
初めてのアメリカ旅行は、どんな景色や体験が待っているのかワクワクする反面、準備に少し不安を感じるものです。
パスポートや手続きの基本はもちろん、現地で役立つツールや工夫を押さえれば、旅をもっと快適に楽しめるはず!
この記事では、出発前に押さえておきたいポイントをわかりやすく整理し、初めての旅行でも安心して楽しめるヒントを紹介します。
【カテゴリ別】アメリカ旅行に必要なもの

出発前に慌てないよう、パスポートやESTAといった渡航に欠かせない手続き類から現地で便利な小物まで、目的別にチェックできるように整理しました。
短期観光、留学、出張いずれでも応用できるようにまとめています。
必需品・貴重品
・パスポート(有効期限の確認を必ず)
アメリカ入国時には、滞在予定日まで有効なパスポートがあれば基本的に問題ありません。
ただし、航空会社や入国審査官の判断によっては、滞在期間+数か月の有効期限を求められることもあります。
念のため、最新の入国条件は外務省「海外安全ホームページ」または在日米国大使館・領事館公式サイトで確認しておきましょう。
外務省:https://www.anzen.mofa.go.jp/
在日米国大使館:https://jp.usembassy.gov/ja/
・パスポート顔写真ページのコピー(紙)とスマホ保存(画像)
パスポートを盗まれたり紛失した際に証明書として役立ちます。
「自分は大丈夫」と思って用意しない人も多いですが、旅先では何が起こるかわかりません。
準備しておくに越したことはないでしょう。
・ESTA(電子渡航認証)申請済みの証明画面または申請番号(日本国籍で90日以下の観光・商用なら事前申請が必要)
出発前に取得しておきましょう。
所要時間は短いですが、渡航直前ではなく余裕を持って申請することをおすすめします。
ESTA申請サイト:Official ESTA Application Website - Home
・航空券(往復または出国が確認できるチケット)
アメリカへ短期滞在する日本人は、「ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program/VWP)」を利用できます。
この制度を使う場合、90日以内にアメリカを出国する予定があることを証明する必要があります。
そのため、往復航空券または次の目的地(例:カナダやメキシコなど)への航空券を予約しておくと安心です。
航空会社によっては、搭乗前に出国予定を確認されることもあります。
・現金(米ドル)とクレジットカード(複数枚)
カード対応店が多い一方で、チップや屋台などでは小銭・紙幣が重宝します。
主要ブランド(VISA/Mastercard)は持っておきましょう。
・海外旅行保険の証明書(加入している場合)
・国際運転免許証(運転する場合)
電子機器類
・スマートフォン
・充電器
・モバイルバッテリー
地図・配車・翻訳アプリを使う場面が多いので電源確保が重要です。
・海外用Wi-Fiルーターまたは現地SIM/eSIM
通信手段をどうするかは事前に決めておくと、スムーズに滞在を楽しめます。
現地SIMは設定が大変ですが、最近ではスマホショップのスタッフが設定までやってくれる場合もあります。
・充電アダプター(米国はAタイプ、電圧は110–120V)
・(必要に応じて)変圧器
ヘアアイロンや髭剃り、ノートパソコンなど電化製品の対応電圧は事前に確認しておきましょう。
衣類・日用品
・基本の着替え(下着を含む)
・防寒または冷房対策の羽織もの
滞在先の気候に合わせて枚数を調整する必要があります。
コートやマフラーだけでなく、必要であれば厚手の靴下やイヤーマフなども用意しましょう。
・歯ブラシセット
・シャンプー類などの洗面用品
短期旅行なら現地で購入してもOKですが、旅程や滞在先の立地などによってはすぐに手に入るとも限らないので、普段使い慣れたものを数日分だけ持参するのもおすすめです。
液体物を機内に持ち込む場合は、以下のルールに注意しましょう。
- 1容器あたり100ml(または100g)以下
- すべての液体物を1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋にまとめる
- 1人1袋まで持ち込み可
例:化粧水、シャンプー、歯磨き粉、ジェル、日焼け止めなどが対象
・救急用品(常備薬・絆創膏など)
処方薬がある場合は英文の処方メモがあると安心です。
現地で病院にかかり薬を処方された場合、持病薬との飲み合わせなどを相談することができます。
・生理用品、コンタクト関連など個人必需品
外国製の生理用品は肌に合わない場合もあります。
コンタクトも度数などによっては手に入るまで時間がかかったりするので、日本で調達してから渡航しましょう。
あると便利なもの
・鍵付きの貴重品入れ(ウエストポーチ、バッグなど)
・スーツケースベルト
出かける際、常に全財産とクレジットカードを持ち歩くのはリスクがあります。
私は留学中、100均で買ったファスナー付き布製収納ボックスに南京錠をかけて貴重品を管理していました。
スーツケースに入れて鍵をかけておくのもいいですが、大きかったり重かったりして面倒になりがちです。
貴重品の管理は毎日のことなので、手軽に行える対策をしておきましょう。
・折りたたみバッグ
・圧縮袋(お土産や衣類の整理用)
海外に行くと、想定より荷物が増えがち。
まだ使えるものを泣く泣く現地で処分しなければならない場合も。
圧縮袋などがあればスーツケースにスペースができて、ついついお土産を買い過ぎてしまった際にも便利ですよ!
・ボールペンや筆記用具一式
入国カードの記入やちょっとしたメモ、英語で伝わりにくいときの筆談にも役立ちます。
ペン1本あるだけで、意外と助かるシーンが多いですよ!
・日本食
海外にも日本食レストランは増えていますが、価格が高かったり、味付けが現地風にアレンジされていたりすることもあります。
インスタントのラーメンやお味噌汁を少し持って行くだけでも、旅先でほっとできる時間がつくれます。
機内グッズ
・アイマスク・耳栓・ネックピロー
長時間のフライトでは、快適な姿勢と睡眠環境を整えることが大切です。
これらのアイテムがあるだけで、機内での疲労感を軽減し、到着後も元気に観光を楽しめます。
・リップクリーム・目薬・のど飴・洗顔シート
機内は湿度が20%前後と非常に乾燥しているため、保湿ケアは欠かせません。
リップクリームや目薬で乾燥を防ぎ、のど飴で喉を守りましょう。
洗顔シートがあれば、顔をすっきりリフレッシュできて快適に過ごせます。
渡航地域・季節に応じたグッズ
・夏
日焼け止め・帽子・サングラス・虫よけは必須アイテムです。
海外では日本より紫外線が強いことが多く、地域によっては蚊などの虫対策も必要です。
虫よけやかゆみ止めを持っていくと安心です。
・冬
防寒具や使い捨てカイロを用意しましょう。
屋外での活動や渡航先の気候に合わせて調整してください。
知っておきたいアメリカに持ち込めないもの
初めてアメリカに行く場合、持ち込み制限のある品物を事前に確認しておくことが大切です。
違反すると没収や罰金の対象になる場合があります。
まず、現金やトラベラーズチェックなど、一家族で10,000ドル以上を持ち込む場合は必ず申告が必要です。
また、一部の動植物や動物製品は、検疫や健康証明書が求められることがあります。
食品や植物類も制限が厳しく、肉類や魚、鶏肉、新鮮な乳製品や卵、生の果物や野菜、植物、種子などは基本的に持ち込み不可です。
農業保護のための規制で、例外がある場合もありますが、違反すると没収や罰金の可能性があります。
免税範囲を超える場合も注意が必要です。
アルコールは1リットルまで、タバコは紙巻200本またはパイプタバコ4.4ポンドまで、土産品は1人あたり100ドル相当までが持ち込み可能です。
超える場合は関税がかかる場合があります。
さらに、飛行機内への持ち込みには制限品があります。
電動の乗り物や花火、ガスボンベ、漂白剤や農薬、高濃度のアルコールなどは安全上、持ち込みも預け入れもできません。
ナイフやハサミ、カッターなどの刃物は機内持ち込み不可ですが、預け入れなら可能です。
ライターや電子タバコは個人使用の範囲で機内持ち込み可能ですが、数や種類に制限があります。
旅行前には、航空会社の公式サイトや米国税関・国境警備局(CBP)の最新情報を確認し、トラブルを避ける準備をしておきましょう。
安全に旅を楽しむためには、これらの基本ルールを理解しておくことが重要です。
渡航前にインストールしたいアプリ
アメリカ旅行を快適にするため、出発前にスマホに入れておきたいアプリを紹介します。
まず、翻訳アプリは必須です。
Google翻訳はテキストや音声、カメラでの翻訳に対応し、オフラインでも使えるので、空港やレストランでの注文時に役立ちます。
地図アプリも便利で、GoogleマップやMaps.meを事前にダウンロードしておくと、通信が不安定な場所でも現在地や目的地を確認できますよ!
公共交通機関の利用にはTransitが便利です。
地下鉄やバス、電車のリアルタイム運行状況やルート検索が可能で、アメリカの都市部でも迷わず移動できます。
移動手段としてはUberやLyftを入れておくと安心です。
目的地を入力するだけで配車が完結し、料金も事前に確認できるため、言葉の不安があっても安全に利用できます。
飲食店探しにはYelpがおすすめです。
レストランやカフェの口コミや営業時間、ジャンル検索ができるため、地元の人気店も簡単に見つけられます。
チップ計算アプリもあると便利。
合計金額とチップ率を入力するだけで適切な額がわかるので、支払いに迷わずスマートに対応できます。
Currencyアプリは通貨換算に役立ち、ドルや円を瞬時に確認できるため買い物や予算管理がスムーズです。
PayPalも入れておけば、現金を持たずに支払いや送金が可能で、安全性も高まります。
さらに、ESTAを使った渡航者はMPCアプリを事前に登録すると、入国審査の専用レーンを利用でき、スムーズに入国できますよ!
旅行中は通信環境が安定しないこともあるため、日本にいるうちに必要なアプリをすべてダウンロードしておくのがおすすめです。
これだけ揃えれば、初めてのアメリカ旅行でも安心して行動でき、快適な滞在ができるはずです!
まとめ
アメリカ旅行をもっと快適に、もっと楽しく過ごすためには、事前のちょっとした準備が大きな安心につながります。
必須手続きや便利ツール、旅行中のちょっとした工夫を押さえておけば、言葉や交通の不安も少なくなります。
準備を整えたあとは、自由に観光やショッピング、食事や体験を楽しむだけ!
初めてのアメリカでも、自信を持って旅の思い出を作れるはずです。
◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。
◇英語に関する資格
TOEIC830点
◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月
◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!
◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。
今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。
これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。