近年日本の学校では、英語教育にますます力が入っていますね。
「子どもに英語を学ばせたいけど、どこから始めたらいいのかわからない」
「自分も子どもと一緒に英語を学びたい」
と吸収力のいい幼少期の頃から英語に触れさせて、バイリンガルに育てたいと思う親は多くなってきています。
英語を学ぶ最初の教材として「英語の絵本」は、敷居が高くなく幼児からでも楽しく英語を学ぶことできおすすめなんです。
今回は子どもと楽しく英語が学べる「おすすめの絵本」をご紹介します!
英語の勉強をするのに英語の絵本がおすすめの理由とは?
言語の習得には、多読することが欠かせません。
絵本は多読することができる読み物なので、英語の学習にも最適。
幼稚園の先生やお母さんが子どもに絵本を読むのは、言語学習の教材として絵本が優れているからなんですね。
英語を習得したいという方はまずは英語の絵本を多読することが大切。
たくさん英語のシャワーを浴びインプットをしましょう。
単語や文法、表現が簡単に表されている
絵本では、学校で習わないようなネイティブの人たちが使う簡単な英語表現が表されています。
例えば、yummy(ヤミー)これはおいしいという意味ですが、ネイティブの子どもが基本的に使う表現です。学校では、deliciousと習いますよね。
英語の絵本では、子供向けの言葉やネイティブの人が実際に使う言葉を習うことが出来るので自然な英語が身につきます。
挿絵から視覚的に物語が理解しやすい
絵本で英語が学びやすい理由として、絵本には挿絵があり言葉を補足することができるため、物語を理解しやすくなります。
想像しにくい場面でも、絵があることで想像が膨らみ物語に興味が持てる大切な役割をしています。
その国の文化や考え方が学べる
絵本の登場人物の生活風景から、その国の文化が見えてきます。
例えば、外国の家や子供部屋の違い、握手ではなくハグをする文化など絵本を見ると日本とは違う生活の違いを知ることができますね。
また、主人公や登場人物の言動や行動を見て考え方を学んだり、そういった英語での言い回しを知ることもできます。
子どもが英語を学ぶのにおすすめの絵本5撰
子どもが英語を学ぶのにおすすめな絵本の選び方としては、挿絵がたくさんあり文章が短いものからまずは選びましょう。
からくりがある絵本は、英語の意味がわからなくても楽しむことができるのでおすすめです。また、日本語で一度読み聞かせたことのある絵本だと話の内容を知っているので頭にすっと入り理解しやすくなりますよ。
子どもの英語レベルに合わせて読み聞かせしてあげましょう。
「Little Blue and Little Yellow」(あおくんときいろちゃん)

- 作者: Leo Lionni
- 出版社/メーカー: Knopf Books for Young Readers
- 発売日: 2011/06/14
- メディア: ボードブック
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大切にしたい親子や友達との関係が、色と形で表現されています。
ただ色がついた形なのに、だんだんと表情があるかのように見えてくるのです。
子どもたちは違う色の子どもと遊びますが、大人たちは見た目で判断してしまいそれを受け入れません。子どもたちだけでなく大人も読んで、たくさんのことを学べる本です。
ページ数も少なく簡単な英単語なので、赤ちゃんから読み聞かせをすることができますよ。
「The Very Hungry Caterpillar board book」(はらぺこあおむし)

The Very Hungry Caterpillar board book
- 作者: Eric Carle
- 出版社/メーカー: Philomel Books
- 発売日: 1994/03/01
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日本語版でもとても有名な「はらぺこあおむし」、幼稚園のお遊戯や運動会でも選ばれることがある超名作の絵本ですよね。
絵がとてもきれいで、大人も楽しんで読み聞かせることができます。
絵本に仕掛けがあるのが嬉しいのか意味があまり理解できなくても何度も読んで!と子どもから言われる人気の絵本です。
また、日本語版と英語版を読み比べると意味も理解できて更に楽しくなりますね。
「Five Little Monkeys Jumping on the Bed」
(5匹の小さなサル)

Five Little Monkeys Jumping on the Bed (board book) (A Five Little Monkeys Story)
- 作者: Eileen Christelow
- 出版社/メーカー: HMH Books for Young Readers
- 発売日: 2017/08/01
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ベットでジャンプして暴れまわっている子ザルたちが、ベットからおっこちて頭を打ってしまいお母さんが医者を呼ぶお話。この話は手遊び歌にもなっていて、「No more Monkeys Jumping on the Bed!」とリズム感がよく繰り返され、海外の子供にも大人気です。話にもちゃんとオチがあり、お子さんと一緒に歌いながら楽しく英語の言い回しなどを学ぶことができるのでとてもおすすめですよ。
「The Little Prince」(星の王子さま)

- 作者: Antoine de Saint-Exupéry
- 出版社/メーカー: Mariner Books
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: ペーパーバック
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単語の難易度は少し高いですが、文章の難易度はそこまで高くないのである程度の英語力があれば読めます。
「大切なものは目に見えない」 という本作での言葉は、生命や愛とは何かという人生における大切なことを改めて気付かされるような絵本です。
「GO AWAY, BIG GREEN MONSTER!」
(あっちへ行って、モンスター!)

- 作者: Ed Emberley
- 出版社/メーカー: LB Kids
- 発売日: 1992/04/01
- メディア: ハードカバー
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表紙が黒の背景になんだか怪しげな緑のモンスターがいてインパクトがあり、引き寄せられる絵本です。
1歳児〜楽しく読み聞かせることができます。
モンスターを退治するときに子どもたちと「Go away ! big green monster !」というフレーズをいうとさらに盛り上がりますよ。表現や言い回しも耳に残りやすいので英語が学びやすいです。
大人が英語を学ぶのにおすすめの絵本5撰
大人が英語を学ぶのにおすすめな絵本の選び方としては、英語初心者の方なら文法や単語が中学生レベルのところからスタートしてみるのがおすすめです。
文章が長いのが苦手な方は、短いものから挑戦してわからない単語はその場で調べたり単語帳をつくって勉強をするのもいいですよ。
「The Tale of Peter Rabbit」(ピーターラビット)
世界中で愛されているピーターラビットの絵本。
絵が綺麗で癒やされ、英語レベルが大体中学校レベルだと読める内容です。
日本語だと英訳されていて表現が原作とは変わるので、原作で絵本を読むと人によって捉える解釈も変わりいいですよ。
「Curious George」(おさるのジョージ)

Curious George Around Town Boxed Set (Box of Six Books)
- 作者: H. A. Rey
- 出版社/メーカー: HMH Books for Young Readers
- 発売日: 2010/10/25
- メディア: ペーパーバック
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人気アニメ「おさるのジョージ」の原作です。
人のマネをして、いたずらすることが大好きなジョージが繰り広げる冒険物語を描いた楽しい絵本です。文章が長めなので、英語の文法を学ぶのにもおすすめですよ。
「The Giving Tree」(大きな木)

The Giving Tree (Rise and Shine)
- 作者: Shel Silverstein
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 1964/06/01
- メディア: ハードカバー
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大きなりんごの木と男の子のお話です。
りんごの木が男の子のことが大好きで、自分を犠牲にしてでも男の子を幸せにしてあげたいと思う気持ちが伝わり、読み終えた後はなんだか感動したり考えさせられる愛のあるストーリーです。英語の言い回しや単語は難しくないので理解しやすいです。
「Frog and Toad Are Friends」(ふたりはともだち)

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)
- 作者: Arnold Lobel
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 1970/08/01
- メディア: ペーパーバック
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英語の本に慣れてきた頃におすすめしたい絵本がこちらの「ふたりはともだち」の原作です。1つずつの文章は短いのですが、文章量が多いので簡単な英語の本を読んだ後のステップアップとしておすすめです。
メインキャラクターの「Frog」と「Toad」のふたりが、友情をはぐくんでいくストーリーは魅力的ですよ。
「swimmy」(スイミー)
小学校の教科書にもなった有名な絵本スイミー。
小学生のお子さんと一緒に英語で読むとストーリーがわかっているのでおすすめです。
ちいさな赤い魚たちの兄弟の中に、一匹だけ真っ黒のスイミー。
大きな魚に食べられないように、小魚たちが頭を使い心をひとつにして戦う勇敢なストーリーです。大人が読むと懐かしいので、なんだか嬉しいですよね。
原作で読むことで英語の表現や言い回しが勉強になります。
英語の絵本を使った効果的な勉強方法とは
おすすめの英語の絵本を紹介したところで、実際に英語の絵本を使った英語のスキルをアップするためのコツや勉強方法を見ていきましょう。
コツを意識することでスムーズに英語を学ぶことができるので、よかったら参考にしてみてくださいね。
正しい英語の発音を聞く(音源付きの絵本など)
英語の発音がわからないのに、読んでしまうと子どもも自分も間違った発音で英語を覚えてしまいます。
なので、まずは「正しい発音を聞くこと」が大切!
音声のある絵本や、CDがついているもの、またはYouTubeなどで正しい発音の英語を聞いてみましょう。
幼児だと、絵を押すと英語の発音が鳴る「音声つきの絵本」がおすすめです。
声に出して読む
ただ目で読むだけでなく、英語の勉強をするなら声に出すことが大切!
しっかりと声をだして絵本を読みましょう。
子どもたちに読む場合はゆっくりと強弱をつけて感情を込めて読むと、簡単な単語をひろって子どもも覚えたりしますよ。
繰り返したくさん読む
最初にお伝えしたように英語を習得する上で「多読」することが大切です。
なので同じ絵本でも繰り返し読むことで日本語に訳さなくても「英語で英語を理解できる」ようになり「英語脳」をつくれるようになります。
ストーリーの理解を深めることもできるので繰り返したくさん読むことはおすすです。
まとめ
英語の絵本は英語を学習する最初の一歩目としても、ハードルが高くないので最高の教材です。
また、レベルアップしたい方にもレベルに合わせた絵本を読むことで英語の勉強になります。
挿絵があることで、親しみを持ちやすく読みやすいので一気に多読することも可能ですね。
お子さんが寝る前などに毎日読み聞かせると、コミュニケーションのツールとしても最適ですし、親子揃って英語力がアップしバイリンガルな子どもになるのも夢ではありません。
いちばん大切なのは、大人も子どももその絵本を楽しむことなので、ぜひお子さんと一緒に英語の絵本を読んで絵本の世界に浸ってみてくださいね。
また、ネイティブキャンプではお子様向けのレッスンもあり、英語に初めて触れるというお子様にもおすすめです。
ぜひ、初めてレッスンをするときには「キッズ(はじめてのえいご)」教材を使ってみてくださいね!

・出身:大阪
・海外、留学経験:フィジー留学2ヶ月・ワーホリ(オーストラリア2年)、東南アジア一周、アメリカ、カナダ旅行など
・現在の仕事:旅するフリーライター
・趣味:1人でぶらりと旅する
・性格:人見知りせず誰とでも話すおしゃべりな性格
・夢:大きなバン(車)で家族で世界を旅すること