
中央アジアに位置するカザフスタンは、比較的治安が安定しており、女性一人でも旅行できる国だといえます。
この記事では、カザフスタンの治安の基本情報やエリア別の危険度の目安、女性が1人で旅をする時に気をつけるべきポイントなどについて解説しています。
カザフスタンに興味がある、行ってみたいといった女性はぜひ参考にしてください。
カザフスタンの治安はいい?
カザフスタンの治安は全体的に安定しており、男性でも女性でも一人旅をできるレベルだといえます。
外務省の海外安全ホームページを見てみると、カザフスタンは危険度レベル1に分類されています。
この危険度レベルは、国や地域の危険度を4つのレベルに分けており、レベル4が最も高くて「退避してください。渡航は止めてください。」となっている一方で、レベル1は「十分注意してください」です。
ただし、諸外国と同じように外国人観光客をターゲットにした盗難事件などは発生しているほか、2022年に発生したクーデタの際に政府の建物などから強奪された武器弾薬が見つかっておらず、それが懸念点になっているとされています。
その他にも、いわゆるぼったくりで法外な料金を請求されるケースなどもあります。
このように、日本とは異なる国ということで、最低限の注意をする必要はありますが、基本的には治安面の問題はないと考えて問題ありません。
例えば、女性の一人旅の場合、深夜の一人歩きを避ける、財布やスマートフォンを取り出す際は周囲の状況を確認してから取り出す、必要以上に華美にしたり、いかにも観光客と分かるような格好をしたりしないといった基本的なポイントを押さえておきましょう。
エリア別の危険度目安
ここでは、エリア別にカザフスタンの危険度がどのくらいなのか、目安を紹介します。
これからカザフスタンに行く予定のある人、旅行先として興味を持っている人はぜひ参考にしてください。
危険度がそれほど高くない安全なエリア
カザフスタンは広大な国土を持つこともあり、エリアによって危険度がそれほど高くない場所もあります。
そういった場所であれば、女性一人での旅行であっても安心して滞在できるでしょう。
具体的には以下のような都市が挙げられます。
・アスタナ(旧ヌルスルタン)
・アルマトイ
・シムケント
カザフスタンの首都であるアスタナは、政府機関が集中しているエリアということもあって、警察の警備がしっかりとしており、治安も安定しています。
また、高級ホテルやショッピングモールがあるなど、観光客が利用できる施設も充実している点も特徴です。
街全体がしっかりと整備されていることから、夜でも安心して歩けるでしょう。
カザフスタンを初めて訪れるといった方は、安全面も考慮してアスタナを選んでみるのもおすすめです。
次に、アルマトイは、カザフスタンの中でも最大の都市であり、観光スポットや旅行者向けの施設が充実している点が特徴です。
経済の中心地で活気があり、外国人観光客が多いこともあって、旅行者としても安心して訪れることができます。
また、中央アジアでありながら、ヨーロッパ風の街並みを楽しめる点も特徴です。
一方で、観光客の多い大都市ということで、スリや置き引きが発生しやすいため、訪れる際はその点には注意しなければなりません。
シムケントは、カザフスタンの南部に位置する地方都市です。
歴史的な建造物が多くあり、観光地としても人気を集めています。
アルマトイほど観光客で混雑しているわけではないため落ち着いて旅を楽しむことができるでしょう。
治安上の問題も基本的にはないとされているため安心です。
危険度が比較的高いエリア
先述の通り、カザフスタンは基本的に治安が安定している国であり、観光客でも安心して訪れることができます。
一方で、一部のエリアに関しては、犯罪のリスクが他のエリアと比べて高いなど、注意しなければならないケースもあります。
具体的なエリアは以下の通りです。
・南部の国境エリア
・郊外
・旧工業地帯
カザフスタンは複数の国が隣接する国であり、南部ではキルギスやウズベキスタン、中国などと隣接しています。
これらの地域は、安全面を考えると避けた方が無難です。
なぜなら、南部の国境エリアは、密輸や麻薬関連の犯罪が報告されているほか、国境管理が厳しく行われていることもあって、観光客が不用意に近づくことでトラブルになる可能性があるためです。
また、周辺には軍事施設や検問所などもあり、それらを撮影すると拘束される恐れもあるでしょう。
無用なトラブルを避けるためにも、特別な理由がない限りはあえて訪れる必要はないといえます。
郊外エリアは、夜になると人通りが少ないこともあって、犯罪のリスクが高まります。
そのため、できるだけ避けた方がいいでしょう。
都市部だとホテル代が高いために郊外の安いホテルを選ぼうとする人もいるかもしれませんが、治安や交通の利便性等を考慮すると多少コストがかかっても都市部を選んだ方が安心です。
その他にも、旧工業地帯も治安の面では避けた方がいいエリアです。
これは、炭鉱や工場が閉鎖したことで、失業者が増えており、軽犯罪が発生する可能性があるためです。
観光客も少なく、警察の巡回も多くないとされているため、トラブルが起こってもすぐに対応してもらえないケースもあります。
女性一人旅で特に注意するべき3つのこと
ここでは、女性がカザフスタンを1人で旅する際に特に注意するべきことを3つ紹介します。
基本的なポイントですが、安全に旅を楽しむためには重要であるため、ぜひ参考にしてください。
早朝や夜間の出歩きは控える
治安が比較的いいとはいっても、早朝や夜間は人通りが少なくなるため、特に用事がなければ出歩かないようにしましょう。
特にこの時間帯はスリやひったくりといった犯罪リスクが高まるとされています。
また、出歩くとしても、大通りを歩くように心がけ、人通りの少ない路地などは避けてください。
写真撮影に注意する
先ほども触れていますが、カザフスタンでは、写真撮影が禁止されているエリアもあります。
例えば、空港や軍事施設では、一部のエリアが写真撮影禁止となっています。
撮影してしまうと拘束される恐れもあるため、写真撮影をしてもいいのか確認したうえで行うようにしてください。
窃盗に注意する
カザフスタンでは治安がいいとされていますが、そのような中でも窃盗犯罪は多く発生しているため、旅行中は注意しなければなりません。
例えば、観光スポットを訪れているときにカバンの中身をすられてしまった、夜遅くに街中を歩いていたら複数人に囲まれて金品を取られてしまった、荷物を置いていて、少し目を離したら無くなっていたといったケースです。
窃盗に遭わないようにするためにも、カバンは鍵付きのものにする、体の前側に来るように持つ、夜遅くに出歩かない、荷物は常に肌身離さず持っておくといったことが大切です。
また、現金を多く持ち歩かない、使用するカード以外は別の財布に入れておくといったことをしておけば、万が一窃盗被害にあった時でも、被害を最小限に抑えられるほか、カード類の利用停止・再発行手続きの手間も軽減できます。
カザフスタンでの移動の安全対策
ここでは、カザフスタンで移動をする際に押さえておきたい安全対策を紹介します。
具体的には以下のような対策を行ってください。
・白タクは利用しない
・地下鉄やバスを利用する時間に注意する
カザフスタンでは、いわゆる白タク(自家用車で有償の送迎を行っているタクシー)によるぼったくり被害に遭うケースが少なくありません。
例えば、空港から市内中心部に移動する際に、空港で声をかけられた白タクを利用したために高額な請求を受けてしまうというケースです。
抗議しようとしても、現地の言葉がうまく扱えないと取り合ってもらえない可能性が高いため、白タクは利用しないようにしてください。
タクシーを利用する場合、ホテルの送迎サービスを利用するほか、Yandex.goという配車アプリを利用するのがおすすめです。
次に、現地で移動する場合、地下鉄やバスを利用する時間帯に注意してください。
アスタナやアルマトイのような大都市圏の場合、地下鉄やバスで移動するケースもあるかと思いますが、公共交通機関ではスリやひったくりのターゲットになる恐れがあります。
例えば、人ごみが増える朝や夕方のラッシュ時は身動きがとりにくくなるため、地下鉄やバスは避けた方が無難でしょう。
また、先ほども説明しているように、前がけ鞄を利用するなど、自分の体の前側に鞄がくるようにしておくことも大切です。
トラブル・緊急時の対処方法
しっかりと対策をしていても、トラブルに巻き込まれる可能性はあるため、万が一の事態に備えて発生時の対処方法を押さえておくことも大切です。
具体的には、在カザフスタン日本国大使館の連絡先を把握しておきましょう。
また、渡航前には改めて外務省の海外安全ホームページでカザフスタンの最新の治安状況を確認しておくことも大切です。
そのほかにも、事前に「たびレジ」に登録しておき、緊急時の連絡を受けられるようにしておくことも万が一の事態に備えた対処法となります。
これら以外にもできる対策としては、カザフスタンにおける緊急連絡先を覚えておくことが挙げられます。
カザフスタンの緊急連絡は、警察が102、救急車が103、消防車が101です。
また、簡単なローカルの言語を覚えておくことで、トラブルが発生したときに、カタコトでも状況を伝えられるようになります。
よくある質問 Q&A

ここでは、カザフスタンに関してよくある質問とその回答を紹介します。
カザフスタン旅行を計画中の方はぜひチェックしてみてください。
カザフスタンは安全に旅行できる?
荷物から目を離さない、人通りの少ないエリア、少ない時間帯の外出は避けるなど海外旅行における基本的な注意点を怠らなければ、大きな問題なく旅行できる国です。
外務省の海外安全情報でも危険レベルは最も低くなっています。
カザフスタンってどんな国?
カザフスタンは、中央アジアに位置する国で、日本の約7倍の国土を持ちます。
首都はアスタナ(旧ヌルスルタン)で、カザフ語とロシア語が公用語として使用されています。
自然と現代都市が調和する情景は魅力の1つです。
まとめ
今回は、カザフスタンを女性が一人で旅する場合の治安について解説しました。
カザフスタンの治安は比較的安定しているため、女性一人での旅行でも基本的には問題ありません。
ただし、観光客をターゲットにした窃盗やぼったくりなどはあるため、細心の注意を払うようにしてください。
また、渡航前に簡単な現地の言葉を覚えておく、もしくはメモしておくと役立ちます。
今回の内容を参考に、旅行の計画を立ててみてください。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。