【知っているようで知らない?英語「To」基本の使い方】

to

英文でどこかには必ず入っているであろう単語「To」

使う頻度が高いので皆さんも知っている単語のひとつかと思います。

 

では、具体的にToをどのように使うか、基本的用法はしっかり理解しているでしょうか。

 

「Toの意味は?入れる箇所は?Forとどちらを使うべき?」

 

英会話中に、文章を作る際に、ふと悩んだことありませんか?

今回は知っているようで、実はちゃんと理解できていない単語「To」についてご説明いたします。 

 

 

【前置詞について】

「To」には前置詞の役割として使われるToと、不定詞としてのToがあります。
まずは前置詞についてお話します。

そもそも前置詞とは何でしょうか?

 

前置詞とは品詞の一つで、
「名詞・代名詞の前に置かれ、その語の他の語に対する関係を示すもの」
です。(小学館デジタル大辞泉より)

 

動詞や名詞をただ並べただけでは全体的な意味はわかりません。

前置詞を使い、つなげた単語の関係性を表すことにより意味を表現するのです。

 

日本語では、前置詞の役割を助詞が持っており
「へ、に、まで、から、を」
など限定したものとなります。

 

一方で、英語の前置詞は用法も様々。

英語ではtoの他にon・at・in・ofなどが前置詞になります。

 

例えば日本語「に」

日本語では「に」を使う場面でも、英語では意味により前置詞が違います。

・テーブルに乗っている…on the table
・テーブルに置く…on the table
・箱に入っている…in the box
・箱に入れる…into the box

英語の文章を作る上で、前置詞は欠かせないものなのですね。

 

【前置詞Toの理解】

前置詞の「To」で、まず浮かぶ意味は
「〇〇へ」
という方向を指す意味です。

 

実はToにはそれだけでなく他の意味もあるので、学習を進めていくと
「あれ?”〇〇へ”ではないけど、toを使うの?」
と一つの理解だけでは行き詰まってしまいます。

 

Toは主に
「向かい合っている」
というイメージを持っておくと良いでしょう。

 

さらに細かくイメージすると、「対象のもの同士が向かい合っている」
「向かい合あった先に方向が行く」
「対象に対して〇〇(向かう・比較する)」というような感じ。

イメージだけでも様々な解釈があり、用途の幅も広がります。

 

また、よく言われているのが
「ある場所から矢印が出て移動し、別の場所へ着く」
というイメージです。

到達点があるかないかで考えると、Toが使いやすくなりますね。

 

例文:
・Face to face
=面と向かって(言う、話す)
(これはまさに、「向かい合う」イメージそのままですね。)

・I went to her office.
=私は彼女の会社へ行きました。
(今の場所から相手の場所への移動)

・I teach English to students.
=私は生徒に英語を教えています。
(「教える(知識)」が生徒へ移動。具体的な物でなくでも向かう先があれば可能です。)

・I work from Monday to Friday.
=私は月曜日から金曜日まで働きます。
(期間の表現。Toは時間の到達点(〇〇日/曜日/時まで)を表します。)

 

このように、「To=〇〇へ」という単純な結び付きだけでなく、イメージで捉えるとToが使いやすくなりますよ!

 

【ToとForの使い分け】

Toを使う際に迷うのが「For」

こちらもまた対象の移動を表現するもので、どちらを使うのが正しいのか分からない時があります。

筆者は未だに悩むので英会話中に両方言ってごまかしてしまいます…
これではダメですね!

 

ここで基本のToとForの使い方を整理してみましょう。

 

<ToとFor共通点>

ToとFor、共通して言えることは、
「理由・目的・意図・動作」
を表現する時に使い、それを受け取る相手がいるということです。

動作の移動でよく使われる動詞を紹介します。

Toと相性の良い動詞:
・give(与える)
・send(送る)
・speak(話す)
・tell(話す・伝える)
・explain(説明する)等。

目にみえるもの無いもの関係なく、「モノが移動する」感じ。

 

例文:
・I’ll give this book to you.
=私はこの本をあなたにあげます。

・I sent a letter to her.
=私は手紙を彼女に送りました。

・She told me the story to me.
=彼女は私たちにその話をしました。

・Can you explain the rule to me?
=その規則を私に説明してくれますか?

※tell 等の動詞は
「tell (モノ) to (人)」
または
「tell (人)(モノ)」
とtoを含めない文法も可能です。

しかし、explainは他動詞でも、「相手に説明する」と言う場合
「explain to (人)」と表現する必要があります。

目的語(モノ)を省略してもtoが必要です。

 

explainの他に
・express (表現する)
・propose (提案する)
・suggest (提案する)
等も受け取る相手を指すには前置詞 toが必要です。

 

Forと相性の良い動詞:
・made(作る)
・cook(作る)
・buy(買う)
・get(得る)
・find(見つける)
受け取る相手へ向けた表現。

「~に代わって」
「~のために」

と言い換えても意味が通じます。

 

例文
・I'll make a cake for you/your birthday.
=私はあなた(の誕生日)にケーキを作ります。

・I bought a present for him.
=私は彼にプレゼントを買いました。

・Can you find my ring for me?
=私の指輪を探してくれませんか?
(失くしモノを探している時のお願い)

 

<Toの使い方>

Toは、上記の他に
①目的地、②時間を読む、③期間、④距離、⑤好み(比較)
を表現します。

 

①目的地
一番わかりやすい使用方法が目的地の表現。
向かう先を表します。

・I travel/go to Canada.
=私はカナダへ旅行します/行きます。

・Fly to Tokyo.
=東京行きのフライト

 

②時間を読む
「(A分)to(B時)」=「B時A分前」
という意味になります。

上記で説明したイメージで言うならば
「向かう先B時まであとA分」
というニュアンスです。

 

・Five to Seven.
=7時5分前=6時55分

・It’s quarter to seven.
=7時15分前=6時45分

 

③期間
「〇〇から〇〇まで」
と期間の表現で、終わりにToを使います。

 

・from A to B.
=AからBまで

・He is in Canada from 8th to 20th of March.
=彼は3月8日から20日までカナダにいます。

 

④距離
上記の期間同様に「〇〇まで」にToを使います。

 

・How far is it from here to the post office?
=ここから郵便局までどのくらい遠いですか?

 

⑤好み(比較)
「prefer A to B. 」=
「BよりAを好みます。/Aの方が好き。」

と言う意味になります。

 

・I prefer tea to coffee.
=コーヒーより紅茶がいいです。

 

<Forの使い方>

「目の前に広がる範囲」をイメージすると良いでしょう。

Forは、
①向かう先 ②期間 ③対象物の良し悪し(~にとって)
④対比 ⑤賛成 ⑥手助け・代理

を表現します。

 

①向かう先
Toと同様に移動の先を表現しますので少し混乱しますよね。

To「到達点へ移動する」表現であり、
forが表すのは点ではなく「方面」

移動先が点でつながっているというよりは、行く先の範囲内を表現するのがForです。

 

・I’ll leave for Osaka.
=私は大阪へ(向けて/方面へ)出発します。

 

②期間
Forが表す期間は「~日/時/分”間”」と訳す一定の期間のことです。

 

・I have lived here for 5 years.
=私はここに10年間住んでいます。

 

③対象物の良し悪し
(~にとって)

対象物が人にとってどうなのかを表現します。

 

・Exercising is good for our health.
=運動は健康に良い。

 

④対比
Forの対比の場合、
「A for B」=「Bのわりに/にしてはA」
という表現で、
「Bの範囲で考えるとA」
というイメージになります。

 

・She looks young for her age.
=彼女は彼女の年齢のわりに若く見えます。

 

⑤賛成
対象物に対する賛成・同意を表します。

 

・I’m all for your plan.
=あなたのプランに大賛成です。

 

⑥手助け・代理
「(人・モノ)のために」「に代わって」という表現です。

 

・Please say hello to your family for me.
=あなたのご家族によろしく伝えてください。
(私に代わってあいさつしてくださいね)

・I’ll carry the bags for you.
=そのバッグ、(あなたに代わって)持ちますよ。

・A pen is used for writing.
=ペンは書くためのもの。

他にも予定日時や理由など様々な意味を表すときに使えます。

To・Forともに覚えておくと表現が広がりますね。

 

【ToとDear】

誰もが手紙の冒頭に「〇〇さんへ」と英語で書くのはTo・Dearどちらが正しいの?と迷ったことがあるのではないでしょうか。

答えはどちらも正しいです。

 

ただし、シチュエーションによって使い分ける必要があります。

To:
ただ単に「誰に宛てた手紙か」を示します。

Toの持つイメージ通り、向かう先・到達点を表しており、感情を含めない一般的な表現です。

 

フォーマルな場面で、文章をメールまたは手紙で送る際には、
「To whom it may concern,=関係者様へ」
という定型文で書きます。

筆者もカナダ在住の時代、履歴書を相手先に渡す際の同封手紙にはこのフレーズを書きました。

Dear:
送る相手に対して情、義理などを表現し、
「親愛なる」
という意味が込められています。

フォーマルな場面でも、感情を少しでも含めたい場合は「Dear」を使います。

簡単にいうと、
・誰に宛てたかだけを表すならTo
・家族や親しい間柄でしたらDear
です。

定型文が相応しいのか、それとも親しみを込めるのが良いのか都度判断してくださいね。

 

【不定詞のTo】

最後に不定詞のToについて。

不定詞として使われるToは、
「〇〇すること」
と訳し、ある動作を名詞として表現することが出来ます。

いわゆる「名詞的用法」と呼ばれる使い方です。

Toのあとに動詞の原形をつけます。

・I like to cook.
=私は料理をすることが好きです。

・To study English is important.
=英語を勉強することは大切です。

名詞的用法の他に「形容詞的用法」
「副詞的用法」
があります。

形容詞用法とは、名詞的用法と同じく
「to+動詞原形」
の形で、形容詞の意味を作り、それが名詞を修飾(説明)します。

「名詞A to 動詞原形B」=「BするためのA」です。

 

・This is the best way to improve English.
=これは、英語が上達するための一番良い方法です。

・Would you like something to drink?
=何か飲みたいですか?
(飲むための何かが欲しいですか)

 

「副詞的用法」とは、ある行動について副詞のように情報を加える役割をする使い方です。

目的・原因を表すときによく使われます。

・I study English every day to be an interpreter.
=私は通訳者になるために毎日英語を勉強します。
(勉強する目的を説明)

 

・I am so happy to hear that.
=私はそれを聞いてとても嬉しいです。
(嬉しい理由を説明)

以上、To「前置詞」「不定詞」の表現でした。

 

まとめ

いかがでしたか。

誰もが知っている単語ですが、Forのような似た単語もあるので、改めて勉強することで使いやすくなるかと思います。

実際、筆者もこの記事を執筆させていただく前に、辞書とにらめっこしつつ整理したらスッキリしました!

これでToとFor、両方言ってごまかす必要もなくなります(笑)

みなさんのToの理解に少しでも役に立ちましたら嬉しいです。

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