
カナダ人が「いつか住みたい」と憧れ、国内外から多くの観光客が訪れるブリティッシュ・コロンビア州の州都、ビクトリア。ビクトリアは花の都と呼ばれる美しい街で、バンクーバーからフェリーで2時間程度でアクセスできる自然豊かな島です。
カナダの中でも特にイギリス文化が色濃く残る街ビクトリアには、まるでヨーロッパの都市にいるような息を飲む美しさが広がっています。カナダの他の都市とはまた一味違った楽しみ方ができる、バンクーバーに滞在するならぜひ一度は訪れてほしいカナダ有数の観光地。
今回の記事ではビクトリアについての基本知識からおすすめのスポットやグルメなど、まるっとご紹介していきます!
カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリアの基本情報
ビクトリアはバンクーバー島の南端にある美しい都市。アフタヌーンティーやブリティッシュガーデンなど、カナダで最も英国の雰囲気が漂う街です。「ビクトリア」の名も、イギリス女王がその名前の由来となっています。
知名度はそこまで高くないものの、カナダ人にとっては「退職後に住みたい街」の上位に選ばれる憧れの街で、リタイア後の余暇を楽しむ方が多く住んでいると言われています。
ビクトリアの街並みの特徴
ビクトリアは、カナダのブリティッシュコロンビア州にある都市です。バンクーバー島の南端に位置し、カナダ有数の避暑地として高い人気を誇ります。
街を歩くとまず目を引くのが、イギリス植民地時代の名残を感じさせるクラシカルな建築物。州議事堂やフェアモント・エンプレスホテルなど、ビクトリアン調の重厚な建物が街の象徴となっています。中心部のガバメント・ストリートやバスティオン・スクエアには石畳が残り、歴史を感じるヨーロッパの街角のような景観が広がります。
また、ビクトリアは年間を通して温暖な地域であることから、居住者にはシニア層も多く、落ち着いた静かな街並みが特徴です。
穏やかな雰囲気の中で観光を楽しみたい人や、慌ただしさから離れて留学生活を送りたい人にとって、心地よく過ごせる環境が整っています。
ビクトリアが「花の都」と呼ばれる理由
ビクトリアは「花の都」や「ガーデンシティ」という異名を持つ街。特に春から夏にかけては、街中に花や緑が溢れ、散策するだけでも景観の映り変わりを楽しめます。
また、街中には多くの庭園が整備され、四季折々の花が見られることも特徴です。中でも有名なブッチャート・ガーデンは、国定史跡に定められています。
サンクンガーデン、ローズガーデン、イタリアンガーデン、日本庭園、地中海の庭の5つのエリアに分かれており、それぞれ異なる造園を楽しめるため、多くの観光客が訪れています。
こうした緑豊かな環境が、ビクトリアが花の都と呼ばれるようになった所以といえるでしょう。
ビクトリアが人気の理由
ビクトリアの人気が高まっている理由は、穏やかな気候と街の雰囲気にあります。
カナダは冬の寒さが厳しく、氷点下10度を記録することも珍しくありません。しかし、ビクトリアはカナダの中では温暖な地域のため、冬でも氷点下を下回ることは稀です。積雪も少ないので、カナダの中では過ごしやすい都市といえるでしょう。
また、ビクトリアはコンパクトな街作りがされていて、ショッピングや買い物が徒歩圏内でまかなえることも魅力です。公共交通機関が発達しているので、車の運転も必須ではありません。
さらに、少し足を伸ばせば豊かな自然が広がり、ハイキングやヨット、セーリングを楽しむこともできます。都市の利便性と穏やかな街並みが両立されているため、穏やかな暮らしを望む人から、高い人気が集まっているのです。
ビクトリアの治安
ビクトリアは、治安の良い都市として広く知られています。しかし、観光や留学時には気をつけなくてはいけないポイントもあります。
ここでは、ビクトリアの治安や気をつけるべきポイント、日本人からみた住環境について解説していくので、観光や留学を検討している人はチェックしてください。
ビクトリアは治安がいい?
前提として、カナダは全体的に治安が非常に良い国です。アメリカのような銃社会ではなく、経済も比較的安定しているため重犯罪が起きにくいとされ、その中でも特にビクトリアはのどかで治安の良いエリアとして知られています。
ビクトリア市内の交通手段としては、ダウンタウンを中心に路線バスが豊富に通っているので不便なく移動が可能です。タクシーや水上タクシーも利用可能で、コンパクトな都市なので観光もしやすいという特徴があります。
観光客が気をつけるべきエリアと時間
ビクトリアは治安がよく、日中であれば女性が一人で歩いていても、基本的に危険は少ないといわれています。しかし、場所や時間帯によっては危険なこともあるので注意が必要です。
たとえば、クアドラン・ストリートやパンドラ・アベニューには、支援施設があり、多くのホームレスが集まっています。日中にトラブルが起こる可能性は低いですが、夜間はひったくり被害が報告されています。また、チャイナタウン周辺も、夜間は人通りがまばらになるため利用を控えるのがおすすめです。
さらに、ロックベイ地区は一帯が工業地帯となっており、夜は近づかないほうがいいと言われているエリアです。ホームレスだけでなく、ドラッグや売春などの犯罪行為に巻き込まれる可能性があるので、重要な用事がないかぎり近づかないほうがいいでしょう。
日本人から見た住みやすさはどう?
ビクトリアは、カナダの中でも日本人が住みやすいエリアです。冬の気温が極端に低くなく、夏は涼しいため、気候による体調不良を起こしにくいことが特長。スーパーや飲食店など、生活に必要なお店も集約されているため、公共交通機関だけで快適に生活できます。
一方、夜はお店が比較的早く営業終了してしまうため、日本のように深夜まで営業している飲食店や娯楽施設はありません。にぎやかな環境や刺激的な都市暮らしを求めている人には、物足りなく感じる可能性があります。しかし、落ち着いた気候と街並みは、穏やかな暮らしを求める人に適した環境といえるでしょう。
ビクトリアの交通・アクセス情報
ここからは、日本やバンクーバーからビクトリアへのアクセス方法、現地の主要移動方法について紹介します。事前に交通・アクセス情報を確認しておけば、日本からの渡航がスムーズになり、現地でも迷わず移動できるでしょう。
日本からビクトリアへの行き方
日本からビクトリアへは、直行便がありません。そのため、バンクーバーかシアトルまで直行便を使い、そこからビクトリアに向かう飛行機やフェリーに乗り換える必要があります。
バンクーバーを経由してビクトリアに向かう場合、2通りの移動手段があります。
1つ目は、バンクーバー空港に発着している水上飛行機で移動する方法です。片道113〜205ドルほどで利用でき、30分ほどでビクトリアに到着します。
2つ目はフェリーを利用する方法です。BC Ferries Connectorが運営するフェリーは、空港からフェリー乗り場、そしてビクトリア市街まで、バス1本で移動できます。フェリー乗車中は、バスを降りて各々の時間を過ごすことも可能です。15〜20ドル程度で利用でき、1時間半でビクトリアに到着します。
シアトルを経由する場合、アラスカ航空の運航する飛行機でビクトリアに向かうのがおすすめです。費用は100〜300ドル、56分でビクトリアに到着します。フェリーを利用することもできますが、フェリーターミナルまで車で3時間以上かかるため、時間に余裕を持った計画が必要です。
バンクーバーからの行き方
バンクーバーから飛行機、フェリー、水上飛行機からアクセスが可能です。バンクーバーからビクトリアへの所要時間は2時間程度。ちなみに日本からの直行便はないため、まずバンクーバーまでの航空券が必要になります。
主要交通機関
ビクトリアは、電車や地下鉄が走っていません。そのため、バスやUberを使った移動が中心になります。
ビクトリアで運行するバスは、市内中心部を走る路線バスと、市街地を結ぶ急行バスがあります。路線バスは本数が多いため、移動に不便はしません。ただし、渋滞状況によっては、発着に遅れがでることがあります。
バスの支払い方法は、交通系ICカードのユーモカード(Umo Card)か現金、事前購入の乗車券のみです。ユーモカードは、コンビニや薬局で無料入手でき、事前にチャージしておけば現金が必要ありません。
バンクーバーやビクトリア島に向かう際は、フェリーや水上タクシーも利用できます。フェリーを利用する場合は、事前に乗船場かアプリで乗車券を購入しておきましょう。
公共交通機関での移動が不便な場所へは、タクシーやUberを利用します。タクシーを利用する場合は、チップ必須です。乗車料金の15%を目安にチップを用意しましょう。乗車時間帯や移動区間によっては、タクシーよりもUberの方がお得に利用できることがあるため、それぞれの料金を比較して移動手段を選ぶのがおすすめです。
ビクトリアの気候と服装
ビクトリアがカナダ人の憧れの地と言われる理由の一つには、その穏やかな気候もあります。例えば降雨量はバンクーバーの約半分で、冬の寒さもそこまで厳しくなく、カナダの中でも気温差の穏やかなエリアです。以下で季節ごとの気候とおすすめの服装について見ていきましょう。
ビクトリアの”春”(4月中旬〜6月)
ビクトリアでは、4月の下旬頃から5月上旬にかけて徐々に春の訪れが感じられるようになります。3月には10℃程度だった平均最高気温も、6月には20℃まで上がるほどになります。
ただし、3月〜4月は雪がちらつくこともあるため、冬用のコートを準備しておくのがおすすめです。4月下旬~5月は、長袖のTシャツや薄手のニットでも十分快適に過ごせますが、朝晩は冷え込みが強い日もあるため、上着を用意しておきましょう。
また、春のビクトリアは降水量が多い時期です。折りたたみ傘やレインコートなど、雨具を準備しておくと安心です。
ビクトリアの”夏”(6月〜9月中旬)
日本と同じく一年の中で最も暑い時期。ですが、最高気温が30℃を超えるような日は少なく過ごしやすいのが特徴です。この時期がビクトリアのベストシーズン!湿度が低く気温が高すぎない、過ごしやすい気候は観光にももってこいです。
日本の夏よりも日差しが強いため、日焼け止めを忘れないほか、帽子やサングラスがあると便利です。さらに1日の中に寒暖差があるので、夜の冷え込みに備えて薄手のアウターを持っていると良いでしょう。
ビクトリアの"秋”(9月中旬〜11月中旬)
9月に入るとだんだんと紅葉が始まってきます。降水量が増え、冷え込みを感じ始めるのがこの時期。日本とは四季の移り変わりに差があるので注意が必要です。
ビクトリアは、早ければ9月には雨期に入ります。肌寒い日も多くなるため、パーカやカーディガン、ジャケットを準備しておくのがおすすめ。秋が深まると冷え込みが強い日もでてくるため、10月末以降は冬用のコートも用意しておきましょう。
ビクトリアの”冬”(11月中旬〜4月中旬)
ビクトリアでは11月中旬から冬が始まります。カナダの中では比較的気温の高いビクトリアですが、とはいえ最低気温が氷点下まで下がる日もないわけではありません。厚手のセーターやトレーナー、手袋やマフラーを準備しておきましょう。
さらに、雨の日が多いので、冬用の防寒具に加えてレインコートや撥水性能が高いブーツや長靴が必須です。
ビクトリアの人気観光スポット
以下では、ビクトリアに行く際にはぜひとも訪れたいスポットを5つご紹介します。
①ブッチャート・ガーデン(The Butchart Gardens)
「花の都」ビクトリア。街のあちこちで見事なイングリッシュガーデンを見ることができますが、やはり随一の観光スポットはこちらのブッチャート・ガーデンです。
ここでは様々な種類の庭園が見られ(ローズガーデンやイタリアンガーデン、日本庭園まで!)、700種100万株以上の植物が見られる庭園です。その敷地面積はなんと東京ドームおよそ5個分。20世紀初期、石灰岩採取場跡にブッチャート夫人が自然破壊の酷さを嘆き建設した庭園であるため、夫人の名を冠しています。
②インナー・ハーバー(Inner Harbour)
インナー・ハーバーは、ダウンタウンから少し歩いたところにある港に面した海岸エリアのこと。港に沿って遊歩道が整備されており、水面に浮かぶ街並みを堪能しながらのんびりお散歩が楽しめます。
昼間は海と空、そして行き交う船を眺めていくらでものんびりできますし、海に沈む夕日も素晴らしい。そして夜間のライトアップされた景色もまた一興と、いつ見ても絵になる風景が広がります。
海沿いにはカフェやレストランも多く、地元の人もよく訪れるおしゃれなエリアです。以下でご紹介もするホテルエンプレスや議事堂もすぐそばにあります。
③フェアモント・エンプレス・ホテル(The Empress Hotel)
港を見下ろす絶好のロケーションに建ち、まるで英国の宮殿の様な趣あるこのホテルは、ビクトリア最古の名門ホテル。かつては上流階級の社交場として使われていた、格式高い歴史的建造物です。その外観は大都市にある近代的なものとはつくりが大きく異なり、目を惹きます。
創業以来の歴史と伝統がある、1階のカフェラウンジでいただける英国式のアフタヌーンティーは必須!アフタヌーンティーにはドレスコードがあるので、おめかしして行きたいスポットです。
④ブリティッシュコロンビア州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia)
先述の「フェアモント・エンプレス・ホテル」に隣接するブリティッシュコロンビア州議事堂。1897年にイギリス人の建築家が設計した、こちらも貴重な歴史的建造物です。ビクトリア王朝風の大石造建築となっており、その荘厳さには目を見張るものがあります。
議事堂内にも入ることができ、見学も可能。夜にはライトアップされ、インナー・ハーバーの絶景スポットになっていますよ。
⑤ロイヤルブリティッシュコロンビア博物館(Royal BC Museum)
ブリティッシュコロンビア州を中心に、カナダの歴史や自然環境、先住民族文化について幅広く学べる、国内有数の文化博物館。
多彩な展示を通して、カナダの歩みや伝統をより深く体感できます。
模型や剥製で再現された原始林の中を歩くことができる体験型の博物館は、じっくり回れば半日つぶれてしまうほどに見応えがあります。
常設展のほか企画展も充実しているので、スケジュールを確認して訪れると良いでしょう。
⑥フィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)
インナーハーバーから徒歩16分ほどの場所にあるフィッシャーマンズワーフは、アザラシに会えることで人気の観光スポットです。
桟橋には、地元アーティスト作品を販売するショップや飲食店が建ち並んでいます。カナダでも有名なフィッシュアンドチップスのお店「Barb’s Fish & Chips」も欠かせません。奥に進むと、カラフルな水上住宅が建ち並び、童話の中に入り混んだかのような錯覚を覚えます。
フィッシャーマンズワーフでは、水上タクシーでの観光やカヤック、ホエールウォッチング、などのアクティビティも実施しています。アクセス面でも優れており、ショッピングや食べ歩き、アクティビティが楽しめるので、隙間時間での観光にもおすすめです。
⑦クレイグダロック城(Craigdarroch Castle)
クレイグダロック城は、石炭王ロバート・ダロックが立てた、ビクトリア朝時代の大邸宅です。当時のインテリアやドレスがそのまま展示されており、ビクトリア朝時代の雰囲気が好きな人や、建築、インテリア、ファッションに興味がある人は必見の観光スポット。
クレイグダロック城では、貸し出しiPadによる観光案内を実施しています。フロアごとに説明書きはされていますが、より詳しい館内情報や歴史背景がチェックできるので、当時の様子を想像しながら見学できるでしょう。
⑧ビーコンヒル公園(Beacon Hill Park)
ビーコンヒル公園は、約80ヘクタールの広さを誇る公園です。カナダを横断する国道一号線の記念碑「ゼロマイルポイント」があることでも有名。
園内には子どもが遊べる遊具や動物園、庭園、池、イベントステージ、スポーツパーク、ピクニックエリアなど、様々な施設が整備されています。市民の憩いの場として親しまれており、週末には家族でピクニックする人も多いです。
ビクトリアで食べたいグルメ
ここからは、ビクトリアに行ったらぜひ食べてほしいグルメ情報を紹介します。
ビクトリアでもカナダの名物グルメが楽しめる
ビクトリアでは、カナダでよく食べられているグルメと同様のものを味わうことができます。
例えばフライドポテトの上にグレイビーソースとチーズがかかっているジャンクフード「プーティン(Poutine)」はカナダといえば真っ先に名の挙がるソウルフードで、ビクトリアでももちろん食べることができます。マクドナルドなどのファストフード店で見かけることが多いでしょう。
また、ファストフード店といえば「ティムホートン(Tim Hortons)」!カナダのカフェといえばここです。また、メープルシロップを使った料理ももちろん多いです。スイーツのほか、肉料理にもかけて食べる傾向があります(あまじょっぱいのがカナダ流)。
港ならではの海鮮を堪能
海が目の前のビクトリアでは、言わずもがなシーフードが美味です!カキやエビ、旬の魚介類などをぜひ味わってみてください。イギリス料理で有名なフィッシュアンドチップスは気軽に楽しめておすすめ。街のいたるところで目にすることでしょう。
クラシカルな英国風のアフタヌーンティー
ビクトリアでぜひ挑戦してみていただきたいのが、伝統的なイギリスのアフタヌーンティー。ビクトリア朝の時代から続いている伝統的な食文化なので、ビクトリアで味わうにはうってつけです。上質な紅茶と共に、スイーツやスコーン、サンドイッチなどを優雅に楽しめば、気分はまるで当時の貴族のよう。アフタヌーンティーは多くの施設で提供されているので、事前に調べて予約をしておくとベターです。
ビクトリアは留学先としてもおすすめ!
ビクトリアはバンクーバーという大都市にも近く、留学生からの人気が徐々に上がってきているエリア。大都市ではないながら都市機能がコンパクトに整っていて生活に不便がない点、さらに過ごしやすい気候と豊かな自然は、留学生にとって大きな魅力に違いありません。
ただし物価や家賃は日本と比較すると割高で、それはカナダの他の都市と同様ですので、その点は理解しておく必要があります。
ビクトリア留学の特徴
ここからは、ビクトリア留学の特徴とおすすめポイントを具体的にご紹介していきます。
①暮らしやすいコンパクトな街
ビクトリアは小規模な都市のため、バスを中心とした公共の移動手段のみの狭い行動範囲でいろんな場所に出向くことができ、不便なく生活ができます。先述の通り治安もかなり良いので、留学生が安心して暮らすことができます。
②穏やかで過ごしやすい気候
留学生がストレスなく勉強に集中するには、気候は想像以上に大きなファクターとなります。快適な環境に身を置くことで勉学にも注力できるもの。あまりにも暑すぎたり寒すぎたりすると、体調を崩すことにも繋がりかねません。その点、ビクトリアは1年を通じて気候が温暖なので過ごしやすく、自然を感じるアクティビティなども多いのが人気の理由です。
③きれいなカナダ英語の習得が可能
語学留学先として人気のカナダですが、移民が多いこともあり、エリアによっては英語以外の言語を耳にする機会も多くなっています。しかしビクトリアには大都市と比較すると移民が少なく、住民の大多数が英語を母国語とするカナダ人。ネイティブスピーカーのカナダ英語に触れる機会が多いと言えるので、それを魅力と感じる留学生は多いようです。
④高い教育水準
ビクトリアには、カナダ有数の研究大学のひとつであるビクトリア大学があり、そのため世界中から優秀な学生が集まっています。語学学校にはビクトリア大学への進学を目指す留学生も多く、結果として街全体の教育レベルも押し上げられているのです。周りにモチベーションの高い人が多いと、励みになりますよね。
⑤日本人留学生が少なめ
カナダの中でもバンクーバーやトロントといった人気都市には、日本人留学生が多く滞在しています。留学生の中には、留学先で日本人に会えれば安心感は得られるものの、英語を使うチャンスが減ると留学の充実度が下がってしまう、と考える人も多いのではないでしょうか。
その点でビクトリアは、街の規模が小さく日本からのアクセスもあまり良いとはいえないなどの理由で、日本人が比較的少ないと言えます。できるだけ英語でコミュニケーションをとりたいと考える留学生には、特におすすめできる留学先です。
まとめ
ビクトリアは日本と同レベルで過ごしやすい気候や治安に加え、ヨーロッパにいるかのようなブリティッシュさが感じられる街の雰囲気、自然の美しさが味わえる、海辺の魅力溢れる街。のどかで豊かな場所での留学を考えている人にとっては、理想的な留学先のひとつと言えるのではないでしょうか?
素晴らしい環境で、英語学習に集中しながらもストレスなく過ごせること間違いなしのビクトリア。知名度と人気がそこまで高くない今こそ、留学のチャンスかもしれません!
◇経歴
幼稚園時代をシンガポールで過ごし、現地の友達と英語でよく遊んでいました。小学校からは日本で暮らし、中学生の時にカナダにホームステイした経験から海外での暮らしに魅了され、東京外国語大学に進学。
在学中にバンクーバーへの留学を経て就職し、新卒で入った会社では外資系クライアントと英語でやり取りをしていました。
現在は仕事で英語を使う機会はほとんどないものの、趣味として楽しく勉強し続けています!
◇資格
TOEIC940点、TOEFL iBT 90点
◇留学経験
バンクーバー(カナダ)、半年間、ILSC vancouver
◇海外渡航経験
・シンガポール(居住・旅行)
・マレーシア(旅行)
・モルディブ共和国(旅行)
・サイパン(旅行)
・カナダ(ホームステイ・留学)
・グアム(旅行)
・タイ(旅行)
・ドイツ(旅行)
・イタリア(旅行)
・トルコ(旅行)
・インドネシア(旅行)
◇自己紹介
英語が話せるだけで、世界中の「私が自分の言葉で会話できる人」の母数がぐんと広がったことが、私にとってはいちばん面白いポイントでした!これからも英語を通じていろんな地域のいろんな文化や人に触れ、知らないことを知っていきたいと思っています。