
KANAさん
2020/09/02 00:00
人間万事塞翁が馬 を英語で教えて!
人生の幸と不幸は予測できるものではなくどちらもいつそうなるか分からない時に「人間万事塞翁が馬」と言いますが、これは英語でなんというのですか?
回答
・You never know if it’s good luck or bad luck in the end.
・Fortune is unpredictable, and what seems bad now may turn out good later.
You never know if it’s good luck or bad luck in the end. は、「人間万事塞翁が馬」という考え方を端的に表すフレーズです。物事が起きた時点では、それが最終的に幸運につながるか、不運として終わるか判断できないというニュアンスを含みます。英語圏でも「一見すると不運に思える出来事が実は幸運のきっかけになり得るし、その逆もあり得る」という価値観はよく理解されるため、こうした表現で「結果は誰にもわからない」という含みを伝えられます。例えば、不合格だったと思った試験が後々何かのきっかけで大きく人生を変えたり、偶然の出会いが思わぬ成功につながったり、そんな可能性を示唆する際に大いに使えます。日本語の「人間万事塞翁が馬」ほど故事・成語のイメージは英語にないものの、簡潔なフレーズで「先のことはわからない」「良いことと悪いことは表裏一体かもしれない」という感覚を表せるため、日常会話からちょっとしたスピーチまで幅広い場面で自然に活用できます。
You never know if it’s good luck or bad luck in the end, so don’t be discouraged if things seem tough now.
人間万事塞翁が馬だから、今は大変そうに思えても落ち込まないでね。
ちなみに、Fortune is unpredictable, and what seems bad now may turn out good later. は、別の角度から「いま悪い出来事に見えても、結果的には良い方向へ転じるかもしれない」と説明できる表現です。fortune(運命、幸運)は移ろいやすく、予測ができないという点を強調しており、「一見不幸に見えることがきっかけで、将来的には思いがけない幸運につながることもある」というニュアンスを提示できます。「人間万事塞翁が馬」と同様の発想を英語で伝えたいときに適切で、こちらはさらに「今悪く思えることも後から好転するかもしれないよ」と前向きに励ますメッセージとしても使いやすいでしょう。友人や家族が落ち込んでいる際など、ちょっとポジティブに背中を押す会話で使うと相手も気持ちを切り替えやすくなります。
Fortune is unpredictable, and what seems bad now may turn out good later, so don’t lose hope just yet.
運命は予測できないから、いま悪く思えることもあとで好転するかもしれないよ。だからまだ諦めないで。
回答
・Every cloud has a silver lining.
・Blessing in disguise.
・One man's trash is another man's treasure.
Well, I didn't get the job, but every cloud has a silver lining. Maybe there's something better waiting for me.
「まあ、仕事はもらえなかったけど、人間万事塞翁が馬だね。もしかしたら、もっと良いものが待っているかもしれない」
「Every cloud has a silver lining.」は「どんな辛い状況でも何か良い面や希望がある」という意味の英語の諺です。直訳すると「すべての雲には銀色の縁取りがある」で、つまり雲(困難や問題)の裏側には太陽が隠れている(良い面や希望がある)という意味です。失敗や困難な状況に直面した時、それを乗り越えるための希望や教訓を見つけることを励ます表現です。
Losing my job was actually a blessing in disguise; it led me to a much better career opportunity.
「実は仕事を失ったことは隠れた幸いだった。それが私をずっと良いキャリアの機会に導いてくれたんだ。」
I got fired from my old job, but then I found this one which is way better. One man's trash is another man's treasure, I guess.
「前の仕事を解雇されたけど、それからこっちの方がずっと良い仕事を見つけた。『人間万事塞翁が馬』ってやつだね。」
Blessing in disguise.は悪い出来事や困難な状況が結果的に良い結果をもたらすときに使う表現です。例えば、失職したがその結果新しい良い仕事を見つけたときなど。一方、One man's trash is another man's treasure.は人によって価値観が異なることを表す表現で、ある人にとっては価値がないものでも、別の人にとっては価値があるという状況で使います。例えば、不要になった家具がフリーマーケットで他人にとって宝物になる場合などです。
回答
・Every cloud has a silver lining
・A blessing in disguise
「人間万事塞翁が馬」を直訳すると、「 The old man at the frontier lost his horse」となります。
上記の表現だと、意味が全然伝わりません。
物事が予測不能であり、良いことも悪いこともあるということを言いたいとき、下記の言い方があります。
1) Every cloud has a silver lining
直訳:すべての雲には銀色の輪郭がある
意味:難しい状況でも希望やいことがあるはず
2) A blessing in disguise
直訳:変装した幸運
意味:最初に悪い結果が見えますが後になって、実は良い結果になる。
例:I missed the bus, but turned out it was a blessing in disguise. The bus ran into an accident.
訳:バスに乗り遅れたけれど、結果的には幸運だった。そのバスが事故に遭ったから。
以上、ご参考になれば幸いです。