「ハッタリ」を英語で表現する際には、"bluff" や "bluffing" という言葉が一般的に使われます。 日本語でも、トランプなどのカードゲームで、自分が強いカードを持っていると見せかけて、相手を勝負から降ろさせる行為などを「ブラフ」と言うようですが、これは英語の"bluff" から来ています。 "bluff"は、「はったり」という名詞にも、「はったりをかける」という動詞にもなりますが、動詞の"bluff"の動名詞"bluffing"も「はったり」という名詞として使います。 "Don't believe his bluff; he's just trying to scare us with empty threats." (彼のはったりを信じないでください。彼は空の脅しで私たちを怖がらせようとしているだけです。) "It's obvious to everyone that she is only bluffing." (彼女がはったりをかけているに過ぎないことは誰の目にも明らかです。) のように使えます。 "empty threat"は、直訳すると「空の脅威」で、実際の脅威や行動が伴わない脅しのことです。
「過剰反応」は英語にすると、"overreaction"になります。 また、「過剰反応する」という動詞は、"overreact"です。 "You're interpreting it too dramatically. It's an overreaction." (あなたはそれをあまりにも大げさに受け取っています。それは過剰反応です。) のように言うことができます。 "interpret"は、「解釈する」という意味です。 「通訳する」という意味もあるので、「通訳者」は"interpreter"と言います。 「あなたは過剰反応しています」ということを表現する他の言い方には、 "You are overreacting."(あなたは過剰反応しています) "You're reacting excessively."(あなたは過度に反応しています) などもあります。 "overreact"は、"react"(反応する)に"over"がついたものです。 動詞の前に"over"をつけると、「過剰に~する」という意味になります。 overthink = over + think = 考えすぎる overeat = over + eat = 食べ過ぎる overspend = over + spend = お金を使いすぎる などがあります。
「すかすか」を英語で表現するには、"sparse"や"empty"、"skimpy"が使えると思います。 "sparse"は、「まばらな、わずかな、希薄な」といった意味です。 何かが少なく、密度が低い状態を表現します。 "The contents of the large box were quite sparse due to the numerous empty spaces inside." (大きな箱の中身は、中にたくさんの空きスペースがあったため、かなりすかすかでした。) のように言えます。 "empty"は、「空っぽの」という意味で、箱の中身が不足していることを示すのにも使用できます。 "The box was quite empty because of all the empty spaces inside." (箱は中に多くの空きスペースがあったので、中身がすかすかでした。) のように言えます。 "empty"は、形容詞としては知っているかもしれませんが、「〔容器などから中身を〕出す、〔容器などを〕空(っぽ)にする」という意味で動詞にもなります。 動詞として使われている"empty"は、NativeCampの教材のどこか(TOEICか文法だったと思います)で見かけました。 "skimpy"は、「不十分な」や「不足している」といった意味を持つ形容詞で、何かが必要な量や質に満たない状態を表現するのに使います。 "The contents of the large box were a bit skimpy due to the numerous empty spaces inside." (大きな箱の中身は、中にたくさんの空きスペースがあったため、少しすかすかでした。) のように言えます。 "skimpy"を服装に対して使うと、「肌を露出し過ぎる、露出度が高い」といった意味になります。
「波及効果」は英語では、"ripple effect"と言います。 "ripple"は、〔水面などの〕さざ波のことです。 "ripple effect"という表現は、水面に石を投げ入れた際に広がる波のように、ある出来事や行動が周囲に広がって、さまざまな影響を及ぼす様子を比喩的に表現しています。 「大きな大会があると会場周辺も賑わうので、波及効果で売り上げが伸びます。」を英語にすると、 "The presence of a major event boosts sales in the surrounding area through the ripple effect."(大きなイベントの存在は、波及効果によって周辺地域の売り上げを押し上げます)のように言えると思います。
「ショートする」は英語では、"short-circuit"と言います。 "Suddenly, the electrical wires short-circuited due to the typhoon."と言えば、 「突然、台風の影響で電線がショートしてしまった。」という意味になります。 「ショート」という名詞も、"short circuit"と言います。 "short circuit"と"short-circuit"という単語ですが、 「ショートする」という動詞のときにはハイフンありの"short-circuit"、 「ショート」という名詞のときにはハイフンなしの"short circuit"で表記されるのが一般的なようです。 "There was a short circuit in the electrical system."(電気回路にショートがありました。) [名詞の例] "The electrical wires short-circuited during the storm."(嵐の間、電線がショートしました。) [動詞の例]