カナダ「モントリオール」はどんな街?現地で楽しめるおすすめ観光地や治安、留学する場合の注意点など!

カナダ、モントリオール、ネイティブキャンプ



「北米のパリ」と呼ばれるモントリオールは、観光地として魅力的なスポットが数えきれないほどあります。

そんなモントリオールへの観光や留学のポイントを解説していきます。

カナダ・モントリオールの基本情報

 

モントリオールはカナダのケベック州に位置する都市で、セント・ローレンス川の中洲に発展したカナダ第2の都市です。

人口は約176万人で、モントリオール都市圏全体では約429万人に達します。

 

地理と気候

 

モントリオールは、日本だと北海道と同じくらいの緯度にあり、四季がはっきりしているのが特徴的です。

冬は非常に寒く、気温がマイナス25度に達することもありますが、夏は温暖で、時には30度を超えることもあります。

大陸性気候のため寒暖差が大きいです。

年間を通じて、モントリオールの気温は-13度から26度の範囲で変動します。

特に6月下旬から9月上旬が最も快適な季節とされていますので、観光で訪れる際には意識してみるとよいでしょう。

 

言語

 

モントリオールではフランス語と英語の両方が公用語として使用されており、市民の約58.5%が両方の言語を話すことができます。

フランス文化の影響が強く、市内の看板や公共の場でのコミュニケーションはフランス語となっていることがほとんどですが、基本的に英語が通じますので安心してください。

 

文化

 

食や芸術、音楽の分野でフランスの影響を強く受けています。

市内には多くのフランス料理レストランがあり、地元の食材を使った料理が楽しめます。

また、モントリオール国際ジャズフェスティバルやモントリオール映画祭など、さまざまな文化イベントが開催され、国際的なアーティストが集まります。

このことからモントリオールは「北米のパリ」と称される魅力的な都市となっています。

さらに、多文化共生の都市としても知られ、世界中の文化が交わる場所ともなっています。
移民が多く、さまざまな文化的背景を持つ人々が共存しているため、街の中には多様な文化が息づいています。

 

教育

 

教育システムは、多様性とバイリンガル教育を重視しており、幼児教育から高等教育まで幅広い選択肢があります。

教育課程は、幼稚園から始まり、小学校、中学校、高校、さらにCEGEP(セカンダリースクールと大学の間にあるケベック州独自の教育課程)を経て大学へ進学する流れが一般的です。

このように、教育の各段階で多様な選択肢が用意されていることが特徴的です。

 

交通

 

モントリオールの交通網は非常に発達しており、地下鉄やバスが利用できます。

特に地下鉄は便利で、主要な観光地やビジネスエリアを結んでいます。

モントリオールの地下鉄は「Métro(メトロ)」と呼ばれ、4つの主要路線が運行されています。

平日のラッシュアワーには、2〜4分おきに列車が運行されているので非常に便利です。

バスの料金は一律で、乗車時に支払うことができますが、現金で支払う際はお釣りが出ないので注意しましょう。

 

モントリオールの魅力と観光スポット概要

 

モントリオールの街並みや自然は非常に美しく、観光地として大いに魅力的です。
モントリオールの魅力を存分に味わうことのできる観光スポットを紹介していきます。

 

ノートルダム大聖堂

 

ノートルダム大聖堂は、1829年に完成した北米最大規模のカトリック教会です。

建築様式はネオ・ゴシック様式で、色とりどりのステンドグラスや、コバルトブルーの天井と金色の星々が荘厳で感動的です。

世界最大級のパイプオルガンもあり、音楽イベントや礼拝で使用されています。

 

旧市街(Old Montreal: オールド・モントリオール)

 

モントリオール旧市街は、カナダのモントリオールにおける歴史的な地区で、セント・ローレンス川沿いに広がっています。

このエリアは、17世紀にフランス人入植者によって設立され、北米で最も古い街の一つとして知られています。

旧市街には、石畳の道や歴史ある建物が立ち並び、ヨーロッパのような美しい街並みが特徴的です。

 

モン・ロワイヤル公園

 

モン・ロワイヤル公園は、モントリオールの中心に位置する広大な公園で、ハイキングやピクニックに最適です。

公園の頂上には展望台があり、市街地の素晴らしい景観を楽しむことができます。

 

モントリオール美術館

 

モントリオール美術館は、カナダ最古の美術館であり、1860年に設立されました。

この美術館はモントリオールの文化的な中心地として知られ、古典的な絵画から現代アートまで、幅広いジャンルのアートを展示しています。

 

聖ジョゼフ礼拝堂

 

聖ジョゼフ礼拝堂は、モン・ロワイヤルの丘の上に位置するカトリックの礼拝堂です。

毎年200万人以上の巡礼者が訪れる人気の観光地です。

内部には美しいステンドグラスや彫刻がありますが、特に高さ97メートルのドームが特徴的です。

 

モントリオール旧港

 

モントリオール旧港は、カナダのモントリオールに位置する歴史的な港で、セント・ローレンス川沿いに広がっています。

観光船やレストラン、アクティビティなどが豊富に揃っています。

カナダで最も高い観覧車である「グラン・ルー・ド・モントリオール」が特徴的です。

 

ジャン・タロン・マーケット

 

ジャン・タロン・マーケットは歴史的な公共市場であり、開業したのは1933年です。

地元の食材や特産品が揃う市場で、新鮮な野菜や果物、手作りの食品を楽しむことができます。

さらに、チーズやスパイス、オリーブオイルなどの専門店も数多くあります。

 

プラトー・モン・ロワイヤル

 

プラトー・モン・ロワイヤルは、19世紀の労働者階級が住んでいた場所であり、現在では多くのアーティストやクリエイターが集まる場所となっています。

色とりどりのストリートアートや独特な建築物が特徴的で、アートギャラリーや独立系の映画館なども数多くあります。

 

バイオスフィア

 

バイオスフィアは、サンテレーヌ島に位置する水に関する環境博物館で、1967年のモントリオール万国博覧会のアメリカ合衆国パビリオンとして設計され、建築家バックミンスター・フラーによってデザインされました。

水の重要性や生態系の保護に焦点を当てた展示を通して自然環境について深く学ぶことができます。

 

プレイス・デ・アーツ

 

プレイス・デ・アーツは、モントリオールの文化地区にある複合施設で、1960年代に設立されました。

オペラやミュージカルなどの文化イベントが開催され、特に毎年催されるモントリオール国際ジャズフェスティバルは世界最大のジャズフェスティバルとして有名です。

 

モントリオール留学のメリットと注意点

 

モントリオール留学のメリットや注意点について解説していきます。

 

モントリオール留学のメリット

 

多言語環境

モントリオールではフランス語と英語の両方が公用語として使用されているので、両方の言語を学ぶ機会が豊富です。

フランス語を学ぶ機会は他の英語圏の都市では得られにくいので、貴重な体験となります。

より多くの言語を話すことができれば、交流の幅が広がったり、ビジネスで活躍したりできる可能性も増えていくでしょう。

生活費が安い

モントリオールは、トロントやバンクーバーと比較して生活費が比較的安いです。

1ヶ月の滞在費は約8万から13万円程度が相場とされ、経済的な負担を減らすことができるでしょう。

多様な文化

モントリオールは多文化共生の都市なので、様々な国からの留学生や移民が集まっています。

異文化交流が盛んなため、たくさんの国の友人を作る機会が豊富にあります。

数多くの文化イベントやフェスティバルも開催されているので、それらを通して新しい経験を得ることもできます。

教育機関の質が高い

モントリオールには多くの優れた教育機関があり、語学学校や大学のプログラムは質が高いと評判です。

モントリオール大学ケベック大学などは、世界的に評価されている大学でもあります。

語学学校においても、学生のニーズに応じた教育を行っており、英語やフランス語のスキルを向上させるだけでなく、将来の進学やキャリアに向けた準備を整えることができます。

交通の便が良い

モントリオールの公共交通機関は大きく発達しているので、地下鉄やバスを利用することで市内の移動が簡単にできます。

ですので、観光地や学校へ気軽にアクセスすることができます。

 

モントリオール留学の注意点

 

気候が厳しい

モントリオールの冬は非常に寒く、マイナス20度を下回ることもあります。

留学の際には、寒さ対策をしっかりと行う必要があります。
暖かい服装や住環境に気を付けましょう。

言語の壁

フランス語が使用される場面も多いので、あらかじめフランス語の知識をつけておくと生活がスムーズになるでしょう。

英語を話せる現地の人でも、フランス語訛りがあり聞き取りづらいことがあるので注意が必要です。

日本人留学生が少ない

モントリオールには日本人留学生が少ないので、孤独感を感じることがあるかもしれません。

困ったときに助けてもらえる人が少ないと精神的に辛くなってしまうので、事前に頼れる人を見つけたり、現地のコミュニティに参加したりするのもおすすめです。

 

治安と安全対策

 

モントリオールは一般的に治安が良いとされていますが、特定のエリアや時間帯には注意が必要です。

特に、ベリーウカム駅の周辺は治安が悪化しているとされていて、昼間でも注意しなければなりません。

犯罪発生率も徐々に増加しているとされ、観光客を狙った犯罪もあるので、貴重品の管理などには十分に気を付けましょう。

安全対策として、夜間の外出を控える、人の少ない地下鉄車両を利用しない、人通りの少ない道を歩かないなど意識するようにしてください。

モントリオールでは緊急時に911に連絡することができるので覚えておきましょう。

また、在モントリオール日本国総領事館の連絡先を把握しておくことも重要になります。

領事館は、犯罪に巻き込まれた場合やパスポートを紛失した場合に助けてくれるので、こちらも頭に入れておきましょう。

 

まとめ

 

モントリオールの魅力をおわかりいただけたでしょうか。

観光地、留学先として他にはない特徴を持っており、訪れれば間違いなく貴重な経験ができるでしょう。

モントリオールへの留学を通して新しい可能性を切り開いてみてはいかがでしょうか。

 

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net