マレーシアってどんな国?気候・言語・食文化などの特徴を教えます!

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みなさんは、「マレーシア」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

国名は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない、どんな文化がある国なのかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、マレーシアの特徴について、地理や気候、民族・言語、食文化、習慣や国民性、住宅環境まで、詳しくご紹介します。

さらに、マレーシアを訪れた際に役立つ基本的なマレー語のあいさつもご紹介します。

これからマレーシアへの渡航を考えている方、マレーシアに興味のある方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

マレーシアの特徴:地理・気候

 

まずは、マレーシアの地理や気候についてチェックしていきましょう!

 

地理

 

マレーシアは、東南アジアの中心(赤道近くのインド洋と南シナ海の間)にあります。 マレー半島とボルネオ島の一部からなっています。

タイ、インドネシア、ブルネイとは陸で国境を接しており、海を隔ててフィリピン、シンガポールと近接しています。

面積は約33平方キロメートルで、日本の約0.9倍です。
国土の約60%が熱帯雨林で覆われています。
そのほか、白く美しい砂浜、多様な島々、雄大な山々などがあります。

 

気候

 

マレーシアは赤道に近く、熱帯雨林気候となっています。 一年を通して降水量が多く暖かく、常夏の気候です。

首都・クアラルンプールの平均最高気温は31℃~33℃、平均最低気温は22℃~23℃です。

日中の平均気温は27~33度で、年間を通じて変化があまりありません。

4月や11月は雨が特に多くなりますが、一日中降るのではなく夕立として降ります。

また、カラっとしているため、不快感はそれほどありません。

 

マレーシアの特徴:民族・言語

 

マレーシアは多民族国家です。ここでは、マレーシアの民族構成や言語をご紹介します。

 

民族構成

 

マレーシアは人口が約3,000万人(人口密度は84人/km)で、そのうち67%がマレー系、25%が中国系、7%がインド系となっています。 少数ですが、そのほかの民族や先住民の方も暮らしています。

首都のクアラルンプールには約180万人が住んでいます。

人口の大部分を占めるマレー系の人々は、古くからこの地に住んでいた人々です。

次に多い中国系やインド系の人々は、19世紀に移民としてわたってきた人々を祖先としています。

 

話されている言語

 

マレーシアでは、マレー語、中国語、タミール語、英語などが話されています。

公用語はマレー語です。ただし、上記のように多様な人々が暮らしているため、中国系が多く暮らす社会では中国語、インド系が多く暮らす社会ではタミール語が主に使われています。

また、19世紀にマレー半島全体がイギリスの植民地支配を受けていたこともあり、英語もよく使われ、 それぞれの民族間の共通語としての役割を担っています。特に観光やビジネスの場面で英語が使われています。

ちなみに、テレビや映画、街の看板などは多言語となっていることが多いです。

 

マレーシアの特徴:食文化・料理

 

ここからは、マレーシアの食文化や料理についてご紹介していきたいと思います。

先ほどからご紹介しているとおり、マレーシアは多様な民族が暮らす国のため、さまざまな料理が楽しめるのも魅力のひとつです。

 

マレー料理

 

ココナッツミルクをよく使うことや、唐辛子、パンダンリーフやターメリックといったハーブ、タマリンドなどの香辛料を多く使うことが特徴です。

なお、おもにイスラム教徒であるマレー系の方向けのため、料理に豚肉と酒を使わない「ハラル」の調理法に則っています。

サテー(串焼き)、ナシゴレン(マレーシア風チャーハン)、ナシレマ(朝ごはんの定番)、ラクサ(スープの麺料理)などが代表的なマレー料理です。

 

中華

 

本格的な中華料理の流れを汲みつつ、マレーシアで独特な発展を遂げた料理もあります。

バクテー(薬膳料理)、チキンライス、チャークイテオ(焼きそばに近い)などが代表的な料理です。

 

インド料理

 

19世紀にインドからやってきた移民の方々は、南インド出身者が多かったこともあり、マレーシアでは南インド料理がポピュラーです。

南インドのミールスに似たバナナリーフカレーは、マレーシア各地で人気があります。

そのほか、ロティチャナイ(マレー風クレープ)、タンドリーチキンなどが有名な料理です。

 

ニョニャ料理・クリスタン料理

 

上記3つに比べるとややマイナーですが、ニョニャ料理クリスタン料理というものもあります。

ニョニャ料理とは、マレー系と中国系が融合した料理です。

中華で使われる食材をココナッツミルクやハーブなどで味付けしています。

クリスタン料理とは、ポルトガル料理、マレー料理、ニョニャ料理の融合で生まれた料理です。

ポルトガルのシチュー料理、マリネの手法などに、タマリンド、ココナッツ、醤油など、マレーシアらしい調味料を加えることで、新しい風味を持つ料理となっています。

 

マレーシアの特徴:習慣・国民性

 

ここからは、マレーシアの習慣や国民性をご紹介していきます。

 

宗教・習慣

 

マレーシアではイスラム教が憲法上の国教となっています。しかし、多民族国家のため、信仰の自由が認められています。 イスラム教のなかでもほとんどが穏健なイスラム教徒です。

なお、イスラム教徒の間ではいくつかの風俗・習慣があります。 外国人として従う必要はありませんが、覚えておくとよいでしょう。

たとえば、不浄と考えられている左手では握手や物の受け渡しはしない、酒や豚を口にしない、子どもも含め頭はなでない、男性から女性には握手も含め触れない、日没から夕方に祈りの時間が始まるため、日没後1時間くらいは訪問および電話は避ける、などです。

そのほか、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、道教、シーク教なども信仰されています。

それぞれの宗教をお互いに尊重し合う姿勢が大切になります。

 

治安も良く親日家が多い

 

マレーシアは治安の良さでも有名です。銃の個人所有が禁止されていたり、薬物などの取り締まりもしっかりしています。

また、「日本を手本にした国造りをする」という「ルックイースト政策(東方政策)」を実施していたこともあり、親日国として知られています。

また、日本製品や日本食への信頼も厚く、人気があります。

 

マレーシアの特徴:家・住環境

 

マレーシアは住環境も独特です。ここでは、マレーシアの家や住まいの特徴をご紹介します。

 

都市部

 

都市部では、高層マンションや近代的な住宅コンプレックス(住宅複合施設)がそろっています。 最近ではこれらの数も増えてきました。

ほかに、ショップハウスと呼ばれる、一階部分がお店、二階以上が住宅になっている家もあります。

また、テラスハウス(リンクハウス)はマレーシアで最も一般的な住まいで、低層の住居形式が隣接し並んでいます。 日本でいう長屋のようなイメージです。

 

郊外・田園地帯

 

都市部を離れると、高床式住居(カンポンハウス)が見られます。

マレーシアの伝統様式のひとつで、木製です。

湿度や洪水、大雨などの対策として、地面から1mほど床を高くした位置に建てられています。風が通り抜けやすいのが特徴です。

大家族で住むのが一般的ですが、近年では若者が都市部に出てしまい、高齢者のみで住んでいる場合もあります。

 

おまけ:知っておきたいマレー語の基本挨拶

 

最後に、マレーシアを訪れた際に覚えておくと便利なマレー語の基本挨拶をいくつかご紹介します。

まず、「おはよう」
「Selamat pagi(スラマット パギ)」といいます。

「こんにちは」は2つあり、
正午は「Selamat tengah hari(スラマット タンガ ハリ)」
午後(こんばんはも兼ねる)は「Selamat petang(スラマット プタン)」
といいます。

「ありがとう」「Terima kasih(テリマカシ)」
それに対する返答(どういたしまして)は「sama sama(サマサマ)」といいます。

おもしろいのは「さようなら」です。

去る人に対していう場合は「Selamat jalan (スラマット ジャラン)」
とどまる人に対していう場合は「Selamat tinggal(スラマット ティンガル)」となります。

これらは日常でよく使いますので、余裕があればぜひ覚えてみてくださいね。

 

まとめ

 

今回の記事では、日本からもそれほど遠くなく、国としても注目を集めているマレーシアの特徴をご紹介しました。

記事のなかでもご紹介したとおり、マレーシアはとても魅力的な国ですが、それでも宗教や食文化など、無用なトラブルなく滞在するために気をつけるべきことや知っていた方がいいことはたくさんあります。

ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

また、ご紹介したマレーシアの特徴について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

マレーシア出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。

ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

 

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