
海外旅行で気になる、パスポートやクレジットカード、現金などの貴重品を安全に持ち運ぶ方法。スリなどの盗難やスキミングといった被害から貴重品を守るために、セキュリティポーチがおすすめです。
「セキュリティポーチで本当に貴重品を守れるの?」
「セキュリティポーチはどのような種類がある?」
など初めてセキュリティポーチを検討中の人のために、よくある疑問を解決します。
セキュリティポーチのタイプ別に、おすすめの特徴と効果的な使い方について丁寧に解説していきます。ぜひ参考にして頂き、海外旅行での防犯対策を万全にし、安心して旅を楽しんでください。
- 海外旅行でセキュリティポーチは必要か
- セキュリティポーチの種類と特徴
- おすすめセキュリティポーチのタイプを紹介
- セキュリティポーチの効果的な使い方
- セキュリティポーチ以外の防犯対策も知っておこう
- まとめ
海外旅行でセキュリティポーチは必要か
セキュリティポーチは、貴重品を入れることを目的に作られたポーチです。
一般的なポーチに比べて軽量で、服の下に身に着けても違和感がないくらい薄型設計であるのが特徴です。体にぴったり密着させて着用することで、持っているのに気づかれにくく、ひったくりやスリに合うリスクを軽減できます。海外旅行においてセキュリティポーチは、安心感が格段に増す有効な防犯アイテムです。
後でも詳しく解説しますが、セキュリティポーチは通常のバッグにはない、次のような役割があります。
1.ひったくりやスリ対策
2.スキミング防止(RFIDブロック)
3.貴重品の分散管理
セキュリティポーチの種類と特徴

セキュリティポーチには体のどこに身につけるかによって、いくつか種類があります。
主な種類は、ウエストにつける「ウエストポーチ型」と、首下げタイプの「ネックポーチ型」です。
他には足首に巻き付けるレッグポーチや、腹巻のように体に巻き付けるタイプのインナーポーチもあります。
ここではより一般的で使いやすい「ウエストポーチ型」と「ネックポーチ型」の2種類について、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
ウエストポーチ型
貴重品を持っていることを外から分かりにくくしたい場合や、荷物を気にせず歩き回りたい場合は、腰回りに密着させられるウエストポーチ型がおすすめです。
ネックポーチ型
首からポーチを下げて、服の下に隠して使用します。斜めがけのカバンのように持つことも可能です。
ウエストポーチ型、ネックポーチ型いずれも、基本的には服の下に装着するインナー型セキュリティポーチの仲間です。
ポーチ部分は非常に薄く、上から服を着ることで貴重品を隠すことが目的です。たとえ持っていることが分かったとしても、体に近い場所につけていれば簡単に外せないので、スリやひったくりの被害から守る役割も果たしてくれます。
おすすめセキュリティポーチのタイプを紹介
主なセキュリティポーチのタイプとして、「ウエストポーチ型」と「ネックポーチ型」をご紹介しました。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、重視したい機能を検討して、自分の旅行スタイルに合ったものを選んでください。
ここからはセキュリティポーチのあると良い機能や、おすすめのタイプをお伝えします。
スキミング防止(RFIDブロック)機能
クレジットカードなどの情報を不正に盗み取り、それをもとに偽造カードを作って悪用する「スキミング」犯罪が増加しています。
海外でも、スキミングには常に注意が必要です。
セキュリティが脆弱なお店やATMでカードを利用すると、スキミング装置が仕掛けられている場合があります。
スキミング装置を利用するとカードに触れることなく、特殊な電波を使って非接触で情報を抜き取れてしまいます。
カードは手元に残っているのに、情報だけが盗まれる。
瞬時に犯罪に気づけないことが、スキミングの恐ろしさです。
スキミング防止機能が備わったポーチであれば、スキミング装置が発する微弱なRFID信号という電波を遮断できます。
それによって、中に入っているカードやパスポートのICチップ情報が、非接触型スキミングにあうリスクを軽減できます。
薄型で軽量
セキュリティポーチは、薄型であればあるほど服の下に着用しても目立ちにくく、旅行中に長時間持ち歩いても快適です。
逆に厚みがあると服の下に隠すのが難しくなり、セキュリティポーチのメリットが損なわれてしまいます。
より薄型で体に密着させて利用したい人には、ウエストポーチ型のセキュリティポーチがおすすめです。
ワンピースやスカートをよく着用する女性であれば、レギンスの下や太もも周りに装着できる「レッグポーチ型」もあります。
装着時にも貴重品の出し入れをしたい場合は、首下げタイプであれば、ワンピースでも首元から取り出せるのでおすすめです。
素材
パスポートやクレジットカードに使われているICチップは、多少水に濡れてもしっかり乾かせば問題ない素材でできています。
一方でパスポートの紙ページ部分や、現金が濡れると困るので、念のため防水性や撥水性のあるポーチを選ぶと安心です。
東南アジア諸国では、急なスコールが降る時季があるので、急な雨で服が濡れてしまうかもしれません。
セキュリティポーチはずっと体に着けているので、汗で濡れてしまうという可能性もあります。
撥水性に加えて、通気性の良い素材や体にあたる部分がメッシュになっている商品も検討すると良いでしょう。
さらに犯罪防止の観点からは、破れや引き裂きに強いナイロンかポリエステル製の素材がおすすめです。
ポケットの数
セキュリティポーチの内部にポケットが多いと、パスポート、現金、カード類などを分けて収納できて便利です。一般的にウエストポーチ型のほうが、首下げのネックポーチ型よりも容量が多く、収納スペースが広い特徴があります。
セキュリティポーチを選ぶ際には、入れたいものがしっかり入るか、中の収納部分も確認しましょう。
セキュリティポーチの効果的な使い方
セキュリティポーチを効果的に使うために、必要なポイントを解説します。
セキュリティポーチの最大の目的ともいえる、貴重品を隠すことと分散することです。
この2つのポイントは海外旅行での貴重品管理において、重要な基本の考え方です。
貴重品を隠す
セキュリティポーチはその名にもある通り、スリや盗難から守るセキュリティ対策が大きな役割です。薄型で体にフィットするように着用して、貴重品を持っていると分からなくすることが、最も効果的な防犯対策です。
一度貴重品を入れたら、人前では頻繁に出し入れしないことも大事なポイントです。
パスポートは、空港やホテルで利用する頻度が高く、提示するためにどうしても出し入れが必要になります。
セキュリティポーチから出すときは周りに注意をしながら、できるだけ素早くスムーズに行いましょう。
貴重品を分散する
セキュリティポーチは、予備のクレジットカードや緊急用現金を入れる「金庫」のような役割です。
日常の支払いで使う少額の現金やメインのクレジットカードはセキュリティポーチには入れず、別の財布に入れて管理することをおすすめします。
貴重品を分散して持つことで、万が一スリや盗難にあった場合も、すべての貴重品を同時になくしてしまうリスクを軽減できます。
セキュリティポーチ以外の防犯対策も知っておこう
セキュリティポーチの利用に加えて、その他の防犯対策を知っておくことで、海外旅行をより安全で快適なものにできます。
セキュリティポーチなどの便利グッズを活用するのも良いですが、まずは防犯に対する意識や行動から改めて確認をしていきましょう。
財布とバッグの持ち方
セキュリティ対策の観点から海外旅行にブランド品の高価な財布やバッグを持ち歩くのは、おすすめしません。財布やバッグそのものに価値があるとみなされ、ひったくりやスリのターゲットにされてしまいます。
財布は普段使いの小銭を入れるものを1つと、予備の現金やクレジットカードを入れるものを別々に用意しましょう。最低2つ以上に分けて持つようにしてください。盗難にあった場合でも全財産を一度になくすという、最悪の事態を避けられます。
人混みを歩く際にはバッグから目を離さず、リュックやショルダーバッグは背中側ではなくお腹側につけて、見える位置で抱えるように持ちましょう。
スマホなど貴重品の管理の仕方
残念ながら、スマホやデジカメはセキュリティポーチに入れるのが難しいです。持ち歩く場合は、ストラップをつけて首から下げるのがおすすめです。ひもがついていれば、手に持っているときにひったくられたり、ポケットに入れているときにスリにあったりといったリスクを回避できます。
安全な日本では全く気にしない人も多いかもしれませんが、レストランなどの飲食店でスマホを触りながら、無造作にテーブルに置く行為も非常に危険です。手から離した瞬間、さっと持っていかれるケースが実際に発生しています。使わないときは必ずバッグの中にしまうか、首からかけて常に手放さないよう管理しましょう。
周囲への警戒心を持つ
プロのひったくりは、あらゆる手口でターゲットに近づきます。わざと目の前で物を落として拾っているすきに、飲み物をこぼすふりをして体に近づいたときに。非常に巧妙で、取られてもしばらく気づかない場合も多々あります。
海外旅行中は見知らぬ人の声掛けに十分に注意して、すきを見せない警戒心を持つ心がけが必要です。
まとめ
海外旅行での貴重品管理に便利な、セキュリティポーチについて特集しました。
セキュリティポーチの役割は、まず貴重品を守ることです。
頻繁に出し入れする普段使いのバッグとは別で、服の下に隠して持つ「金庫」のような存在として上手く利用しましょう。
セキュリティポーチは基本的に体に密着させて着用しますが、主に腰に巻く「ウエストポーチ型」と首から下げる「ネックポーチ型」があります。ご紹介したそれぞれの特徴を活かして、自分が使いやすいタイプを探してみてください。
セキュリティポーチを持っていれば、絶対に安全というわけではありません。海外では日本にいるとき以上に警戒心をもって、自分の荷物を管理する意識を忘れないでください。
①経歴
中学2年生の時に初めてカナダのバンクーバーでホームステイを経験。もっと英語が話せるようになりたい!と思い独学で勉強を続けました。
大学で米シアトルの大学へ留学が、初めて長期間英語圏で生活をした経験です。
帰国後も留学生との交流に積極的に参加しました。
母になってからは子どもと「おうち英語」を実践して、ゆる~く普段から英語を使うように意識しています。
②資格
・英検準一級
・総合旅行業務取扱管理者
③留学経験
・ワシントン大学(米シアトル)に9か月間
④海外渡航経験
大学生の時に、NGO学生ボランティアとしてフィリピンのマニラへ
毎年長期休暇に訪れていました。
大学院の時にインターンシップでベトナム、ホーチミンに3か月滞在
卒業後、日系コンサルティング会社から再度ホーチミンに赴任。
1年ほど現地にて現地法人営業などを担当していました。
その他海外旅行で訪れたのは13ヵ国以上。
⑤自己紹介
1番好きな国は長く滞在していたベトナム、そしてフィリピンです。
東南アジアの食文化や雰囲気が大好きです。
海外渡航専門の旅行会社で手配業務を担当していることもあり、海外旅行の計画を立てることが趣味です。
興味のある分野
・海外渡航、海外移住、海外出張
・幼児教育、子育て情報
・言語教育(英語、日本語)
・訪日外国人受け入れ事業(観光・技術実習生など)