フィリピン最大のお祭り!sinulog festival(シヌログフェスティバル)丸わかりガイド!

お祭り、フィリピン、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

旅行をする目的はさまざまですが、何かのイベントに参加するためにその場所へ赴く、という人も多いのではないでしょうか。お祭りやパレード、コンテストなどといった明確な目的があるとワクワク度合いが増しますよね。

今回の記事では、そんなワクワク度合いの増進剤となるあるお祭りを紹介します。それは、フィリピンのシヌログフェスティバル(sinulog festival )です。

500年前に起源を持つ、伝統的なお祭りの見どころや注意点、そしてお祭りを最大限に楽しむ方法まで伝授していきます。

sinulog festival(シヌログフェスティバル)とは

まず、シヌログフェスティバルの概要をおさえておきましょう。

こういったイベント系は何も知らずに行っても、雰囲気だけで十分に楽しむことができます。しかしあらかじめ色々な情報を頭に入れておくと、楽しさと充実度が何倍にもなるのです。

何のお祭り?

シヌログフェスティバルは、フィリピンの観光名所ともなっている「サントニーニョ像」を讃えるキリスト教のお祭りです。街全体がパーティー会場となり、パレードやダンス、屋台などが並びます。

ちなみに、お祭りを楽しむのにキリスト教徒である必要はないので、ご安心ください。

開催時期は?

開催時期は、毎年1月の第3日曜日です。

1月とはいえ、フィリピンのセブ島では平均気温が25℃から30℃と、日本の初夏くらいの暑さになります。雨も比較的少ない時期なので、しっかりと暑さ対策をして行きましょう。

見どころは?

最大の見どころはやはり、煌びやかな衣装をまとったダンサーたちによるグランドパレードでしょう。

ダンサーたちは楽器の演奏に合わせて町中を練り歩きます。フィリピン各地から学校や団体が参加し、街中がダンスホールへと変わります。

見どころに関しては、あとでもっと詳しく掘り下げていきます。

誰でも参加できるの?

誰でも参加できます。

毎年世界中から観光客がセブシティに集まり、人種も国籍も超えてみんなで踊り明かすのが、このシヌログフェスティバルです。

sinulogの見どころ

それでは、見どころを見ていきましょう。

なにがなんだかわからない状態で、その場のノリで楽しむのも乙ですが「ここが目玉」というところを知っておくと、当日の計画も立てやすく、効率よく満喫することができます。

セブ市を封鎖して行われる「グランドパレード」

シヌログの最大の見どころは、セブ市全体で朝から夜まで踊り明かすグランドパレードです。

フィリピン各地から参加する学校団体や、ダンスチームがカラフルな民族衣装を身にまとい踊る姿は圧巻です。

シヌログ・ダンスという独自のダンスがあり、観客も一緒になって踊ります。ぜひシヌログ・ダンスを覚えてから行きたいですね。

ストリートフード

お祭りの間は、ストリートフードの屋台が出ます。フィリピンの名物料理のシニガンやレチョンなどは食べておきたいですね。

ただ、こういった屋台の食べ物は日本人の体に合わず、体調を崩してしまうことがあるので、十分に注意しましょう。

様々なイベント

グランドパレード以外にも、たくさんのイベントがあります。

街中の至る所にステージが設置され、ライブ音楽、ファッションショー、ビューティーコンテスト、花火大会などが行われ、丸1日かけても見尽くせないでしょう。

sinulogの歴史

多くのお祭りには必ず、何かしらの時代や宗教的な背景があります。それを知っておくとより楽しめるだけでなく、現地の人たちとのトラブルも避けることができます。

シヌログフェスティバルの起源

シヌログの起源は16世紀、日本だと室町時代までさかのぼります。

ポルトガルの探検家フェルディナンド・マゼランがフィリピンにやってきて、当時のフィリピンの王様にサントニーニョ像を送りました。このサントニーニョ像を祀る宗教行事として、シヌログは誕生しました。

宗教的行事から国民的イベントへ

シヌログは年々参加者が増えていき、大規模な行事へと発展していきます。そして誕生からおよそ400年経った1980年に、当時のセブ市長によって、市の公式行事と認定されました。

それからはツアリズムの一部にもなり、現在では宗教的な側面を維持した上で、国民的なお祭りとなっています。

「シヌログ」の意味は?

シヌログは「流れる水」という意味です。

サントニーニョ像が贈呈された当時の人々が体を左右に揺らす踊りを踊り、その様子が水が流れる様子に見えたため、そう名付けられたと言われています。

その踊りは今でも継承されていて、お祭りの名物です。

sinulogのルート

シヌログには、ある程度決まったルートがあります。お祭り当日は当然、現地の人、参加者や観光客でごった返します。

そのため、パレードのルートや、どこで何が行われるのかは十分に把握しておきましょう。

8つのセクターに分かれたコース

シヌログのグランドパレードは、セブ市内の主要道路をダンサーたちの貸切状態にして行われます。

General Maxilom AvenueからPres Osmena Blvdへ進み、Bacalso Avenueに抜け、そのままスタート地点に戻ってくる、というルートになります。

地図で見てみると、ぐるっと一周まわる感じですね。

場所取りが重要

シヌログには地元の人たちだけでなく、世界中から観光客が押し寄せます。

ルートの沿道は人でごった返すので、パレードを間近で見たいということであれば、朝早くから場所取りをすることをおすすめします。

sinulogを楽しむための持ちもの

せっかくのお出かけが、何か1つのものを忘れただけで台無し、なんていうことよくありますよね。

特に海外旅行に慣れていないと、小さな1つのトラブルでその後の時間が全部狂ってしまうということもあります。

シヌログを安心して楽しむためのアイテムをまとめました。

バッグ

貴重品を入れておくバッグがあると良いでしょう。

バンドバッグやリュックではなく、体の前で密着して持つことができるウェストポーチやクロスボディーバッグがおすすめです。

水しぶきが飛ぶイベントもあるので、防水のものだとなお良いでしょう。

モバイルバッテリー

写真も撮って、動画も撮って、グーグル検索を使ってなどをし続けていると、あっという間にスマホのバッテリーは底をついてしまいます。

そして充電スポットはほとんどありません。

東京にいても、スマホが使えないととても不便ですよね。それが馴染みのない海外だったらどうでしょうか。不安で仕方がなくなってしまうでしょう。

十分に充電されたモバイルバッテリーは必須です。

熱中症対策グッズ

お祭りの間の平均気温は25℃から30℃と、命に関わるほどの暑さではありません。しかしこの時期にフィリピンに行く日本人は、熱中症になることが多いです。

原因は、シヌログが開催されるのが1月ということです。

日本では極寒なので、ついつい暑さへの対応が頭から抜け落ちてしまっています。その上体も暑さに慣れていないので、そのギャップで体調を崩してしまうのです。

日本の8月くらいの暑さ対策をしていくといいでしょう。

衛生用品

日本人がフィリピンで陥りがちなトラブルが、衛生問題です。

地元の人からすると決して汚くはないのですが、日本人はその環境に慣れていないので対応ができず、体調を崩してしまうことが多いのです。

アルコール消毒液やウェットティッシュなどの衛生用品は日本から持参しましょう。

マップとスケジュール表

シヌログは有名なイベントなので、マップやスケジュール表がオンラインで手に入ります。人でごった返す中でどこに何があるのかを把握するのは、初見では無理です。

マップとスケジュール表をオフラインで開けるようにしておき、いつでもチェックできるようにしておきましょう。

sinulogを安全に楽しむための注意点

旅にトラブルはつきもので、それも込みで楽しむものです。しかし、旅が台無しになる重大なトラブルは避けたいところです。

シヌログを楽しむ上で、安全に楽しむための注意点をまとめました。

貴重品の管理

海外に行く際は、貴重品の管理には十分に気をつけなければいけません。

そして人でごった返し、みんなパレードや食べ物に意識を奪われているシヌログのようなイベントは、スリにとって格好の仕事場です。

神経質なくらい、持ち物に気をつけるようにしましょう。

体調管理

旅を十分に楽しむのに重要だけれど、多くの人が見逃しがちなのが体調管理です。

慣れない気候、慣れない食べ物、慣れない交通機関などは、想像している以上に体力を使うものです。渡航する前から、体調管理には十分に注意しましょう。

集合場所

シヌログでは安全面の理由で、スマホの通信が制限されることがあります。

年によって制限されないこともあり、確実に使えなくなるというわけではないのですが、集合場所や時間などをあらかじめ決めておき、スマホが使えなくなった場合の対応はできるようにしておきましょう。

服装

服装にも注意が必要です。

まず、暑いです。日本の1月の格好をしていくと、すぐに熱中症になってしまうでしょう。日本の7月くらいの装備で臨むといい具合です。

あとは、汚れてもいい格好で行くことです。シヌログでは水をかけ合う演出や、ペイントを使ったイベントもあるので、大切な服はホテルに置いておきましょう。

記念に現地で買ってもいいかもしれませんね。

衛生面の管理

衛生面、特に屋台の食べ物には注意が必要です。

現地の人々は体が慣れているので普通に食べますが、日本人の体は対応ができないものもあります。

屋台では火の通っていないものは食べない、素手で食べる場合は必ず手を消毒する、食器類が気になるならマイ箸を持っていく、などの工夫をするといいでしょう。

現地のルールとマナーを守る

外国人が盛り上がりすぎてハメを外すということは、シヌログに限らず、世界的に有名なお祭りではよくあることです。逆の立場で考えると、あまりいい気はしないですよね。

その上、あくまで宗教行事なので、事前にマナーやNG行為を調べておき、現地の人々や文化を尊重できるようにしておきましょう。

まとめ

500年以上の歴史を持つフィリピン最大級のお祭りシヌログ、文章で見るだけでもエネルギッシュで迫力満点なイベントですね。

セブシティのような大きな観光地を封鎖して、国をあげて行うお祭りは、ぜひ一度は体験してみたいものです。

ちなみにシヌログは、観光客も地元の人々に混ざって思い切り楽しめるお祭りです。そんな超参加型のお祭りを楽しむには、やはり言語力がカギになります。

ネイティブキャンプでは、スマホひとつでいつでもどこでも英会話が学べ、旅先でも英語に自信が持てるようになります。

異文化に飛び込む前の準備として、ネイティブキャンプで英語力をアップさせてはいかがでしょうか?

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