
韓国グルメは、K-POPや美容と並んで、韓国旅行の楽しみのひとつです。
韓国料理と言えば、辛い料理というイメージがあると思いますが、単に辛いだけが特徴ではありません。
今回の記事では、韓国の定番料理から屋台グルメ、そして写真映えする最新スイーツまで、韓国の食を楽しむための情報を詳しくお伝えします。
- 韓国グルメの魅力とは?
- まずはこれを食べたい!定番の韓国料理
- 気軽に楽しむ韓国料理!屋台&B級グルメ
- 「チメク」を体験!韓国チキン&ビール文化について
- かわいくて美味しい!最新スイーツ&カフェ情報
- 1日で満喫できる!韓国食べ歩きモデルプラン
- まとめ
韓国グルメの魅力とは?
韓国料理には、辛い料理が多いですが、単に辛い味付けが特徴ではありません。
歴史に根ざした食文化や独自の慣習、そして最新トレンドとの共存が、韓国料理の本当の魅力です。
ここでは、韓国グルメの魅力について解説します。
ただ辛いだけじゃない!「メウンマッ」の奥深さとは?
韓国語では、辛さは「メウンマッ(매운맛):辛い味」と言います。
唐辛子の辛味に加え、ニンニク、ごま油、魚介や野菜のうま味が複雑に絡み合い、辛さの中にコクと深みが加わった味です。
辛味の土台には、コチュジャンやキムチなどの発酵食品が使われ、単なる辛さだけでなく、風味と味わいの豊かさがあります。
韓国料理は、「辛いけどまた食べたくなる味」として日本人にも人気です。
また、寒い冬場には身体を温める効果もあります。
パンチャン(おかず)と「共食」の文化
パンチャン(반찬)とは、無料の小皿料理(おかず)で、韓国の家庭料理に欠かせない存在です。
パンチャンは、キムチ、ナムル(和え物)、ジョン(チヂミ)、煮物など、色々な具材のものが数種類提供され、ほとんどの店でおかわり自由です。
また、韓国では、料理をみんなで分け合う「共食(コンシク)」の文化が根付いています。
鍋料理や焼肉、おかずを人と共有することでコミュニケーションを深めるという考え方があります。
ユニークな韓国のカフェ文化
韓国のカフェは、コンセプトやビジュアルを楽しむ最新トレンドの発信地でもあります。
ソウルの街には、コンセプト別にユニークな店が数多くあります。
こうしたおしゃれなカフェでの写真を、SNSにアップすることが、旅行や観光の人気の楽しみ方の一つになっています。
また、ユニークなスイーツメニューの開発にも韓国は積極的です。
まずはこれを食べたい!定番の韓国料理
韓国旅行の大きな楽しみのひとつがグルメです。
ここでは、焼肉や鍋もの、麺料理といった韓国を代表する定番料理をカテゴリー別に解説します。
旅行者に人気の韓国を代表するメイン料理
韓国で焼肉と言えば、サムギョプサル(豚の三枚肉)とカルビ(牛や豚の骨付き肉)が定番です。
焼いた肉を、サンチュやエゴマの葉でキムチやサムジャン(合わせ味噌)と一緒に包んで食べるのが韓国式の食べ方です。
ビビンバは、ご飯の上に、色々な具材をのせ、コチュジャンで混ぜて食べます。
栄養バランスが良く辛さも控えめなので、辛い物が苦手な人でも食べられる人気メニューです。
寒い日も暑い日も食べるスープ・鍋・麺料理
韓国では、スープや鍋は食事に欠かせません。
キムチチゲやソーセージ、インスタント麺などが入った鍋料理のプデチゲが人気です。
辛い物が苦手な人やあっさり味が好みの人には、ソルロンタンやコムタンがおすすめです。
冷麺は暑い日だけでなく、冬でも食べます。
また、焼肉のシメとしても人気です。
そば粉やでんぷんを使ったコシの強い食感が特徴の麺が使われます。
温かい麺料理としてカルグクスなども日本人には食べやすいです。
参鶏湯は、韓国では暑い日に滋養強壮のために食べられる伝統的な料理です。
現地で愛される!ソウルフード&家庭料理
家庭料理の定番として、チヂミ(ジョン)があります。
これは、小麦粉などを溶いた生地に野菜や海鮮を入れて焼いたものです。
その他には、春雨と野菜や肉を炒めて和えたチャプチェや韓国風の海苔巻きのキンパもよく食べられる人気の韓国料理です。
ソウルには、これらの家庭料理を出す店や専門店が数多くあり、気軽に楽しめる味として人気があります。
これらの料理は、食堂の外にも広蔵市場など、観光客もアクセスしやすい市場でも楽しめます。
気軽に楽しむ韓国料理!屋台&B級グルメ
韓国旅行の街歩きには、お手頃価格で手軽に楽しめる屋台のB級グルメが欠かせません。
ここでは、屋台や地元の市場で、韓国の活気とローカルの味を楽しめる人気のメニューをご紹介します。
屋台の定番!甘辛い「トッポッキ」と「おでん」
トッポッキは、日本でも良く知られている、もちもちとした食感の餅(トック)を、コチュジャンベースの甘辛いタレで炒め煮したものです。
ピリ辛のタレの中にうま味があり、日本人の口にも合う人気メニューです。
韓国のおでんは、練り物をスープで煮たもので、魚介や大根の出汁が効いています。
特に寒い日には、温かいスープを飲んで温まります。
屋台では、トッポッキを頼むとおでんのスープを無料でくれることもあります。
軽食に最適!「キンパ」と「ホットク」
キンパは、韓国風の海苔巻きで、ごま油と塩で味付けしたご飯を使います。
具材は、卵、にんじん、たくあん、肉など色々で、多くの種類があります。
コンビニや屋台、専門店でテイクアウトできる人気の軽食です。
ホットクは、パン生地の中にナッツ、シナモン、砂糖などの餡を入れて鉄板で平たく焼き上げたスイーツです。
なお、日本語では「ホットク」と呼ばれますが、実際の発音は「ホトック」に近いです。
アツアツで特に冬場に人気が高いです。
定番の甘いもの以外にも、野菜やキムチを具材としたヤチェホットクもあり、バリエーションが豊富です。
市場で食べ歩き!ローカルグルメ体験
地元の市場は、観光客にとっては、現地の食文化に気軽に触れられる観光スポットです。
広蔵市場(クァンジャンシジャン)には、ピンデトク、麻薬キンパなど、この市場ならではの名物があります。
明洞(ミョンドン)の街には、屋台の種類が特に豊富です。
トッポッキやおでんのほか、SNS映えするグルメも楽しめます。
「チメク」を体験!韓国チキン&ビール文化について
韓国人が大好きな「チキン」とビールの組み合わせの「チメク」は、韓国の食文化を象徴するものです。
ここでは、種類豊富なチキンと、韓国ならではの楽しみ方を解説します。
国民的食べ合わせ「チメク」とは?
チメク(치맥)は、チキンとメクチュ(ビール)を合わせて作られた言葉です。
韓国人にとって国民的な食べ合わせで、ドラマや映画でも良く目にします。
チキンは、1970年代から出始め、フライドチキン専門店が増加しました。
1990年代以降には、ビールの消費量の増加と共に「チメク」が食文化として定着し、日常のあらゆる場面で楽しまれています。
定番の味からユニークな味まで!種類豊富な韓国チキン
韓国チキンは、定番のフライドチキンから、甘辛いソースで味付けしたヤンニョムチキン、醤油ベースのカンジャンチキンなどがあります。
チキンは、衣がサクサクで、ネギやチーズなどがトッピングされたユニークなメニューもあります。
ソウルの街には、チキン専門店が数多くあり、ブランドによって肉の食感や揚げ方に違いがあります。
かわいくて美味しい!最新スイーツ&カフェ情報
韓国のカフェは、斬新なスイーツとおしゃれな店内で常にトレンドの発信地になっています。
ここでは、かわいくて美味しい、SNS映えする最新の韓国スイーツをご紹介します。
新定番!「クロッフル」と「マカロン」
クロッフルは、クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼いたスイーツです。
外はサクサク、中はもちもちとした食感で、生クリームやアイスクリームをトッピングして食べます。
トゥンカロンは、韓国で独自に進化した、分厚い見た目が特徴のマカロンで、「トゥントゥン(太っちょ)」とマカロンを合わせて命名されました。
味や見た目のバリエーションが豊富です。
韓国発のユニークなスイーツ&ドリンク
タルゴナコーヒーは、カルメ焼きのようなダルゴナのクリームを牛乳にのせたドリンクで、韓国ドラマがきっかけで世界的に流行しました。
韓国風のかき氷「ピンス」は、牛乳を凍らせたふわふわな氷が特徴で、きな粉とあんこの「インジョルミ」やマンゴー、いちごなどが人気です。
韓国スタイルのカフェでは、よもぎ、かぼちゃなど伝統的な食材をアレンジした独自のスイーツやドリンクも楽しめます。
テーマ別おしゃれカフェ巡り
ソウルでも、明洞や韓屋が並ぶ益善洞(イクソンドン)などは、おしゃれなカフェが集まるエリアです。
韓屋をリノベーションしたカフェ、キャラクターをテーマにしたカフェ、アートな空間を演出した店など、ユニークなテーマのカフェが多くあります。
1日で満喫できる!韓国食べ歩きモデルプラン
ここでは、朝から夜まで、定番料理と最新スイーツを観光と組み合わせ、韓国グルメを効率よく満喫するための1日のモデルプランをご紹介します。
午前中:朝食と軽めの散策
朝食は、ソルロンタンやアワビ粥などのスープ、粥料理で、胃に優しい食事から始めるのがおすすめです。
散策は、明洞や景福宮周辺の伝統的な街を軽く散策し、カフェでドリンクやスイーツを楽しみます。
昼食:市場や定番の人気店でグルメを満喫
昼食は、 広蔵市場などでB級グルメの食べ歩きをしたり、観光客に人気の定番人気店でビビンバやチヂミ、カルグクスなどのメイン料理を楽しみます。
午後の観光に向け、午前の散策エリアに近いエリアの市場や食堂を選ぶと効率的に移動できます。
夕方~夜:焼肉とシメの夜食
夕食は、定番のサムギョプサルやカルビを人気店で満喫します。
シメとして、夜は宿泊先に戻る前に、チメクや屋台のトッポッキやおでんなどを軽く楽しみます。
場所は、弘大や江南などの賑わっているエリアを選ぶと夜も楽しめます。
まとめ
韓国グルメは、焼肉やキムチといった定番料理だけでなく、チメクやユニークなカフェ、スイーツといった多様な食文化が魅力です。
今回の記事で紹介した韓国料理と食文化の情報を参考に、自分だけの韓国食べ歩きプランを立ててみてください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。