Kudo Yoshitoさん
2024/10/29 00:00
二重否定 を英語で教えて!
否定する言葉を一つの文中に二回使うことを「二重否定」と言いますが、これは英語でなんというのですか?
回答
・double negative
「二重否定」は「否定の言葉が2つある」というニュアンスで可算の名詞句で double negative と表すことが可能です。文法的な状況を指すときに使われます。
たとえば Using a double negative, such as 'I don’t know nothing,' creates confusion in the sentence. で「『I don’t know nothing』のような二重否定を使うと、文の混乱を招きます」の様に使う事ができます。
実際の二重否定の例が I don’t know nothing. なのですが、上記の例文では「何も知らない」というつもりが「知っている」というニュアンスになる可能性があることを暗示しています。
文法上、否定が2つあることで「肯定的な意味」に転じる可能性があります。数学の「マイナス×マイナス=プラス」のような効果です。
上述の I don’t know nothing. を厳密に解釈すると、 「私は『何も知らない』わけではない」=「何かを知っている」という肯定的なニュアンスにも解釈される可能性があるということです。
ただし、英語の標準的な文法ルールでは、否定表現を1文に2回使うこと(二重否定)は避けるべきとされています。「何も知らない」というニュアンスを正確に伝えるには I don’t know anything. または I know nothing. とする方が混乱しないわけです。
一方 「私は『何も知らない』わけではない」を文法的に正しく表すならば I’m not completely clueless. で「完全に無知というわけではありません」とした方が良いです。
しかしながら I don’t know nothing. で I don’t know anything. の意味で、そして二重否定を使って否定のニュアンスを強調している、と誤解して使ってしまっているのです。
回答
・double negative
「二重否定」は上記のように表現します。
二重否定は可能な限り避けるのがよいとされていますが、ネイティブ話者でも二重否定を使うことはあります。二重否定は、否定文を否定するため、肯定文と似てる意味合いになることがあります。しかし、フォーマルな文書や会議では混乱を避けるために使用しない方がいいでしょう。以下に二重否定を使った例文を載せます。
I didn't see nothing.
何も見なかったわけではない。= 何か見た。
nothing : 何も
I didn't find it nowhere.
どこにもそれを見かけなかったわけではない。= どこかで見かけた。
nowhere : どこにも