるようになるからです。

そもそも副詞とは、主語にならない品詞のひとつ。形容詞が名詞を修飾するのに対し、副詞は動詞や形容詞などを修飾したり、文節全体を修飾したりします

副詞を使うときによく迷うのが、英文中のどこに置くのかという点。修飾する名詞の前や後ろなどに置くことが多い形容詞に比べて、副詞の位置は文章の流れによってさまざまです。

そこで今回は、副詞を英文中のどこに置くのかという点も合わせて学習していきましょう。それでは、7つの副詞を順番に解説します。

1:Absolutely

Absolutelyは「完全に、確実に、間違いなく」などを意味し、自分の気持ちを強く表現したいときなどにネイティブスピーカーがよく使う副詞です。早速例文を見ていきましょう。

What do we absolutely have to see in this zoo?

この動物園で必見のものは何ですか?

この例文では、「〜しなくてはならない」を意味する「have to ~ 」「absolutely」が修飾しています。「absolutely have to see」を直訳すると「確実に見なくてはならない」つまり「必見」という意味です。

次の例文でご紹介するように、「absolutely」は単体で使われることもあるので、セットで覚えておきましょう。まず、肯定文では次のように使われます。

A:Can I buy this one?

これを買ってもいい?

B:Absolutely! It's your birthday!

もちろん!お誕生日だからね!

相手の質問に対して肯定的な気持ちを強く表現したいときに、上記の例文のような「absolutely」の使い方をします。続いて、否定文の例を見ていきましょう。

A:Are you going to Joe’s party?

ジョーのパーティーに行く?

B:Absolutely not.

絶対に行かないわ。

このように、強い否定の気持ちを表現したいときにも使われます。

2:Definitely

Definitelyは「確かに、疑いなく、確実に」を意味し、Absolutelyと同様に、自分の気持ちを強く表現したいときに使われる副詞です。

Absolutelyと比べると、気持ちの込め具合がやや弱いですが、「とても」を意味する「very」や「really」よりは高いという特徴があります。例文を見ていきましょう。

I am definitely against her idea.

私は彼女の意見には断固反対です。

Absolutelyと同様に、「Definitely」「Definitely not」の形で相手に強い肯定、もしくは強い否定の気持ちを表現するときに使われます。「Yes」「No」だけで回答するよりも、より強い気持ちを表現できるのが「Definitely」の特徴といえるでしょう。

I can’t tell you definitely when I will go.

いつ行くかははっきりとは伝えられません。

この例文では「I can’t tell you」の部分全体をdefinitelyが修飾しています。「Definitely」は、文章のなかの文節全体を修飾する場合もあるので、覚えておきましょう。

3:Basically

Basicallyは「基本的には、要するに、つまり」を意味します。「おおまかに考えればそう言える/そう言えない」といったニュアンスです。早速例文を見ていきましょう。

These three models are basically the same.

この3つのモデルはだいたい同じものです。

この例文では、「同じ」を意味する「the same」を basicallyが修飾「basically」は「だいたい」や「基本的には」などの日本語に訳せます。ほかの例文も見ていきましょう。

Basically, it’s up to you.

基本的には、それはあなたが決めることだよ。

このように「Basically, ~ 」の形で使われることもよくあります。「it’s up to you.」はネイティブスピーカーが使うことの多い慣用表現で、「あなたが決めること、あなた次第」という意味です。「Basically」を使った例文をもうひとつ見ていきましょう。

A:Are you a student?

あなたは学生ですか?

B:Basically yes, but I am not taking any classes now.

そうですが、現在は授業を受けていません。

「Basically yes」は、yesとは言い切れない躊躇した気持ちを示したいときによく使われる表現。この例文のように、現在は授業を受けていないことを示す「but I am not taking any classes now.」を付け加えることで、yesと言い切れない理由が伝わりやすくなるでしょう。

4:Technically

Technicallyは、「厳密に言えば、正確にいえば」を意味し、より詳細な情報を説明したいときに使われることが多いです。例文を見ていきましょう。

It’s technically not a vegetable.

それは厳密には野菜ではないよ。

この例文では、たとえば野菜か果物か区別するのが難しい食べ物について、野菜ではないことを説明しています。ほかの例文も見ていきましょう。

Technically, she is still a university student.

厳密には、彼女はまだ学生だよ。

これは、大学卒業を目前にしているものの、まだ規則の上では学生であることを説明するときなどに使える例文です。

5:Seriously

Seriouslyは「真面目に、重大に、冗談抜きに、本当のところ」を意味します。その意味のとおり、物事について本気であることを表現したいときに使われる副詞です。例文を見ていきましょう。

I seriously considered leaving the company.

私は会社を辞めることを本気で考えた。

この例文では、「seriously」は後ろにある動詞「considered」を修飾し、「本気で考えた」ことを表現しています。「leave the company」は「会社を辞める」を意味し、ドラマや映画でよく出てくる表現なので覚えておくようにしましょう。

seriouslyは、疑問文として単体で使うこともできます。単体で使う例文を見ていきましょう。

A:I got accepted to The University of Tokyo.

東京大学に合格したよ。

B:Seriously?

マジで?

この例文では「Seriously?」は「マジで?」のようなニュアンスを意味します。「本当に?」を意味する「Really?」と比較するとよりフランクな言い方なので、話す相手によって使いわける必要があるでしょう。

6:Hopefully

Hopefullyは「願わくは、できれば」を意味し、まだ起こっていないことに対して「できればこうなってほしい、こうなってほしくない」という気持ちを込めたいときにこの副詞が使われます。例文を見ていきましょう。

Hopefully, it’ll be sunny tomorrow.

明日は晴れてくれるといいんだけど。

この例文は、未来のことに対して希望の気持ちを込めています。ほかの例文も見ていきましょう。

Hopefully, I’ll arrive in time.

きっと間に合うように着くだろう。

この例文は、間に合うと確信しているわけではないものの、「できれば間に合ってほしい」「うまくいけば間に合うだろう」といったニュアンスが含まれています。

7:Unfortunately

Unfortunatelyは「残念ながら、あいにく」を意味し、相手に対して言いづらいことを言う前や、思うような結果が得られなかったときなどに使います。例文を見ていきましょう。

A:Can you attend the event?

イベントに参加できますか?

B:Unfortunately, due to other commitments, I can’t attend it.

残念ながら、他に約束が入っていて参加できません。

この例文では、「Unfortunately」を使うことで、「本当は参加したいけれど残念ながら参加できない」というニュアンスが込められています。ほかの例文を見てみましょう。

Unfortunately, I didn’t have time.

あいにく時間がなかった。

この例文では「Unfortunately」は「あいにく」の意味で使われています。そして、「Unfortunately」は文頭につくことがほとんどです。

副詞を使いこなして英会話の表現を広げよう!

今回解説した副詞の意味をおさらいします。

Absolutely:完全に、確実に、間違いなく

Definitely:確かに、疑いなく、確実に

Basically:基本的には、要するに、つまり

Technically:厳密に言えば、正確に言えば

Seriously:真面目に、重大に、冗談抜きに、本当のところ

Hopefully:願わくは、できれば

Unfortunately:残念ながら、あいにく

意味が大きく違う副詞もありますが、なかには似ている副詞もあり、最初は使いこなすのが難しいと感じるかもしれません。

しかし、使いこなせるようになると英会話の表現の幅が広がるので、普段の英会話に少しずつこれらの副詞を取り入れるようにしましょう。