南アフリカ「ケープタウン」観光ガイド!治安情報・観光スポット・ワイナリー情報まで【徹底解説】

ケープタウン、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

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そんな風に感じている方も多いかもしれませんね。

ケープタウンは、雄大なテーブルマウンテンや歴史ある喜望峰といった絶景スポットに加えて、本格的なワイナリー体験も満喫できる素敵な観光地です。

事前に基本情報をチェックしておけば、安心して旅行を楽しめるでしょう。

この記事では、南アフリカが初めての方に向けて、治安の注意点や見逃せない観光スポット、おすすめのワイナリー巡りまで分かりやすくご紹介していきます。

素敵なケープタウン旅行の参考にしてもらえたら嬉しいです。

ケープタウンの基本情報

ケープタウンは南アフリカの立法首都として知られ、アフリカ大陸最南西端に位置する美しい港町です。

初めて訪れる方にとって、どんな場所なのか気になるところですよね。

まずは基本的な地理や気候、日本からの行き方などを一緒に見ていきましょう。

ケープタウンの概要・地理

ケープタウンは南アフリカ共和国の西ケープ州にある、人口460万人ほどの大きな都市です。

アフリカ大陸の最南西端に位置し、大西洋とインド洋が出会う美しいケープ半島にあります。

街の象徴でもあるテーブルマウンテン

その麓に広がる市内中心部は、雄大な自然と現代的な都市機能がうまく調和している点が魅力的です。

1652年にオランダ東インド会社の補給基地として誕生した歴史ある街で、現在は南アフリカの立法首都としても機能しています。

多様な文化が混ざり合う国際的な観光都市として、世界中から多くの旅行者が訪れる場所となっています。

気候とベストシーズン

ケープタウンは南半球にあるため、日本とは季節が真逆になります。

観光のベストシーズンは10月から4月の夏の時期

この時期は気温が20〜26度と過ごしやすく、雨も少ないので屋外での観光やビーチ遊びを心ゆくまで楽しめるでしょう。

特に12月から2月は一年で最も暖かく、テーブルマウンテンからの眺めも格別の美しさ。

初めてケープタウンを訪れる方には、この時期がおすすめですね。

一方、5月から9月の冬の時期は気温が7〜18度まで下がり、雨の日も増えてきます。

ただし、この季節は涼しい気候でワインテイスティングがしやすく、収穫後の新しいワインも味わえるため、ワイナリー巡りにはぴったりです。

日本からのアクセス方法

日本からケープタウンまでは直行便がないため、経由地での乗り継ぎが必要になります。

主なルートは、シンガポール航空でシンガポール経由、エミレーツ航空でドバイ経由、カタール航空でドーハ経由の3つ。

総移動時間は20時間から24時間ほどです。

航空券の料金は時期によって大きく変わり、エコノミークラスで往復15万円から30万円が目安となっています。

日本の冬(12月〜2月)はケープタウンの観光シーズンにあたるため航空券が高くなりがちですが、日本の夏(6月〜8月)なら比較的お得に購入できることが多いです。

ケープタウン国際空港から市内中心部までは、車でだいたい30分の距離にあります。

ケープタウンの治安情報

ケープタウンを安全に楽しむためには、現地の治安状況を事前に把握しておくことが大切です。

ここでは現在の治安状況や気を付けたいエリア、万が一の時の対処法について詳しくご紹介していきます。

現在の治安状況と注意点

ケープタウンは外務省から危険情報レベル1(十分注意してください)に指定されている地域です。

美しい景色で人気の観光地ですが、窃盗や詐欺、車上狙いといった犯罪が発生しやすい環境でもあります。

特に気をつけたいのが「スマッシュ・アンド・グラブ」という手口。

信号待ちや渋滞中に車の窓ガラスを割られ、車内のバッグなどを盗まれる事件が起きています。

そんな被害を避けるためにも、貴重品は人目につかない場所に保管し、夜間の一人歩きは控えましょう

人通りの少ない路地への立ち入りも避けた方が安心です。

危険なエリアと避けるべき場所

ケープタウンには観光客が避けた方がよいエリアがいくつかあります。

最も注意が必要なのは、タウンシップと呼ばれる低所得者居住区

現地の人でも立ち入らない地域です。

ケープタウン駅周辺や市街中心地も週末は人通りが少なくなり、危険度が上がってしまいます。

一方で、V&Aウォーターフロントやシーポイント、グリーンポイントなどの観光エリアは比較的安全とされています。

レンタカーを利用する場合は、渋滞回避ルートで危険地域を通る可能性もあるため、主要道路を選ぶのがおすすめ。

どのエリアでも夜間の徒歩移動は避けて、Uberなどの配車サービスを活用しましょう。

緊急時の連絡先と対処法

旅行中に何かトラブルが起きた時のために、以下の緊急連絡先をスマホに保存しておきましょう。

緊急事態 電話番号
警察 10111
救急・消防 10177
携帯電話からの緊急通報 112
在ケープタウン領事事務所 021-425-1695
在南アフリカ日本国大使館 012-452-1500

日本人専用の連絡先は、夜間や休日でも音声ガイダンスに従えば日本人スタッフと話すことができます。

もし犯罪に巻き込まれてしまったら、まずは警察に被害届を提出してください。

パスポート紛失の場合は、まず警察で紛失証明書を取得し、その後、領事事務所で再発行手続きを行います。

事前に連絡先を確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

ケープタウンの観光スポット

ケープタウンには世界的に有名な観光スポットがたくさん点在しており、雄大な自然から歴史ある名所まで幅広い魅力が詰まっています。

特におすすめしたいのが、テーブルマウンテンや喜望峰、ペンギンに会えるボルダーズビーチなど5つのスポットです。

それぞれの見どころを詳しくご紹介していきましょう。

必見スポット①テーブルマウンテン

ケープタウンに来たら必ず訪れたいのが「テーブルマウンテン」。

まるでテーブルのように平らな山頂が印象的で、標高1,086メートルの高さからケープタウンの街を見守っています。

山頂へはロープウェイで5分ほどで到着でき、そこから眺める360度の大パノラマは圧巻!

ケープタウンの街並みから大西洋の青い海、遠くの山々まで一度に見渡せるでしょう。

ロープウェイの運行時間は季節によって変わるので、出発前に公式サイトをチェックしておくと安心です。

強風や雨の日は運休することもあるため、天気の良い日を狙って訪れることをおすすめします。

必見スポット②喜望峰とケープ半島ドライブ

アフリカ大陸の最南西端にある「喜望峰」は、ケープタウンから日帰りで楽しめる人気の観光地です。

ここでは大西洋とインド洋が出会う壮大な景色を眺めることができます。

ケープタウンから車で1時間半ほどかけて向かう道中も見どころのひとつ。

美しい海岸線を走るケープ半島ドライブでは、途中で野生のダチョウやヒヒに出会えるかもしれません。

まさに自然の宝庫ですね。

喜望峰自然保護区内のケープポイントでは、灯台まで歩いて登ることもできます。

駐車場から徒歩で向かうか、ケーブルカーを利用すれば、より高い場所から絶景を満喫できるでしょう。

レンタカーでのドライブも楽しいですが、安心して観光を楽しみたいという方は、現地ツアーに参加するのもおすすめです。

必見スポット③ボルダーズビーチ

野生のアフリカペンギン(別名:ケープペンギン)を間近で観察できる「ボルダーズビーチ」は、サイモンズタウンにある人気スポットです。

ケープタウン中心部から車で30分ほどでアクセスできます。

このビーチには1,000羽を超えるアフリカペンギンが暮らしており、専用の遊歩道から安全に観察することが可能。

人懐っこいケープペンギンたち。

泳いだり巣作りをしたりする愛らしい姿を写真に収められるでしょう。

特に繁殖期の11月から2月にかけては、小さなヒナの姿も見ることができて感動的です。

電車でのアクセスも便利なので、気軽に訪れてみてくださいね。

必見スポット④カーステンボッシュ植物園

テーブルマウンテンの麓に広がる「カーステンボッシュ植物園」は、世界遺産にも登録された美しい植物園です。

園内には南アフリカでしか見られない珍しい植物が7,000種類以上も植えられています。

特に南アフリカの国花でもあるプロテアは、色とりどりの花を咲かせて訪れる人を魅了してくれます。

園内のカフェでひと休みしながら、ゆっくりと散策を楽しむのも良いですね。

高さ12メートルの樹上を歩けるキャノピーウォークウェイからは、植物園全体とテーブルマウンテンの絶景を一度に楽しめます。

必見スポット⑤ロベン島

南アフリカの歴史を深く知りたい方におすすめなのが「ロベン島」です。

ここは、ネルソン・マンデラ元大統領が18年間収監されていた元政治犯監獄で、現在は世界遺産として博物館になっています。

島内のガイドツアーでは、実際に収監されていた元囚人の方が案内してくれることもあり、当時の厳しい生活について生の声を聞けるでしょう。

V&Aウォーターフロントからフェリーで30分ほどの距離にあり、所要時間は半日程度となります。

観光シーズンは特に混雑するため、予約は忘れずに

アパルトヘイト時代の現実を肌で感じられる、とても意味深い場所です。

知る人ぞ知る!穴場観光スポット

有名な観光地以外にも、ケープタウンには地元の人が愛する隠れた名所が点在しています。

美しい展望スポットや歴史ある文化地区、野生動物と出会えるエリアなど、それぞれ違った魅力を持っています。

こうした穴場スポットは、観光客が少ない分、ゆったりとケープタウンらしい特別な時間を過ごせるでしょう。

おすすめの穴場スポットを5つご紹介します。

穴場スポット①シグナルヒル

シグナルヒルは、ライオンズヘッドの隣にある標高350メートルの小さな丘です。

ケープタウン市内から車で簡単にアクセスでき、ハイキングしなくても頂上まで行けるのが嬉しいポイント。

頂上からは360度の絶景が広がり、テーブルマウンテンや街並み、大西洋まで一望できます。

特に夕日の時間帯は格別の美しさ

地元の人たちにも週末のピクニックスポットとして愛されています。

ただし、夕日の時間に合わせて向かうと一本道が渋滞するため、日没の1時間前には到着しておくのがおすすめです。

穴場スポット②チャップマンズピーク

チャップマンズピークドライブは、ホウトベイとヌードフックを結ぶ9キロの海岸道路です。

標高600メートルの断崖絶壁に沿って作られており、眼下に広がる大西洋の絶景が楽しめます。

地元の人たちから「チャッピー」の愛称で親しまれているこの道路。

停車スポットからは、運が良ければクジラやイルカが泳ぐ姿を見ることもできます。

世界中の映画やCMのロケ地としても使われるほど美しい景色が魅力で、メルセデス・ベンツのコマーシャル撮影でも話題になりました。

急なカーブや坂道が続くので運転には注意が必要ですが、その分素晴らしい景色に出会えるでしょう。

穴場スポット③ドイカー島

ドイカー島は、ホウトベイの沖合にある小さな岩の島で、ケープオットセイたちの楽園として知られています。

島全体に約5,000頭のオットセイが暮らしており、岩の上でのんびり日光浴を楽しんだり、冷たい海で元気に泳ぎ回る姿を観察できます。

ホウトベイの港からは、ボートで20分ほど

島への上陸はできませんが、船上から間近でオットセイたちの愛らしい日常を眺めることができます。

「海の犬」と呼ばれるだけあって、人懐っこそうな表情や仕草がとても可愛らしく、きっと心癒される時間になるでしょう。

穴場スポット④アクイラ私営保護区

ケープタウンから車で2時間ほどの場所にあるアクイラ私営保護区は、アフリカのビッグ5と呼ばれる野生動物たちに出会える人気のサファリスポットです。

ライオンやゾウ、サイなどの迫力ある姿を4WDのサファリカーから間近で観察できるのが魅力です。

保護区内には温泉付きの宿泊施設やレストラン、スパなどが揃っているため、ゆったりとリゾート気分で過ごせます。

日帰りの半日ツアーから宿泊プランまで、旅行スタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイント。

野生動物保護についても学べるので、自然の大切さを実感できる貴重な体験ができるでしょう。

穴場スポット⑤ボカープ地区

ケープタウン市街地から歩いて行ける距離にある、世界でも珍しいカラフルな住宅街

それがボカープ地区です。

色とりどりのかわいらしい家々が立ち並ぶ光景は、まるでおとぎ話の世界のようで、写真撮影スポットとしても人気を集めています。

この美しい街並みには深い歴史があります。

1760年代、マレーシアやインドネシアから連れてこられた人々が住み始めたこの地区では、当初すべての家が白く塗られていました。

しかし後に住民たちが家を購入できるようになった際、自由の象徴として明るい色に塗り替えたのが現在の姿の始まりです。

現在も地元の方々が暮らしているため、見学の際は静かに歩くなどマナーを守って楽しみましょう。

ワイナリー巡りもおすすめ!「ケープワインランド」について

ケープタウンを訪れたら、世界的に有名な「ケープワインランド」でのワイナリー巡りがおすすめです。

市内から車で1時間ほどの美しいワイン産地には、それぞれ違った魅力を持つエリアが点在しています。

ここではケープワインランドの魅力や各ワイナリーの特徴について見ていきましょう。

ケープワインランドの魅力

ケープワインランドは、美しい景色と一緒に世界トップクラスのワインが味わえる素敵な場所です。

南半球にあるため、2月から4月が収穫シーズンとなり、この時期には黄金色に染まったブドウ畑の絶景が楽しめます。

一年中温暖な地中海性気候で、ワイン作りにぴったりの環境。

手頃な価格のものから世界的に有名な高級ワインまで、様々な種類を試すことができるでしょう。

ワイナリーの多くでは無料や格安でテイスティングが体験でき、初心者の方でも気軽にワインの世界に触れられます。

美味しいワインと共に過ごす贅沢な時間をぜひ満喫してみてください。

ステレンボッシュ地区のワイナリー

ケープタウンから車で50分ほどのステレンボッシュは、南アフリカワイン発祥の地として300年以上の歴史を誇る伝統的なワイン産地です。

大学町として発展したこの街には、オランダ植民地時代の美しい建築が今でも残っています。

ボッシェンダル」や「スピアー」といった老舗ワイナリーでは、広々とした敷地でピクニックを楽しみながらワインテイスティングが可能。

力強い味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンやピノタージュなどの赤ワインが特に評判です。

街の中心部にはおしゃれなカフェやレストランも充実しているため、ワイナリー巡りと一緒に街歩きも満喫できるでしょう。

フランシュフック地区のワイナリー

17世紀にフランス系移民が築いたフランシュフック地区は、「美食の首都」として世界的に知られています。

山々に囲まれた美しい景観も魅力のひとつ。

伝統的なフランス式ワイン造りが受け継がれており、特にシャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった白ワインの評価が高いです。

ラ・モット」や「ボッシェンダル・フランシュフック」などの名門ワイナリーでは、ミシュランレベルのレストランでワインペアリングディナーを楽しめるでしょう。

ケープタウン国際空港から車で1時間15分ほどでアクセスできます。

フランシュフック・ワイン・トラムを利用すれば、複数のワイナリーを効率よく巡れます。

おすすめワイナリー厳選3選

ケープワインランドで特に訪れてほしいワイナリーを3つピックアップしました。

どこも歴史と個性にあふれた魅力的なスポットです。

ワイナリー名 特徴 おすすめポイント
ボッシェンダル 1685年創業の老舗 美しい庭園でピクニックランチが楽しめる
ラ・モット フランシュフック地区の高級ワイナリー 山々を眺めながらプレミアムワインを堪能できる
グルート・コンスタンシア 南アフリカ最古のワイン農園 ナポレオンも愛した伝説のデザートワインを味わえる

どのワイナリーもケープタウンから車で1時間以内

日帰りツアーにも含まれているので、初めての方でも気軽に参加できるでしょう。

まとめ

この記事では、ケープタウンの基本情報から治安対策、必見観光スポット、穴場スポット、そしてワイナリー巡りまで幅広く解説してきました。

ケープタウンは、テーブルマウンテンや喜望峰といった雄大な自然景観と、世界中から愛されるワイナリーが満喫できる南アフリカでも人気の観光地です。

治安面での注意点をきちんと理解して、しっかりと対策を心がければ、安全で心に残る旅になることでしょう。

この記事を参考に、ぜひ充実したケープタウン観光を計画してみてくださいね!