ビクトリアってどんなところ?気候や観光スポット、おすすめの食べ物までご紹介!

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カナダ人が「いつか住みたい」と憧れ、国内外から多くの観光客が訪れるブリティッシュ・コロンビア州の州都、ビクトリア。ビクトリアは花の都と呼ばれる美しい街で、バンクーバーからフェリーで2時間程度でアクセスできる自然豊かな島です。

カナダの中でも特にイギリス文化が色濃く残る街ビクトリアには、まるでヨーロッパの都市にいるような息を飲む美しさが広がっています。

カナダの他の都市とはまた一味違った楽しみ方ができる、バンクーバーに滞在するならぜひ一度は訪れてほしいカナダ有数の観光地。

今回の記事ではビクトリアについての基本知識からおすすめのスポットやグルメなど、まるっとご紹介していきます!

カナダ・ビクトリアの基本情報

ビクトリアってどんな街?

ビクトリアはバンクーバー島の南端にある美しい都市。 アフタヌーンティーやブリティッシュガーデンなど、カナダで最も英国の雰囲気が漂う街です。 「ビクトリア」の名も、イギリス女王がその名前の由来となっていますね。 知名度はそこまで高くないものの、カナダ人にとっては「退職後に住みたい街」の上位に選ばれる憧れの街で、リタイア後の余暇を楽しむ方が多く住んでいると言われています。

どうやって行く?

バンクーバーから飛行機、フェリー、水上飛行機からアクセスが可能です。 バンクーバーからビクトリアへの所要時間は2時間程度。 ちなみに日本からの直行便はないため、まずバンクーバーまでの航空券が必要になります。

治安は?観光しやすい?

前提として、カナダは全体的に治安が非常に良い国です。 アメリカのような銃社会ではなく、経済も比較的安定しているため重犯罪が起きにくいとされ、その中でも特にビクトリアはのどかで治安の良いエリアとして知られています。

ビクトリア市内の交通手段としては、ダウンタウンを中心に路線バスが豊富に通っているので不便なく移動が可能です。 タクシーや水上タクシーも利用可能で、コンパクトな都市なので観光もしやすいという特徴があります。

ビクトリアの気候

ビクトリアがカナダ人の憧れの地と言われる理由の一つには、その穏やかな気候もあります。 例えば降雨量はバンクーバーの約半分で、冬の寒さもそこまで厳しくなく、カナダの中でも気温差の穏やかなエリアです。 以下で季節ごとの気候について見ていきましょう。

ビクトリアの”春”(4月中旬〜6月)

ビクトリアでは、4月の下旬頃から5月上旬にかけて徐々に春の訪れが感じられるようになります。 3月には10℃程度だった平均最高気温も、6月には20℃まで上がるほどになります。

ビクトリアの”夏”(6月〜9月中旬)

日本と同じく一年の中で最も暑い時期。ですが、最高気温が30℃を超えるような日は少なく過ごしやすいのが特徴です。 この時期がビクトリアのベストシーズン! 湿度が低く気温が高すぎない、過ごしやすい気候は観光にももってこいです。

日本の夏よりも日差しが強いため、日焼け止めを忘れないほか、帽子やサングラスがあると便利です。 さらに1日の中に寒暖差があるので、夜の冷え込みに備えて薄手のアウターを持っていると良いでしょう。

ビクトリアの"秋”(9月中旬〜11月中旬)

9月に入るとだんだんと紅葉が始まってきます。 降水量が増え、冷え込みを感じ始めるのがこの時期。日本とは四季の移り変わりに差があるので注意が必要です。

ビクトリアの”冬”(11月中旬〜4月中旬)

ビクトリアでは11月中旬から冬が始まります。 カナダの中では比較的気温の高いビクトリアですが、とはいえ最低気温が氷点下まで下がる日もないわけではありません。 さらに雨の日が多いので、冬用の防寒具に加えてレインコートや長靴が必須です。

ビクトリアの人気観光スポット

以下では、ビクトリアに行く際にはぜひとも訪れたいスポットを5つご紹介します。

①ブッチャート・ガーデン(The Butchart Gardens)

「花の都」ビクトリア。街のあちこちで見事なイングリッシュガーデンを見ることができますが、やはり随一の観光スポットはこちらのブッチャート・ガーデンです。 ここでは様々な種類の庭園が見られ(ローズガーデンやイタリアンガーデン、日本庭園まで!)、700種100万株以上の植物が見られる庭園です。その敷地面積はなんと東京ドームおよそ5個分。20世紀初期、石灰岩採取場跡にブッチャート夫人が自然破壊の酷さを嘆き建設した庭園であるため、夫人の名を冠しています。

②インナー・ハーバー(Inner Harbour)

インナー・ハーバーは、ダウンタウンから少し歩いたところにある港に面した海岸エリアのこと。港に沿って遊歩道が整備されており、水面に浮かぶ街並みを堪能しながらのんびりお散歩が楽しめます。 昼間は海と空、そして行き交う船を眺めていくらでものんびりできますし、海に沈む夕日も素晴らしい。そして夜間のライトアップされた景色もまた一興と、いつ見ても絵になる風景が広がります。

海沿いにはカフェやレストランも多く、地元の人もよく訪れるおしゃれなエリアです。 以下でご紹介もするホテルエンプレスや議事堂もすぐそばにあります。

③フェアモント・エンプレス・ホテル(The Empress Hotel)

港を見下ろす絶好のロケーションに建ち、まるで英国の宮殿の様な趣あるこのホテルは、ビクトリア最古の名門ホテル。 かつては上流階級の社交場として使われていた、格式高い歴史的建造物です。 その外観は大都市にある近代的なものとはつくりが大きく異なり、目を惹きます。 創業以来の歴史と伝統がある、1階のカフェラウンジでいただける英国式のアフタヌーンティーは必須! アフタヌーンティーにはドレスコードがあるので、おめかしして行きたいスポットです。

④ブリティッシュコロンビア州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia)

先述の「フェアモント・エンプレス・ホテル」に隣接するブリティッシュコロンビア州議事堂。 1897年にイギリス人の建築家が設計した、こちらも貴重な歴史的建造物です。 ビクトリア王朝風の大石造建築となっており、その荘厳さには目を見張るものがあります。 議事堂内にも入ることができ、見学も可能。 夜にはライトアップされ、インナー・ハーバーの絶景スポットになっていますよ。

⑤ロイヤルブリティッシュコロンビア博物館(Royal BC Museum)

ビクトリア観光の定番、ブリティッシュコロンビア州をはじめカナダの歴史や生態について学ぶことができる、カナダ屈指の文化博物館。カナダの歴史と伝統を体感できます。

模型や剥製で再現された原始林の中を歩くことができる体験型の博物館は、じっくり回れば半日つぶれてしまうほどに見応えがあります。常設展のほか企画展も充実しているので、スケジュールを確認して訪れると良いでしょう。

ビクトリアで食べたいグルメ

ビクトリアでもカナダの名物グルメが楽しめる

ビクトリアでは、カナダでよく食べられているグルメと同様のものを味わうことができます。

例えばフライドポテトの上にグレイビーソースとチーズがかかっているジャンクフード「プーティン(Poutine)」はカナダといえば真っ先に名の挙がるソウルフードで、ビクトリアでももちろん食べることができます。マクドナルドなどのファストフード店で見かけることが多いでしょう。

また、ファストフード店といえば「ティムホートン(Tim Hortons)」!カナダのカフェといえばここです。 また、メープルシロップを使った料理ももちろん多いです。スイーツのほか、肉料理にもかけて食べる傾向があります(あまじょっぱいのがカナダ流)。

港ならではの海鮮を堪能

海が目の前のビクトリアでは、言わずもがなシーフードが美味です! カキやエビ、旬の魚介類などをぜひ味わってみてください。 イギリス料理で有名なフィッシュアンドチップスは気軽に楽しめておすすめ。街のいたるところで目にすることでしょう。

クラシカルな英国風のアフタヌーンティー

ビクトリアでぜひ挑戦してみていただきたいのが、伝統的なイギリスのアフタヌーンティー。 ビクトリア朝の時代から続いている伝統的な食文化なので、ビクトリアで味わうにはうってつけです。 上質な紅茶と共に、スイーツやスコーン、サンドイッチなどを優雅に楽しめば、気分はまるで当時の貴族のよう。 アフタヌーンティーは多くの施設で提供されているので、事前に調べて予約をしておくとベターです。

ビクトリアは留学先としてもおすすめ!

ビクトリアはバンクーバーという大都市にも近く、留学生からの人気が徐々に上がってきているエリア。 大都市ではないながら都市機能がコンパクトに整っていて生活に不便がない点、さらに過ごしやすい気候と豊かな自然は、留学生にとって大きな魅力に違いありません。

ただし物価や家賃は日本と比較すると割高で、それはカナダの他の都市と同様ですので、その点は理解しておく必要があります。

ビクトリア留学の特徴

ここからは、ビクトリア留学の特徴とおすすめポイントを具体的にご紹介していきます。

①暮らしやすいコンパクトな街

ビクトリアは小規模な都市のため、バスを中心とした公共の移動手段のみの狭い行動範囲でいろんな場所に出向くことができ、不便なく生活ができます。

先述の通り治安もかなり良いので、留学生が安心して暮らすことができます。

②穏やかで過ごしやすい気候

留学生がストレスなく勉強に集中するには、気候は想像以上に大きなファクターとなります。 快適な環境に身を置くことで勉学にも注力できるもの。あまりにも暑すぎたり寒すぎたりすると、体調を崩すことにも繋がりかねません。

その点、ビクトリアは1年を通じて気候が温暖なので過ごしやすく、自然を感じるアクティビティなども多いのが人気の理由です。

③きれいなカナダ英語の習得が可能

語学留学先として人気のカナダですが、移民が多いこともあり、エリアによっては英語以外の言語を耳にする機会も多くなっています。

しかしビクトリアには大都市と比較すると移民が少なく、住民の大多数が英語を母国語とするカナダ人。 ネイティブスピーカーのカナダ英語に触れる機会が多いと言えるので、それを魅力と感じる留学生は多いようです。

④高い教育水準

ビクトリアには、カナダ有数の研究大学のひとつであるビクトリア大学があり、そのため世界中から優秀な学生が集まっています。

語学学校にはビクトリア大学への進学を目指す留学生も多く、結果として街全体の教育レベルも押し上げられているのです。 周りにモチベーションの高い人が多いと、励みになりますよね。

⑤日本人留学生が少なめ

カナダの中でもバンクーバーやトロントといった人気都市には、日本人留学生が多く滞在しています。 留学生の中には、留学先で日本人に会えれば安心感は得られるものの、英語を使うチャンスが減ると留学の充実度が下がってしまう、と考える人も多いのではないでしょうか。

その点でビクトリアは、街の規模が小さく日本からのアクセスもあまり良いとはいえないなどの理由で、日本人が比較的少ないと言えます。

できるだけ英語でコミュニケーションをとりたいと考える留学生には、特におすすめできる留学先です。

まとめ

ビクトリアは日本と同レベルで過ごしやすい気候や治安に加え、ヨーロッパにいるかのようなブリティッシュさが感じられる街の雰囲気、自然の美しさが味わえる、海辺の魅力溢れる街。

のどかで豊かな場所での留学を考えている人にとっては、理想的な留学先のひとつと言えるのではないでしょうか? 素晴らしい環境で、英語学習に集中しながらもストレスなく過ごせること間違いなしのビクトリア。 知名度と人気がそこまで高くない今こそ、留学のチャンスかもしれません!

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