中国・天津の魅力と特徴を徹底解説!観光地から現地グルメまで

天津、中国、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

中国旅行をお考えなら、旅程に天津を加えてはいかがでしょうか?

北京から高速鉄道でわずか30分ほどの距離にある天津は、中国らしさと欧米文化が交じり合うオリエンタルな雰囲気が魅力の都市。

中国旅行が初めての方はもちろん、中国を何度も訪れているリピーターの方もきっと満足できる見どころにあふれています。

この記事では、天津の観光地や名物グルメなどを解説。天津の魅力と特徴をご紹介します。

中国・天津とは?街の概要と歴史的背景

天津とは、 中国の「直轄市」(中央政府が直接管轄する最高位の行政区画)のひとつ。

北京、上海、重慶と並ぶ重要都市であり、中国の政治、経済、文化において中核的な役割を担っています。

街の概要

天津は中国北部に位置し、東に渤海、北に燕山があります。

京杭大運河の北端にあたることから、古くから内陸と海を結ぶ物流・交易の拠点として重要な役割を担ってきました。

首都の北京市から約120kmの距離にあり、高速道路や高速鉄道などによって結ばれているため、現在においても、中国の経済、産業の面で大きな役割を担っています。

従来は鉄鋼や機械など重工業が中心でしたが、近年は航空宇宙、IT、バイオなどのハイテク産業の集積が進んでおり、港湾都市から先進都市へと変化しています。

また、外国との貿易拠点として栄えたことから、欧米の建築様式を取り入れた街並みが今も数多く残っています。

歴史的な建造物と、近代的な建物が見事に調和しており、その景観は、他の中国の都市とは異なる魅力を放っています。

なお、日本で「天津甘栗」と呼ばれる栗は中国各地で収穫された甘栗が、「天津港」から日本へ出荷されていたことに由来します。

一方、日本の中華料理屋さんによくある「天津飯」「天津」とは関係がなく、日本発祥の中華料理のようです。

<天津の基本情報>

面積 約11,920 km²
人口 約1,386 万人(2020年)
人口密度1,200 人/km²(愛知県とほぼ同等)
行政級別 直轄市
アクセス 北京から高速鉄道で約30分

歴史的背景

隋の時代に京杭大運河が整備されると、天津はその北端に位置する港町として、内陸と海を結ぶ重要な拠点となり、その後北京防衛のための軍事基地(衛)が置かれました。

1858年のアロー戦争(第二次アヘン戦争)後に開港され、以後北京の外港として発展。その後イギリスやフランス、日本などの国々が「租界」(外国人居留地)を設置し、この頃に、欧米の文化や産業が天津に流入しました。

実に9つもの国が租界を設置。中国で最も租界の数が多い都市となりました。現在も残る欧風建築はこうした時代の名残です。

中華人民共和国の成立後は直轄市に指定され、中国の工業や貿易の拠点として発展。近年は、先端産業などの分野を強化しています。

天津の主要・穴場観光地、写真映えスポット

天津は歴史的建造物と近代的なビルが共存する街。

多くの国が租界を設置したことから、中国の伝統文化に加え、欧米や日本などさまざまな国の文化が混ざり合ったエキゾチックな街並みが魅力です。

ここでは、主要な観光地、穴場スポット、写真映えスポットの3つに分けてご紹介します。

主要観光地

まず、天津に来たらぜひ訪れて頂きたいスポットをご紹介します。

■ 天津之眼摩天輪(Tianjin Eye)

運河に架かる橋の上に設置されている巨大観覧車がTianjin Eye。2007年に建設された、高さ120mの巨大観覧車です。橋の上に設置された観覧車としては世界唯一といわれています。

8人乗りのカプセルが48個。30分で1周します。カプセルが頂上に到達すると、その高さはビルの35階建てと同じ高さ。天津の街並みが一望できます。

遠くまで見渡せる昼間、空がオレンジ色に色づく夕方の時間、そして、煌めく夜景が広がる夜の時間と、どの時間に訪れても素敵な景色が楽しめます。

アクセス 地下鉄2号線または3号線の大沽路駅から徒歩10分
営業時間 9:30~22:00
料金 大人:昼間80元、夜間100元

■ 天津古文化街(Guwenhua Jie)

天津らしさを感じたいならここがおすすめです。天津の南開区にある天津古文化街は、伝統的な中国の街並みを再現した場所。

清朝時代の建築を基に建造されたこの街は、多くの観光客を魅了しています。

中国雑貨や伝統工芸品、ローカルなお菓子屋さんなど、100を超えるお店が並びます。歩いているだけで楽しいエリアです。

アクセス 地下鉄2号線の東南角駅(站)より徒歩10分
営業時間
料金 無料

穴場スポット

天津郊外は比較的人も少ないので穴場スポットです。

■ 黄崖関長城(Huangyaguan Great Wall)

天津市蘇州区の北端に位置する黄崖関長城は、あの万里の長城の一部。北京近郊の万里の長城より観光客が少なく、じっくりと回れます。

夕日に照らされると山崖が金色に輝くことから「黄崖夕照」と呼ばれ、この名前が付けられたそうです。

黄崖関長城の特徴は、険しい山の稜線に沿って続く城壁。石造りの長城が山の起伏に合わせて伸びていく光景は迫力があります。

全長はなんと42km。整備された遊歩道には、壁面や城壁、のぞき穴が残っているため、歴史を感じながら散策できます。

公共交通機関を利用するなら、天津から高速バスで蘇州区まで行き、そこからタクシーを利用して黄崖関長城に行くのが一般的ですが、天津から2~3時間かかるため、観光客向けのツアーを利用するのがおすすめです。

アクセス ツアー利用がおすすめ
営業時間 ハイシーズン(4月~10月)8:00~17:00
ローシーズン(11月~3月)8:30~16:30
料金 大人:65~75元

■ 静園(Jingyuan / Former Residence Garden)

天津の河西区にある庭園が静園。ラストエンペラーで有名な溥儀と正妻・婉容が2年間住んだお屋敷として知られています。

建物は洋風ですが、庭園や回廊は中国らしさがあり、西洋建築と中国式庭園が融合したデザインが特徴です。

本館では実際に溥儀が使っていた書斎や寝室を見学でき、展示室では溥儀の人生を紹介した映画が上映されています。

アクセス 地下鉄1号線の鞍山道駅から徒歩6分
営業時間 9:00~17:30(月曜定休)
料金 大人:20元、子供:10元

写真映えスポット

これまでご紹介した観光スポットも写真映えするスポットですが、フォトジェニックな雰囲気を楽しみたいなら次のスポットがおすすめです。

■ 五大道(Five Great Avenues)

ヨーロッパの街並みが楽しめるのが、天津河西区にある五大道です。五大道の「五」とは、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本のこと。

この5つの国が租界を置いていたことから、このエリア一体が各国の建築様式が残る街並みとなっています。

ルネッサンス様式、バロック様式、ヴィクトリア様式など、さまざまな建築様式の建築物は見物です。

中国にいながら「本当に中国?」と感じる異国情緒あふれる街並みは、どこを撮ってもフォトジェニック。写真映えするスポットばかりです。

アクセス 地下鉄一号線・二号線の五大道駅下車
営業時間
料金

■ 天津濱海図書館

天津にある公立図書館「天津濱海図書館」は、独特なデザインが特徴の美しい図書館。

螺旋状の本棚と、館内中央に位置する光の球体は、まるでSFの世界に迷い込んだかのようです。圧倒される美しさは、まさに写真映えスポットと言えるでしょう。

アクセス 地下鉄9号線 市民広場駅下車より徒歩20分
営業時間 10:00~22:00
月曜日14:00~22:00
料金

日本または北京からのアクセス方法

天津は日本や北京からのアクセスも良好です。

日本からは直行便が出ていますし、北京からは高速鉄道で約30分。日帰りでも行けます。

日本からのアクセス方法

天津浜海国際空港へは、東京、大阪、名古屋や福岡から直行便が出ています。

所要時間は4~5時間なので、日本から気軽に行けます。

天津浜海国際空港から市内中心部へは、
・空港バスで約1時間、
・タクシーなら約30~50分、
・地下鉄+バス(乗り換えあり)
で行けます。

北京からのアクセス方法

北京から天津までは約120㎞。

鉄道、バスなどが通っており交通の便が良いのが特徴です。特に高速鉄道なら30分で到着。早い×便利×リーズナブルなのでおすすめです。

高速鉄道
北京南駅-天津駅は最速の「京津高速鉄道」を使えばわずか30分。料金は約1,000円です。

長距離バス
北京の各バスターミナルから天津行きの長距離バスが出ています。所要時間は約2~3時間ほど。運賃は40~60元です。

街の歩き方、便利な交通手段と移動のコツ

天津には電車、地下鉄、バス、タクシーがあり、どれも利用しやすくかつリーズナブルですが、天津中心部の観光スポット(天津之眼摩天輪、天津古文化街、五大道)なら、地下鉄+徒歩がおすすめです。

日本のSuicaのような、天津通(Tianjin Tong)という、交通系ICカードを購入しておくと便利。天津市内ほぼすべての公共交通機関で使えます。

バスは中国語表示がメインなので、事前に降車する場所などを調べておくと安心です。

また、黄崖関長城などの郊外は、ツアーの利用がおすすめです。送迎やガイドがついているツアーなら、効率よく観光できるでしょう。

味わいたい現地グルメ

観光の楽しみのひとつは、現地の美味しいグルメ。実は天津には天津三大名物グルメがあります。

地元の人にも愛される三大名物グルメ。ぜひ食べてみてください。

■ 狗不理包子(コウプリパオズ)

有名店「狗不理」の肉まんなので、「狗不理包子」。薄い皮の中に肉餡がたっぷり入っており、ジューシーで食べ応え◎です。

本店はもとより、支店がショッピングエリアなどに入っているため、手軽に味わえます。

■ 麻花(マーファー)

麻花は中国の伝統的な揚げ菓子。小麦粉をこねてねじり、油で揚げています。日本のかりんとうのようなお菓子です。

サクサクとした食感が特徴で、甘いものと塩気のあるものとがあり、お店によって違いがあります。細長いので街歩きのお供におすすめ。お土産としても売られています。

■ 耳朵眼炸糕(アールドヤン・ザーガオ)

こちらも天津の伝統的なスイーツ。あんこを包んだ揚げ餅で、外はサクッ、中はしっとりとした食感が楽しめるのが特徴です。

「耳朵眼胡同」のそばにお店があったことからこの名前がつきました。「耳朶眼老字号炸糕店」(本店)だけでなく、屋台などでも購入できます。

スナック感覚で食べられるので、こちらも街歩きのお供におすすめです。

知っておきたい治安のポイント

天津は、中国の主な都市のなかでは比較的安全とされる都市です。しかし、スリや置き引き、詐欺やぼったくりなどは注意したいところ。

特に、人気の観光スポット「天津古文化街」「五大道」では、日本人観光客と分かると、特別価格として高額な料金を請求されるケースが報告されています。

また、ショッピングモールなどの商業施設では、財布やスマホの盗難も増加傾向にあるため注意が必要です。

日本語で話しかけてきたり、お茶に誘ってきたりする勧誘は要注意。また、スマホや財布をズボンの後ろポケットに入れないようにしましょう。

オリエンタルな魅力あふれる天津を楽しもう!

北京近郊にありながら、中国文化と欧米文化が交じり合ったオリエンタルな魅力を持つ天津。

見どころ&名物グルメが充実しており、初めての方もリピーターの方も楽しめる都市です。

中国旅行をお考えなら、ぜひ天津も旅程に加え、天津ならではの街並みや食文化を体感してみてください。

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