プロフィール

Toru

Toruさん

ネイティブキャンプ英会話講師

Japan日本

0 3,660

「本音」「建前」にそれぞれぴったり当てはまる英単語はないので、意味を考えながら近い訳を探していくことになります。 「建前」のほうは、publicやofficialを使うことで近い意味を表すことができます。 public stanceやofficial stanceで「公的な立場、スタンス」という意味になります。 いっぽう「本音」ですが、英語でpublicやofficialと対になる概念はprivate「私的な」です。 なので、英語的にうまく対比させようとするなら、「本音」はreal thought「本当の考え」よりはprivate thought「私的な考え」とした方が良いでしょう。 private thought - public stanceで「私的な考え」と「公的な立場」となります。 別なアプローチとしては、「本音」と「建て前」を「本当の意図」と「表向きの理由」というふうに解釈して訳す方法もあるでしょう。 それぞれreal intentionとofficial reasonで表現できると思います。 文脈に合わせて、適切な表現を選択してみてください。

続きを読む

Toru

Toruさん

ネイティブキャンプ英会話講師

Japan日本

0 346

まず、そもそも「オタク」という語自体、海外でもそれなりに認知されており、 そのままotakuと言って通じることも結構あると思います。 それはさておき…英語では、「オタク」を表す単語が主に2つあります。 1つめはgeekです。 もともとは「サーカスなどでパフォーマンスをする芸人」を指す言葉でしたが、 そこから転じて「社会に適応できない人、はみ出し者」といったニュアンスを持ち、 1970年代ごろからコンピューターやインターネット技術などに異常に詳しい人を指して用いられるようになりました。 当初は軽蔑的なニュアンスを含んで使われた語でしたが、その後、コンピューターやインターネットが広く普及するに伴い、 軽蔑的なニュアンスは薄れています。 もう1つはnerdです。こちらは、もともとはある絵本作家の作品が由来と言われ、 「まじめでつまらない人」といった意味です。geekと同様、ある特定の分野に異常に詳しい人を指しますが、 nerdのほうはそれに加えて「内向的、奥手」といった性格的な特徴も含み、かなり軽蔑的なニュアンスを持つ語です。 nerdは、アメリカでは往々にして「体育会系、外向的、人気者」な人を指すjockという語と対比されます。 最近の日本の若者が言う「陽キャ」「陰キャ」という表現にかなり近いですね。

続きを読む

Toru

Toruさん

ネイティブキャンプ英会話講師

Japan日本

0 756

「くさい」「悪臭がする」は動詞stinkを使います。 It stinks!「くさい!」です。 この場合、主語は「悪臭を放っているモノ」になります。 That cheese stinks.「そのチーズはくさい」 もちろん、単純に「においがする」という意味の動詞smellを使って It smells bad.「いやなにおいがする」 と言っても良いです。が、stinkと比べるとやや弱いニュアンスです。 参考までに、「におい」を意味する名詞をいくつか挙げておきましょう。 smellは最も一般的に「におい」を表す名詞です。良いにおい、悪いにおいどちらにも使えます。 odorは、特に悪臭、不快なにおいを指すときに使います。 deodorant「消臭剤、デオドラント」もここから派生した語ですね。 逆に、良い香りを表すときはscentを使います。 似た単語にfragrance「芳香」もありますが、scentよりも大げさなニュアンスです。

続きを読む

Toru

Toruさん

ネイティブキャンプ英会話講師

Japan日本

0 508

「調子に乗る」はget carried awayという慣用句を使います。 carry awayは文字通りには「運び去る、さらってゆく」といった意味ですが、 そこから転じて「我を忘れさせる、興奮させる」という意味を持ちます。 これを受け身carried awayの形で使うことにより、get carried away「調子に乗る」「我を忘れる」「情に流される」等の意味になります。 精神的に浮ついている、興奮している、といったニュアンスです。 You're getting carried away.「あなた調子に乗っているよ」 Don't get so carried away.「そんなに調子に乗らないで」 より直接に「ふざけないで」と言いたければ、 Don't fool around.やDon't mess around.などの言い方があります。 が、これらは割とまじめに注意するニュアンスで、「冗談めかして」という感じには使いにくいです。

続きを読む

Toru

Toruさん

ネイティブキャンプ英会話講師

Japan日本

0 4,390

もとはシェイクスピア『マクベス』の劇中のセリフとして有名ですが、 実は誤訳…というか、かなり強引な意訳という説もあるようです。 シェイクスピアの原文はThe night is long that never finds the day.、 直訳すれば「明けない夜は長い」なのですが…ちょっと本題から外れるので、 詳しく知りたい方はご自分でお調べください。 さて、シェイクスピアほど高尚でなくても、似たような言い回しはいくつかあります。 Every night comes to an end.「どんな夜にも終わりは来る」 もうちょっとカッコつけた言い方としては The darkest hour is just before the dawn.「夜明けの直前が最も暗い時間である」 ついでに、逆の意味の言い回しも一つ挙げておきましょう。 Every day has its night.「昼の後には夜が来る」、つまり「良いことばかりは続かない」という意味のことわざです。

続きを読む