
コウモリは英語で、batと言います。 アメコミのバットマン(Batman)のbatです。 「コウモリは世界で何種類いるのですか」と聞きたい場合には、 How many species of bats are there in the world? と言うことができます。 野球のバットも英語では、コウモリと全く同じスペルと発音のbatと言います。 He wants a new bat for baseball practice. (彼は野球の練習用に新しいバットを欲しがっている。) ちなみに、料理の下ごしらえに便利な、ステンレスなどでできた角形の浅い容器のことを、 日本語ではバットと言いますが、 これはbatではなくて、英語のvatという単語がもとになっていると思われます。 ただし、vatは、主に液体や粉末材料などを貯蔵、混合、発酵するための大きな容器を指すようで、日本語の調理器具のバットとは違うようです。

tickleは、「くすぐる」という意味と、「くすぐったい、ムズムズする」という意味の、両方の意味がある動詞です。 Don't tickle me. That tickles. (くすぐらないで。くすぐったいよ。) この例だと、 最初のtickleは、「くすぐる」という意味、 2つ目のtickleは、「くすぐったい」という意味で使っています。 子ども向けの動画を英語で見ていた時に、 「tickle, tickle, tickle」と言いながら子どもをくするぐシーンを見たことがあります。 また日本語では、 「ユーモアのセンスをくすぐる」「冒険心をくすぐる」など、 比喩的に「くすぐる」を使うこともできますが、英語でも同様です。 His jokes always tickle my sense of humor. (彼のジョークはいつも私のユーモアのセンスをくすぐる。) The idea of traveling to new places tickles my sense of adventure. (新しい土地を旅するというアイデアは、私の冒険心をくすぐる。) のようにも使うことができます。

イタリア料理のカルパッチョは英語でもそのままcarpaccioと言います。 発音は、/kɑːrˈpætʃ.i.oʊ/なので、最後の音を二重母音でチョではなくチオウと発音すると、英語っぽい発音になります。 Unfortunately, our salmon carpaccio is sold out for today. (残念ながら、本日のサーモンのカルパッチョは売り切れております。) と言えば、お客様にサーモンのカルパッチョが販売終了であることを伝えることができます。 日本語でも英語でも同じですが、 ネガティブな情報を伝える前には、クッション言葉を使った方が丁寧です。 unfortunately(残念ながら)以外にも、 I regret to inform you that... (お伝えしなければならないのが残念ですが…) I'm sorry, but... (申し訳ないんですが…) などもよく使われるクッション言葉です。

「カマキリ」は英語では、mantis、もしくはpraying mantisと言います。 あつまれどうぶつの森を英語でプレイすると、カマキリは英語版ではmantisになっています。 prayは、「祈る」という意味の動詞です。 カマキリの脚がお祈りをしているように見えるため、praying mantisと言われるようです。 I found a praying mantis in the park. (公園でカマキリを見つけたよ。) このように言うと、友達にカマキリを見つけたことを伝えることができます。 ちなみに、pray(祈る)と同じ発音の単語に、preyがあります。 preyは、「捕食する、餌食にする」や「捕食、餌食」といった意味です。

「オームの法則」のオームは、ドイツの物理学者の名前で、そのままOhm。 法則は、law(法律、法則)という単語を使います。 「オームの法則」は英語はそのまま、Ohm's lawと言います。 Ohmの発音は/oʊm/と二重母音なことに注意しましょう。 lawの発音は/lɑː/で、こちらは二重母音ではありません。 カタカナでOhm's lawの発音を表わすと、「オウムズロー」といった感じになります。 I learned about Ohm's law at school. (学校でオームの法則について習ったよ。) のように使えます。 「電流」はcurrent、 「電圧」はvoltage、 「抵抗」はresistance、 と英語ではそれぞれ言います。