
みなさんは、「フランクフルト」という街を知っていますか?
フランクフルトと聞いたら、串にささったソーセージのことを思い浮かべてしまう、という方もいるかもしれませんが、今回の記事では、食べものではなく「フランクフルト」というドイツの街についてご紹介したいと思います。
フランクフルトという都市の概要、日本からフランクフルトまでの行き方、フランクフルトを訪れる際の季節ごとの服装の目安、フランクフルトで外せない観光スポットや食べたいグルメ、そして気になるフランクフルトの治安についてわかりやすくていねいに解説します。
フランクフルトに興味がある方や、これからフランクフルトに旅行に行く予定がある方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
- ドイツ中西部の主要都市「フランクフルト」
- 日本からフランクフルトまでの行き方
- 季節別・フランクフルト旅行に適した服装
- フランクフルトで外せない観光スポット
- フランクフルトで味わいたい絶品グルメ
- フランクフルトの気になる治安
- まとめ
ドイツ中西部の主要都市「フランクフルト」
ベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、ケルンなど、ドイツには日本でも有名な都市がたくさんありますよね。
フランクフルトもドイツの大きな都市のひとつです。名前は聞いたことがあるけれど、どんな街なのか詳しくは知らない、という方も多いはず。
そこで、まずはフランクフルトの都市の概要からチェックしていきましょう!
位置・地理
フランクフルト(正式には「フランクフルト・アム・マイン」といいます)は、ドイツ中西部にあり、地域の主要都市となっています。
ケルンの南東、ミュンヘンの北西部に位置しています。
ライン川に面していることも地理的な特徴です。
日本との時差はマイナス8時間(サマータイム時はマイナス7時間)です。
人口・言語
Dama Commonsのデータによると、フランクフルト人口は749,596人であり、ドイツ国内で5位となっています。
言語はドイツ語ですが、都市部であり、観光地でもあるため、英語も通じることが多いです。
文化・歴史
フランクフルトは、13世紀から書籍見本市が続いており、国際見本市の街に発展してきました。
また、文豪・ゲーテを生んだ街でもあり、博物館などの文化施設も多く並びます。
そのほか、17世紀にユダヤ人街に金融業が生まれたことをきっかけに、フランクフルトはドイツ金融の中心地となりました。
現在、ドイツ銀行や、ドイツ連邦銀行といったメジャーな銀行の本社に加え、証券取引所、欧州の統一通貨「ユーロ」を発行する欧州中央銀行の本部もフランクフルトにあります。
日本からフランクフルトまでの行き方
続いてここからは、日本からフランクフルトまでの行き方をご紹介していきます!
直行便
ルフトハンザドイツ航空と全日空(ANA)と日本航空(JAL)が日本とフランクフルトのあいだで直行便を運航しています。
航空会社によって多少差はあるものの、フランクフルトから日本(主に東京)までのフライト時間は約12時間45分から13時間ほど、日本(主に東京)からフランクフルトまでは約14時間となっています。
経由便
時間がかかっても費用をおさえたい方などは、アジアの国などを経由する便でフランクフルトに向かうこともできますが、利便性を考えると直行便がおすすめと言えるでしょう。
季節別・フランクフルト旅行に適した服装
ここからは、季節ごとのフランクフルト旅行・滞在に適した服装をご紹介します。
なお、季節に関わらず、ドレスコードが決まっているレストランなどに行く際には、それに従うようにしてくださいね。 また、日中や市内観光の際は、スニーカーなどの歩きやすく履き慣れた靴がおすすめです。
春
春といっても、最低気温が10度を下回るような日もあります。
暖かくなる日でも、一日の寒暖差が10度くらいになることもあるため、重ね着など温度調節できるような工夫が必要です。
また、しっかりとした厚手のコートがあると便利です。
夏
1年で最も気温が高くなる季節ですが、湿度が低いため過ごしやすい日が続きます。
半袖、短パンといった薄着でも問題ないでしょう。ただし、日差しも強くなるため、 サングラス、帽子などの日焼け止め対策が必要です。
秋
少しずつ涼しくなってくる季節です。
昼間は暖かくても、朝晩は冷え込むことも。 春と同じく、重ね着などで温度調節できると良いでしょう。セーターやカーディガンがあると便利です。
冬
寒さが厳しくなる季節です。
深い積雪ではないものの、雪が降ることもあります。
ニット帽、マフラー、手袋といった小物や、厚手のアウター、ヒートテックなどのインナーで寒さを乗り切りましょう。
フランクフルトで外せない観光スポット
ここからは、フランクフルト観光で訪れたいスポットをご紹介します。
レーマー広場
定番の観光スポットです。
旧市街にあり、中世の雰囲気が残るような街並みの美しさは息をのむほどです。
特に、ピンク色の建物がかわいいフランクフルト市庁舎はレーマー広場の象徴となっています。
ゲーテハウス
フランクフルトが生んだ文豪・ゲーテが生まれてから16歳までを過ごした家です。
ゲーテ一家が過ごした生活が感じられるほか、代表作『ファウスト』初稿など貴重な資料も見られます。また、隣にはゲーテ博物館もあります。
マインタワー
ビジネス街にある超高層ビルです。
ドイツというと、歴史的な建造物が魅力というイメージがあると思いますが、こうした近代的な建物も人気です。
地上約200mの展望エリアからはフランクフルトの美しい街並みを一望できます。
シュテーデル美術館
ドイツで最も古い美術館のひとつで、膨大なコレクションがそろっています。
ボッティチェリ、ルノワール、ゴッホ、モネ、ピカソ、ウォーホルといった日本でも有名な芸術家たちの作品を見ることができます。
特別展やアートツアー、ワークショップなど、アートをさまざまな角度から楽しむプログラムも用意されています。また、ミュージアムショップやカフェも充実しています。
フランクフルトで味わいたい絶品グルメ
ここからは、フランクフルトに行ったらぜひ味わってほしいグルメをご紹介します。
アップルワイン
フランクフルト近辺はアップルワイン(リンゴの酸味が強い白ワインのような風味)の名醸地として知られています。
ドイツといえばビールというイメージが強いと思いますが、アップルワインも人気です。
フランクフルト風シュニッツェル
シュニッツェルはドイツの名物料理(正式にはオーストリア料理)ですが、グリューネゾーセというハーブを使ったソースとともに食べるのがフランクフルト流。
緑色の見た目をしたソースですが、酸味が強くさっぱりしていて、ボリューミーなシュニッツェルにも合うそうです。
リップヒェン
豚肉を使った料理が豊富なドイツ。
そのなかでフランクフルト名物といえば、豚肉を塩漬けにしたリップヒェンです。
マッシュポテトやザワークラウト、マスタードともにいただくのが一般的です。
フランクフルトの気になる治安
最後に、フランクフルトの治安について解説します。
比較的安全だが気をつけた方がいいエリア・犯罪あり
外務省の海外安全ホームページでは、フランクフルトの治安情報は「レベル1:十分注意してください」となっており、一般的な防犯対策で安全に過ごせるレベルです。
しかし、気をつけた方がいいエリアや、観光客を狙ったスリ・置き引きといった犯罪もあります。
気をつけた方がいいエリア
フランクフルトで特に気をつけた方がいいエリアは、フランクフルト中央駅の周辺です。
また、中央駅の東側に広がるバーンホーフスフィアテル地区も気をつけましょう。
夜間にこのエリアに近づくのは避け、昼間であってもメインストリートを歩く、人通りの多い場所を歩く、少しでも怪しいと思った人とは目が合っても反応しないなどの対策が必要です。
比較的治安の良いエリア
観光客の多いレーマー広場周辺は、にぎわいも多く警察のパトロールもよく行われています。
ほかに、観光客・地元住民も多いアルトザクセンハウゼン地区も治安が比較的良いと言われています。ウエストエンド地区、ノルトエント地区などのビジネス街も治安が良いと評判です。
まとめ
今回の記事では、ドイツの都市「フランクフルト」について詳しくご紹介していきました。
具体的には、フランクフルトの基本情報、日本からフランクフルトへの行き方、季節ごとのおすすめの服装、観光スポットやグルメ、気になる治安などについてわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、フランクフルトは魅力あふれる街ですが、安全に旅行するために知っておいた方がいいことはたくさんあります。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したフランクフルトについて、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
ドイツ、特にフランクフルト出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!