
みなさんは、「カナダ」という国にどのようなイメージを持っているでしょうか?
雄大な自然、メープルシロップ、国土が広い……など、多様なイメージがあると思います。なかには「安全」「治安がいい」という印象を持っている方もいると思います。
そこで、今回の記事ではカナダの治安事情について焦点を当ててご紹介していきたいと思います。具体的には、最新情報を踏まえたカナダの主要都市・人気都市の治安と安全性、主要都市のエリア別の危険スポットと注意点、およびカナダ旅行を安全に楽しむためにできる防犯対策をていねいにわかりやすく解説します。
これからカナダ旅行や留学を計画している方はもちろん、カナダの治安や安全性について知りたいという方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
【2026年最新】カナダ主要都市の治安一覧と安全性
まずは、カナダの主な都市の治安事情と、それぞれの安全性をご紹介していきたいと思います。旅行や留学先としても人気の都市をピックアップしていますので、ご自身が気になる都市をチェックしてみてください。
カナダ全体の治安状況:日本と比較した安全性と最新トレンド
2026年1月現在、日本の外務省の海外安全ホームページにおいて、カナダでは危険スポット・広域情報は出ておりません。
一般的に治安がよいといわれているものの、犯罪発生率(人口10万人あたりの犯罪認知件数)は日本の約10倍となっています。
近年では、ギャング絡みの発砲・暴力事件の発生、夜間に銃器や刃物で通行人を脅すなど、背後から襲い暴行を加えた後に所持品を奪うといった事件なども発生しています。後ほど詳しくご紹介しますが、観光客を狙ったスリや置き引きも多発しています。そのほか、アメリカと国境を接していることから、銃の密輸が行われており、銃器を使用した強盗なども増加傾向にあります。
【都市別】安全度チェック:バンクーバー・トロント・モントリオール
ここからは、都市別の治安事情と安全度をご紹介していきます。
まずは、カナダ西部を代表する大都市・バンクーバー
旅行先としてだけでなく、留学先としても常に人気がある都市です。
バンクーバーの治安は比較的よいとされています。後ほど詳しくご紹介しますが、バンクーバーの治安の特徴は、エリアによって大きく異なるということです。また、スリや置き引き、自転車などの盗難が多く発生しています。
続いて、オンタリオ湖の北岸西部にあるカナダ最大の都市・トロントの治安を見ていきましょう。
人口も多く、多様な文化が共存している都市ですが、こちらも治安は全体的によいとされています。
しかし、バンクーバーと同じく、注意が必要なエリアがあります。また、自動車窃盗をはじめとする窃盗事件が増加傾向にあるという特徴があります。
次に、モントリオールです。
モントリオールはケベック州最大の都市で、「北米のパリ」とも呼ばれるように、ヨーロッパのような建物や街並み、雰囲気が漂います。
トロントやバンクーバーと比較しても治安がよく、生活しやすいといわれています。
なお、モントリオールは英語とフランス語が共存しています。言語による行き違いが起きる可能性もありますので、やや注意が必要です。また、Berri-UQAM駅の周辺にはホームレスの人も多く、特に夜間は注意が必要です。また、落書きやゴミが散乱していることもあります。
なお、バンクーバーとモントリオールの都市事情、観光スポットなどについては、それぞれ以下の記事でご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
地方都市の治安:ビクトリア・カルガリー・オタワの傾向
カナダの主要都市の治安がわかったところで、ここからは地方都市について見ていきましょう。
ビクトリアはカナダ東部、バンクーバーにも近い都市です。
リタイアされた年配の方も多く住んでおり、凶悪犯罪が起きることはめったにありません。
落ち着いた雰囲気で、治安もよいとされています。しかし、スリや置き引き、ひったくりといった軽犯罪はよくあります。
次に、風光明媚なバンフ国立公園の玄関口としても有名なカルガリー。
こちらも治安は比較的よいといわれています。
しかし、銀行やコンビニ、食料雑貨店などの比較的小さな店などを狙った強盗事件や麻薬、銃器に絡んだ犯罪も発生しています。また、有名な観光地のため、観光客を狙ったスリなども起きています。
続いて、カナダの首都・オタワです。
政府機関なども多く集まり、厳重な警備がされていることが特徴です。
そのため、ほかの都市と比べて犯罪が少ない傾向にあります。なお、ベイワード・マーケットやリドー運河の近くではスリや置き引きなどが発生しているので、注意が必要です。
なお、ビクトリアとカルガリーの基本情報、観光スポットなどについては、それぞれ以下の記事でご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
【エリア別】主要都市の危険スポットと注意点

続いては、主要都市における危険なエリアや注意点について解説します。日本とは異なる点も多いため、あらかじめチェックしておくことが大切です。
【バンクーバー】ダウンタウン東側(ヘイスティングス付近)の現状
先ほどもご紹介したとおり、バンクーバーは地域によって差があるのが特徴です。
たとえば、ウェストエンドやイエールタウンなどの住宅街は安全性が高いですが、ダウンタウン東側(ヘイスティングス付近)は特に注意が必要です。薬物依存者やホームレスが多く、日中であっても近づかないほうが無難です。
また、徒歩で通る際だけでなく、バスなどの公共交通機関を利用する際にも、この通りを通る路線は使わないほうが安全です。
【トロント】夜間の利用に注意すべきエリアと公共交通機関の防犯
トロントにも、いくつか注意したいエリアがあります。
ジェーン&フィンチ(Jane StreetとFinch Avenueが交差する場所)やリトルジャマイカ周辺など、一部のエリアではギャング絡みの犯罪や強盗事件が発生しやすいです。
そのほか、地下鉄(TTC)を含む公共交通機関では、スリなどの軽犯罪だけでなく、暴行事件なども起きています。常に周囲の人に注意を向け、うっかり寝てしまうことなどがないようにしましょう。
また、少しでも危ないかもしれないと思ったら、電車から降りる・車両を変えるなどの対策をしましょう。
【要注意】薬物問題やホームレス層が多いエリアの見極め方
薬物依存者やホームレスの人々が多いエリアには、できるだけ近づかないことが大切です。
大きな駅の周辺や繁華街、ナイトクラブの周辺などは注意しましょう。また、ホームレス・シェルターがある場所には、ホームレスの人々が集まりやすいです。
観光客を狙った軽犯罪:スリ・置き引きが発生しやすい場所
短期滞在の旅行者が特に気をつけたいのが、スリやひったくり、置き引きなどです。
主要観光地の周辺はもちろん、気を抜いてしまいがちなのが空港やホテルです。空港やホテルは安全なイメージがあると思いますが、床に荷物をおいてどこかに行ったりすることのないようにしましょう。また、レストランなどでもテーブルにスマホを置きっぱなしにしないことが大切です。
そのほか、公共交通機関でも注意が必要です。ズボンの後ろのポケットなどに財布やスマホなどを入れないようにしましょう。また、カバンは自分の体の前で持つと安心です。
カナダ旅行を安全に楽しむためにできる防犯対策ガイド
ここまで、カナダ国内のそれぞれの都市の治安状況と安全性、および気をつけるべきエリアについてご紹介していきました。
最後に、カナダ旅行を安全に楽しむために、観光客ができる防犯対策や心構えを解説します。少しの注意で大きなトラブルを避けることができますので、ぜひ渡航前にあらためて確認してくださいね。
現地でトラブルを避けるための「行動マナー」と「服装」
現地で無用なトラブルや犯罪に遭わないために知っておきたい「行動マナー」がいくつかあります。
まず、大前提として「100%安全な場所・時間はない」ということを心に留めておくことが大切です。先ほど都市別の危険なエリアや避けるべき場所をご紹介しましたが、それ以外の場所が安全というわけではありません。
日本とは環境が異なる、ということを常に意識し、いつでも気を引き締めておくようにしましょう。
また、早朝や夜間の外出はどうしても必要な場合以外避けましょう。よく見えないうえに、人通りも少なくなります。どうしても暗い時間帯に外出しなければならないのであれば、できればほかの人についてきてもらい、明るい大通りを歩くようにしましょう。
ほかに、貴重品の管理を徹底することも大切です。
少しの時間だからいいか、と気を抜いて机の上などに置きっぱなしにしたり、目を離したりすることがないようにしましょう。ウェストポーチや小さなショルダーバッグを使う、多額の現金を持ち歩かない、歩きスマホをしないなどの対策が必要です。
「服装」については、現地の人をよく観察し、それに近い服装をするのがベストです。過度に露出の多い服装は避けたほうが無難です。また、ひと目で高級ブランドとわかる服装もやめておきましょう。
【夜間・移動】タクシーや配車アプリ(Uber)の賢い使い方
早朝や夜間の外出は危険とご紹介しましたが、徒歩よりはタクシーや配車アプリ(Uber)を使うほうが安全です(ただし、こちらも100%安全とは言い切れないため注意しましょう)。
公共交通機関が運行していない時間帯でも利用できますし、事前に目的地を入力しているため、車内であれこれ話す必要がありません。なお、ドライバー情報や評価がわかるので、あらかじめこちらも確認しておくと安心です。
また、そのときの道路事情にもよりますが、迎えに来るのが比較的早いので、利用者側も来たらすぐに乗れるようにしっかりと身支度をしておくようにしましょう。
最新の治安情報を把握して安心なカナダ旅行を!
今回の記事では、カナダを代表する人気都市の治安についてご紹介しました。具体的には、最新情報を踏まえたカナダの主要都市・人気都市の治安と安全性、主要都市のエリア別の危険スポットと注意点、カナダ旅行を安全に楽しむためにできる防犯対策などについて詳しく解説していきました。
ぜひ、今回ご紹介した治安事情や防犯対策などを参考にしながら、カナダ滞在・観光を楽しんでみてくださいね。
最新の治安事情を知っておくことで、より安全にカナダ旅行ができるはずです。
また、安全なカナダ旅行をするためには、英語力も欠かせません。英語を練習したいという方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン語学レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!