フィリピンの代表的なスイーツショップ「Goldilocks」の魅力と伝統菓子の進化について解説!

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南国の太陽が降り注ぐフィリピンでは、明るく陽気な文化と共に、甘く懐かしいお菓子文化が根付いています。

その中心にあるのが、現地の人々から長年愛されているベーカリーチェーン
「ゴルディロックス」

伝統的なフィリピン菓子を現代風にアレンジし、海外からの観光客にも人気を博しています。フィリピン国内ではもちろん、世界各地に店舗を展開し、多くのファンを魅了し続けています。

今回は、ポルボロンなどの伝統的なお菓子の魅力や、Goldilocksの代表ケーキ、自宅で楽しむ方法などを詳しくご紹介します。

Goldilocksとは?フィリピンを代表するベーカリーチェーンの歴史

1966年、マニラにて創業されたGoldilocks(ゴルディロックス)は、ミリンダ・レイズ(Milagros Leelin Reyes)コーラ・レイズ(Clarita Leelin Go)、そしてビジネスパートナーであるローズ・レイエス(Daisy Reyes)という3人の女性たちによって設立されました。

彼女たちは、母親が作る家庭の味をベースに、「誰もが手軽に味わえる焼き菓子を届けたい」という思いからこの事業を始めました。

屋号である「Goldilocks」は、おとぎ話『ゴルディロックスと三匹のくま』から名付けられたもので、子どもから大人まで親しみやすく、覚えやすい名称にしたいという想いが込められています。

また、“ちょうどいい”という物語のキーワードも、「誰にとってもちょうどいい味・品質・価格」を目指すこのブランドの理念を象徴しています。

最初の店舗はマニラ市内のパサイ地区にオープン。手作りのケーキやお菓子はすぐに評判を呼び、フィリピン全土へと店舗を拡大しました。

1970年代には急速に成長し、フィリピン人の祝いごとや記念日の定番ケーキブランドとしての地位を確立。

1984年にはアメリカ・ロサンゼルスに初の海外店舗を出店。移民や海外在住のフィリピン人たちにとって、故郷の味を届ける存在となりました。

その後、カナダやグアム、サウジアラビアなどにも進出し、現在では世界中に400以上の店舗を展開する一大ベーカリーチェーンへと成長を遂げています。

近年ではデジタル戦略にも力を入れており、オンライン注文や宅配サービス、SNSによるプロモーションも積極的に展開。長年の伝統を守りながら、現代のニーズにも柔軟に対応する姿勢が、多くのファンを惹きつけ続けています。

代表的なフィリピン伝統菓子「ポルボロン」の魅力

ポルボロンは、スペイン統治時代に伝わった伝統菓子をルーツとし、フィリピン独自のアレンジが加えられた人気スイーツです。

小麦粉を香ばしく炒ってバターや粉ミルク、砂糖を混ぜたシンプルな材料で作られていますが、その素朴な美味しさと、口の中でほろほろと崩れる繊細な食感が最大の魅力です。

Goldilocksではこのポルボロンに多彩なフレーバー展開を行っており、特に人気なのが以下のラインナップです。

・プレーン味:シンプルで飽きのこない基本の味。
・ウベ:フィリピン特産の紫芋の香りと自然な甘みが広がります。
・チョコ:濃厚なチョコレートの風味が後を引く大人の味。
・カシューナッツ入り:香ばしいナッツのアクセントが加わり、食べ応え抜群。
・マンゴー:トロピカルな香りが口いっぱいに広がる南国らしい一品。

すべて個包装で提供され、小分けパックとしても販売されているため、衛生的で保存にも便利。おしゃれなパッケージデザインはギフトや土産にも最適です。

価格帯は数個入りで100〜200円前後とお手頃なのも魅力です。

Goldilocksの人気ケーキとその特徴

Goldilocksが誇るケーキラインナップは、どれもフィリピン人のライフイベントと深く結びついています。誕生日や卒業、洗礼式など、家族の節目には必ずと言ってよいほどGoldilocksのケーキが登場します。

以下、特に人気のあるケーキとその特徴を紹介します。

ウベケーキ

鮮やかな紫色が目を引くウベケーキは、フィリピンの特産素材・紫芋をふんだんに使った逸品。しっとりしたスポンジにウベ風味のバタークリームをたっぷり使用しており、見た目にも鮮やか。自然な甘さと香りの高さが絶妙で、国内外問わずファンが多いです。

モカロールケーキ

コーヒー好きに人気のモカロールは、モカ風味のふわふわスポンジとクリーミーなバタークリームが織りなす絶妙なハーモニー。ロールタイプなので切り分けやすく、パーティーやティータイムにも重宝されます。

チョコレートケーキ

チョコレートケーキは濃厚でしっとりしたチョコレートスポンジに、甘さ控えめのガナッシュ風クリームを重ねた定番の逸品。子どもから大人まで幅広い層に支持されています。ホールでもカットでも購入可能で、急なお祝い事にも対応しやすいです。

マンゴーケーキ

南国の太陽を思わせるような鮮やかな黄色と爽やかな香りが特徴のマンゴーケーキ。フィリピン特産の完熟マンゴーを贅沢に使用し、さっぱりとした甘みとジューシーな食感が魅力。暑い季節にぴったりのデザートです。

フィリピンで愛されるその他の伝統的なケーキ

Goldilocks以外にも、フィリピンには多くの魅力的な伝統ケーキが存在します。ここでは特に代表的なものを紹介し、その背景や文化的意味合いにも触れていきます。

ブコパイ(Buko Pie)

「ブコ」とはフィリピン料理でココナッツを指します。ブコパイは、若いココナッツの果肉をパイ生地に包んで焼き上げた、ラグナ州発祥の郷土菓子です。

ココナッツの自然な甘さと柔らかい食感が特徴で、田舎のおばあちゃんの味とも称されるほど。ドライブインや道の駅で販売されており、家族旅行のお供としても親しまれています。

ブラゾ・デ・メルセデス(Brazo de Mercedes)

ブラゾ・デ・メルセデスは、スペイン語で「メルセデスの腕」を意味するこのロールケーキです。メレンゲで作られたふわふわの生地に濃厚なエッグカスタードを巻き込んだ甘美なデザート。教会の祭礼や誕生日会など、特別な日にふるまわれる格式あるお菓子として知られています。

トライアングルケーキ(Taisan)

トライアングルケーキは、ふんわりしたスポンジ生地にバターと砂糖をトッピングしたシンプルなケーキ。見た目は地味ですが、朝食や午後のおやつとして広く家庭で作られており、素朴な味がどこか懐かしいと感じる人も多いです。

これらのフィリピン菓子は、家庭ごとにレシピが異なり、それぞれにストーリーがあるのも魅力のひとつ。現地を訪れた際には、ぜひいろいろな店で食べ比べてみるのがおすすめです。

Goldilocksの商品を購入できる場所とおすすめの選び方

Goldilocksの商品は、フィリピン国内のさまざまな場所で購入可能です。以下は代表的な購入スポットです。

1.ショッピングモール

SMモールやアヤラモールなど、大型モール内に多数出店。買い物ついでに立ち寄れる利便性が魅力です。

2.空港ターミナル(免税店)

マニラやセブの国際空港では、出国前にフィリピン土産として購入する人が多いです。

3.ローカルベーカリー店

地方都市にも支店があり、観光地の中心部でアクセスしやすい立地。

4.オンラインショップ

公式サイトや提携ショップでは、国内外への発送サービスが提供されています。

5.コンビニ・小売チェーン

一部の店舗では小分けパックのポルボロンなどが販売されています。
商品を選ぶ際には、以下のポイントを参考にすると失敗がありません。

【目的で選ぶ】

土産・ギフト用ならポルボロンの詰め合わせが最適。華やかなパッケージと個包装で渡しやすいです。家族向けのケーキならウベケーキやマンゴーケーキなど、見た目も華やかでイベントに映えます。

【味の好みで選ぶ】

甘党にはチョコレートケーキ、あっさり系ならマンゴーやウベがおすすめ。

【保存性と持ち運びやすさで選ぶ】

冷蔵保存が難しい環境ではポルボロンやクッキーなどの常温商品が便利。

価格と送料を比較し、複数セット購入でお得に楽しむのもおすすめです。

Goldilocksのスイーツを自宅で楽しむ方法

海外旅行に行かなくても、Goldilocksのスイーツは日本でも楽しめる時代です。以下では、自宅での楽しみ方をもっと広げるアイディアをご紹介します。

1. ホームカフェ風にアレンジ

ポルボロンやウベケーキをおしゃれなプレートに盛りつけ、カフェ風のドリンク(バニララテやタピオカミルクティーなど)を添えると、自宅が南国風カフェに早変わりします。お気に入りの音楽やテーブルクロスを合わせて、非日常のティータイムを演出してみましょう。

2. 家族で「フィリピンおやつ時間」

休日の午後などに、Goldilocksのスイーツと一緒にフィリピン料理(パンシット、アドボなど)を囲んでプチパーティーを開くのも楽しい体験です。スイーツの紹介カードや国旗ピックを手作りすれば、子どもも大人も学びながら味わえます。

3.ギフトとして贈る楽しみ

パッケージが可愛いので、誕生日やお礼のプレゼントにも喜ばれます。ラッピングペーパーで装飾したり、手書きメッセージカードを添えたりするだけで、オリジナルギフトに早変わり。

このように、少しの工夫で日常が豊かになるのが、Goldilocksスイーツの魅力。自宅で気軽に旅気分を味わえる、おすすめの楽しみ方です。

まとめ

Goldilocksは、フィリピンの伝統とモダンな味覚を融合させた、魅力あふれるスイーツブランドです。

ポルボロンやウベケーキをはじめとする豊富な商品は、土産やギフトにもぴったり。フィリピン旅行の思い出を呼び起こす味わいは、多くの人々に親しまれています。

日本にいながら手軽に楽しめる方法もあり、季節を問わず幅広いシーンで活躍してくれる存在です。まさに国境を越えて愛される存在と言えるでしょう。ぜひ一度、その味を確かめてみてください。

 

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