「アイルランドってどんなところ?」と聞かれて、すぐにアイルランドについて語れる人は少ないでしょう。
「ヨーロッパのイギリスらへんにある国」という認識の日本人がほとんどです。
しかしアイルランドは、学力では世界トップクラス、治安は日本よりもよく、自然もあり文化もあり、さらに物価が安いというハイスペックな国なのです。留学やワーホリにもうってつけですね。
今回の記事では、そんなアイルランドの首都ダブリンについてまとめました。
留学、ワーホリ、観光、出張などでアイルランドを訪れる機会のある人は、ぜひ最後まで呼んで、知識を深めていってください。
アイルランドの首都は?
タイトルにもある通り、アイルランドの首都はダブリン(Dublin)です。
アイルランドの東の端に位置しいるダブリンは、人口の4割近く(およそ120万人)の人が住む大都市です。
「サロメ」の著者のオスカー・ワイルドや、「ガリヴァー旅行記」を書いたジョナサン・スウィフトなどの出身地で、ユネスコが指定する「文学の都市」としても知られています。
「首都」というイメージからは少し離れた、田舎っぽい雰囲気もあり、「世界一大きな村」と呼ばれることもあります。
日本からのアイルランドへの直行便はありませんが、ヨーロッパやアジアの主要な都市からダブリン空港へは繋がっているので、たどり着くまでにそこまで苦労はしないでしょう。
ダブリンの気候
穏やかなイメージのあるアイルランドですが、日本人が過ごしやすい気候なのでしょうか?
訪れる際の服装も気になりますね。
比較的涼しめ
ザックリいうと、アイルランドは北ヨーロッパに位置するので、涼しい気候であることが多いです。
国土もあまり大きくないので、地域による差はそこまでありません。
平均して夏は15度前後、冬は0度から7度くらいです。
日本人には過ごしやすいですが、冬は暖かい服を持っていった方が良さそうですね。
雨多し
アイルランドはイギリスなどと同様「雨の国」として知られています。
基本的には曇りで、1年の半分以上が雨です。雨に適した服装は必須ですね。
現日の人たちは常にフード付きパーカーなどを持っていることが多く、雨と上手く共生しています。そのような様子も興味深いかもしれませんね。
日本とダブリンの時差
日本とダブリンの時差は9時間です。ダブリンが9時間遅れています。
つまり日本のお昼12時は、ダブリンでは同日の午前3時になります。
またアイルランドは、春と夏の間だけ時間をずらす「サマータイム」を採用している国なので、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日の間は、時差が8時間になります。
ヨーロッパにはサマータイムを採用している国が多いので、飛行機の乗り継ぎなどの際は気をつけましょう。
ダブリンの魅力
気候も良く、文化もあり、治安が良く、人も優しい。
そんな国アイルランドの首都ダブリンには、語り尽くせない程の魅力があります。
ここでは、ダブリンに赴く際には絶対に知っておきたい魅力を紹介していきます。
ユニークな歴史
ダブリンの歴史は古く、ダブリンの地域には有史以前から人が住んでいました。
10世紀ごろには、海賊ヴァイキングの拠点として大きく発展していき、今もダブリンにはその名残がみて取れます。
その後、奴隷制度や羊毛、リネン貿易、ギネス醸造所の設立などを経て発展していきます。
1800年代にはアイルランド全体ガイギリスの植民地となりますが、1916年の独立戦争や度重なる交渉の末、1937に独立を果たしました。
現在ではダブリンは、ヨーロッパの経済において重要な都市となっています。
今も息づくアイルランドの伝統
ダブリンの街を歩くと、アイルランドの伝統的な文化を感じ取ることができます。
特に17世紀に、騎士団のために作られたエリア「テンプルバー」は、伝統的な建築様式の建物が建ち並び、タイムスリップしたかのような感覚を味わわせてくれます。
そのほかにも、ダブリン城やトリニティカレッジなど、中世を舞台にした映画のような世界観を楽しめる場所は、ダブリンの魅力の1つです。
世界中の人を魅了する伝統音楽
ダブリンの音楽といえば、アイルランド伝統の音楽ケルト音楽です。
エルフやゴブリンなんかが出てくる、ファンタジー系の映画やゲームには欠かせない音楽ですね。
ダブリンの中心地には、ケルト音楽の生演奏が聴けるパブがたくさんあります。
その中でもおすすめは、先ほど紹介したテンプルバーのエリアにある「ザ・テンプルバー」です。
店内にステージがあり、毎日ライブやセッションが行われます。
ロックなどの近代的な音楽が演奏されることもあれば、伝統的なケルト音楽のバンドが入ることもあるので、何日か通ってみても面白いでしょう。
フレンドリーな人々
アイルランドは「世界でもっとも友好的な国」に選ばれたことがります。
人種に関わらずフレンドリーで、おしゃべりが大好きという国民性を持っています。
旅行者だろうが留学生だろうが、あたたかく迎え入れられることが多いので、寂しい思いをすることが、もしかしたら日本より少ないかもしれません。
そんなオープンな性格が、治安の維持にもつながっているのでしょう。
このような人との関わりも、ダブリンの魅力と言えるでしょう。
アイリッシュグルメ
アイルランドの観光と経済の中心地であるダブリンには、グルメスポットもたくさんあります。
アイルランド料理は、ジャガイモやパン、乳製品などを使った料理が多いです。
古いイギリスの映画見に出てくるような料理をイメージすると、近いかもしれませんね。
The ChurchやSophie’s、ミシュランで紹介されているMister Sなどでは、伝統的なアイリッシュフードを楽しむことができます。
そのほかにも、イタリアンレストランやステーキハウスなど、さまざまな種類のレストランがあるので、グルメの方も満足できることでしょう。
ダブリンの見どころ
次はダブリンで見るべき観光スポットを紹介していきます。
文化、自然、食など、見て回る場所が多いので、観光の際はしっかりと計画してから行きたいですね。
ダブリン城
ダブリン城は、10世紀ごろにヴァイキングたちの砦があった場所に、1207年に建てられたお城です。
このお城は、イギリス統治時代に当時のイギリス王に建てられた、いわば「支配の象徴」でした。
しかし今では、大統領の就任式やヨーロッパ議会、宗教のイベントの会場などに使われており、ダブリン文化の中心地的な役割を担っています。
ガイド付きのツアーも行われているので、歴史好きや建造物マニアの方はぜひチェックしてみてください。
グラフトン・ストリート
グラフトン・ストリートはダブリンの中心地にある繁華街です。
カフェやパブ、ヨーロッパトップクラスのブティック、ファストフード店などが建ち並んでいます。適当なところで路地に入れば、人通りの落ち着いたお店を楽しむことができます。
また、大道芸やミュージシャンなどのストリートパフォーマンスも、グラフトン・ストリートに人が集まる理由です。
用事がなくとも、ブラブラと散歩するだけでも楽しいでしょう。
クライストチャーチ大聖堂
クライストチャーチ大聖堂は、ゴシック様式とロマネスク様式で作られた、石造の教会です。キリスト教が主な宗教であるダブリンで、最古の教会とされています。
観光スポットとなっていますが、通常の教会と同じように、礼拝などのカトリック教会の祭事が行われます。
クライストチャーチ大聖堂の1番の見どころは、なんといってもその内装です。
呪文を唱えれば動き出しそうな螺旋階段、魔法バトルが行われそうな礼拝堂など、まるでハリーポッターの世界に迷い込んだような体験ができます。
ガイエティ劇場
ガイエティ劇場は、小さめの劇場です。1871年に設立され、それ以降ダブリンの最大の観光スポットの1つとなっています。
演劇や音楽、ダンスなど、さまざまな種類のショーが行われますが、最大の目玉演目は「リバーダンス」です。
リバーダンスは、アイルランドの伝統ダンス「アイリッシュダンス」を現代的なエンターテイメントにアレンジしたものです。
劇場の規模の割に、人気な項目が多いので、事前に予約しておいた方がいいでしょう。
フェニックスパーク
自然を感じたいのなら、フェニックスパークがおすすめです。
フェニックスパークは700ヘクタール(東京ドームおよそ150個分)の広大な公園で、並木道、芝生、森林などがあり、散歩や観光の休憩にピッタリです。
また、野生のキジヤシカなどが放し飼いにされているため、日本ではあまり見ることができない景色に出会えることでしょう。
モーターレースや、コンサートなどの大きなイベントも公園内で開催されるため、それらの開催に合わせて訪れてもいいでしょう。
ホース
まとめ
他のヨーロッパの都市に比べたら、ダブリンは日本ではマイナーな渡航先ですね。
しかし、アイルランドでしか味わうことのできない魅力がたくさんあります。
知っている人しか味わえない楽しみを、思う存分に堪能するのも、いいのではないでしょうか?
ちなみに、アイルランドの公用語はアイルランド語と英語です。
英語を話すことができれば、旅行は何倍も実りあるものとなります。
手早く英語を習得するのなら、ネイティブキャンプがおすすめです。
ネイティブキャンプでは、マンツーマンレッスンが基本となっており、自分に合わせたレッスンを行うことができます。
「ダブリンに旅行に行くから、英語を鍛えたい」ということであれば、ヨーロッパ旅行に適したレッスンを、「ダブリン留学が決まった」ということであれば、アカデミックに合ったレッスンを組むことができます。
ネイティブキャンプでは、無料体験レッスンも行っているので、この機会にぜひチェックしてみてください。
◇経歴
・アメリカ、オクラホマ州の四年制大学を卒業
・英語学習に関するブログを中心に、英語ライター・翻訳家として活動(現在)
◇資格
・TOEFL503点(大学入学時)
・Bachelor of Arts(文学士号)
◇海外渡航経験
・高校卒業後に、アメリカのオクラホマ州にあるNortheastern州立大学へ5年間の正規留学を経験
◇自己紹介
高校時代にアメリカの音楽文化に興味を持ち、アメリカへの大学留学を決意したことが、英語学習を本格的に始めることになったきっかけです。渡米後に3ヶ月の語学研修とTOEFL試験をクリアし、正規入学を果たしました。音楽学部にてJazz Studiesを専攻し、複数のバンドでギタリスト・ベーシストとして活動したことは一生の財産です。言葉はその人の価値観を定義付け、語学の習得は世界の見え方を変えます。自分が今も現在進行形で経験している、言語の魅力を発信するために、日々、英語・語学に関する情報発信をしています。