
「英語の『初めまして』は何?」と聞かれると、教科書で習った “How do you do?”を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
これは実は現代の英語圏ではあまり使われていない表現で、一般的には“Nice to meet you.”が使われています。
「英語で初対面の挨拶をする際には何て言えばいい?」
「“Nice to meet you.”はカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えるの?」
「電話やメール、オンラインで使える英語の『初めまして』はなんて言う?」
本記事では、このような疑問にお答えするために、英語の「初めまして」をシーン別に紹介!
基本の“Nice to meet you.”はもちろん、カジュアルやフォーマルな場面、電話やメール、オンライン用の挨拶表現や答え方についてもお伝えするので、状況に適した自然な英語の挨拶を身につけましょう。
- 英語で「初めまして」:定番編
- 英語で「初めまして」:カジュアル編
- 英語で「初めまして」:フォーマル編
- 英語で「初めまして」:電話編
- 英語で「初めまして」:メール編
- 英語で「初めまして」:オンライン編
- おまけ:英語の「初めまして」にseeではなくmeetを使う理由
- まとめ
英語で「初めまして」:定番編
まずは、英語で最も一般的な「初めまして」の挨拶である“Nice to meet you.”について紹介します。
最も幅広く使える"Nice to meet you."
初対面の挨拶で最も一般的な“Nice to meet you.”は、カジュアルな場面からビジネスシーンまで幅広く活用できます。
ちなみに、学校の教科書で“Nice to meet you.”とともに紹介される“How do you do?”は、現代ではイギリスの上流階級や極めてフォーマルな場面などの限られた場面でのみ使用されています。
“Nice to meet you.”は文字通り「あなたに会えてうれしいです」という意味なので、初対面の相手に好印象を与えることができます。ちなみに、“Nice to meet you.”は、以下のように少し表現を変えて使用できるので、状況に応じて使い分けてみてください。
| “It's nice to meet you.” | より丁寧な印象を与えたいとき |
| “So nice to meet you.” | 特に嬉しい気持ちを強調したいとき |
| “Really nice to meet you.” | 心からの喜びを表現したいとき |
"Nice to meet you"への答え方
“Nice to meet you.”と挨拶されたら、”Nice to meet you, too.”または“You too.”と返しましょう。
ただし、“You too.”はやや砕けた表現なので、目上の方や年上の方への返答には”Nice to meet you, too.”が適しています。
相手との関係性や立場に合わせて答え方を工夫しましょう。
英語で「初めまして」:カジュアル編
友人や若者同士などカジュアルな場面での「初めまして」は、より自由な表現を使えます。堅苦しくない、フレンドリーな印象を与える表現を見ていきましょう。
"Nice to meet you."をアレンジしたカジュアルな表現
カジュアルな場面では、基本の“Nice to meet you.”をアレンジした表現を使用できます。
| “Happy to meet you!” | ・楽しい気持ちを素直に表現した、明るい印象の挨拶 happyをgladに変えて使用することもできる |
| “Good to meet you!” | ・シンプルで使いやすい、気取らない自然な挨拶 |
| “Lovely to meet you!” | ・イギリス英語でよく使われる、温かみのある挨拶 |
これらの表現はカジュアルな場面で気軽に使えるので、相手との距離感を縮めつつ、フレンドリーかつ良い印象を与えるのにぴったりです。
"Nice to meet you."以外のカジュアルな「初めまして」
カジュアルな場面では、基本の“Nice to meet you.”以外にも以下のような明るい表現を使用できます。
| “Hello” (こんにちは) “Hey!” (やあ) “Hi!” (やあ) “Hi there!” (やあ) |
・「こんにちは」の意味の“Hello”、“Hey!” “Hi!”、“Hi there!”は「初めまして」としても使用できる ・“Hello”は少し畏まっており、その他はより砕けたカジュアルな表現 |
| “How are you doing?” (初めまして、調子はどう?) |
・通常知人に「調子はどう」と尋ねる表現だが、初対面でも使用できる |
| “What's up?” (初めまして) |
・若者同士でよく使う初対面のフランクな表現 ・“How are you doing?”と同じく、よく知る相手の近況を尋ねる表現だが、初対面の挨拶にも使える |
このようなカジュアルな表現は特に若者同士の会話で活用できる一方で、砕けた挨拶が多いので相手との関係性や場面をしっかり見極めた上で使用しましょう。年上の方への挨拶やビジネスシーンでは不適切だと捉えられる可能性もあるので、気をつけてください。
相手の様子を見ながら徐々にカジュアルな表現を取り入れていきましょう。
英語で「初めまして」:フォーマル編
ビジネスシーンをはじめとしたフォーマルな場面には、より丁寧な挨拶表現が欠かせません。相手に敬意を示しつつ、プロフェッショナルな印象となる表現を見ていきましょう。
ビジネスや公式の場面で使用できる「初めまして」
ビジネスやフォーマルな場面で使用できる「初めまして」の挨拶は以下の通りです。
| “It's a pleasure to meet you.” (あなたにお会いできて、大変嬉しいです。) |
・丁寧で格調高い表現 |
| “Nice to meet you in person.” “I’m glad to meet you finally” (直接お会いできて、嬉しいです。) |
・電話などで話したことがある相手に、初めて対面するときの挨拶 |
| “It's an honor to meet you.” (あなたにお会いできて光栄です。) |
・特に重要な方との初対面にふさわしい表現 |
これらは、ビジネスパートナーや上司、取引先との初対面の挨拶に適した表現です。状況に応じて使い分けると、よりプロフェッショナルな印象を与えられますよ!
フォーマルな「初めまして」への答え方
フォーマルな「初めまして」の挨拶には、相手が言った表現を繰り返して、以下のように文末に“too”をつけて返答しましょう。
“It's a pleasure to meet you, too.”
“I'm pleased to meet you, too.”
ちなみに、“as well”というより丁寧な表現もありますが、“too”のほうが自然なので、必ずしも“as well”を使う必要はありません。
言葉遣いはもちろん、姿勢や表情、声のトーンなども意識しながら丁寧な印象を作れるように心がけましょう。
英語で「初めまして」:電話編
電話で初対面の挨拶をする際は声だけのコミュニケーションとなるため、特に丁寧な言葉遣いとクリアな発音を心がけることが大切です。以下では、電話での初対面の挨拶フレーズと、会話をスムーズに進めるためのポイントを解説します。
電話でよく使う英語の「初めまして」
電話で初めて話すときの挨拶には、以下のような表現が適しています。
| “It is nice to talk to you.” (初めまして、〇〇です。) |
・基本的な電話の挨拶 ・直接対面するわけではないので、meetの代わりにtalkを使う |
| “Nice to hear your voice.” (あなたとお話しできてよかったです。) |
・“It is nice to talk to you.”と同じく、電話で話せたことへの感謝を示す挨拶 |
| “I’m glad to know you.” (あなたと知り合えて嬉しいです) |
・お互いに電話で名乗りあった後に使う表現 |
これらの表現は、電話特有の直接対面しない状況を考慮した自然な挨拶として使われています。
電話での「初めまして」後の会話の進め方
挨拶を終えたら、以下の表現で会話を広げましょう。
| “Is this a good time to talk to you?” “Do you have a few minutes to talk?” (今お話しできますか?) |
・通話できるかどうかを確認する表現 ・“Is this a good time to talk to you?”のほうがより丁寧 |
| “I'm calling about [用件].” (〇〇の件でお電話しています) |
・用件を簡潔に伝える基本表現 |
こうした表現を用いると、相手の時間や都合に配慮しながらスムーズに本題に入れます。
電話での初対面の挨拶は、声の調子や話すスピード、間の取り方がとても重要なので、明るく前向きな声のトーンを心がけながら、相手の反応を確認しつつ会話を進めましょう。
英語で「初めまして」:メール編
メールでの初対面の挨拶は文章だけで印象が決まるため、適切な表現と構成を知っておきましょう。以下では、ビジネスメールでよく使用される英語の「初めまして」の表現と文例を見ていきます。
初めてのメールに使える「初めまして」
これまでやり取りをしたことがない方へのメールでは、以下の挨拶が適しています。
| “I hope this email finds you well.” (ご清祥のことと存じます。) |
・ビジネスシーンで最も一般的な書き出し |
| “Thank you for allowing me to introduce myself.” (自己紹介をさせていただきありがとうございます。) |
・丁寧な自己紹介の始め方 |
| “I am writing to introduce myself.” (自己紹介をするために、このメールを書いています。) |
・シンプルで明確な書き出し |
これらの表現は、ビジネスメールの定番として広く使われているので、適切な第一印象を与えられるように状況に応じて表現を使い分けましょう。
「初めまして」メールの構成
英語で送る際は、書き出しの挨拶だけでなく、メールの構成も重要です。
相手に初めてメールを送る際は、以下の構成で本文を書きましょう。
2. メールを書いた目的の説明
3. 具体的な用件の記載
4. 今後の展望や期待の表明
5. 締めくくりの挨拶
このような構成を心がけると相手に要件が明確に伝わりやすくなるため、好印象を与えられます。メールは簡潔さと丁寧さのバランスを心がけ、読みやすい文章にしましょう。
特にビジネスメールを送る際は、以下の注意点も気をつけてください。
相手との適切な距離感を保つためにカジュアルすぎる表現を避け、丁寧な文面を心がけましょう。
「初めまして」のメールで使わないほうがいい表現
「初めまして」の英語メールで使わない方がいい表現があります。
特に、英語のビジネスメールではじめての挨拶をする際、プロフェッショナルな印象を損なわないよう、以下の表現は使わないでください。
| “Nice to e-meet you.” | ・オンライン上で使用する表現のためカジュアルすぎて、プロフェッショナルさに欠ける |
| “How are you?” | ・初対面の相手には不適切で、形式的な印象を与える |
これらの表現は、ビジネスメールの基本的なマナーから外れるため、避けましょう。
英語で「初めまして」:オンライン編
SNSをはじめとしたオンライン上で使用できる「初めまして」の挨拶には、以下の表現を使うと良いですよ!
ただし、いずれもカジュアルな表現なので、ビジネスやフォーマルなやり取りには使わないでくださいね!
| “Nice to “meet” you.” | ・meetに“”をつけて、「まだ対面していないけれど、初めまして」を意味する |
| “Nice to e-meet you.” | ・e-meetとすることで、electric(電気の)意味を付けられる |
おまけ:英語の「初めまして」にseeではなくmeetを使う理由
初対面の挨拶で“Nice to see you.”ではなく“Nice to meet you.”と言うのは、 seeとmeetの意味が異なるからです。
seeは「目で見る」という視覚的な行為を表す一方で、meetには「出会う」や「知り合いになる」という人と人との関係性をも含んでいます。
そのため、初対面の挨拶では“Nice to meet you.”を使い、「あなたと知り合えて嬉しい」気持ちを相手に伝えるのです。対して、“Nice to see you.”は、知人との再会や、しばらく会っていなかった人に会った時など、すでに知っている人に会ったときに使える表現です。
このようにseeとmeetは似ているようで意味が違うため、初対面の挨拶ではmeetを使いましょう。
まとめ
英語の「初めまして」の挨拶には、“Nice to meet you.”を基本にカジュアルな場面からビジネスシーンまで状況に応じた適切な表現があります。
対面はもちろん、電話やメールでの初対面の挨拶もそれぞれの特徴を理解して使い分けることが大切です。
カジュアル過ぎず、かつ堅苦しくなり過ぎない、バランスの取れた挨拶を心がけましょう。
まずは基本の“Nice to meet you.”から使い始めて、徐々に状況に合わせて表現を取り入れていくと良いですよ!
◇経歴
日本の大手英会話スクール講師
オーストラリアで現地ツアーガイド
マレーシアの日本人学校で英会話講師
マレーシアの現地企業にて正社員勤務
◇留学経験
イギリス 1年 Wimbledon collegeなど
オーストラリア(ワーキングホリデー中) 1か月 Bond University
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
留学→アメリカ、イギリス、オーストラリア
旅行→イギリス、ヨーロッパの各国、アメリカ、オーストラリア、東南アジア各国など
仕事→オーストラリア、マレーシア
◇自己紹介
Webライターの大井にいなと申します。
独身時代に留学を経験し、国際結婚を機に多民族国家のマレーシアに住んでいます。
私の子供は生まれたときから複数の言語で育ち、オーストラリアの大学に留学して就職しました。
大人になってから英語を学び始めた自分との違いを実感しています。
自身の経験から、早期の言語習得の重要性や大人になってからの英語学習で必要なことなどを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
◇経歴
神戸市外国語大学卒業後、新卒採用で大手学習塾に就職し、講師職・個別指導部門のスクール運営に携わる。
8年間の勤務後、一念発起してドイツの語学学校に社会人短期留学。
帰国後は人材派遣会社の営業として4年間就業し、2023年11月からはフリーランスのライターとして活動中。
自身の経験を活かして英会話や海外旅行をはじめ、幅広いテーマについて執筆。
◇英語に関する資格
・実用英語技能検定 準1級
・TOEIC 850点
◇留学経験
・ドイツ(ハンブルグ):社会人短期留学(語学学校)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外旅行
・社会人短期留学(ドイツ語学学校)
◇これまでの渡航先
オーストラリア、韓国、インドネシア・バリ島、台湾、カナダ(トロント)、ドイツ(ハンブルグ・シュツットガルト・フランクフルト・アーヘン・デュッセルドルフ・ケルン)、イタリア(ベネチア)、ギリシャ(アテネ・ミコノス島)、クロアチア、アメリカ(カンザス)
◇自己紹介
初めまして!みきです。
中学生の頃から英語でコミュニケーションを取るのが好きで、コツコツと勉強を続けております。
長期での留学経験はありませんが、英語を通じて海外の方とコミュニケーションを取ることで世界が広がっていくのを楽しく感じています。
大学入学をきっかけに、アルバイト代やお給料を貯めて年に1回〜2回ほど海外旅行に行くように。
友人と旅行するのも好きですが、自分のペースでゆっくりと廻るのも好きです。
2018年には勤めていた会社を退職し、ドイツにて短期社会人留学。
世界中から集まった個性豊かなクラスメイトに出会いました。
ドイツ語学習の傍ら、先生に隠れて英語で話せたのも楽しい経験となりました。
現在は、交際している彼がアメリカ人なので、次回の渡航を楽しみに日々英語力アップに向けて取り組んでおります!
英語学習や海外旅行、国際遠距離恋愛などの経験を活かして、誰かの背中を後押しできる記事を執筆できたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします!