【中国・蘇州(シュウシュウ)観光ガイド】観光要スポット・交通手段・グルメまで!

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蘇州中国江蘇省にある古都。

上海からは高速鉄道で約30分の距離にあり、運河による水運が発達してきたことから、「東洋のベニス」と称されることもあります。

世界遺産に登録された庭園も多く、「世界遺産の都」と呼ばれることも。

この記事では、そんな古都「蘇州」の魅力をご紹介します。

おすすめの観光スポットをはじめ、効率良く巡れるモデルコース、外せないグルメまで、たっぷりとお届けします。

蘇州(シュウシュウ)とは?知っておきたい地理や歴史

蘇州(英語:Suzhou、シュウシュウ)は河と橋が多い水の都

上海から高速鉄道で約30分というアクセスの良さもあり、上海からの週末旅行先としても人気です。

そんな蘇州について、まずは地理からご紹介します。

蘇州の地理

蘇州は中国江蘇省の東南側に位置し、長江デルタの中心部にあります。

景観の美しさで知られる太湖の東岸にあり、北には上海蟹の産地として有名な陽澄湖が広がっています。

長江流域の都市の中では最も歴史が古く、約2,500年以上の歴史を持つといわれています。

蘇州には、北京から杭州へと至る全長1,794kmもの京杭大運河が通っていることもあり、古くから水運がよく利用されてきました。

京杭大運河以外にも、市内には網の目のように運河が走っています。

そのため、元の時代に蘇州を訪れたとされるマルコ・ポーロは、運河と街並みの美しさから「東洋のベニス」と称えたといわれています。

現在においても水運は人々の生活に深く溶け込んでおり、舟による移動や物流が日常の一部となっています。

また、豊富な水資源を生かした絹織物産業も盛んです。

面積 約8,657.32 km2(広島県(8,479 km2)とほぼ同規模)
人口 約1,275万人(2021年)
人口密度約1,473 人/km²(愛知県(約1,400人/km2)と同程度)
行政級別 地級市
アクセス 上海から高速鉄道で約30分

蘇州の歴史

蘇州の歴史はとても古く、約2,500年前(紀元前514年)の春秋時代に、呉の国王がこの地を都に定めたことに始まります。

この頃から水路を活かした都市づくりが行われました。

隋から元の時代にかけて京杭大運河が整備されると、蘇州は物流の要として急速に発展し、活気あふれる商業都市へと成長していきます。

明の時代には絹織物の生産が本格化し、蘇州は経済的にも大きな繁栄を遂げました。

この時代に、裕福な商人や文化人たちによって多くの庭園が造られ、現在では世界遺産として高く評価されています。

現在の蘇州は、古い町並みが残る旧市街と、高層ビルなどが立ち並ぶ新市街に分かれています。

旧市街は堀で囲まれており、網の目のように張り巡らされた運河と石橋が、当時の面影を今に伝えています。

上海から蘇州への行き方

日本から蘇州への直行便はないため、日本から訪れる場合は、まず上海へ飛び、そこから陸路で蘇州に入るのが一般的です。

アクセス方法としては、高速鉄道、地下鉄、バス、タクシーなどがありますが、おすすめは高速鉄道

上海駅―蘇州駅へは、1日約80本もの列車が運行しており、どの時間帯でも気軽に移動できます。

所要時間は約30分で、運賃も約600円~なのでリーズナブルです。

蘇州の主要観光スポット

それでは、蘇州の主要観光スポットをご紹介します。

多くの観光スポットが市内中心部に集まっているので、滞在時間が短くても効率良く観光できます。

拙政園

蘇州には、中国四大庭園のうち2つがあります。

ひとつはこの「拙政園」。

もうひとつは次でご紹介する「留園」です。

(ちなみに、残り2つは、北京の「頤和園」と承徳の「避暑山荘」です。

拙政園は明時代の庭園で、世界文化遺産にも登録されている庭園。

東京ドームほどの広さ(約5万m2)の庭園は、水を中心にした美しい景観が特徴です。

園内は、東部・中部・西部の3つのエリアに分かれています。

それぞれのエリアで異なる景観や風景を楽しむことができます。

蘇州の中で最も美しい庭園のひとつといわれており、蘇州観光の際にはぜひ訪れていただきたいスポットです。

ただ、入場チケットは24時間前までの事前予約が必須とか。

混雑していない時期であれば、当日でも入場できるそうですが、ネット上に色々と情報があるため、確実に入園したい方は事前予約をしておくのが安心でしょう。

<拙政園の基本情報>

住所 中華民国蘇州平江区东北街178号
営業時間 3~10月:7:30-17:30,
11~2月:7:30-17:00
アクセス 蘇州駅からタクシーで約10~15分
地下鉄6号線「拙政園蘇博」駅下車、徒歩約10分
料金 ハイシーズン(4~5月、7~10月) 90元
オフシーズン(1~3月、6、11~12月) 70元

留園

こちらも中国四大庭園のひとつで、さらに世界文化遺産にも登録されている庭園です。

明の時代に建てられた庭園ですが、その後何度か改修が行われて、清の時代に現在の形に整えられました

自然がメインの拙政園とは異なり、こちらは石像や建物が見どころの庭園です。

曲がりくねった小径、穏やかな水辺、巧みに設計された建築物や石造物…。

人工的な美しさと、自然美が融合し、落ち着いた雰囲気が楽しめます。

こちらも24時間前までの事前予約が必須との情報があります。

確実に入園したい方は事前予約をしておきましょう。

<留園の基本情報>

住所 中華民国蘇州市姑蘇区留園338
営業時間 3~10月:7:30-17:30,
11~2月:7:30-17:00
アクセス 蘇州駅からタクシーで約10分
地下鉄2号線「石路駅下車」駅下車、徒歩約15分
料金 45~55元

獅子林

奇石がゴロゴロと転がっているのが獅子林です。

蘇州は庭園の街として知られていますが、獅子林もその代表的な庭園のひとつ。

名前に「林」とついているため、一見すると林や森のように思われがちですが、れっきとした「庭園」です。

元の時代に創園され、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

園内には、奇石が立体迷路のように配置されています。

石の隙間を抜けたり、石のトンネルをくぐったり…と、探検気分で散策できるのが特徴です。

拙政園の近くにあるので、庭園巡りのモデルコースとしても人気です。

<獅子林の基本情報>

住所 中華民国蘇州市平江区園林路23号
営業時間 3~10月:7:30-17:30,
11~2月:7:30-17:00
アクセス 蘇州駅からタクシーで約5~10分
地下鉄4号線「北寺塔」駅下車徒歩数分
料金 ハイシーズン(4~5月、7~10月) 40元
オフシーズン(6月、11~3月) 30元

山塘街

蘇州に来たら、やはり「運河」は欠かせません。

山塘街」は、蘇州らしい水郷風景を楽しめるスポットです。

唐の時代に建設された町で、全長は約7km。

特に観光客に人気なのは運河沿いのエリアで、水路を挟んで両側に白壁の古い建物が並び、アーチ状の橋が風景に彩りを添えています。

お土産物屋やカフェも多く、ぶらぶらと歩くだけでも楽しい場所です。

おすすめは夕方の時間帯

家の玄関につるされた赤い提灯に灯がともると、川面に光が映り込み、ノスタルジックな世界が広がります。

運河を進む遊覧船もあるので、水上から街並みを眺めてみても良いですね。

河岸の乗り場から、約50元で乗船できます。

<山塘街の基本情報>

住所 中華民国蘇州市姑蘇区山塘街
アクセス 蘇州駅からタクシーで約20~30分
地下鉄2号線「山塘街」駅下車、徒歩約5分

蘇州博物館

庭園や運河とは一味違った蘇州の魅力を楽しめるのが蘇州博物館です。

世界的建築家、貝聿銘氏が設計を手掛けた建物は、白い壁に黒い瓦屋根のクラシカルな外観で、隣接する拙政園とも調和しています。

常設展示では、蘇州の歴史や文化をはじめ、書画、陶磁器、玉器などの貴重な収蔵品を見ることができます。

分かりやすく展示されているので、中国史に詳しくなくても十分に楽しめるでしょう。

入場料が無料なところも嬉しいポイントです。

<蘇州博物館の基本情報>

住所 中華民国蘇州市姑苏区东北街204号
営業時間 3~10月:7:30-17:30,
11~2月:7:30-17:00
アクセス 蘇州駅からタクシーで約10~15分
地下鉄6号線「拙政園蘇博」駅下車、徒歩約10分
料金 無料

蘇州のおすすめモデルコース

蘇州は主な観光スポットが市内中心部に集まっているため、1日でも効率良く観光できます。

ここでは、定番のモデルコース(1日)をご紹介します。

午前|世界文化遺産の庭園と博物館をめぐる

(1)拙政園

まずは蘇州を代表する観光スポット、「拙政園」からスタートしましょう。

ゆっくり見学すると2時間です。

人気の園ですが、朝の時間は比較的空いています。

早めに行くのがおすすめです。

なお、24時間前の事前予約も忘れずに。

(2)蘇州博物館

蘇州の歴史と文化を学べる蘇州博物館は、拙政園のすぐ隣にあります。

拙政園を見学したら、そのまま徒歩で向かいましょう。

このコースでは午後も庭園を巡るので、その合間の息抜きにぴったりです。

ゆっくり見て、所要時間は約1時間です。

お昼

お昼は蘇州名物「蘇州麺」はいかがでしょうか?

蘇州麺は日本のラーメンのようなもの。

日本人の口に良く合うと評判の麺です。

拙政園周辺や、拙政園から徒歩圏内の旧市街では、蘇州麺や蘇州料理が楽しめるお店が点在しています。

午後|個性の異なる庭園と街歩き

(3)獅子林

獅子林拙政園から徒歩圏内にある庭園。

立体迷路のように配置された奇石を見ながらの庭園散策が楽しめます。

所要時間は約1~2時間です。

(4)留園

時間に余裕があるようであれば、蘇州のもうひとつの有名な庭園、留園にも足を延ばしてみましょう。

自然美×人工美が融合した庭園で、拙政園とはまた一味違った美しさを楽しめます。

24時間前までの事前予約がおすすめです。

(5)山塘街

夕方にかけては運河が流れる山塘街で街歩きを楽しみましょう。

小舟に乗っての運河遊覧もおすすめです。

特に夕方から夜にかけては赤い提灯がともるロマンチックな雰囲気を味わえます。

夜市も開いているので、食べ歩きもおすすめです。

蘇州観光に便利な移動手段・現地の交通事情

蘇州には地下鉄、バス、タクシーなどの交通手段が利用できますが、おすすめは、地下鉄です。

主要な観光スポットに接続しているので、便利×早い×正確なのが観光客には嬉しいポイントです。

東西に走る1号線、蘇州駅から出る4号線などがあり、中国語に加え英語が併記されているので日本人でも分かりやすいでしょう。

支払い方法は色々あり、駅構内の発券機で現金で発券したり、交通カード(蘇州通カード)を使ったり(事前のチャージ必要)、蘇州地下鉄公式アプリなどで支払いができます。

AlipayやWeChat Payなどのモバイル決済アプリを使うこともできます。

荷物が多い時などは、タクシーを使うのも一手です。

蘇州のタクシー料金は比較的安いので、気軽に使えるでしょう。

ただ、朝や夕方のラッシュ時や雨天時などは渋滞しやすいです。

蘇州はバスも運行していますが、中国語表記がメインのため、難易度が高めです。

時間に余裕があり、現地の雰囲気を楽しみたい方向けの移動手段です。

蘇州で食べたい名物グルメ

旅行と言えばやはりグルメ。

その土地ならではの料理を食べれば、旅の楽しさも深まります。

最後に蘇州で食べたい名物グルメをご紹介します。

蘇州麺

蘇州麺は日本でいうラーメン。

細麺が特徴で、醤油ベースの「紅湯」、透き通るような「白湯」の2種類が主流です。

「同得興」(蘇州駅周辺)「裕麺堂」(山塘街から徒歩圏内)などのお店が有名です。

朝の散策後の腹ごしらえにぴったりな蘇州麺。

ぜひ味わってみてください。

松鼠桂魚

桂魚(けつぎょ)は「川魚の王様」とも呼ばれる高級魚

その桂魚を丸ごと唐揚げにして甘酢をかけた料理が、蘇州名物の「松鼠桂魚」です。

格子状の切れ目を入れてあげた魚は見た目がまるでリスの尻尾のように見えることから「松鼠(リス)桂魚」と名付けられたといわれています。

外はカリカリ、中はふんわり。

真っ赤な甘酢ソースが目にも鮮やかなので、観光客に人気です。

大閘蟹(上海蟹)

蘇州の北に位置する「陽澄湖」は、上海蟹の産地として有名。

ちなみに、中国では上海蟹とは言わず「大閘蟹(ダージャーシェ)」というそうです。

旬は秋(9月~11月)

9~10月頃がメスの旬で、メスより遅めの10~11月頃がオスの旬です。

生きたカニを蒸して食べるのが一般的だそう。

蟹の旨味を存分に味わえます。

ぜひ秋に訪れるのであれば、季節限定のごちそうをお楽しみください。

中国・蘇州を満喫しよう!

運河の街・蘇州には、拙政園や留園といった世界遺産に登録された庭園がたくさんあり、それぞれに異なる美意識に触れることができます。

上海からのアクセスも良く、観光スポットが市内に集中しているので、手軽に回れるのもポイントです。

特に秋に旬を迎える上海蟹は絶品。

ぜひ食べていただきたい逸品です。

中国に旅行の際は、ぜひ蘇州も旅行プランに追加してみてください。

ゆったりとした時間の流れる水の都・蘇州で、心に残るひとときを過ごせるはずです。

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