
日本とカナダの時差はどれくらい?
海外旅行や留学先として日本人に人気の国カナダ。これからカナダへの渡航を予定している方もいらっしゃると思いますが、時差についての情報が必要だと思います。スマホの世界時計アプリや、時差計算アプリなどで日本とカナダの時差を調べるてみると、都市別にいくつも時刻が表示されると思います。
これはカナダの国土が広く、国内でもエリアによって時差があるからです。例えば、日本とバンクーバーを見てみると、時差は17時間です。日本が11月2日の午前9時だとすると、バンクーバーは11月1日の午後4時ということになります。
今回は、日本とカナダの時差やタイムゾーン、時差ボケ対策などについて解説します。
カナダには6つのタイムゾーンがある
カナダの国土の面積は日本の約27倍と、非常に広大な国です。日本の場合は全国すべて同じ時刻で動いていますので、なかなかイメージがつきづらいかも知れませんが、カナダでは国内でも地域によって時差があります。太陽の動きに伴い、東から西に行くに従って時刻が遅くなり、東海岸沿いの島にある都市セントジョンズと西海岸の主要都市バンクーバーとを比べると、4.5時間の時差があります。
同じ国内ではありますが、他の都市と連絡を取ったり、移動をする際には時差に気をつけましょう。このように広大なカナダでは、国内でタイムゾーンが6つに分かれています。
具体的には、バンクーバーやウィスラーなどが属する太平洋標準時 (UTC-8)、カルガリーやエドモントンなどが属する山岳部標準(UTC-7)、ウィニペグなどが属する中部標準時(UTC-6)、トロント、オタワ、モントリオールなどが属する東部標準時(UTC-5)、ハリファックスなどが属する大西洋標準時(UTC-4)、セントジョンズが属するニューファンドランド標準時(UTC-3:30)の6ゾーンが存在します。
それぞれ隣同士のタイムゾーンとは1時間ずつ時差がありますが、ニューファンドランド標準時だけは特殊で、時差は30分となっています。
カナダにはサマータイムがある
カナダでは、ほとんどの地域でサマータイム制度が実施されています。日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、サマータイムというのは通常、春から秋にかけて日の出の時間が早まる期間に、標準時間から時計を1時間早めるという制度です。
これは夕方から夜の明るい時間を1時間増やすことで、太陽の出ている時間を有効利用するのが目的です。例えば、サマータイム中の18時は通常時間の19時となり、夏のまだ明るい夜の1時間分を活用できるという仕組みです。
元々は、第一次世界大戦中に燃料を節約するために始まったとされていますが、今ではサマータイム制度によって日照をより有効に活用し、エネルギー消費を削減する目的で多くの国で採用されています。
サマータイムという呼び方のほか、日本では夏時間、現地ではデイライトセービングタイム(Daylight Saving Time)とも呼ばれています。文字通り、日中の太陽の光を節約する時間というわけです。サマータイムは、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日と決まっていて、その期間は1時間時計の針を早める形になります。サマータイムと通常時間の切り替わりの時期に渡航の予定がある方は注意が必要です。
ちなみに、サスカチュワン州やユーコン準州全域、ヌナブト準州の一部地域、北西準州の一部地域など、一部サマータイムが適用されない地域もありますが、日本人に馴染みのあるバンクーバーやトロント、モントリオール、オタワなどの主要都市はすべてサマータイムの対象となっています。
日本からカナダ・バンクーバーまでのフライトは何時間?
日本からカナダへのフライトは、エアカナダや全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジップエア(ZIPAIR)などが、成田空港や羽田空港からバンクーバー国際空港への直行便を提供しています。関西空港からの直行便は、5月から10月のみと期間限定で就航中です。
もし、より安価な航空券を探したい場合は、米国のシアトルやサンフランシスコ、韓国などを経由する乗り継ぎ便があります。実際のフライト時間は天候や航路によって変動する可能性がありますが、バンクーバーへの直行便の場合、成田国際空港からは約9時間〜約11時間、羽田空港からは約9時間〜約10時間30分、関西国際空港からは約9時間30分〜約11時間となっています。直行便以外の経路を選択する場合は、当然乗り継ぎ時間が加算されるため、所要時間が長くなることに注意しましょう。
いずれにしても、長時間のフライトになるので、快適さや到着時間などを考慮した上で、チケットを予約するべきでしょう。
おすすめの時差ボケ対策
前述のように、カナダと日本の間には時差があり、地域によって最小12時間半から最大で17時間となります。通常、人間は生活をしていく上で体内リズムが形成されていますが、時差が大きい海外の国に行くと、現地時間とこのリズムがかみ合わなくなり、体内時計がずれて時差ボケになってしまいます。
さらに狭い機内に長時間座ることになるので、寝つきが悪い、目覚めが悪い、食欲がわかない、集中力が低下する、体がだるく感じるなどの症状が出てしまうことがあります。こうした体内時計の乱れは、時差が5時間以上ある地域に移動すると発生しやすいといわれています。
また、移動の方向も症状の重さに影響しており、アジアやヨーロッパなど日本から西への飛行よりも、ハワイや北米など東へ移動するほうが、より時差ボケの症状が強く出やすくなるそうです。
この症状には個人差があり、例えば早寝早起きで、午前中に活発に動く生活をしている朝型の人、中高年や高齢者、神経質で緊張しやすい人や内向的な人は、時差ボケからの回復に時間がかかる傾向があるようです。時差ボケは仕方がありませんが、次のような対策をすることで、その症状を和らげることが可能です。
・渡航前から現地時間に慣れる
出発の前から少しずつ、現地の時間を意識した生活リズムを意識します。具体的には1日1時間ずつを目安に、目的地のタイムゾーンに合わせて就寝・起床するようにします。
あらかじめ体内時計を現地時間に近づけておくことで、到着後に体感する時差も軽くなり、体調管理が楽になって、渡航してからスムーズに現地の生活リズムに慣れていくことが可能です。また、旅行へ出発する前日には、十分な睡眠をとっておきましょう。
・到着後は余裕を持って
まずは現地への到着時間を確認した上で、到着後すぐにタイトなスケジュールにならないよう予定を調整しましょう。現地時間に体内時計を慣らすためにも、到着当日は予定を詰めすぎないようにしてください。到着を夕方以降のフライトにすると、ホテルに着いてからすぐ眠ることができるため、体内リズムの調整もしやすくなります。
・時計を現地時間に直す
飛行機に乗ったら、すぐに時計をカナダの現地時刻にあわせることも有効だと言われています。機内にいても、現地の生活リズムに合わせて起床や睡眠のタイミングを把握することができるようになるからです。心理的な準備ができて、新しい生活リズムに馴染みやすくなります。
現地時間が日中の場合は、機内でリラックスしつつも、寝過ぎないように注意しましょう。軽い読書や映画鑑賞で時間を過ごすのがおすすめです。一方で、現地時間が夜の場合は、できるだけ睡眠を取るようにしましょう。
・機内でリラックスする
アイマスクや耳栓などの快眠グッズを使うと、機内でより質の良い睡眠が取れます。また、機内は乾燥しやすいので、水分補給を十分に行います。座席でできる簡単なストレッチや、機内の通路を歩いたりして体を動かして血行を促進することも大切です。現地時間に合わせて眠ろうと思っても、なかなか眠くならないという人もいるはずです。
そこでスマートフォンやパソコンなどの画面を見続けてしまうと、脳が活性化されて眠りにくくなってしまいます。アルコールやカフェインは、フライト中の睡眠に影響を及ぼすため控えたほうがよいでしょう。
・日光を浴びる
現地に着いたら、昼間はしっかりと日光を浴びましょう。外を散歩したり、カフェでくつろいだりするのもおすすめです。日光は体内のリズムを形成する上で大変重要な要素のひとつなので、太陽の光を浴びながら過ごすことで、徐々に現地時間に体が慣れていきます。屋外での活動を楽しみながら、時差ボケを解消していきましょう。
・規則正しい生活をする
到着後は、規則正しい時間に食事をとりましょう。日中どうしても眠たくなってしまう場合、少しだけ仮眠をとってなるべく就寝時間までは起きているようにします。コーヒーや紅茶でカフェインをとると、眠気覚ましにもなります。時差ボケの症状は個人差がありますが、通常3〜4日で軽減されます。焦らずに、ゆっくりと体を慣らしていきましょう。十分な休息を取りながら、カナダの魅力を存分に楽しんでください。
まとめ
カナダは、美しい自然と都会的な魅力が融合した素晴らしい観光地です。太平洋に面した美しい海岸線やスタンレーパークの緑豊かな自然、ガスタウンの歴史的な街並みなど、さまざまな見どころがあります。また、ワーキングホリデーや語学留学先としても人気の国です。
ここまでご説明してきたように、日本とカナダの間には最大で17時間の時差がありますので、現地に着いたときに時差ボケになってしまうかもしれません。渡航前から現地の時間に合わせた行動を心掛けて、事前に対策することで、症状を軽くできるかもしれません。そうすれば、より充実したカナダ旅行になること間違いありません。素晴らしい思い出作りを楽しんでください。
◇経歴
Webライター歴3年
◇留学経験
ニュージーランドのクライストチャーチ、2年
◇海外渡航経験
インドネシア、タイ、カナダ、イタリア、フランス
◇自己紹介
自身の経験を活かすことができるWebライターをしています。正確かつ為になる情報を発信していきます。
hikoblog『https://hiko001.com/』