
観光や仕事で中国に行くなら、中国南部の玄関口として知られる広州白雲国際空港を利用する人もいるでしょう。
広州白雲国際空港は、北京首都国際空港や上海浦東国際空港と並ぶ巨大ハブ空港で日本からの直行便も多く、アジアや欧米への乗り継ぎの拠点にもなっています。
「巨大空港らしいけれど、迷わないかな?」
「乗り継ぎはスムーズにできるかしら?」
そんな不安にお答えし、広州白雲空港の基本情報から市内へのアクセス、ターミナルの構造や乗り継ぎ方法、待ち時間の有効活用法などをご説明しましょう。
広州白雲国際空港の基本情報

広州白雲国際空港は、中国広東省広州市にある国際空港で、広州市の中心部から30kmほど北の位置にあります。
1932年に開港した旧広州白雲空港からほぼすべてを引き継いで、2004年8月5日に正式に開港しました。
中国では、北京空港、上海空港と並ぶ大規模ハブ空港で年間利用者は7300万人以上です。
旅客ターミナルは非常に広く、2025年に第3ターミナルも利用できるようになり、ますます大規模になりました。
現在は約2,244,000平方メートルもあり、世界でもトップクラスの旅客ターミナルとなっています。
また2025年に従来の4本の滑走路に加えて第5滑走路が完成し、現在は5本の滑走路があり、大型機にも対応しています。
運行している航空会社は非常に多く、約80社の航空会社が入っています。
一例をあげると、中国南方航空、エアチャイナ、大韓航空、タイ航空、フィリピン航空、エチオピア航空など世界中からの航空便が発着しています。
日本からは日本航空(JAL)、全日空(ANA)が運航しています。
広州白雲国際空港から市内へのアクセス
広州白雲国際空港から広州市内までは約30km離れていますが、アクセスは良好です。
次のような各種の交通機関を使って30分〜90分で行くことができます。
・エアポートバス
・地下鉄
・タクシー
エアポートバス
広州白雲国際空港エアポートバスを利用すれば約1時間で広州市内へ行けます。
空港快線と機場快線の2種類があります。
ターミナル到着ロビーの前のA、Bエリアから乗車でき非常に便利です。
市の中心部に出るには、機場快線の6番あるいは10番のバスが最適です。
経由地により料金は違いますが、13〜30元(約300円〜700円)ほどで、比較的安いです。
路線によっては運行時間が異なりますが、事前に確認しておけば、より効率的に移動できます。
地下鉄
空港と市内を結ぶ広州地下鉄3号線を利用すれば約40分で広州市内へ行けます。
各ターミナルの到着ロビー地下階から乗車可能です。
市内中心部の体育西路駅まで約40分で行けます。
6時10分から23時までほぼ4〜7分間隔で運行していますから、待ち時間はほとんどなしで利用できます。
料金は約2〜7元(約45円〜160円)とかなり安いです。
タクシー
ターミナル1、ターミナル2の到着ロビーを出たところから利用できます。
市内まで約30分と最短時間で行けるのは嬉しいです。
ただし、渋滞の場合はそれ以上かかることもあります。
市内までの料金は100元〜200元(約2270円〜4540円)です。
高速道路を使う場合はその料金も加算されることがありますから、事前に確認することをおすすめします。
ぼったくりなどの被害を避けるためには、正規の乗り場から乗車するのがいいですね。
料金は多少高くつきますが、荷物が多い、家族連れなどの場合は利用価値があります。
広州白雲国際空港の3つのターミナル
・ターミナル1
・ターミナル2
・ターミナル3
・ターミナル間の移動方法
ターミナル1
ターミナル1は国内線、近隣の東南アジア発着のLCCなどの航空便の発着に使われています。
国内線に乗り継ぐ場合は、到着手続きの後、1階の乗り継ぎカウンターに進みます。
レストランや免税店は充実していて、利用者には好都合です。
ターミナル1の1階地下鉄出入口と到着エリアの間に「海から空への回廊」と名付けられたアートがあります。
全長200メートルに及ぶ壁画はシルクロードの歴史が描かれていて見ごたえがあります。
ターミナル2
ターミナル2は主に国際線が発着するターミナルで、中国南方航空が拠点としています。
2018年にオープンしたため広々としていて、設備は充実しています。
国際線と国内線両方とも多数運行しています。
また、ラウンジやショップ、レストランなどもたくさんあり、乗り継ぎ時間にも退屈することはありません。
ターミナル3
2025年10月からターミナル3が運用開始となりました。
従来のターミナルとは違い、スマートチェックイン・自動荷物処理などの最新設備を備え、カウンターを通さずに、本人確認、搭乗券発行、手荷物預けまでできるようになっています。
すでに中国東方航空などの中国国内航空会社は移転を完了しています。
2026年以降は国際線もターミナル3への移行が進んでいます。
ほかのターミナル同様、地下鉄やシャトルバス、タクシーの便も良好です。
ターミナル間の移動方法
ターミナル1、ターミナル2、ターミナル3の間の移動には無料のシャトルトレインやシャトルバスがあります。
シャトルトレインは各ターミナルの1階の駅から乗車できます。
シャトルバスは各ターミナルのゲート外から乗車します。
いずれも料金は無料で、24時間運行しています。
所要時間は約5〜10分、数分間隔で運行しているので、急いでいるときでも無理なく移動できます。
広州白雲国際空港での乗り継ぎ方法
ハブ空港である広州白雲空港では乗り継ぎのお客さんも多いです。
スムーズに乗り継ぐために次の4つの観点から乗り継ぎ方を説明します。
・国際線から国際線へ乗り継ぐ場合
・国際線から国内線へ乗り継ぐ場合
・国内線から国内線へ乗り継ぐ場合
・国内線から国際線へ乗り継ぐ場合
国際線から国際線へ乗り継ぐ場合
国際線から国際線への乗り継ぎは非常に便利です。
到着後に入国審査を受け、乗り継ぎ通路を通って安全検査を受け、国際線搭乗口に向かいます。
乗り継ぎ時間がたっぷりある場合はラウンジで休憩する、空港内のレストランやカフェで食事やお茶を楽しむのもいいですね。
国際線から国内線へ乗り継ぐ場合
国際線から国内線への乗り継ぎをするには入国審査を通過し、荷物を受け取ります。
さらに税関を通過し、国内線のチェックインカウンターへ行き再度手続きをします。
乗り継ぎ時間が長い時には、ラウンジで休むほか、レストランやカフェで一息着くのもいいでしょう。
国内線から国内線へ乗り継ぐ場合
国内線から国内線への乗り継ぎも非常にスムーズにできます。
到着したら、乗り継ぎ専用の通路を通って、乗り継ぎ専用のチェックインカウンターで再度手続きをします。
搭乗券の確認や荷物の再チェックインも必要です。
待ち時間が十分にあるときはショップやレストランでリラックスするのがおすすめです。
国内線から国際線へ乗り継ぐ場合
国内線から国際線への乗り継ぎも難しくありません。
国内線到着の後、国際線乗り継ぎエリアに向かいます。
再度セキュリティチェックがありますが、これを通過後は国際線のチェックインカウンターで手続きをします。
その後、搭乗ゲートに向かいます。
待ち時間があるときは、ラウンジ、ショップ、レストランなどを有効活用してリラックスして過ごしましょう。
広州白雲国際空港における待ち時間の過ごし方
広州白雲国際空港は非常に広く、設備も整っているので、待ち時間が長い場合でもゆっくりと快適に過ごすことができます。
次の3点について具体的に紹介します。
・ラウンジを利用する
・お土産を購入する
・レストランで食事を楽しむ
ラウンジを利用する
広州白雲国際空港には、各種のラウンジがあります。
誰でも利用できるものから、ビジネスクラス以上で利用できるラウンジなど様々です。
最も利用しやすく、快適なラウンジとしては次の3つがあります。
・プレミアムラウンジ
プライオリティ・パスで最も入りやすいラウンジ、クレジットカード付帯やカードの特権でも入りやすいです。
ターミナル1とターミナル2の国際線出発エリアにあり、アクセス良好。
ソフトドリンク、アルコール、食事、軽食の用意があります。
食事のクオリティが高く、本格的な中国料理を楽しめます。
シャワーやWi-Fiも利用でき、ラウンジスペースが豊富でくつろぐには最適です。
24時間利用可能で、最大2時間まで滞在することができます。
・中国南方航空ファースト、ビジネスラウンジ
中国南方航空のファーストクラス・ビジネスクラスの搭乗者、航空上級会員向けのラウンジです。
国際線、国内線それぞれのエリアにあり、出発ゲート近くで、便利。
明るくて座席数が多く、ソファも十分にあり、ゆったりと足を伸ばせます。
軽食・ドリンク、Wi-Fi、マッサージチェア・デイベッドなども利用可能です。
朝4時半からフライト終了まで使えますが、滞在時間は2時間までとなっています。
・Easy Baoding Lounge
プライオリティパスで入りやすいラウンジ。
国内線出発エリア限定のことがあるので国際線利用の場合は注意してください。
軽食、ドリンク、Wi-Fiの用意があります。
最大2時間まで滞在可能です。
お土産を購入する
免税店でお土産を買うのも楽しいものです。
すべてのターミナルに、保安検査通過後に利用できる免税店が数多くあります。
ブランドショップ、フレグランス、タバコ、アルコール類などの免税店が充実しています。
特にターミナル2には広州ならではのお土産品店が多く、中国茶、ティーポット、シルク製品、工芸品も数多く取り揃えられています。
家族やお友達、職場の同僚などに気の利いたお土産品が見つかりそうですね。
レストランで食事を楽しむ
待ち時間には、中国料理を楽しむのもいいですね。
本場の広州料理をじっくり味わえるレストランはもちろん、気軽に立ち寄れるカフェやファーストフード店もあります。
スターバックスなどのほかに中国ならではのカフェで中国茶や点心をたしなむのもよさそうです。
まとめ
広州白雲国際空港は中国の3大ハブ空港の1つで、広東省広州市にあります。
2004年に移転、運行開始した比較的新しく非常に大きな空港です。
空港から広州市へはバス、地下鉄、タクシー等を利用できアクセスも良好です。
ターミナル間の移動も非常に便利で迷う心配はありません。
乗り継ぎもスムーズにでき、待ち時間に利用できるラウンジやレストランも充実しています。
中国旅行を計画している人は、最新式の施設が充実している広州白雲国際空港を利用してみてはいかがでしょうか。
◇経歴
高校英語教師2年、イギリス滞在1年、帰国後幼児英会話指導員10年を経験
◇資格
英検2級
◇留学経験
国内英語研修2回
◇海外渡航経験
イギリスに1年間滞在しました。幼児がいたため学校には行けませんでしたが、イギリス人の元ラテン語教師について個人的に英会話の勉強をしました。長年の夢だったイギリス生活は毎日が冒険でしたが、イギリス人の寛容さに助けられ、英語力をつけることができました。一番の収穫は、あらゆることをグローバルな視点で考えることができるようになったことでした。帰国後は在日外国人の手助けをするなど、イギリス滞在経験を生かす努力をして、自分自身も楽しんでいます。
◇自己紹介
12歳で英語の勉強を始めて以来の英語好きです。
英語の勉強にショートカットはありませんが、やればやっただけ成果が上がるのが語学の勉強です。
現在英語を勉強している人、これから本腰を入れて勉強しようとしている人たちと、私がイギリス生活で学んだことを共有し、英語の勉強の楽しさを知っていただけたら幸いです。